最初に今回取材を行った団体「頑固プロレス」について説明しなければならない。
○頑固プロレス
2006年2月5日(日)、U-FILE CAMP所属の大久保一樹(おおくぼかずき)が『プロレス魂』を掲げ頑固に『エンターテイメント』を極めるべく立ち上げた団体
公式サイトには以上の表記がある。
エースでありGMの大久保は上記の通りU-FILE CAMP出身。いわゆる「U系」の選手であり、あの田村潔司の弟子にあたる。
そんな大久保の旗揚げから現在までの闘いの結果を見ていくと・・・
同じU系の選手からパワーファイター、技巧派、更には怪奇派の選手まで多種多彩なスタイルの相手と対戦している。
大久保も対戦相手も相手の形に染まる事無く、自分のスタイルを貫き通しぶつかり合う。
「頑固な男達が、頑固なスタイルで闘うプロレス」(大久保一樹談)
とは良く言ったものである。
かつて新日本プロレスに参戦していた前田日明が、新日本勢は勿論ビガロやバーバリアン等のパワーファイター、ナガサキ・ポーゴといった東洋の神秘をモチーフにしたレスラーと闘いを繰り広げていた。
そんな光景を思い浮かべてみるとわかるのではないだろうか。
「総合格闘技だけで十分やって行かれる筈の大久保一樹が一から創めた団体」
(アイアンマン西田レフェリー談)
大久保は自分の闘いに新たなる希望を目指し、頑固プロレスを立ち上げたのだ。
<第1試合 シングルマッチ10分1本勝負>
△サイクロン北原(頑固プロレス) (10分時間切れ引き分け) △堀口祐介(夢名塾プロレスリング)
※頑固プロレス所属の北原憲昭(きたはらのりあき)が新リングネーム「サイクロン北原」としての初試合。
<第2試合 シングルマッチ30分1本勝負>
○松崎和彦(フリー) (7分31秒 逆エビ固め) ●野村聡(頑固プロレス)
※勝利後の松崎は昨年亡くなられた師・剛竜馬さんを偲んで「ショアッ!」と叫ぶ。
<セミファイナル シングルマッチ30分1本勝負>
○ヤマダマンポンド(シークレットベース) (7分30秒 リングアウト勝ち) ●有山いいとも!(フリー)
※場外戦で劣勢に立った有山がスーパーマスク&マントを装着してリングに戻ろうとするも、寸前で転んでしまい無念のリングアウト負け。
<メインイベント 頑固コロシアムルール※15分1本勝負>
△大久保一樹(頑固プロレス D1 E0) (15分時間切れ引き分け) △ジョータ(キャプチャーインターナショナル D0 E1)
※大久保のダウンは左右のフック連打、ジョータのエスケープは逆片エビ固めによるもの。
そんな頑固プロレスが旗揚げして丁度4年の歳月が流れている。
月に一度の大会を欠かさず行っている点は、現在の在京インディー団体ではかなり評価される。
私は団体側の許可を得、音楽写真師BIG板井と共に西調布へと向かった。
あれから早いもので、2ヶ月近くの月日が流れている・・・
(以下の、19ページに及ぶ迫真ルポの中身は本誌を購入の上お読みください)
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