『UFC 116: Lesnar vs. Carwin』リアルタイム速報

遂に開催される『UFC 116: Lesnar vs. Carwin』。
ヒョードル敗北により、ヘビー級、いや最強決定戦の化したブロック・レスナーvs.シェーン・カーウィンのヘビー級王座統一戦。

通ではなく、素人から見ても強者とはっきり分かる2人のど迫力ファイトに注目が集まっている。
カーウィンは自らのHPで、今回のギャラは4万ドルに勝利ボーナス4万ドルという、ギャラを暴露。レスナーが20万ドル、30万ドルにPPVボーナスもつくのに比べては、かなり格安だが、金の為に戦ってる訳じゃないと気にしていない様子だ。

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(C)UFC

■『UFC 116: Lesnar vs. Carwin』 
日時:2010.7.3 
場所:アメリカ ネバダ州ラスベガス

メインカード
<ヘビー級 統一戦 5分5R>
○ブロック・レスナー
(2R 2分19秒 肩固め)
●シェイン・カーウィン
長期離脱していたレスナーがどこまで復調しているか?これまで全ての試合を1Rで勝ってきたカーウィンが、その記録を続けられるか?色んな意味で全世界がもっとも注目するヘビー級王座統一戦だ。
レスナーの弾丸タックルでも倒れないカーウィンがラッシュ、一方的にパンチで攻め続けレスナーがダウン。そのまま上をとったカーウィンが一方的に殴り続けレスナーは青色吐息。このまま試合が決まるかと思われたが、なんとか凌いぐレスナー。2Rになるとレスナーがタックルを決めて、上をキープしたレスナーがなんと肩固め。レスナーがまさかの極め技で逆転勝ちした。
今回、レスナーはブラジリアン柔術の黒帯王者、ホドリゴ・メディロスをコーチに呼び徹底的に柔術を学んでいたのが、1Rのグランドでの凌ぐ技術、そして2Rの肩固めに生かされたのだろう。元々あるレスリングに加え柔術も習得し進化したレスナー恐るべきと言えるだろう。敗れたカーウィンだが、1Rの猛攻に耐えられるのはレスナー位だろうし、初めての2Rなど未経験の時間帯に突入して失速など、経験不足を克服して再起して欲しい。

<ミドル級 5分3R>
○クリス・リーベン
(3R 4分40秒 三角締め)
●秋山 成勲
試合前にはごたごたが続いたが、全て割り切って名勝負を見せて欲しいものだ。
1R早々に秋山の金的でブレイクがあるも、その後、秋山がテイクダウン、リーベンが下から腕十字、凌いだ秋山がアームロック狙いとグランドの攻防が続く。2Rからはリーベンの左の打撃が当たる様になり、打撃を避けたい秋山はテイクダウンして凌ぎポイントを稼ぐ。3Rにはスタミナの切れた秋山はなんとかテイクダウンするもリーベンが下から腕十字。なんとか凌いだ秋山が上を固めるが、下からリーベンも殴り続ける。そして最後はリーベンが下からの打撃でグロッキーになった秋山に三角締めを極めて一本勝ち。柔道家の秋山が三角締めを極められて、まさかの一本負けとなった。ポイント狙いの秋山を相手に積極的に攻め続けて見事に勝利したリーベンが男を上げた。

<ウェルター級 5分3R>
○クリス・ライトル
(2R 2分2秒 アームバー)
●マット・ブラウン
ウェルター級の実力者同士の対戦。激戦区であるウェルター級では、敗者は即、アンダーカードの可能性もある生き残りを賭けた戦いだ。
過去にライトルがギロチンチョークで勝利しているので再戦となる。1Rにじわじわとアナコンダチョークで攻めるブラウン。しかし2Rにライトルが復活、ギロチンチョークから、グランドで上を取り、ブラウンの頭を三角締めで固めてのアームバーで一本勝ち。ライトルがブラウンを返り討ちにして、グランド巧者の実力を見せつけた。

<ライトヘビー級 5分3R>
○ステファン・ボナー
(2R 3分8秒 TKO)
●クシシュトフ・ソシンスキー
前回、バッティングのカットで負けにされたボナーの抗議で再戦が決定した因縁のカード。人気者のボナーとしてはリベンジして一軍に残りたい所だ。
試合はスタンドでの殴り合いだが、ボナーは1Rから右目じり辺りから出血。2Rもお互いに打ち合う壮絶な展開で会場もヒートアップ、最後はボナーが膝蹴りでダウンを奪い、敗者のポジション亀になったソシンスキーのバックマウントを奪ったボナーが殴り続け、レフリーがストップ。ボナーがTKO勝利でリベンジに成功した。

<ライト級 5分3R>
○ジョージ・ソテロポロス
(判定 3-0)
●カート・ペレグリーノ
元々はマチャド柔術出身のソテロポロスにヘンゾ・グレイシー門下のペレグリーノという柔術強豪同士の対戦。共に日本でも試合をしてるので知名度もある実力者だ。
1Rこそ、パンチでダウンを奪ったソテロポロス、テイクダウンを奪ったペレグリーノと五分のポイントだが、2Rにソテロポロスがテイクダウンを奪うと、その後グランドで攻め続ける。3Rもスタンドの打撃でソテロポロスが有利、ラウンド終盤にはペレグリーノがテイクダウンして肘を落とすもソテロポロスがラバーガードで凌ぎ、スタンドに戻す。試合終了直前にペレグリーノの膝蹴りが決まり、ダウンを奪うも試合終了。ペレグリーノの追い上げも及ばず、ソテロポロスが3-0で判定勝ちした。

アンダーカード
<ヘビー級 5分3R>
○ブレンダン・ショーブ
(1R 1分7秒 TKO)
●クリス・タッチシェール

<ライトヘビー級 5分3R>
○ヒカルド・ロメロ
(2R 3分5秒 アームバー)
●セス・ペトルゼリ

<ミドル級 5分3R>
○ケンドール・グローブ
(判定 2-1)
●ゴラン・レルジッチ

<ミドル級 5分3R>
○ジェラルド・ハリス
(3R 2分35秒 KO)
●デイブ・ブランチ

<ウェルター級 5分3R>
○ダニエル・ロバート
(判定 2-1)
●フォレスト・ペッツ

<ヘビー級 5分3R>
○ジョン・マジソン
(判定 3-0)
●カーロス・ヴェモラ

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