松本が大塚を僅差で下し新王者に!上山vs.パーキーは異例の勝敗持ち越しに~DEEP48 IMPACT

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<メインイベントDEEPフェザー級タイトルマッチ 5分3R>
●大塚隆史(AACC/王者)
○松本晃市郎(今田道場/挑戦者)
判定 2-3
(木村、松宮、芹澤が松本を支持。竹村、小路が大塚を支持)
1R、いつも通りノーガードでトリッキーな動きを見せる松本に対し大塚はミドル
キックっ前蹴りでなかには入れさせず、パンチで餌をまいてのタックル。
綺麗なテイクダウンは奪えないものの差し合いから軸足を刈り松本を中腰にさせるとそのままバックへ。
バックから下半身を伸ばされポジションをキープされる松本。悠々とポジショニングをする大塚の余裕ある試合運びが目立つ。
スタンドに再開し松本が飛び膝蹴りを見せるとそれに合わせ大塚はタックル。
松本はコーナーを背負いテイクダウンを防ぐと、差し合いから右手で細かく大塚のボディにパンチを打ち込む。
2R早々からスタンドで畳みかける松本。大塚を下がらせるが、大塚は打撃に応戦すると見せかけて組つく。
大塚はスタンドでバックを奪うとそのままグラウンドへ引きずりこむ。
大塚のレスリングのうまさが目につくが、松本もしっかりと対応。バックを取られてもガードに戻し、コーナーを使って立ち上がる。
大塚のタックルに慣れてきたのか松本はスタンドで前に出始め、ジャブからフックへとつなげるが決定打は与えられず。
3Rになると大塚はテイクダウンへのこだわりは見せずに松本のスタンドに付き合う。
松本が距離をつめてフック、アッパーとまとめると大塚はバックステップでかわしながらフック、前蹴りを返していく。
互いにクリーンヒットはないもののやや松本がプレッシャーをかけていたか。
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終盤に差し掛かり大塚はまた組みつく。松本がロープ、コーナーをうまく使い大塚の上になる。
ここからパウンドを浴びせたいところだが、大塚は距離を潰しそれを阻止。
15分の試合時間が終わり勝敗は判定へ。
お互いに決め手はなくジャッジ泣かせのこの試合は2-3のスプリットで松本が勝利。
3年前のパンクラスネオブラッドトーナメントでプロデビューをした松本。
そのトーナメントの決勝では五十里の前に涙をのんだが、戦場をDEEPにうつしてから2年。涙のタイトル初獲得を遂げた。
<セミファイナル 5分3R>
上山龍紀(U-FILE CAMP)
パーキー(韓国/CMA KOREA)
※グラウンドでの膝蹴りにより上山に痺れが出るも、前の打撃も効いていたため結論はVTRを見て明日に持ち越し。
上山はサウスポーの構えから左ミドルを軽快に跳ばし、右ジャブ連打でパーキーの腰を落とさせる。
これで火がついたのか、パーキーは強力なノーモーションからの右ハイ、右ストレートを次々に打ち込む。
パーキーのラッシュに崩れた上山がタックルを仕掛けるとパーキーは上山の顔面を蹴りあげる。
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亀になる上山に対し、バックからパンチを打ち込み続ける。
ここで木村レフェリーが割って入り決着がついたのかと思われたが、パーキーのグラウンドポジションからの膝蹴りに対するタイムストップ。
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パーキーに対して注意が出てからの再開と思いきや、上山はダメージが大きく動くことができずにいったん試合は中止されることに。
メイン終了後に佐伯繁代表により『上山選手は身体に痺れが出るほどのダメージで試合の再開は不可能です。パーキー選手のグラウンド状態への膝蹴りは確かに反則ですが、その前の打撃も効いていたためVTRを観てから明日に結論を発表させていただきます』と説明が。
<第10試合 無差別級 5分2R>
●誠悟(フリー)
○田澤和久(THUG LIFE香和)
1R 49秒 TKO※スタンドパンチからの鉄槌
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期待されるメガトンファイトを繰り広げた二人。
先に前に出てパンチをふるったのは誠悟に応戦する田澤。
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ロープ際で足を止めての激しい打ち合いのなか、田澤の左フックがヒットをし崩れ落ちる誠悟。
田澤が追い討ちの数発を打ち込んだところでレフェリーが試合を止めた。
<第9試合 ウェルター級 5分2R>
○岩瀬茂俊(T-BLOOD)
●キム・ドンヒョン(韓国/CMA KOREA)
判定 3-0
<第8試合 ウェルター級 5分2R>
○石川英司(GRABAKA)
●クォン・アソル(韓国/CMA KOREA)
判定 3-0
<第7試合 バンタム級 5分2R>
●堀 友彦(フリー)
○中村“アイアン”浩士(東京イエローマンズ)
判定 3-0
<第6試合 フェザー級 5分2R>
○長倉立尚(吉田道場)
●加藤友弥(BONDS)
反則勝ち
※2度のローブローによる
<第5試合 ライト級 5分2R>
●伊藤有起(ALLIANCE)
○川崎泰裕(R-BLOOD)
※脱水症状の伊藤にドクターストップ
<第4試合 バンタム級 5分2R>
○原田ヨシキ(マッハ道場)
●小林聖人(総合格闘技津田沼道場)
判定 3-0
<第3試合 ライト級 5分2R>
●近藤定男(BLUE DOG GYM)
○梅田恒介(R-BLOOD) 
判定 3-0
<第2試合 ライト級 5分2R>
○植田 豊(GRABAKA)
●オ・インソク(韓国/CMA KOREA)
判定 3-0
<第1試合 フェザー級 5分2R>
●片岡誠人(リバーサルジム)
○キル・ヨンボック(韓国/TEAM FORCE)
1R 4分36秒 TKO
※パウンド連打
この大会の全容と詳細は別冊ミルホンネット別冊ミルホンネット 格闘百花繚乱②7.3DEEP48 7.4パンクラス修斗SRC ASIAとして近日発売します。
別冊ミルホンネット 五味、宇野惨敗UFN21+3.28NJKF ClubDEEP
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