トップ画像:photo by George Napolitano 本文内『All In』より (c) AEW
日本時間の本日行われた生中継番組『Collision』において、トニー・カーン代表がCMパンクの解雇を発表した。「スタッフやクルーにとっても安全な環境が維持できなくなったから」、「30年ファンとしてプロレスを見てきて、この4年はAEW責任者だったが、もっとも辛い決断だった」と述べている。但し、なにがあったとかは当然ながら言及していない。
AEW GM @TonyKhan opens #AEWCollision pic.twitter.com/1UeMHipSsu
— AEW on TV (@AEWonTV) September 3, 2023
本誌的には正直驚いた感がある。『All In』でなにがあったかは、事後を含めて詳細済みだ。 高級車のボンネットにスープレックスどころか、対戦相手のHOOKが前面のグラス(日本表記ガラス)にジャングルボーイを叩き付けて粉々に砕けるが、「本物のグラスだ!」、「これは本物だ!」とジャグルボーイが何度も叫ぶのだ。一般の視聴者には「なんのこっちゃ?」だったに違いない。要するに”挑発”をやったのは”ジャングルボーイ”ジャック・ぺリーの方だからだ。
そして次の試合、有料課金のPPV本戦第1試合がCMパンクvs.サモア・ジョーだったので、両者は選手が待機する踊り場で鉢合わせとなり、殴ったりとまではいってないのだが、(現地媒体によって表現が違うものの)、パンクは小さいジャックの首に手を回してフロントネックかけて動けなくした段階で、周囲にも大勢いるのだから皆が飛びかかって”喧嘩”自体はそこで終わり。
CMパンクは「もう嫌になった。帰る」と言い出したそうだが、負け役のサモア・ジョーがなだめて、予定通りに試合は行われている。ジャングルボーイはそのガラスで切れた腕を、これみよがしに誇示していたが、負けじとパンクは自分で切って大流血していたんだが・・・。
本誌最新の9月7日号、その記録更新のメガ・イベントとなった『All In』を20ページに渡って徹底的に掘り下げたので時間がなかったこともあるが、先週の回Dynamiteはハリケーンのためフロリダからの飛行機が飛ばす、ケニー・オメガ、Swerveストリクトランドら選手やクルーが現地入り出来ず、大幅にカード変更となったことや、今から思えば舞台裏の処理もあったのか、やや気の抜けた番組内容となり本誌は紹介していない。
この解雇決断があったCollisionだが、新日プロとの合同興行『禁断の扉』で怪我して以来の復帰となったブライアン・ダニエルソンの登場や、CMパンク派閥の仕切りというか、「あっちには出ない」と広言していたヤングバックスやハングマン・ペイジが合流と、こちらもまた当初の予定から構成が大きく変わったようだ。
いよいよ明日はシカゴでの2週末続けてのPPV『All Out』なんだが、風雲急を告げるAEWなのであった。
※月額999円ファイトクラブで読む(クレジットカード、銀行振込対応)
▼Judgement Dayタッグ戴冠女子防衛Payback Gムタ中邑真輔-Sロリンズ
▼7日後All Outケーフェイ再現スキット 竹下幸之助Kオメガ駆逐 MOX奪取
▼MLW伊藤麻希KUSHIDA『怒りのデスロード』Fatuナショナル王座陥落
▼国内マット50年Then & Now新日⇒合併TKO発足CMパンク報道課題
※600円電子書籍e-bookで読む(カード決済ダウンロード即刻、銀行振込対応)
’23年09月14日CMパンク解雇 Payback-AllOut-MLW過密週 N-1総括 大阪&道頓堀プロ