週刊マット界舞台裏’10年7月29日号 2010-07-23 12:422017-02-21 10:57 井上譲二:週刊ファイト元編集長, 現在欠番中 ツイート 佐藤正行氏が6年ぶりに『週刊プロレス』編集長に復帰して、はや1カ月。かつて『週刊ゴング』編集長として、佐藤氏と雑誌の部数を競い合った金沢克彦氏は「ノアから取材拒否を受けるぐらい大胆かつ厳しい文章を書いてもいいんじゃないか? マット界を活性化させるためにも大暴れしてほしい」とエールを送っているが、現時点で佐藤編集長が担当する週プロの巻頭は波風が立たない記事内容。パンチを欠くことは否めない。 一方、『週刊ファイト』元編集長・井上譲二氏は「もし『ファイト』が存続していたら、いまの時期、巻頭はこれしかない!」と言い放った。8月に両国国技館を舞台に繰り広げられる新日本プロレス、WWE、全日本プロレスの三つドモエの興行戦争である。 恐らく週プロでは各大会の見どころを分かりやすく紹介すると思われるが、『マット界舞台裏』ではそんな生温い企画はしない。ズバリこの8月の両国で繰り広げられる三つドモエの興行戦争を制するのはどこか? その反面、負け組はどこかもズバリ予想する! 発売から1カ月が経過してもアマゾンのプロレス部門(7月22日)で3位にランクされるほど好調な売れ行きを維持している「『金権編集長』ザンケ録」(宝島社)。著者であるターザン山本氏がジャイアント馬場夫妻から数回にわたって多額の現金をもらっていたというくだりが1番衝撃的だったが、これだけ自らの恥部をさらけ出すT・山本氏とは一体どんな人間なのか? T・山本氏が編集長を務めていた頃の週プロを読んでいたプロレスファンも、読んでいなかったプロレスファンも、T・山本という人間はまるで欠点だらけの人間だと思っているだろう。 また、一部で「『金権編集長』ザンケ録の内容からしてベースボール・マガジン社へのリベンジでは?」という見方も出ている。そこで30年来の友人である井上譲二氏にT・山本氏の“本質”を書いてもらった! 「おや?」と思う指摘が意外と納得させられる。 プロレス復興という大目標を掲げて結成された藤波辰爾、長州力、初代タイガーマスクの“金8トリオ”。さすがに抜群の知名度を誇る3人だけに、なかなかの人気を博しているようだが、何とこの人気トリオが解散の危機に陥っているという! その背景には“金8トリオ”を興行のウリにして目算が狂ったドラディションの失速があるが、長州や初代タイガーが彼らなりにプロレス活動を続けているのに対し、藤波の活躍があまりにも目立っていない。ハッキリ言って藤波はプロレスからフェードアウトしかけている! 来年、プロレス・デビュー40周年を迎えるドラゴン藤波に、一体何が起きているのか? 気になる藤波の周辺を探ってみた。 21日、東京第4検察審査会が仰天の議決を勧告。編集部締切の22日には各週刊誌の追跡取材が追随。プロレスラー橋本友彦らを巻き込んだ民主党の横峯良郎参院議員の恐喝事件への関与を厳しく指摘したニュースが飛び込んできた。 しかも、ちょうど一年前の『マット界舞台裏』には、あらゆる週刊誌や実話誌を含めて、世界でもっとも詳しくこの事件の詳細を報道したルポタージュが掲載してある。なんたる偶然なのだろうか! もっとも『マット界舞台裏アーカイブス2009』では、井上譲二元週刊ファイト編集長の記事に限定するお約束があるので、今回取り上げるのはのIGF設立以来、アントニオ猪木の片腕として奮闘してきた廣瀬拓氏がIGFを退社したスクープを取り上げている。10年7月08日号で猪木のデビュー50周年記念『闘魂トークLIVE50』が完全に企画倒れに終わっていることをスッパ抜いたばかりだが、いま1年前の記事を読み返すとかなり興味深いことになっている。 今号のファイト!ミルホンネット編集部担当ページは、盛りだくさんの内容で全74ページもある超お買い得号になった。ミルホンネットからの「暑中お見舞い申し上げます」というボーナス仕様である。 