週刊マット界舞台裏’10年7月22日号

【全75ページ特大号】新日本プロレスにとって、1年で最も人気のあるシリーズである『G1クライマックス』だが、20周年記念大会となる今年の前人気は上々のようだ。7・11後楽園大会で出場全選手、翌日には対戦カードが発表されて以来、昨年と比べものにならないくらい前売りチケットが伸びているという。本誌がとうの昔にスクープした通り、全日本プロレスを退団した小島聡の復帰はもちろんだが、やはりプロレスリング・ノアから丸藤正道&潮崎豪のトップ選手2人が出場することが話題になっている。
 ここにも“ノア効果”が表れており新日プロの商売上手さが評価されているが、ノアにもそれなりのメリットがなければ、連日トップ選手同士のシングルマッチが続く『G1』に丸藤と潮崎を出陣させない。元『週刊ファイト』編集長である井上譲二記者が調べたところ、さすがにノアもその辺はしたたかに“好条件”を要求しているようだが、そこには意外な落とし穴があることも分かってしまった!
 前号で「好調のように見えて決算は赤字! 新日プロがまたリストラを検討中!?」という記事を掲載したが、この記事の中で実は欠場が長引いている天山広吉(新日本プロレス)が“解雇”の危機にあることをお伝えした。
 するとこの『マット界舞台裏』が更新された翌日(7月10日)の東京スポーツの1面に「天山、引退危機」という仰天見出しが躍った! 解雇と引退の意味合いは全く違うが、天山が大ピンチに直面していることに変わりはない。また猛牛ファンにとって、これほど気掛かりな報道はないだろう。
 そこで東スポよりひとあし早くこのニュースを報じた『マット界舞台裏』としては、今週号で改めて天山の去就を占ってみた。天山は新日プロを解雇されてしまうのか? それとも引退してしまうのか? それとも・・・?
 今週の『マット界舞台裏アーカイブス2009』では、定期購読者の関心が高いと思われる『週刊ファイト』復刊の秘密会議を取り上げている。
 ゴング復刊騒動と違い、ファイト復刊の場合は会議に井上譲二元編集長と元『ファイト』記者のH氏も出席し、新大阪新聞社の榎本康人社長主導で、具体的に検討されたという。それだけになぜファイト復刊が実現しなかったのか、その理由を会議にも出席した元編集長自ら克明に明かしてくれている。これはかなり画期的なことだ。
 もはや井上記者にとって『週刊ファイト』は過去の遺物なのか? それとも今後、何かの機会があれば再び復刊が検討されることもあるのか?
 ファイトのファンはもちろん、落ち込む一方のプロレスマスコミ界にとっても、この話はファン、関係者必読の内容と言っていいだろう。
 今号のファイト!ミルホンネット編集部担当ページは、珍しくも格闘技の話題から。パンクラスが7月14日付で6月5日に行われた内山重行vs.滝田J太郎の裁定がノーコンテストに変更になった件を取り上げる。GRABAKA陣営からの提訴内容に対する回答文、さらには詳細な長文での「審判団の見解」が非常に示唆に富んでおり、過去の事例の検証もわかりやすい。これをそのまま全文収録することにした。思えば7月4日のディファ有明大会で、最初にリングサイドのカメラマンが気付いたことは、ロープも、さらにはロープを結ぶ紐も変えられていたことだった。この迅速な対応には拍手を送るべきだ。費用もかかることであるが、事故の再発防止こそが重要であるからだ。
 プロレスでは征木大智記者&音楽写真師BIG 板井のコンビが大暴れ!! 寝る時間があったのかと驚く入魂の3作品を提出してきた。編集部では、この3つ全部を単独の別冊ミルホンネットとして別途に発売することも検討したのだが、その3つに余り相関がないことから、意味のない組み合わせ企画は止めようとなり、すべてを一挙に舞台裏に収録することになった。はっきり言って、スーパー特大号仕様となる。
 独特な雰囲気を持つプロレスラー、格闘探偵団バトラーツ所属、矢野啓太は22歳。2007年7月にデビューを果たしてから3年の歳月が流れている。その独特のスタイルは各団体から注目を集め、出場団体数は数知れず。2008年度のネット・プロレス大賞では新人賞の栄誉にも輝いている。変幻自在のファイトスタイルで対戦相手を惑わし、隙あらば関節を極めて行く。だが彼の一番好きなスタイルはヨーロッパの「キャッチ」。関節を取られたら取り返し、またその繰り返しを延々と行うチェーンレスリング。リング外では「悪童」のイメージを持っている。特にアイスリボンファンには絶大なる(?)悪意を持たれているようで、さくらえみを「独裁者」と呼び付け狙ったり、エース松本都ら所属選手に何度もちょっかいを出している。果たして今大会は、いかなる波乱となったのか。この詳細レポートはマジに面白い。予備知識がなくても、大いに笑える傑作だ。イスをレフェリーに取り上げられた松本が思わず見せた表情は本篇でご確認下さい。

