[ファイトクラブ]WオスプレイUS奪還Kオメガ禁断の扉ブライアン関節オカダ・カズチカ

[週刊ファイト7月6日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼WオスプレイUS奪還Kオメガ禁断の扉ブライアン関節オカダ・カズチカ
 (c) AEW タダシ☆タナカ+シュート活字委員会編
・Collisionトロント連夜興行トランキーロ内藤哲也、棚橋弘至も勝利から
・オーエン・ハート杯ウィロー・ナイチンゲール!トリCMパンク8人タッグ
・以前のジョン・シナごとく半ヒール声援CMパンク~ジェイ翌日はお休み
・第1 ボロボロ棚橋弘至生かす試合運びMJF15分半持たすと後で知る
・お客KOJIMA、KOJIMAコール!最高のお仕事した小島聡CMパンク戦
・色んな組合せ可能な4戦士オレンジ柴田勝頼DガルシアZセイバーjr
・SANADAのIWGP防衛戦、試合後ジャングルボーイがHookをボコる
・海外評価ダントツ石井智宏と竹下幸之介の激突必見Elite-BCC10人戦
・drew想定もAEW王座のみ戦 トニー・ストーム防衛Wナイチンゲール
・Wジュース惨劇 年間最高試合WオスプレイUS奪回Kオメガ40分弱
・Cジェリコ初遭遇スティングも頭打つ失態!ケツは内藤哲也鈴木みのる
・♪Final Countdownが鳴り響くダニエルソン入場!世界No.1と闘う夢
・30分予定も27分+オカダTap out負けトリもブライアン腕骨折の代償

Collisionトロント連夜興行トランキーロ内藤哲也、棚橋弘至も勝利から

■ AEW Collision
日時:6月24日(現地時間)
会場:カナダ オンタリオ州トロント スコシアバンク・アリーナ

―― まずは先に現地土曜夜のCollisionから紹介する必要があります。視聴者は予想通り初回の816,000から595,000に落ちるんですが、それはまぁ想定内でしょう。

オフレコ 土日連続で週末のスコシアバンク・アリーナを借りたことになる。日曜のPPVは新日本プロレスとの合同興行だけど、土曜のはAEW主催っても、実質はここから始まっていた。

―― Dynamiteの段階でスティング&ダービー・アレンのトリオ戦のパートナーは誰かと話を引っ張っていたのが、ここで内藤哲也だとわかります。

オフレコ 番組自体はカナダ出身のクリス・ジェリコの入場をお客さんが♪Judas合唱で迎えるところからで、鈴木みのるが相棒という・・・。はい、サミー・ゲバラはここでは外されてます(笑)。なにしろ翌日PPVなんで初めてCMパンクとエリート勢が一緒の会場にいることになるとか、生意気だと先輩レスラーに疎まれてるサミー君は、しゃしゃり出ない方がまたトラブルの種を避けられるだろうと。

―― 内藤哲也も出るのかというのは、どこかには出ていたのかもですけど、私は知りませんでした。実況ケビン・ケリーですから「100年に一人の逸材」はCenturyに1人となるのかと(笑)。まぁエースは大スター扱いされてました。

オフレコ 試合は棚橋弘がSwerveストリックランドにハイフライフローを決めるカードからなんだけど、膝の調子が悪いようで極めて危なっかしいかなぁと。すべってしまったりもあった。

―― 対戦相手が職人Swerveですからうまくやってくれましたけど、試合後、MJFからは「早く帰りたいから俺たちの試合は第1試合だ」と言われてました。

オフレコ タイトルの掛かってないブライアン・ダニエルソンvs.オカダ・カズチカがメインという順番の意味が、翌日明らかになるんだけどな。

オーエン・ハート杯ウィロー・ナイチンゲール!トリCMパンク8人タッグ

―― 日本からの視聴者の関心に絞って紹介するなら、現・新日ストロング女子王者のウィロー・ナイチンゲールが、前は男だったナイラ・ローズを下す「オーエン・ハート杯」の一回戦があります。

オフレコ そりゃトーナメント、ウィローが決勝まで行くでしょう。日本時間の25日、代々木第二体育館の『スターダム・サンシャイン2023』で、ジュリアに名指しで挑戦表明されていた。

▼スターダム金網マッチ大団円ハッピーエンドも見え隠れした悲喜交々考

[ファイトクラブ]スターダム金網マッチ大団円ハッピーエンドも見え隠れした悲喜交々考

―― 鈴木太郎によると、「鹿島の敗戦を予想できた者はいなかったのではないだろうか?」とあるんですけど、そうなんですか? サムライTVで生中継やってたから見た方多いと思うんですが。

オフレコ いや、そりゃ「鹿島沙希」までフォローしていたわけではなかったけど、修復不能のアングルを延々と毎日やっていた「林下詩美と上谷沙弥」のクイーンズ・クエストに関しては、「こりゃ元に戻るんだよ」と言った通りだったでしょ。

―― アメプロのサモア一族Bloodlineの大河ドラマ見ているファンなら、展開が読めますよね。『ゲーム・オブ・スローンズ』とか連続シリーズ好きもわかったと思いますよ。