巻頭は、中国の投資銀行がFEGと戦略的パートナーシップを結んだ件を徹底追及。無料で読める散文記事との違いを確かめて欲しい。 海外情報局には、そのFEGが打倒目標に掲げたUFCの話題からオーストラリアのImpact FCまで、かゆいところに手が届く。また、WWEはマニアに大絶賛だった新PPV大会『Money in the Bank』から、真夏の祭典『サマースラム』に向けての流れを噛み砕く。もちろん、毎度おなじみの混乱を続けるTNAの舞台裏もお楽しみいただけるだろう。ECW復活路線でまたもお騒がせなのだ。 新木場までタイムリミットが近づくSTYLE-E劇場では、田村和宏が"日本一熱い男"大谷晋二郎と対戦することになる発表の詳細ドキュメントが、完全誌上再現により、まるでその場にいたように思わせてくれる。もちろん、第一試合から全試合をフォローしてあり、これだけみっちりとしたレポートが手に入るのはミルホンネットだけだ。 EAGLEプロレスの人間ドラマの濃さに至っては、もう購入されてじっくり読んでいただくしか説明できない。この日、吉田和則の2本のベルト、日本インディペンデントクルーザー級とアメリカスクルーザー級の二冠がGENTAROに流出する。しかし、体をはって吉田が守らなければなかったのは・・・。 第一試合には「666提供マッチ」で乞食とTHE101が参戦。"豊満HGカップ美女レスラー"のキラ☆アンが、アップルみゆきに挑んだカード他、ぎっしりと大会の全容が詰め込まれている。 バックナンバーも売上急上昇! この機会に是非ダウンロードしてお読みください。 <今週の見出し> ▼新日プロ、WWE、全日プロ 8月の両国三つドモエ興行戦争を制するのは… ▼売れ行き好調の暴露本はベーマガへのリベンジ? 友人が明かすT・山本の“本質” ▼“金8トリオ”解散の危機! 藤波がプロレスからフェードアウト!? <アーカイブス2009> ▼猪木の側近がIGFを去った理由は… <ファイト!ミルホンネット編集部> ▼どうなる日本の格闘技界 中国資本がFEG救済 text by タダシ☆タナカ ▼タブー満載企画<海外情報局vol.47> UFC相次いで注目カード発表 WWE新PPV絶賛サマースラム波乱 ・インディアナポリス初上陸、UFC 119ミアとノゲイラが生き残り対決 ・英国UFC120ビスピンvs.秋山正式決定 韓流キラー誕生なるか? ・Impact FC次大会はリオ開催もPフィリオ相変わらず奇行止まらず ・新PPV大会『WWE PPV Money in the Bank』+真夏の祭典への動き ・8・8PPV:TNAにECW軍結成〜黒幕は女帝ディクシー・カーター? ▼STYLE−E、新木場まで待った無し!! 7・17西調布格闘技アリーナ大会 「STYLE-Eフェスタ2010〜新木場への通信簿」 ▼EAGLEプロレスと栃木エンターテインメントの違い 7・18小山市文化センター小ホール大会 「より高く飛翔しても、飛び越えられない壁がある」 ▼<誰か教えてくれよ vol.13> 復刊して欲しいプロ格絶版本の電子化について ★合わせて読めばさらに楽しめる! ・『G1』に潮崎&丸藤を出すノアのメリットとデメリット ・三冠戦史上最悪の興行成績だった全日プロに苦言! ・なぜか『闘魂トークLIVE50』は大失敗!? ・記者と団体のゆちゃくや、レスラーの賭けごと事情に迫る問題作! ・ノアに関する気になるウワサに迫る! 発売告知 8月の両国で行われる三つ巴の興行戦争を分析します! 週刊マット界舞台裏'10年7月29日号商品コード inouejojiz185価格 280 円在庫切れウィッシュリストに追加する » 投稿ナビゲーション 8・12歌舞伎町スタンリークラブ~好評を受けて早くも山本”ヤマモ”雅俊の一日店長二回目が決定FEG白馬の騎士、STYLE-E通信簿、吉田和則2冠転落、WWE夏祭典~週刊マット界舞台裏7月29日号