 若鷹ジェット信介プロデュース『ジェッツ1〜Road to HUSTLE〜』誌上レポートも大変に貴重だ。何しろ草間”CEO”が59歳7ヶ月でのハッスラー・デビュー戦である。また、この日の翌日、佐藤耕平を破り世界ヘビー級の新王者となったバンビ・キラーがまさか西調布に来るとは誰が予想しただろうか? 物怖じせずに真正面で立つ@UEXILEの神経も大したものだが、この大会の完全詳細が楽しめるのはミルホンネットだけである。ニセHGの復活だけが驚きではない。旧ハッスルのマッチメイク委員会では、絶対に上げてはいけない選手リストの筆頭だった、佐野直がリングを跨いでいるではないか! そしてもちろん、坂田”ハッスル”亘も登場するのだ。新生ハッスルのスピンオフ大会という触れ込みながら、この陣容こそが新生ハッスルの真髄であろう。このレポートは必読なのだ。
 さて、華名、紫雷美央、紫雷イオのファンの皆様、今号は豊富なカラー写真含めてマニアごっくんの必携号となりました。この3名を意味するトリプルテイルズの自主興行「けもの祭」のチケット販売に、驚きのコスチュームで登場した美女軍団。もちろん、独占インタビューも収録です。見逃せません!

バックナンバーも売上急上昇! この機会に是非ダウンロードしてお読みください。
<今週の見出し>
▼ノアが『G1クライマックス』に、丸藤&潮崎を出すメリットと落とし穴
▼本誌がスクープした天山の危機! 新日プロ解雇か? 引退か?
<アーカイブス2009>
▼井上元編集長がズバリ答える! 『週刊ファイト』復刊の可能性

<ファイト!ミルホンネット編集部>
▼パンクラス内山vs.滝田戦裁定がノーコンテストに(詳細見解)
▼タブー満載企画<海外情報局vol.46>
波乱の豪州K-1&IMPACT戦略裏 TNAドラゲーPPV勝者
・ジョシュ・バーネット快勝7・10豪州『Impact FC』の入場者数と戦略
・犬猿の仲ジョン・シナとシェーマスの共闘は本物?Nexus騒動が続く
・TNA PPV Victory Road若手プッシュ路線 ホーガン確信ボイコット
・神戸ワールド満杯だけじゃない!ドラゲー米国PPV大絶賛と比較
・テイシェイラ極真復活 伏兵ベン・エドワーズ台頭 波乱の豪州K-1

▼7・9『ワラビー KEITA in The HOUSE』 蕨・イサミレッスル武闘館
矢野啓太に告ぐ、こうなりゃとことんまで突き詰めてみろ!!
▼7・10『ジェッツ1〜Road to HUSTLE〜』西調布格闘技アリーナ大会
嗚呼、草間政一よ、貴方は何故そこまで“プロレス”に拘る?
▼トリプルテイルズ自主興行「けもの祭」先行チケット販売イベント
過去の女子プロを「破壊」ではなく「粉砕」してみろ!!
・ミルホンネット独占インタビュー敢行

販売告知
『G1』に潮崎&丸藤を出すノアのメリットとデメリット&引退の危機にある天山に迫る!

週刊マット界舞台裏'10年7月22日号

商品コード inouejojiz184

価格 315 円

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