週刊マット界舞台裏’10年7月08日号

 現役を退いてだいぶ経ついまでも、そんじょそこらのタレントよりもテレビやイベントに出演しまくっている“売れっ子”のアントニオ猪木。ところが、自らプロデュースする興行、イベントには失敗や誤算も多い。
 特に全国47都道府県での開催を目標に、2・19中野サンプラザ(東京)でスタートを切ったA・猪木デビュー50周年記念『闘魂トークLIVE50』は完全に企画倒れ! イベント発表時は猪木のデビュー50周年という記念イヤーを壮大に祝うビッグイベントとして発表されただけに、いまさら中断することもできずIGFのスタッフは頭を抱えている!?
 そこで元『週刊ファイト』編集長の井上譲二記者が、プロモーターらを取材してなぜ『闘魂トークLIVE50』が失敗したのかを探ってみた。他媒体には出てこないビジネスの実態にも踏み込んであり、本誌ならではの価値ある情報が詰め込まれている。
 昨年9〜10月の三沢光晴追悼興行にそろって参戦し、観客動員にも貢献した小橋建太、武藤敬司、蝶野正洋の“ビッグ3”が古傷再発で長期欠場中のため、カードおよび集客が懸念されていたノア10周年記念大会(7・10有明コロシアム&7・24大阪府立)。
 本誌でお伝えしたように、東京ドームで盛大に開催することは出来なかったが、それでもプロレス界のことを考えたら両大会とも絶対に成功させなくてはいけない大事なイベント。そこで新日本プロレスからは2大エースである棚橋弘至、中邑真輔らが出場することになり、この問題は解消された。
 むしろ、ロートル化した“ビッグ3”よりも試合内容では期待できそうだ。ただ、交流戦につきものになっている“あの問題”がどうしてもつきまとう……。
 先週いっぱいで佐久間・前編集長との引き継ぎ作業を終えた佐藤正行『週刊プロレス』が今号より本格始動。編集長が代われば当然、雑誌の編集方針も変わる。『マット界舞台裏』6月17日号でもお伝えしたように、佐藤・週プロは新日プロ&全日プロ寄りのマスコミになると思われた。
 ところが、今号はノア一色。表紙、巻頭カラー、さらに巻頭記事もノアである。まさか、同団体のドンと言われる“あの人”から圧力がかかったのか? それともいま話題の元編集長のようにカネをもらったのか? そもそも佐藤編集長はあの選手と何年も冷戦状態が続いていたはずでは? 業界関係者はもとより、マット界の事情通を自認するなら必読であろう。
 今週の『マット界舞台裏アーカイブス2009』では、ちょうど1年くらい前にある団体で「年内で引退する」とウワサされていた“あの男”について紹介している。その男が昨年末で実際に引退したかというと、実はしていない。
 つまり井上記者の引退予想はハズれてしまったわけだが、それはその団体が昨年の後半になって事態が急変したのが原因。よく、本物のジャーナリストである井上記者らに対して、根拠もなく情報が外れたことをあげつらったり、飛ばし記事だと揶揄する向きがあるが、とんでもないことだ。それはアーカイブスはもちろん、バックナンバーを読んでいただければきっと分かってもらえるだろう。
 今号のファイト!ミルホンネット編集部担当ページは、お待ちかねというか、諸事情から発表が遅れていたJWA東海の2大会をたっぷりと紹介する。「インディは興味ない。要らない」という声もあるのだが、一方で、実際に定期購読されている方からは、「意外と面白かった。地方大会の様子が手に取るようにわかる」と好評なのも事実。もちろん、他媒体では何も取り上げられていない希少価値もある。インディ激戦区・名古屋の週末は熱い!

 バックナンバーも売上急上昇! この機会に是非ダウンロードしてお読みください。
<今週の見出し>
▼売れっ子の猪木だが、なぜか『闘魂トークLIVE50』は大失敗!?
▼棚橋や中邑の参戦が決まったノア10周年記念大会に、あの問題が……
▼佐藤編集長本格始動第1弾の週プロが、ノア一色だった謎
<アーカイブス2009>
▼廃業する気配がないオールドタイマーたちだが、“あの男”がひそかに急遽引退を決意!?

<ファイト!ミルホンネット編集部>
▼5・30 JWA東海プロレス第181回大会
田中安全プロレスマジンガーZ、野崎王我がNWD長瀬博之に屈辱晴らす!
▼ 6・13 JWA東海プロレス第182回大会
野崎王我vs.怪覆面エックス、“関西からのシークレットゲスト”コンドル参戦!
▼タブー満載企画<海外情報局vol.44>
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★合わせて読めばさらに楽しめる!
記者と団体のゆちゃくや、レスラーの賭けごと事情に迫る問題作!
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プロ失格だ! いまどき“不正流血”をしている団体がある!?
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A・猪木デビュー50周年記念『闘魂トークLIVE50』失敗の原因に迫る!

週刊マット界舞台裏'10年7月08日号

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