[ファイトクラブ]日韓中伯仏対抗戦!全日本キックボクシング協会“SAMURAI WARRIORS 挑戦 2nd”

[週刊ファイト7月3日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼全日本キックボクシング協会 大韓ムエタイ協会参戦の流れ
 初参戦で協会理念に同意⇒加盟!by 紅闘志也
・大韓ムエタイ協会サムサンムエタイジム初参戦は昨年12月!
・以前から日本にキック団体に参戦!
・参戦⇒加盟⇒パートナーシップの経緯


 6月20日(金)肘・膝・首相撲有効の3R・5Rの純・キックボクシングルール(公式ルール)で行われる全日本キックボクシング協会、“SAMURAI WARRIORS 挑戦 2nd”が東京・後楽園ホールで開催された。で協会の理念と方針に同意した韓国SAMSAN MUAY Gはym会長チェ・シンヒョンが大韓ムエタイ協会京畿道理事だったことから、今年パートナーシップ契約を締結。大韓ムエタイ協会加盟ジム選手が3月28日「SAMURAI WARRIORS」から参戦して2戦2勝、今回は4選手が参戦、1勝2敗1分となった。
トップ写真:会長・役員集合

 左端:メインのリングネームで子供が2人いるので「子供2人」という意味のリングネーム“アイドゥル”で参戦した金炳秀/キムビョンス/김병수は、昨年1月14日「格闘技のおもちゃ箱ACF99th」でKO勝利をしており(動画有)でウェルター級(66.68kg)から60.55㎏契約に大幅な減量を成功させての参戦で、対戦相手の全日本スーパーフェザー級王者瀬川琉に体格で優っており、1Rこそ右ミドル、パンチで前にでるが、2R後半にはリーチ差・距離感にも慣れてきた瀬川は得意の左ミドル、左ストレートをヒットさせていき、試合後「左ミドルは効いた」と語るよう3Rにはダメージで失速、ダウンこそなかったが瀬川が勝利した。

 左手側から2人め:イ・ドヒョンは、昨年12月大会に続き韓国選手との対戦となった全日本キックボクシング協会無敗のホープ勇生と対戦、1Rイ、2R勇生、3Rは互角の撃ち合いでジャッジ三者三様の引分となった。

 右手側から2人め:リュ・ジャンウォンは長身を利しての首相撲からの攻撃をヒットさせ、消耗してきたKatsuyaにハイキックをヒットさせ、KOはできなかったが完勝した。
 
 右端:15歳の現役中学生リュ・グオンは、A-BLAZE×KICK GYM期待の新鋭KAI×A.KGに2ダウンTKO敗け、フィジカルレベルの高いKAIの圧力に巻き込まれた感じで、まだまだ若く身体もできていないので、これからの選手である。


■ 全日本キックボクシング協会“SAMURAI WARRIORS 挑戦”
日時:2025年6月20日(金)
会場:東京・後楽園ホール
公式ホームページ:http://www.ajkba.com
公式Youtube:https://www.youtube.com/@alljapankickboxing/

瀬川琉 判定勝 日韓4対4勝ち越し!少林僧侶 国際戦 二刀流 全日本キックボクシング協会”挑戦 2nd”


<メインイベント第12試合 日韓国際戦60㎏ 3分3R> 
○瀬川 琉(稲城ジム)※21戦13勝4KO6敗1分
・全日本キックボクシング協会スーパーフェザー級王者
 判定3-0(2者30-28 29-28)
●アイドゥル/本名:金炳秀/キムビョンス/김병수(韓国/大韓ムエタイ協会)※12戦6勝6敗
・2025年韓国 HERO FIGHT優勝

<セミファイナルⅡ第11試合 ライト級 3分3R>
●オーシャン・ウジハラ(フリー)※27戦13勝8KO14敗
・元WBCムエタイフェザー級王者
 判定0-3(28-30 2者27-30)
○角谷祐介(ネクストレベル渋谷/スックワンキントーン・ライト級4位)※25戦12勝10敗3分
・元スックワンキントーン・スーパーフェザー級王者

左ミドルを効果的にヒットさせ、前にでるウジハラに肘、組んでも優位なポジションを維持して3-0の判定勝利をおさめた角谷は流暢な韓国語でマイク、韓国人観客も沸いた。

<セミファイナルⅠ第10試合 日韓国際戦スーパーライト級 3分3R>
△勇生 (ウルブズスクワッドキックボクシング道場/全日本スーパーライト級6位)※5戦4勝3KO1分
 1-1(28-28 28-29 29-28)
△イ・ドヒョン/이도현/李導炫(大韓ムエタイ協会)※4戦3勝1敗

<第9試合 スーパーフェザー級 3分3R>
●中村健甚(稲城ジム)※4戦1勝1敗2分
 2RKO 1分11秒 ※左ストレート
○アーメド・ブーグリアン/AHMED BOUGRIANE(ウィラサクレックムエタイジム/フランス)※デビュー戦

序盤サウスポーのアーメードに右ボディストレートも有効にヒットさせた中村だったが、2Rフック気味の左ストレートで1撃KO敗け

<第8試合 ウェルター級 3分3R>
●Katsuya Norasing family(norasing family)※3戦2勝1敗
 判定0-3(27-30 2者26-30)
○リュ・ジャンウォン/류장원/柳將元(大韓ムエタイ協会)3戦3勝