オフレコ 翌日がトニー・ストーム戦なんでOutcastsの面子が詰め寄るんだけど、地元シカゴで客にoverしたスカイブルーがウィローの側という対立の絵を作っていた。

以前のジョン・シナごとく半ヒール声援CMパンク~ジェイ翌日はお休み

―― そして番組トリが、8人タッグではあるんだけど、比較的長く出るCMパンクにFTR、さらにリッキー・スタークスの4人に、ジェイ・ホワイト&ジュース・ロビンソンのバレットクラブ・ゴールドと、ビリー・ガンの息子たちガンズが合体という一応はヒールなんだろうけど。

オフレコ ジュースのRock Hardというのは”固チン”やな(笑)。新日追放マッチとかやってたから、さすがにこの二人は翌日のPPVにはラインアップされてない。だから、Collisionのメインだったんだろう。

―― 面白いのはシカゴはともかく、他ではCMパンクはどうなのかは前から言われていたことですが、昔のジョン・シナというか、SUCKSとコールされるのと声援が交互になるんですけど、本人はそれをわかってカナダ遠征に踏み出していますね。

オフレコ ちゃんと中身のある試合で、なにより巨大なスコシアバンク・アリーナに両方行ったというファンが相当数いたと思われるから、PPVの前日から気合が入っていたと誉めるしかない。

―― 最後はジェイのブレードランナーでした。そしていよいよ『禁断の扉』を迎えます。


オフレコ プリショーに5試合も詰め込んで、インゴベルナブレス(鷹木信悟&高橋ヒロム&BUSHI)とUnited Empire(カイル・フレッチャー&ジェフ・コブ&TJP)もあったから全体で5時間半、いや6時間と長過ぎた課題は指摘するが、本誌は本戦からに絞らせてくれ。

―― ロッキー・ロメロ裏方役員にベスト・フレンズ(トレント・バレッタ&チャック・テイラー)、さらにエル・デスペラードという新日軍が、前日、動けない棚橋をキャリーしたSwerveストリックランド、ブライアン・ケイジにゲイツ・オブ・アゴニーという8人タッグも。もしもの時に備えて会場入りさせたんで、プリショーに出させたというのはなんか『All Together Again』みたいでした。

■ AEW x NJPW Forbidden Door 禁断の扉
日時:6月25日(現地時間)
会場:カナダ オンタリオ州トロント スコシアバンク・アリーナ 観衆14826人(=主催者発表)

オフレコ ただ、実際にアダム・コールは会場入りしたけど、発熱症状が出て出場ナシになったりもあったから、ビックショーの場合は仕方ないとも言える。リングアナウンサーは2名かぁ。

第1 ボロボロ棚橋弘至生かす試合運びMJF15分半持たすと後で知る
<第1試合 AEW世界王座戦>
[王者]○MJF
 15分30秒 ダイヤモンドリング装着で殴ってフォール
[挑戦者]●棚橋弘至

―― そして始まった本戦。「第1試合ってのは重要」という庇い方もあれば、「AEW世界王座戦がこの扱いなのか」も指摘出来ます。もっとも前日のCollisionの試合を出すまでもなく、タナの調子が悪かったんですが・・・。

オフレコ あとから試合時間調べて、15分30秒もやったのかというのが記憶と違うんだが、それだけMJFがうまく回したという見方も出来ると思う。アブドミナル・ストレッチやったりと、うまくエースを休ませていた。

―― 上記写真中央には、日本語実況テーブルの元井美貴さんも写り込んでます。我々は日本語版で見てないのでどんなこと言ってるのかわからないんですけど。

オフレコ タナは暫く休んで欲しい。長期休暇が必要だ。

お客KOJIMA、KOJIMAコール!最高のお仕事した小島聡CMパンク戦
<第2試合 オーエン・ハート杯男子トーナメント1回戦>
○CMパンク
 13分40秒 GTS
●小島聡

―― 一方で、最高のお仕事をしてくれたのが小島聡です。カナダでCMパンクが半分ヒールになるのは本人もわかっていたことで、そこは想定内なんですが、コジがきっちりとお客さんの感情を揺さぶって「KO・JI・MA、KO・JI・MA」とコールさせた光景はウルウルでしょう。本誌は自信を込めて裏MVPだったと評します。

オフレコ 「いっちゃうゾ」から、胸ピクピクに高速チョップ連打、実況が天山との長年のタッグに触れたらモンゴリアン・チョップを見舞ってと、レパートリー全部やれたし、長年のキャリア実績がここに結実した。少なくともIWGP世界王者SANADAは、まるで印象残せてないのだから、こういう場で差が出たな。その昔、CMパンクとROHで会っているとか実況が触れていたのは忘れていたよ。

―― ケツはわかっていたことで、大人向きの本誌にはどうでもイイことです。また、怪我とゴタゴタで休んでいたCMパンクにとっても、シングル戦は8ヶ月ぶりなんだそうで、ベテラン相手にきっちりやれていたのも凄い。ブーイング出ることわかっていて、ちゃんと組み込んで試合にしているのもさすがに一流の証なんです。

オフレコ 黙っとけ、ヤングバックス! お客が決めるんだよ、バカヤロー。

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