オカダ・カズチカが6月12日（月）、テレビ朝日系『帰れマンデー見っけ隊!!』に出演した。
番組の趣旨は、サイコロを振って電車に乗りこみ、出た目の数だけ進んで降りた駅から歩いて焼肉屋を探し、焼肉を堪能するまで次の電車に乗れない、というもの。こうしてサイコロを振っては電車に乗り、焼肉屋を探してゴールを目指す。
番組MCはお笑いコンビのタカアンドトシ。今回、オカダ以外のゲストは俳優の小泉孝太郎にTravis Japanの宮近海斗だ。もちろん、宮原健斗とは何の関係もない。
秘境の焼肉屋探しで、オカダはカネの雨を降らせることができるのか!?
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▼オカダ・カズチカ 1・4ケニー・オメガ戦でフェイク○○を使用？
オカダ・カズチカは食レポが苦手!?
今回、旅の舞台となったのは静岡県の伊豆半島。秘境のため焼肉屋が多いとは思えず、またアップダウンが激しいので焼肉屋が見付からないとかなり厳しい歩きになりそうだ。
しかも、同番組でお笑いコンビのサンドウィッチマンがMCの時は飲食店探しとなるが、タカアンドトシの場合は焼肉屋（寿司屋の時もあり）に限定される。そのため、店を見付けるのが困難になり、さらに焼肉を食べては次も焼肉となるので、いくらプロレスラーの主食が焼肉とは言っても、焼肉ばかり食べていると胃がもたれそうだ。
旅のスタートは伊豆急行の南伊東駅。ここで小泉孝太郎がサイコロを振る。なお、今回は駅数が少ないため、最大の目が3という特殊サイコロだ。
小泉孝太郎は最大の3を出し、幸先のいい出足となった。それに良い情報としては、静岡県は海産物のイメージが強いが、実は全国一の焼肉王国。伊豆牛や萬幻豚などのブランド肉が60種類以上もあるという。
電車は伊豆高原駅に到着。この駅で降りて、歩いて焼肉屋を探す。ここで、子供の頃からどんな地元メシを食べて育ったのかという話題になった。
愛知県安城市出身のオカダ・カズチカは『北京』という店で北京飯をよく食べた、と語る。北京飯とは、トロトロの玉子に豚の唐揚げを載せた丼なのだそうだ。オカダによると、安城市で北京飯を食べたことのない人は0人らしいが、ホントかね。
電車を降りて歩き始めると、外は生憎の雨。というより嵐だ。飲食店はあるが焼肉屋は見つからず、伊豆テディベア・ミュージアムという施設で聞き込み。女性店員によると、5分の所に焼肉屋があるそうだ。その店にはチャレンジ牛というメニューと、ブランド豚の萬幻豚があるらしい。
ただ、道順の説明が長すぎて覚えられないので、5人でパートを決めて記憶することに。オカダが覚えるのは最初、上り道を真っ直ぐ行って川まで、が担当だ。
それぞれのパートが決まり、5人は焼肉屋を目指して歩き始める。すると情報通り、鉄板あみ焼き『奏（かなで）』という焼肉屋があった！ 大喜びする5人。
ところが、看板を見ると『OPEN 18:00～』と書いている。まだまだ昼間、夕方6時まではとても待てない。5人は一瞬にして絶望の淵へ叩き落された。
しかし、店の中を見ると電気が点いている。念のため、オカダが店に入って確かめることになった。店の人と交渉し、浮かない顔で店から出てきたオカダ。その表情に、他の4人が落胆しかけると、オカダはレインメーカー・ポーズから腕でOKマークを作った。オカダも細かい芸をする。
どうやら、夜のみの営業日もあるため、看板では18時からとなっているらしい。
店に入った5人は、ミュージアムの店員が言っていたチャレンジ牛を注文。チャレンジ牛とは、200gから注文でき、100gずつ増量が可能なのだそうだ。5人は、500gを1人100gずつ食べることにする。もちろん萬幻豚も注文し、サツマイモを食べて育ったという豚肉が運ばれてきた。
食レポを任されたオカダは、
「普段、食べている豚が、普通の豚だとしたら、今日の豚は、良い豚っすね」
とコメント。
オカダの食レポに対し、トシは、
「ゆっくり普通のことを言っただけ！」
とダメ出しした。
さらに、チャレンジ牛500g（2,400円）が運ばれてくる。あまりのデカイ牛肉の塊に、5人は絶句。宮近海斗は「ナイキのシューズぐらいありますね」と、その巨大さに驚いていた。ちなみに、MAXでは1人で2㎏を食べた人がいるという。
もっとも、長州力だったら「アンドレなら牛1頭食えるよ」と言っただろうが。
小泉元首相はプロレス・ファンだった!?
