6月13日(木)全日本キックボクシング協会、第2回プロ大会“原点回帰 弐ノ陣”が東京・後楽園ホールで開催された。近年は肘なし、首相撲などの掴みが一切禁止の“ボクシングキック”のK-1と、肘なし・掴んでの攻撃は瞬間的に1発までアリのRISEルールも流布しているが、昔ながらの肘・膝・首相撲有効の3R・5Rでおこなわれるキックボクシングルール(公式ルール)でる。キックボクシングという競技を見直す意味も兼て「原点回帰」のコンセプトで行われた第二回大会なのだ。
メイン(トップ写真)は今大会唯一の5回戦。新日本キックボクシング協会・元フェザー級ランカーで全日本スーパーフェザー級3位の仁琉丸が、九州、福岡エリアで開催しているKOS(KING OF STRIKERS)王者の大雅と対戦。開始からリーチのある大雅がロ―キックをヒットさせ、仁琉丸は前に出れなくなってきたところでパンチ、組んでの膝を浴び劣勢となり、ロープ際に詰められたところで飛び膝蹴りを顔面ヒットされ担架で運ばれるKO敗けを喫する。メイン・セミと全日本キック協会選手が、他団体選手に敗退となった。
■ 全日本キックボクシング協会“原点回帰 弐ノ陣”
日時:2024年6月13日(木)開場18:00 開始18:30
会場:東京・後楽園ホール
お問い合わせ:全日本キックボクシング協会 TEL 042-377-7862
公式ホームページ:http://www.ajkba.com
公式Youtube:https://www.youtube.com/@alljapankickboxing/
<メインイベント第8試合 フェザー級 3分5R>
●仁琉丸(ウルブズスクワッドキックボクシング道場/全日本スーパーフェザー級3位)21戦12勝8KO9敗
1RTKO 2分02秒 ※右飛び膝蹴り
○大雅(MSJキックボクシングジム/KOSフェザー級王者)8戦6勝4KO2敗5
3月の旗揚げ大会で判定勝した仁琉丸は、次回9月6日大会で新日本キック時代にランカーでタイトル挑戦歴のある瀬川琉(稲城ジム)と全日本キックボクシング・スーパーフェザー級王座決定戦が発表されているが、他団体王者・大雅に惨敗を喫してしまった。
<セミファイナル第7試合 バンタム級 3分3R>
⚫︎広翔(稲城ジム)1戦1勝
判定0-3(二者28-29 29-30)
⚪︎希羅(MSJキックボクシングジム)12戦6勝4敗2分
3月の旗上げ大会メインイベントでデビュー戦ながら10戦のキャリアがある羽田翔太に判定勝した広翔が、KOS、BOMなどの肘・首相撲有効のキック・ムエタイルールで12戦のキャリアがある希羅のキック、パンチに後手にまわり、時折サウスポー広翔の左ストレートもヒットするが手数差で希羅が判定勝
〜新理事紹介、左手からキック9冠獲得の土屋ジョー、女子王座2冠の彩丘亜紗子、栗芝貴 全日本キック代表、WKA、UKF女子世界王座を獲得し、女子キックのパイオニア的存在の熊谷直子
<第6試合 59.0㎏契約 3分3R>
⚫︎白井嶺虎(バンゲリングベイ)4戦3勝1敗
判定0-3(二者28-29 28-30)
⚪︎祐輝(OU-BU-GYM)12戦6勝4敗2分
祐輝が最終3R失速するが、序盤の攻勢点を守り3月大会KO勝の白井に判定勝
<第5試合 スーパーライト級 3分3R>
⚪︎勇生(ウルブズスクワッドキックボクシング道場)3戦2勝1KO1分
2RKO 2分20秒 ※首相撲からの膝⇒肘
⚫︎滝口遥輝(中島道場)1戦1分
<第4試合 ライト級 3分3R>
⚪︎山田旬(アウルスポーツジム)1戦1勝
1RTKO 1分07秒 ※右フックで2度目のダウン
⚫︎宮田裕基(MSJキックボクシングジム )3戦3敗
<第3試合 56㎏ 3分3R>
⚫︎中村健甚(稲城ジム)1戦1分
判定0-3(二者28-30 29-30)
⚪︎土谷哲星(バンゲリングベイ)2戦2敗
<第2試合 フライ級 3分3R>
⚪︎横尾空(稲城ジム)デビュー戦
判定3-0(2者30-26 30-25)※横尾は2R右ストレート、3R左顔面への膝でダウン奪取
⚫︎HIROKI(AKIRA~budo school~)1戦1勝
<第1試合 51.5㎏ 3分3R>
⚫︎ペニコ(MONKEY☆MAGIC KBS)1戦1敗
判定0-3(三者28-30)
⚪︎小池空(I DEAL GYM)デビュー戦
◇プロ大会・後楽園ホールでの大会スケジュール
・2024年3月16日(土)旗上げ大会
・2024年6月13日(木)第二回
・2024年9月6日(金)
・2024年12月28日(土)
・2025年3月28日(金)
◇アマチュア大会
・2024年7月14日(日)