[ファイトクラブ]元気があれば何でも出来る!新日 全日 ノア両国に集結All Together

[週刊ファイト6月22日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼元気があれば何でも出来る!新日 全日 ノア両国に集結All Together
 photo & text by 山下達也 w/編集部編
・構成失敗?人数調整8人タッグ⇒6人⇒4人⇒シングル⇒4人⇒6人
・1年半振り石井智宏x稲村愛輝 両国火点けるも毘沙門・消灯に稲葉↓
・ザック・セイバーjr.対クリス・リッジウェイ興味深TMDK-ノア外国人対決
・元新日本プロレス・ヨシタツは売出し中の海野翔太にあっけなく敗北!
・石川修司欠場も代打小島聡vs. AXIZ実現 大森北斗バチバチ中嶋勝彦
・鈴木みのるxノア7年振りの激突 成長見せる当時練習生の宮脇純太
・UNITED EMPIRE全日・斉藤兄弟暴れるもFアキラ田村男児に火の玉葬
・永田裕志+全日越境トリオにLIJは諏訪魔岩石落としに安齊勇馬も躍動
・王者SANADAのJust 5 Guys 6人対決もGood Looking Guysが取る
・3団体jr王者揃い踏みも目立った愛媛プロ/全日のライジングHAYATO
・不協和音オカダ拳王も潤滑剤・青柳優馬仲裁レインメーカー新日間ケツ
・コロナ終結を猪木”元気”に挿げ替えた興行も3番手の全日勢輝く皮肉


■ ALL TOGETHER AGAIN 元気があれば何でもできる!
日時:6月9日
会場:東京都・両国国技館 観衆6,569人(=主催者発表)

 東日本大震災後に開催された過去2大会は超満員札止めだったのに対し、今大会は収容人数11,098人の両国国技館で6,569人との発表。二階席は後方までよく埋まっていたものの、升席は空席が目立つほどであった。高額なチケット代金(升席一席14,000円)と、一升4人とコロナ禍で設定されて一升2人のようにゆったりした観戦が出来ないと感じた客から嫌われたようだ。
 第一回大会を現地では観戦していないから比較しようがないが、印象として今大会は新日本プロレス開催の大会に、全日本プロレスとプロレスリング・ノアがゲストで参加したように強く感じる大会であった。

 「元気があれば何でもできる!」と銘打たれたものの、メインにもの足りなさを感じたことも否定出来ない。それもそのはず、3団体の交流戦は今年に入り新日本プロレスとプロレスリングノアの横浜アリーナでの対抗戦に始まり、武藤敬司Finalと続いており、通常の興行でも他団体選手参加が日常となっては、いくらメジャー3団体が集まったオールスター大会と謳っても、会場が超満員になることは難しいということが証明された。

 この日も新日本プロレスの成田蓮がノアの丸藤正道に一騎打ちを要求したり、鈴木みのるがノアの杉浦貴や丸藤正道に「また乗り込んでやってもいいんだぞ!」とアピールするなど、伏線を張る動きがあったことからも団体交流戦は続いていく。

’23年04月20日号JホワイトAEW-ROH 詳細RIZIN大阪城連日 女子Krush 3団体Together発表

 フィナーレで炎のファイターが流れる中、アントニオ猪木さんの孫がリングに上がり123ダー!に参加、若い方のお孫さんが坊主頭だったのだがスキャンダルが発覚し坊主頭になった1986年当時のアントニオ猪木によく似ているように感じた。

構成失敗?人数調整8人タッグ⇒6人⇒4人⇒シングル⇒4人⇒6人
<第1試合 8人タッグマッチ 15分1本勝負>
田口隆祐(新日本) ○YOH(新日本) ブラックめんそーれ(全日本) 井上凌(全日本)
 9分10秒 DIRECT DRIVE⇒片エビ固め
●小峠篤司(NOAH) 吉岡世起(NOAH) アレハンドロ(NOAH) スペル・クレイジー(フリー)

 3団体からのオフィシャル発表だと<第0試合>なんだが、写真をカードごとに保存する編集部にしたらややこしくなるので<第1試合>表記にさせていただく。

 もっとも、「正直なんだよこれは?」という内容で取り上げる価値ナシ。恐らく、当日なんらかの事情で出れない(実際、石川修司は欠場)とか、(こういうビッグイベントで極めて考えにくいことだが)アップダウンで揉めるなりでマッチメイク変更がありうるから、待機要員として呼ばれた面子で事前発表のない<第0試合>だったのかもだが.・・・。この8人タッグ⇒6人⇒4人⇒シングルときて、また4人⇒6人という大会構成が、実行委員会が妥協ばかり強いられて、まるで練られてないままだった課題をいきなり冒頭から露呈したかもなのである。

1年半振り石井智宏x稲村愛輝 両国火点けるも毘沙門・消灯に稲葉↓
<第2試合 6人タッグマッチ 20分1本勝負>
[CHAOS]石井智宏(新日本) ○後藤洋央紀(新日本) YOSHI-HASHI(新日本)
 8分28秒 消灯⇒片エビ固め
マサ北宮(NOAH) ●稲葉大樹(NOAH) 稲村愛輝(NOAH)

 事前発表のオープニングで新日vs.ノア対抗戦だから、大人のファン観点ならノアなら誰が寝るかであって、やはり稲葉大樹かぁという(笑)。
 いや、2008年12月8日の「昭和プロレス」をテーマにしたある種のオールスター戦の際、故ターザン後藤が「お前が一番若いんだから」と言われてボイコット。後楽園ホールからマイクだけして帰ったのがあったけど。
 石井智宏vs.稲村愛輝が一年半振りに再会果たし両国に火を点けたんだが、毘沙門の消灯に稲葉大樹沈むカードとなった。

ザック・セイバーjr.対クリス・リッジウェイ興味深TMDK-ノア外国人対決
<第3試合 タッグマッチ 20分1本勝負>
[TMDK]ザック・セイバーJr.(新日本) ●藤田晃生(新日本)
 11分23秒 アンクルロック
○クリス・リッジウェイ(ノア) ショーン・レガシー(ノア)


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