9月6日(金)東京・後楽園ホールで「全日本キックボクシング協会」第3回プロ大会“原点回帰 参ノ陣”が開催された。昔ながらの肘・膝・首相撲有効の3R・5Rでおこなわれるキックボクシング(公式ルール)のメインは、団体初の王座決定戦で、新日本キックボクシング協会時代からのランキング選手である2位・瀬川琉/せがわりゅう(稲城ジム)と3位・仁琉丸/じんりゅうまる(ウルブズスクワッドキックボクシング道場)で争われた。1Rからサウスポー瀬川の左ミドル、ロ―キックが冴え、仁琉丸は蹴られた後に直ぐロ―キックを返し粘るが、徐々にダメージは蓄積して瀬川ペースになる。そして最終5R仁流丸は左ミドルキックで2ダウンのTKO敗け。瀬川が完全に倒しきって初代王座を戴冠した。(トップ写真)
全日本キックボクシング協会のベルトの価値を上げるべく他団体の選手とも対戦していきたい!と抱負を述べた
■ 全日本キックボクシング協会“原点回帰 参ノ陣”
日時:2024年9月6日(金)開場17:00 開始17:30
会場:東京・後楽園ホール
公式ホームページ:http://www.ajkba.com
公式Youtube:https://www.youtube.com/@alljapankickboxing/
<メインイベント第11試合 全日本キックボクシング協会初代スーパーフェザー級王座決定戦 3分5R>
○瀬川 琉(稲城ジム/全日本キックボクシング協会スーパーフェザー級2位)
19戦12勝(3KO)6敗1分
5RTKO 48秒
●仁琉 丸(ウルブズスクワッドキックボクシング道場/全日本キックボクシング協会同級3位)
22戦12勝(8KO)10敗
※瀬川が初代王座獲得
序盤からサウスポー瀬川の左キックははしっていた
仁流丸もミドルを受けながらも直ぐに反撃はしていたが、ダメージは蓄積
瀬川の左ストレートもよくのびていた
最終5R左ミドルキックのダメージの蓄積した仁流丸は、ボディへのミドルキックでダウン
<セミファイナル第10試合 フェザー級 3分3R>
○前田 大尊 (マイウェイジム/INNOVATION 日本フェザー級2位&WBCムエタイS.バンタム級3位)
10戦7勝(1KO)3敗
2RTKO 2分31秒 ※3ダウン
●祐輝(OU-BU GYM)
16戦7勝(2KO)6敗3分
INNOVATION上昇中の上位ランカー・前田大尊が、新日本キック、RISE、NJKF、などに参戦し、前回大会“原点回帰 弐ノ陣”で勝利している広島県OU-BU GYMの祐輝を2Rボディへのミドルキックでダウンを先取、ボディパンチとハイキックで倒し、3ダウンで完勝のTKO勝。
<第9試合 ライト級 3分3R>
○山田 旬(アウルスポーツジム)
2戦2勝(1KO)
判定3-0(30-27 30-28 29-28)
●鈴木 孝則(フリー)
5戦1勝4敗
跳ねるようなフットワークでパンチ、蹴り、膝と攻勢をかけた山田が判定勝
<第8試合 ウエルター級 3分3R>
●成瀬 晴規(フリー)
3戦1勝1敗1分
2RTKO 49秒 肘によるカット
○Katsuya Norasing family(norasing family)
※デビュー戦
2R成瀬が左目尻あたりから出血でドクターストップ。偶然のバッティングよる出血との裁定で、3Rまで進まなかったので規定により無効試合となるが、ビデオ裁定で有効打(肘によるもの)であることが確認できた為、全試合終了後Katsuya Norasing familyの勝となる。
<第7試合 ヘビー級 3分3R>
田馬場 貴裕(IMPACT)
キック15戦6勝9敗
MMA10勝14敗
プロレス750戦以上
1R無効試合 1分59秒 ※偶然に金的蹴りにより、田馬場が試合続行不可能となる。
ピクシー犬飼(府中ムエタイクラブ)
1戦1敗
750戦以上のプロレスキャリアにプロキック、MMAのリアルファイトも行う“ガチンコ派プロレスラー”“クンロク王”のキャッチフレーズを持つIMPACT代表・田馬場貴裕は、開始早々左右フックで攻勢をかけ、ピクシーは守勢にまわるが、蹴上げるような左ロ―キックがまともに田馬場の金的に命中し、悶絶してえずく程のダメージを負った田馬場は、回復できず1R途中の故意でない反則打の為、規定によりノーコンテスト。不完全燃焼の結果となってしまった。
<第6試合 バンタム級 3分3R>
○広翔(稲城ジム)
2戦1勝1敗
判定3-0(三者30-27)
●風間 祐哉(WSR三ノ輪)
2戦1勝1分
サウスポー同士の一戦は、1R広翔が左ストレートでダウンを先取、粘る風間を倒せず判定勝
<第5試合 56㎏契約 3分3R>
●中村 健甚(稲城ジム/2戦1敗1分)⇒吉田秀介(稲城ジム)※デビュー戦
1RTKO 2分23秒
○嶋津 悠介( R I K I X ジム)
1戦1勝
<第4試合 ミドル級 3分3R>
●義斗(kickboxing fplus ジム)
1戦1勝
判定0-3(二者28-30 29-30)
○KENTA PUAKUTA SHONBIN/ケンタ プアク ションビン(スポーツジム67’S)
1戦1分
<第3試合 スーパーバンタム級 3分3R>
○吉田 鋭輝(team彩)
1戦1勝
3RTKO 2分16秒
●二宮 渉(アウルスポーツジム)
※デビュー戦
<第2試合 フライ級 3分3R>
○横尾 空(稲城ジム)
1戦1勝
判定2-1(30-28 30-27 29-30)
●内山 朋紀(TEAM ONE STEP)
※デビュー戦
<第1試合 65㎏契約 3分3R>
○野竹 生太郎(ウルブズスクワッドキックボクシング道場) VS
※デビュー戦
3-0(三者30-27)
●山下 聖一郎 (廣島ブルドッグ)
5戦1勝3敗1分