週刊マット界舞台裏’10年2月18日号

 今年、アントニオ猪木デビュー50周年を記念してさまざまなイベントが予定しているIGF。そのスタート直前に猪木のWWE殿堂入りが発表されたことはIGFにとって格好のパブリシティーとなった。
 しかし、日本のファンにとっては残念かもしれないが、猪木の受賞と両団体の交流はまったく別問題と見るべきだろう。IGF側にWWEスーパースターズ招へいの意思があっても、WWE側にはその交流に応じる気配すら感じられないのだ。
 それでも猪木は3月27日(現地時間)、米アリゾナ州フェニックスにて開催される『HALL OF FAME』に出席する。そこでWWE総帥のビンス・マクマホンJRと再会し、巨頭会談が実現すれば、もしかしてと期待してしまうのだが・・・。表面をなぞるだけの他誌と違い、ズバリと疑問を呈します。
 潔く(?)力士廃業を決意した元横綱・朝青龍。ニュース番組やスポーツ紙、さらにはワイドショーでも「格闘技界に進出か?」「母国で実業家か?」「タレント転向か?」と、その去就が連日報じられるほど注目される中、4月25日に日本武道館で引退試合を行うことを発表した吉田秀彦の対戦相手に浮上しているという報道もあった!
 元オリンピック柔道金メダリストvs.元横綱という究極の異種格闘技戦ならば、ボクシングの亀田興毅VS内藤大助以上の視聴率も期待できそう。果たして、このスーパーマッチ実現の可能性は?
 また、吉田戦が消滅した場合でも、朝青龍の総合格闘技進出はあるのか? この2点について元『週刊ファイト』編集長の井上譲二記者が様々な角度から探ってみた。
 新日本プロレス、4年ぶりにボーナス支給ーーちょっと景気の良い情報が伝わってきたので関係者に確かめてみると、一部の幹部社員を除けば一律3万円。子供のお年玉の総額以下で、とてもボーナスとはいえない金額だった・・・
 それでも、あるフリーライターは「たとえ3万円でも出ないよりはマシ」とうらやましがった。実は今、プロレス団体に勤めている者より収入が低下しているのがフリーのプロレスライターなのだ! その実態はなんとも“悲惨”だ。だから、知人から「息子がプロレス記者になりたがっている。どうにかならないか?」という相談を持ち掛けられた井上譲二記者は「やめたほうがいい」とアドバイスしたという。
 そこであまり公になることがないプロレス記者やライターの原稿料や、解説などのテレビ出演料をお教えしよう。これでも貴方はプロレス記者になりたいと思いますか?
 今週の『マット界舞台裏アーカイブス2009』では、タイトル移動の裏読み記事を取り上げている。もはや本誌の読者にはケーフェイは通用しないし、むしろ“大人の楽しみ方”を提供して末永くプロレス芸術を楽しんでいただく編集方針なのはお分かりだろう。
 プロレスの裏読みをする上で、一番ポピュラーなのがタイトルマッチが王座防衛で終わるのか、王者交代となるのかという部分だろう。大人の楽しみ方ができるファンならば、大抵のタイトルマッチの結果は予想できてしまうだろうが、井上記者ほどのベテラン記者でも自信たっぷりの勝敗予想が外れることはある。そこには必ず想定外の理由があるものなのだ・・・

 今号のファイト!ミルホンネット編集部担当ページは、舞台裏としては史上最長記録となる全90ページのスーパー特大号。2・7パンクラスPASSIONツアー詳細の第一弾は、近藤有己の完封勝利、砂辺光久のフライ級王座陥落、さらには裏メインとしてマニアの関心が高かった、バンタム級川原誠也対赤井太志朗の一戦をたっぷりとお伝えする。近藤は、新たな達人武道家の境地に目覚めたのか。佐藤豪則陣営の戦略指導不足にも突っ込みます。

 U-FILE CAMP所属の大久保一樹がプロデュースする、西調布に本拠を置き『プロレス魂』を標榜するプロレス団体が「頑固プロレス」だ。表現スタイルに頑固な選手達による、熱い試合を月に一回のペースで開催している。
 2月7日、頑固プロレス西調布格闘技アリーナ大会『西調布行進曲〜おかげさまで4周年〜』大会の詳細ルポがフリ―ライター征木大智&音楽写真師BIG板井より入稿した。観衆48名(満員)。シングル全4試合、それぞれが違った色の試合で、どれもが4周年大会を飾るに相応しい熱戦であったのだ。
 折原昌夫の長編インタビューは2・22メビウス『第八章 折原昌夫20周年記念興行』を控えるだけに、読み応え十分だ。3人の師匠、ジャイアント馬場、天龍源一郎、佐山聡についてたっぷりと語るのみならず、余り知られていない意外な事実がポンポンと飛び出す。復活してからのメビウス興行の概要も、合わせておさらいしてあり、これまでの流れも把握できるように構成されているファン必読書なのだ。
 海外情報局は、他誌やネットの駄文にはない情報が詰め込まれている。今回は『UFC109』と『Strikeforce Miami』の、舞台裏と後日談を徹底追及している。リアルタイム速報はブログ欄に公開してあるが、より深い分析を追っている業界関係者なら、見逃せない特集であろう。バックナンバーも売上急上昇! この機会に是非ダウンロードしてお読みください。

<今週の見出し>
▼猪木のWWE殿堂入りを機に、IGFとWWEの交流に発展する可能性は?
▼去就が注目される朝青龍。総合格闘技転向の可能性は?
▼プロレス記者志願者必読! その実態は“悲惨”なものだ…
<アーカイブス2009>
▼連立するメジャー団体の間で“CHANGE”が次々に起こる!
<ファイト!ミルホンネット編集部>
▼2・7パンクラス ディファ有明大会第一弾
・近藤有己が佐藤豪則を完封、世代交代阻止
・砂辺光久は判定負けで呆然自失!
・"河童雲丹怨"こと赤井の顔面に容赦ないパンチを打つ"次世代カリスマ"川原
▼2・7『西調布行進曲〜おかげさまで4周年〜』ルポ
〜頑固なまでに「プロレス」を貫く男達〜
▼長編インタビュー折原昌男
若いくせに、こいつの人生は凄い!〜折原昌夫デビュー20 周年記念興行
▼タブー続出<海外情報局vol.24>
・『UFC109』コールマン、ティトと因縁勃発も解雇、ソネン大ブレイク
・『Strikeforce Miami』ハーシェル・ウォーカー、カンセコと対戦か?
・NFLニューヨーク・ジェッツのコーチ、レックス・ライアン大騒動

★合わせて読めばさらに楽しめる!
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特大仕様の今号は315円となります。なお、定期購読サービスのお客様には250円換算となりますので、これを機会にお問い合わせください。

猪木の殿堂入りで期待が高まるIGFとWWE交流開始の可能性に迫る!

週刊マット界舞台裏'10年2月18日号

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