大韓ムエタイと全日本キックボクシング両協会が団結!国家代表選抜/全国新人戦

 韓国でムエタイを普及·発展させるために設立された団体「大韓ムエタイ協会」主催の「国家代表選抜/全国ムエタイ新人戦」が、2025年2月15日と16日の2日間にわたって韓国京畿道(キョンギト)中部・烏山市(オサンし)の体育館で開催された。大会には昨年12月28日「全日本キックボクシング協会 原点回帰 冬の陣」後楽園ホール大会参戦で“肘有・首相撲有効”の純キックボクシングに共鳴して全日本キックボクシング協会に加盟した韓国「大韓ムエタイ協会」SAMAUN MuayThai Gym チェ・シンヒョン会長の招待により、プロ選手も出場するアマチュア大会「国家代表選抜/全国ムエタイ新人戦」に全日本キックボクシング協会代表・キックボクシング稲城道場会長の栗芝貴 以下4名が韓国に招待された。韓国内でムエタイ団体は複数存在しており、その中でも大組織でもある「大韓ムエタイ協会」とパートナーシップを結んだことにより、韓国選手参戦も増え、全日本キックボクシング協会ランキング入り、王座を争う選手も出てくることが予想される。
トップ写真:渡韓した全日本キックボクシング協会チームと2025年3月28日(金)「全日本キックボクシング協会」に参戦選手を除いた韓国メンバー



 2025年プロ第1回大会となる3月28日(金)「SAMURAI WARRIORS」東京・後楽園ホール大会に大韓ムエタイ協会からクォン・ヒョヌとパク・スホの2選手が、日本でもわかりやすいようFlash、Jokerとリングネームに変えて参戦する。

NO KICK NO LIFE メイン加藤有吾KO!杉本卓也 激戦の引退試合 馬渡亮太・鈴木宙樹 敗、健太・HIROYUKI勝


 Flash(クォン・ヒョヌ)は国家代表選抜代表選手で、大韓ムエタイ協会フェザー級王者。昨年2024年5月17日「NO KICK NO LIFE」で鈴木宙樹(フリー)にKO勝している。来月3月28日(金)「SAMURAI WARRIORS」では、元WBCムエタイ日本統一フェザー級王者オーシャン・ウジハラ(フリー)と対戦する。

 Joker(パク・スホ)は今大会54㎏級金メダルで、プロ戦績は1勝1KO4敗と芳しくないが、タイでの試合(ムエタイ戦5R)が多く、戦績以上に実力のある選手である。

 今大会54㎏クラスで出場して国家代表選抜金メダルを獲得したパク・スホは来月3月28日(金)「SAMURAI WARRIORS」で、は昨年12月28日「全日本キックボクシング協会 原点回帰 冬の陣」でベテランハリィ永田(Astra Warkout/元WPMFスーパーフライ級1位)にKO勝した広翔(稲城ジム/3勝1KO1敗)と対戦する。

 昨年2024年10月05日(土)「K-1 WORLD GP 2024」と3月20日(水・祝)「TRHD presents K-1 WORLD MAX」に参戦して2勝1KOのクォン・ジャンウォンも大韓ムエタイ協会加盟選手で、試合も組めるが130㎏以上のスーパーヘビー級だと日本人の対戦相手選考に難航する。

◇大韓ムエタイ協会
設立の背景:ムエタイはタイの伝統格闘技ですが、1990年代以降、韓国でも次第に大衆化し、専門的な組織の必要性が台頭しました。
創立時期:1995年に正式に設立され、ムエタイ競技規定を体系的に導入し、国内外の大会を主催し始めました。
主要活動
1. 国内外の大会の主催及び参加
国内ムエタイ選手たちの実力向上のために定期的に大会を開催します。
世界ムエタイ協会(WMC)および国際ムエタイ連盟(IFMA)と協力して国際大会にも選手を派遣します。
2. 指導者及び審判養成
ムエタイ指導者と審判を体系的に養成し、これを通じてスポーツの専門性を高めています。
3. ムエタイ大衆化
一般人を対象にしたムエタイ教育プログラムを運営し、フィットネスおよび自己防衛目的でムエタイを普及します。
4. 青少年の育成及び文化交流
青少年のスポーツ参加を促し、タイなどとの交流を通じてムエタイの伝統的価値を知らせています。
大韓ムエタイ協会はムエタイを単なる格闘技ではなく、スポーツと文化として定着させ、健康な身体と精神を育てるのに寄与することを目標としています

■ 20252大韓ムエタイ協会国家代表選抜戦 & 新人戦
日時:2025年2月15日 12:00予選開始、16日 11:00準決勝~決勝戦 
会場:韓国京畿道烏山市五色文化体育センター
主催:烏山市ムエタイ協会
後援:烏山市体育館、大韓ムエタイ協会、京畿道ムエタイ協会

大会内容
一般:3分3R
ジュニア:2分3R ※17歳以下(2008年2月15日以前の出生者)
小学生(高学年):1分30秒3R
小学生(低学年):1分3R

判定基準
・パンチ・キック・肘・膝で観客を沸かせる
・技で主導権を握る
・ダメージを与えた時


大会開会式とプロ戦2試合

栗芝代表は韓国語で挨拶をして、会場から喝采をうけた。
日本語訳
「皆さんこんにちは。私は全日本キックボクシング協会代表の栗芝です。本日は盛大な大会の開催おめでとうございます!私たちをこの大会にご招待いただきました役員の皆様とシンヒョン会長に心から感謝申し上げます。私たちは子供たちに夢や希望が持てるように一緒に頑張りましょう!本日はありがとうございました。」

プロマッチ第2試合 
○イ・ドンヒョン
 2RKO
●イ・ジョンス


栗芝代表はプロマッチメインでプレゼンテーターを務めた

プロマッチ第1試合
○キム・ビョンス
 2RKO
●ウォン・ヒャンソフ


当初予定がなかったムエタイルールのプロ戦も2試合行われた

会場は2コートで試合がおこなわれた。


※月額999円ファイトクラブで読む(クレジットカード、銀行振込対応)
▼今週の肝:G浜田-相次ぐ訃報 オーストラリアAEW ウナギ・サヤカNXT

[ファイトクラブ]今週の肝:G浜田-相次ぐ訃報 オーストラリアAEW ウナギ・サヤカNXT

’25年02月27日期間G浜田追悼 ウナギサヤカ GleatxDDT VengeanceDay女子 大韓ムエタイ