肘・首相撲有効の「全日本キックボクシング協会“原点回帰”」後楽園ホール旗揚げ大会!

 3月16日(土)東京・後楽園ホールで、昨年2023年(令和5年)8月に新たなキックボクシング団体として設立した「全日本キックボクシング協会」初のプロ大会『原点回帰 初陣』が開催された。出場選手にメインクラスはおらず、デビュー戦や5戦以下の次世代を担う新人戦メインの大会は、肘有・首相撲有効の純キックボクシングルールで行われ。出場選手もキャリアは浅いがよく練習したと思える動きで、全13試合中KO結着は1試合のみだったがダレない試合展開だった。
 次回プロ大会は、6月13日(木)東京・後楽園ホールが発表されている。
トップ写真:ゲスト(花束も持つ)左手から増沢潔(初代全日本ウェルター級王者)、藤原敏男(外国人初のムエタイラジャダムナン王者)、富山勝治(東洋ウェルター級王者)、飛鳥信也(MAライト級王者)の各氏に栗芝貴之 全日本キックボクシング協会代表(中央)

■ 全日本キックボクシング協会『原点回帰 初陣』
日時:2024年03月16日(土)開場17:00 開始17:15
会場:東京・後楽園ホール
全日本キックボクシング協会 TEL=042-377-7862
HP:https://www.ajkba.com/

<メインイベント第13試合 スーパーフライ級(52.16kg契約) 3分3R>
●羽田翔太(キックスターズジャパン)10戦3勝7敗
 判定0-3(二者29-30 28-29)
○広翔/ひろと(稲城ジム)※デビュー戦

 KNOCK OUTアマチュア王者でサウスポーの広翔が、キャリアで大きく上回る羽田を左ミドル・ロ―キックで翻弄。プロデビュー戦とは思えぬ動きで、決定打こそなかったが試合ペースを握り判定勝でメインを締め括った。

<セミファイナル第12試合 56.00kg契約 3分3R>
△鬼澤佑輔(MIYABIジム)6戦2勝3敗1分
 引分(二者29-29、29-30)
△中村健甚(稲城ジム)※デビュー戦

<第11試合 スーパーフェザー級(58.97kg契約) 3分3>
○仁琉丸(ウルブズスクワッドキックボクシング道場)20戦11勝(8KO)9敗
 判定3-0(三者30-27)
●幸島秀之(サンライズジム)※デビュー戦

 今大会最もキャリアのある仁琉丸は、決定打こそ奪えなかったが終始優勢に試合を進め判定勝。デビュー戦となる辛島は、キャリア差は覆せなっかたが好ファイトを展開した。

<第10試合 スーパーライト級(63.50kg契約) 3分3R>
○勇生(ウルブズスクワッドキックボクシング道場)2戦1勝(1KO)1敗
 判定3-0(三者29-28)
●Naoki(ウィラサクレック西川口)※デビュー戦

<第9試合 ▼フェザー級(57.15kg契約) 3分3R>
○白井嶺虎(バンゲリングベイ)3戦2勝1敗
 2RTKO 2分42秒 ※左ハイキック
●エモ(ジーニアスジム)※デビュー戦

今大会唯一のKO結着は左ハイキックで、全日本キック協会加盟ではないフリージムのバンゲリングベイ白井嶺虎だった。

<第8試合 ▼ライト級(61.23kg契約) 3分3R>
○杉浦昂志(キックスターズジャパン)※デビュー戦
 判定3-0(二者30-29、29-28)
●むらけん(ジーニアスジム)※デビュー戦

 エンタメ格闘技イベント「BreakingDown11」で敗退したものの印象づけた、元日本キックボクシング3階級4冠王者で極真館第7回全日本ウエイト制大会重量級優勝の実績をもつ須藤信充の息子で注目された むらけん のプロキックデビュー戦は、杉浦のロ―キックに長いリーチを持て余し気味になってしまい判定敗けを喫した。

<第7試合 ▼ウェルター級(66.68kg契約) 3分3R>
△成瀬晴規(フリー)2戦1勝1敗
 引分0-0(三者29-29)
△滝口遥輝(中島道場)※デビュー戦

<第6試合 ▼ウェルター級(66.68kg契約) 3分3R>
○山本哲男(KICKBOXING-SQUARE)1戦1勝
 判定2-0(30-28、29-28、28-28)
●カトリーヌ・マサトシ(中島道場)※デビュー戦

<第5試合 ▼ライト級(61.23kg契約) 3分3R>
○山田 旬(アウルスポーツジム)※デビュー戦
 判定3-0(二者30-27、30-28)
●ザイ・ウズハンカーン(中島道場)※デビュー戦

<第4試合 ▼フェザー級(57.15kg契約) 3分3R>
●高橋邑俉(SQUARE-UP道場)※デビュー戦
 判定0-3(2者25-29、25-30)
○勇人(NUMBER NINE)※デビュー戦

<第3試合 ▼バンタム級(53.52kg契約) 3分3R>
●藪 祥基(SQUARE-UP道場)※デビュー戦
 判定0-3(三者28-29)
○吉田鋭輝(team彩)※デビュー戦

<第2試合 ▼ミドル級(71.00kg契約) 3分3R>
●英坊/ヒデボウ(MIYABIジム)2戦1敗1分
 判定0-3(二者27-30、28-30)
○義斗/ヨシト

<第1試合フライ級(50.80kg契約) 3分3R>
●ペニコ(MONKEY☆MAGIC KBS)
 判定0-3(29-30、27-30、28-30)※ぺニコ3Rに1ダウン有
〇HIROKI(AKIRA〜budo school〜)

◇プロ大会会スケジュール
・2024年3月16日(土)
・2024年6月13日(木)
・2024年9月6日(金)
・2024年12月28日(土)
・2025年3月28日(金)