リーチのあるリュ・ジャンウォンが、パンチ、組み膝とアグレッシブに攻め、3R疲労のみえるKatsuyaに右ハイキックでダウンを奪い大差の判定勝をおさめた

<第7試合 ミドル級 3分3R 肘なし>
●KENTA PUAKUTA SHONBIN(DEAD HEATプロモーション)※3戦1勝1敗1分
 判定0-3(2者28-30 28-29)
○イー・フー/一虎/Yihu(RSFIGHT/中国)

少林寺の闘うお坊さんイー・フーは、“顔に傷をつくらないように”という僧の指示?で肘なし、少林寺の胴衣で参戦、中国のスター選手だったイー・ロンを彷彿する大振右フック、脚ごと刈るようなロ―キックでKENTAは徐々に消耗、最終3Rもドロドロ乱打戦も身体能力で上回るイーが打ち勝ち判定勝をおさめた。

試合後にバック宙のパフォーマンスを行う

<第6試合 ライト級 3分3R>
○野竹生太郎(ウルブズスクワッドキックボクシング道場)※2戦2勝
 判定3-0(3者30-26)
●清宮拓(GOD SIDE GYM)※8戦2勝1KO5敗1分

 兄・勇生と共に無敗の野竹生太郎は1Rハイキックでダウンを奪い、KOは清宮の粘りもありできなかったが3ジャッジが4ポイント差をつける圧勝で無敗をキープした。

<第5試合試合 ライトヘビー級(81.0㎏) 3分3R>
○オマル・ファーレス(稲城ジム)※2戦2敗
 3RKO ※1分59秒 ※ワンツーストレート
●ワーグナー・カリオカ/Wargner Carioca(RSFIGHT/ブラジル)※9戦7勝2敗
・元RKSライトヘビー級(80㎏)王者

RKSなどキック地区王座獲得経験あるワーグナー・カリオカはパンチを振り回して攻めるが、オマル・ファーレスはガードしてキック・パンチで迎撃、2Rにはもうストップしてもよいか?と思うくらいの差があった試合は、3Rオマルのパンチでダウンしたワーグナーは10カウントのKOでプロ初勝利。中央と地方の差が出た結果になった。

<第4試合 フェザー級 3分3R>
○KAI×A.K.G(A-BLAZE×KICK GYM)※1戦1勝1KO
 2RTKO 2分48秒 ※レフェリーストップ
●リュ・グオン/류권/柳權(大韓ムエタイ協会)※1戦1勝

日韓4対4の初戦は新鋭同士の対戦、デビュー戦KO勝でA-BLAZE×KICK GYM期待のKAI×A.K.Gと韓国の現役中学生リュ・グォンの試合は、序盤から好戦的に撃ち合い、2Rインローのダメージもあるリュに左ミドルキックと組んでからの膝で2ダウン奪いKO勝で2戦2勝2KOとパーフェクトレコード。

<第3試合 スーパーライト級 3分3R>
○小玉倭夢(フリー)※1戦1勝
 判定3-0(30-27 30-28 30-26)
●亀田蓮(亀田同志会)※デビュー戦

小玉が組んでからの膝、右ロ―キックを有効に効かせ3-0の判定勝

<第2試合 スーパーウェルター級 3分3R>
○堀江耐志(norasing family)※デビュー戦
 判定3-0(3者30-27)
●蘆立亮太(Ys,K YAMAGATA)※1戦1勝

 元グレコローマンレスリング全日本王者でプロMMA3連勝中の堀江耐志キックデビュー戦は、3R左パンチでダウンを奪うも蘆立の粘りに詰めきらず判定勝利。キックボクシングは元ラジャダムナンスタジアム認定バンタム級王者ノラシン・ギャットプラサンチャイ(タイ)が会長のnorasing family所属でMMAとキックの二刀流王者を目指す。

<第1試合 スーパーバンタム級 3分3R>
○渡邊獅生/わたなべしおう(JTクラブジム)※デビュー戦
 判定3-0(2者30-26 30-25)
●ミツル(AX GYM)※2戦2敗

元キックボクシング9冠5階級王者の土屋ジョー会長のJTジムからプロデビューの渡邊は3Rハイキックダウンを奪い判定勝

◇大会スケジュール
2025年(令和7年)
10月5日(日)後楽園ホール 17:00開場 17:30開始
12月28日(日)後楽園ホール 17:00開場 17:30開始
2026年(令和8年)
3月21日(土)後楽園ホール 17:00開場 17:30開始

全日本キックボクシング協会大会一覧
2025年(令和7年)3月28日“SAMURAI WARRIORS 挑戦”
2024年(令和6年)12月28日“原点回帰 冬の陣”
2024年(令和6年)9月6日“原点回帰 参ノ陣”
2024年(令和6年)6月13日“原点回帰 弐ノ陣”
2024年(令和6年)03月16日“原点回帰 初陣”

サムサンムエタイジム招聘から大韓ムエタイ協会とパートナーシップ!

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