アブダビ中継『UFC112 INVINCIBLE』リアルタイム速報

UFC初のアブダビ開催となる『UFC112 INVINCIBLE』。
当初はブロック・レスナーvs.シェーン・カーウィン、アンデウソン・シウバvs.ビクトー・ベウフォートの2大タイトルマッチだったが、レスナー、ビクトーの怪我でカードは二転三転するも、結果的には良いカードが揃ったと言える。
※リアルタイムではリロードしてお楽しみください。
<メインイベント UFC世界ミドル級タイトルマッチ 5分5R>
○アンデウソン・シウバ(ブラジル・王者)
(判定 3-0)
●デミアン・マイア(ブラジル・挑戦者)
絶対王者と化したアンデウソンに挑戦するのは21世紀のヒクソンと呼ばれる、王道柔術家のマイア。下馬評ではアンデウソン有利だが、マイアが意地を見せるのか?
両者、正座して相手と観客に挨拶をして試合が始まった。アンデウソンはノーガードで相手を挑発しながら、長いリーチを使って変則的な打撃でマイアを追い詰める。飛び膝蹴りもヒットしてスタンドではアンデウソンが圧倒的に有利。寝技にいきたいマイアはタックルや引き込みを見せるもアンデウソンは一切、付き合わず、ノーガードでスタンドで戦おうとジェスチャーで余裕を見せる。的確にパンチやキックを入れるアンデウソンだが、距離を取って嬲る様なやり方に観客からも不満が溜まりマイアコールが巻き起こる。5Rにはマイアのヤケになった様に振りまわしたパンチが当たったり、レフリーがアンデウソンに消極的と注意をした時に声援が起こるも、結果、ポイントを稼いだアンデウソンが判定勝ち。
しかし、試合後のアンデウソンのインタビューで、会場中から凄いブーイングが巻き起こっていた。
強い事は誰もが認めるが、安全運転の試合に観客の不満は募る一方だった。
<セミファイナル UFC世界ライト級選手権試合 5分5R>
○フランク・エドガー(アメリカ・挑戦者)
(判定 3-0)
●BJ・ペン(アメリカ・王者)
絶対王者、BJ・ペンに対するはカレッジレスリングで名をあげ、ヘンゾ一門で柔術を学ぶ、今風アメリカン・ファイターのエドガー。これも下馬評では王者が圧倒的に有利だが、エドガーがどう戦うのか?
スタンドの展開が続き、オクタゴン中央のペンの周りをエドガーが回るという感じ。エドガーが入ってくるととペンがカウンターで打ち崩し、エドガーは苦戦する。そのままペンが安全運転の省エネファイトを続けるが、エドガーが手数の多さ、積極的に前に出る展開でじわじわとペースを握り返す。5Rにはエドガーがテイクダウンを成功させるもパンチの的確さはペンと思われたが、判定はエドガー。積極性が評価されたのだろう。
<ウェルター級 5分3R>
○マット・ヒューズ(アメリカ)
(3R 4分40秒 TKO)
●ヘンゾ・グレイシー(ブラジル)
43歳でオクタゴンデビューとなるヘンゾ。UFC日本オフィシャルサイトでは何故か『PRIDE.』崩壊後、試合をしてない様に書かれていたが、実際はミレティッチ、ニュートン、そしてフランク・シャムロックと戦い3連勝と自らが遅咲きと言うヘンゾ。しかし、相手のヒューズはレジェンドじゃなく、現役バリバリのランカー選手だ。
ほとんど地元という感じでヘンゾに大きな歓声があがる。1-2Rは完全にお互い様子見という感じのスタンドの展開。パンチやキックを出すも単発で、スタンドでの静かな展開が続く。3R疲れの見えてきたヘンゾにじわじわプレッシャーをかけるヒューズ。ヒューズのローキックでダウンしたヘンゾは苦し紛れでグランドに誘うが、ヒューズはグランドには一切付き合わない。ヘンゾはスタンドで打ち合いを余儀なくされ、3R終盤にヒューズが金網際にヘンゾを追い詰めパンチのラッシュで、遂にヘンゾがダウン、レフリーがストップし、ヒューズが勝利した。
UFC112.jpg
<ライト級 5分3R>
○ハファエル・ドスアンジョス(ブラジル)
(2R 4分30秒 腕十字)
●テリー・エティン(イギリス)
ハイアン・グレイシーが中心となって結成されたグレイシー・フュージョン所属のドスアンジョスに、イギリス出身でムエタイベースなのにサブミッションが得意のエティン。
豪快にテイクダウンを仕掛けるドスアンジョスだが、それをギロチンに捕えたエティン。そのまま1分近くギロチンの状態だが、なんとかドスアンジョスは脱出。2Rは膝蹴りなどで攻めるドスアンジョスがテイクダウンするとパウンド、そしてパスしてマウントを取るなど有利に進める。そして最後はドスアンジョスが腕十字を極めてエティンがタップ。グランドになると柔術家の強さを見せてくれた。
<ミドル級 5分3R>
○マーク・ムニョス(アメリカ)
(2R 2分50秒 TKO)
●ケンドール・グローブ(アメリカ)
TUF3優勝でエクストリーム・クートゥア所属というUFC保守本流と言えるグローブに、フィリピン系アメリカ人という珍しいファイターのムニョス。ちなみにムニョスは日本の横須賀で生まれているので、何故か紹介で日の丸が映っている。
テイクダウン狙いでグローブの足にしがみつくムニョスに鉄槌を落とし、隙をみてギロチンやアナコンダ狙いのグローブ。2Rも同じ様にテイクダウン狙いのムニョスに膝を叩きこみグランドで上をとり、チョーク狙いのグローブ。このまま極まるかと思われたが、なんとか脱出したムニョスは、今度は上を制し、力強いパウンドを叩きこむ。劣勢になったグローブは敗者のポジション、亀になり、そこで馬乗りで殴り続けるムニョスをみて、レフリーがストップ。ムニョスが逆転勝ちした。
アンダーカード
<ライトヘビー級 5分3R>
○フィル・デイビス(アメリカ)
(1R 4分55秒 アナコンダ・チョーク)
●アレクサンダー・グスタフソン(スウェーデン)
<ウェルター級 5分3R>
○リック・ストーリー(アメリカ)
(判定 2-1)
●ニック・オシベチェック(イギリス)
<ウェルター級 5分3R>
○ダマルケス・ジョンソン(アメリカ)
(3R 2分08秒 TKO)
●ブラッド・ブラックバーン(アメリカ)
<ライト級 5分3R>
○ポール・ケリー(イギリス)
(2R 3分41秒 ギロチン)
●マット・ビーチ(アメリカ)
<ヘビー級 5分3R>
○ジョン・マジソン(アメリカ)
(判定 3-0)
●ムスタファ・アルトゥルク(イギリス)
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