[猪木追悼⑥]
アントニオ猪木さんにとって宿敵であり盟友でもある、両雄よりメッセージが届いた。
日本プロレス時代、アントニオ猪木自身が我がベスト・バウトと呼ぶ、そう昭和44年12月2日大阪府立体育会館で初めてNWA世界王座に挑戦した相手ドリー・ファンク・ジュニアさんである。訃報を聞くなり奥様マーティーさんがドリーにその旨を話されその胸中をコメントで頂きました。
Today sadness is overwhelming Sweet memories God Bless You and welcome you to Heaven Until we meet again Dory Funk Jr
訳：今日の悲しみは非常に圧倒される。あなたとは良い思い出しかない。神はあなたを祝福し、あなたを天国に歓迎します。また会う日まで ドリー・ファンク・ジュニア
新日本プロレスにおいてアントニオ猪木とNWFタイトルをめぐり激戦を交わした“不沈艦”スタン・ハンセン氏からも猪木さんへの追悼メッセージが奥様のゆみさんを通して届きました。
he last of the great promoter and wrestler from the Showa period has passed. I’m sorry to say that Inoki has passed away. He was a man of great courage and leadership. He never was afraid to try to do things in his own unique way. He will be sorely missed and I hope that everybody pays their respect to him.
訳：昭和の偉大なプロモーターでありプロレスラーの最後の人が亡くなりました。
猪木さんの死に対しお悔やみ申し上げます。彼は勇気とリーダーシップに優れた人でした。彼は独自の方法で物事を行う事を決して忘れませんでした。彼がいなくなり寂しくなりますが、誰もが彼に敬意を払ってくれることを願っています。スタン・ハンセン
先日の来日においては、スタン・ハンセンは猪木さんの体をすごく心配され何度かお会いできるタイミングを計ったのですが、やはり猪木さんの状態が日増しに悪くなる状況ではかなうことができませんでした。
photo & text by 藤井敏之
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