文句あるか!夢名塾旗揚げ三周年記念大会「初心」メインイベント、渡辺宏志vs田村和宏戦は61分時間切れ引き分けに!

■夢名塾プロレスリング旗揚げ三周年記念大会「初心」
 2010年6月20日(日)西調布格闘技アリーナ 観客数50人
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 <メインイベント シングルマッチ61分3本勝負>
 △渡辺宏志(61分時間切れ引き分け)△田村和宏
  1本目 田村(33分01秒 トライアングル足四の字固め)
  2本目 渡辺(53分12秒 グラウンドコブラツイスト)※3カウント
 時間はマラソンタイム

「弱小中の弱小」と旗揚げ戦で代表・吉野秀和が宣言してから今年で3年目の夏を迎える、夢名塾プロレスリング。
他の在京インディー団体同様、ここまで様々な困難にぶち当たった。
観客動員数の横這い、カード編成時のトラブル、人事の変化。
若手フリーだった長屋亮治の入団、生え抜き新人である堀口祐介のデビュー。
浮き沈みの激しい現在の在京インディー団体の中で、三年間を乗り切った夢名塾。
記念すべき今大会のメインを飾ったのは、団体のエースである渡辺宏志とSTYLE-Eの田村和宏。
田村は前日のSTYLE-Eの大会で2試合を闘い抜いている。
それでも「ナベさん(渡辺)との試合が楽しみ」と告げていた田村は、渡辺のレスリングに対し己のスタイルで応戦。
2年前の栃木での対戦が時間切れ引き分けに終わっている為、真の決着戦となる。

白熱した攻防が続き、1本目が決まるまで30分以上の時間が経過していた。
トライアングル足四の字固めの前に、足攻めに耐えていた渡辺が遂にギブアップの意思表示。
館内からの「後がないぞ!」の言葉に奮起した渡辺は2本目、一瞬のグラウンドコブラツイストで3カウントを奪い返す。
リング上に広がる両者が流した大量の汗。それはまさしく激闘を物語る。
一進一退の攻防を繰り返し、相手の裏の裏をかくパズルのような試合を形作った61分は気がつけば終わっていた。
田村にとって初めてたどり着いた「61分時間切れ」の世界。
当日会場で同じ時間を過ごしていた観客・スタッフ・他のレスラー達・特別立会人の前田光世氏はこの試合に何を感じたのか。
そして闘い抜いた渡辺・田村の胸に去来したものは何か。答えはそれぞれの心の中にある。

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○DDTの曲者松永智充が対戦を熱望した松崎和彦とのシングルマッチが実現。
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○「渡辺宏志指定試合」として組まれた長屋亮治と怪我から復帰した堀口祐介による夢名塾同門対決。
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他全5試合の模様は一週待って頂く形になるが、7月2日発売の「週刊マット界舞台裏’10年7月8日号」に掲載されます。
 ~その他の試合結果~
 <セミファイナル シングルマッチ45分1本勝負>
 ○松崎和彦(11分13秒 前方回転エビ固め)●松永智充
 <第3試合 シングルマッチ30分1本勝負>
 ○超人勇者Gヴァリオン(15分02秒 横三角絞め)●梅沢菊次郎
 <第2試合 シングルマッチ30分1本勝負>
 ○近藤博之(14分09秒 腕サソリ固め)●鎌田大輔
 <第1試合~渡辺宏志指定試合~シングルマッチ15分1本勝負>
 ○長屋亮治(11分01秒 逆片エビ固め)●堀口祐介
 併せて読めば、夢名塾の世界がより一層楽しめるバックナンバーもこの機にご購入下さい!!
週刊マット界舞台裏’09年12月10日号 夢名塾「源流」ガイド読本
週刊マット界舞台裏’09年12月17日号 堀口祐介アマチュアプロレス卒業試合
週刊マット界舞台裏’09年12月24日号 夢名塾「源流」直前特集
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