5人は伊豆高原駅に戻り、次にサイコロを振るのはオカダ。オカダは「（最大の目の）3の雨が降るぞー！」と言ってサイコロを振ったが、出たのは中途半端な2だった。
電車は伊豆熱川駅に到着。ここから再び歩いて焼肉屋を探す。と、そこに『オモニ』という店があった。明らかに韓国料理店である。焼肉も期待できそうだ。さすがオカダ、良い目を出した。
ところが、店の扉には鍵がかかっていて開かない。残念ながら営業時間外のようだ。
やむを得ず、近くにあった熱川バナナワニ園という施設で聞き込み。飼育員によると、山の方に歩いて20分の所に焼肉屋があるらしい。道順がややこしいので、例によって5人で覚えるパートを分担。オカダはまた、冒頭の部分を担当した。
だが、今度は１軒目と違ってなかなか辿り着かない。歩きながら、小泉孝太郎が父親の想い出を語り始めた。
小泉孝太郎の父親は、言わずと知れた元内閣総理大臣の小泉純一郎。小泉元首相は厳しい父親で、子供が深夜にテレビを見ることを禁じていたが、プロレスだけは例外で小泉孝太郎はもちろん、弟で現在は政治家の小泉進次郎も一緒に親子で夜中にプロレスを見ていたそうだ。
小泉元首相は、ウィスキーを呑みながらプロレスを見て、声を出してはしゃいでいたという。ひょっとして、プロレスを見ながら「感動した！」などと言っていたのだろうか？
坂道を登っていくと、焼肉屋が見えてきた。『junjun』という店で、イベリコ豚の豚トロ、世界一美味しいというエビ、静岡ブランド豚のクッパが売りだという。
静岡ブランド豚『ふじのくにいきいきポーク』のクッパを食べた感想を求められたオカダが言った。
「クッパが公園の中を走り回ってますね」
「ごめんなさい、どういうこと？」
トシがツッコむ。
「キノコ……、キノピオ」
「あ、クッパってマリオの敵の方!?」
トシがようやく理解した。オカダは、
「考え過ぎちゃって失敗するヤツだね」
と言われる始末。やはりオカダに食レポは無理のようだ。
アジサイからペリーロード、最後は温泉へ
焼肉を存分に味わった後、伊豆熱川駅に戻った5人。宮近海斗が振ったサイコロは最大の3で、一気にゴールを決めた。
電車に乗り込んだ5人は終点の伊豆急下田駅で降りて、東海バスに乗り換え。スタート地点の南伊東駅から46km、ゴールの下田海中水族館バス停で降りると、ここから最後の焼肉屋探しだ。
水族館での聞き込みでは、山の向こうに焼肉屋があるらしい。聞いた焼肉屋へ向かって歩き始めると、途中の下田公園には日本一というアジサイ園があった。ちなみに下田公園は、下田城の跡地なのだそうだ。東京ドーム5個分という広大な敷地に、300万輪ものアジサイが花を咲かせる。
5人は1.2kmのあじさいロードで、色とりどりのアジサイを満喫した。
下田公園を抜けると、ペリーロードに辿り着く。ペリーとはもちろん、江戸時代に鎖国をしていた日本を開国させたマシュー・ペリーのことだ。下田と言えば、ペリーにより日米和親条約が結ばれた際に開港した港である。
ペリー一行は江戸幕府と話し合うため、このペリーロードを約300人で行進したという。
ペリーロードを抜け、いよいよ最後の焼肉屋『成翠園』に到着した。店に入り、運ばれてきたのは静岡のブランド牛『静岡そだち』のトモサンカクという、牛のもも肉の中でも最もサシが入る希少部位。一口食べたオカダは、思わず「あー、美味しい！」と言った。
次に運ばれてきたのは『ととり冷麺』。どんぐり粉を練り込んだ、脂質が少なくコシの強い麺だ。黒い麺だが、ペリーの黒船とは関係ないらしい。
無事に旅を終えた5人は、千人風呂の金谷旅館に行って、広さ日本一という総ヒノキ造りの温泉に飛び込む。
最後にタカが言った。
「またこのチームで、もっと天気が悪い時にやりたいね」
「なんでだよ！ 晴天でやらしてくれよ」
トシの絶妙のツッコミでロケは終了。オカダはカネの雨を降らせることはできず、本物の雨に降られてしまった。
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