NXTグレイソン・ウォーラー&ティファニー・ストラットンpushも羅患変更跡

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■ WWE NXT2.0
日時:12月28日(現地時間)
会場:米フロリダ州オーランド Capital Wrestling Center


 年内最終のNXT2.0、番組がRAWに出てきてAJスタイルズに絡んでいた自称フェノミナル・グレイソン・ウォーラーからなのは予定通りだが、確かデクスター・ルミスとの対戦だったのに、急遽オデッセイ・ジョーンズに変更。早くもオミクロン株の猛威が顕著ということなのか。

 試合は良かったかと。巨体のジョーンズに持ち上げられた際にターンバックルが外れたので、そこの大男の頭をぶつけさせ、そこからのスタナーで当然ウォーラー勝利に。巨体をひっくり返してフォールするのにちょっともたついたのだが・・・。
 そこにスクリーン出演だがAJスタイルズが登場。PPVではないが年頭の番組は『New Year’s Evil』と名称のついたテーマがあり、王座戦を並べる大会なのでAJスタイルズが来るらしい。ふ~ん。


 しばらく師匠(マット・)リドルとの紫の煙こそ画面には出ないが、わかる人にはわかる危ない珍道中スキットのみの出演が続いていたMSKが『ハロウィン・ハボック』でインぺリアム(マーセル・バーテル&ファビアン・エイクナー)に負けて以来の会場リング登場。ベビーフェイスとして迎えられている。

 こちらもスクリーン出演だが、インぺリアムの頭領ウォルター親分まで出てきて、『New Year’s Evil』ではリドル加えたMSKと欧州軍の6人タッグになるようだ。


 階段から突き落とされた因縁からブライアン・ケンドリックが久しぶりにNXTコーチでなく、選手としてジョー・ゲイシーの舎弟ハーランドと試合するハズだったのだが・・・。
 替わりにチェイス大学のアンドレ・チェイス教授が、狂暴なハーランドに頭を何度も叩きつけられてレフェリーが見るに見かねて止めさせるという結末に。代役なのにこの扱い、チェイス教授が可哀そうです。

 実際、大学の生徒らしき選手が救出にくるが、これもリング外に引きずり降ろされてハーランドに抱えられて花道引き上げる絵にしてました。


 事前に目玉として煽られていたのがティファニー・ストラットンのデビュー戦。ただ、何度が流されていた煽りのプロモ内容は、パパが金持ちでショッピング三昧のセレブ令嬢みたいな紹介で・・・。しかし、彼女は体操の五輪米国代表だった凄い経歴の持ち主なのに、五輪だのは一切触れてない扱い。

 こういう場合、誰かベテランが相手という方法もあったハズだが、恐らく同じ練習生だった知らない選手をフラットライナーで仕留めるものに。正直、売り出しのセレブ令嬢キャラ含めてこれじゃよくわかりません。


 やはり『New Year’s Evil』でクルーザー級ロデリック・ストロングと、北米王者カーメロ・ヘイズの王座統一戦が行われるようで、調印式のセグメントに。どういう名称になるかとか、今後の『205 LIVE』の運命は未発表のままなのだが・・・。

 マルコム・ビベンズのしゃべりが面白いから、このセグメントは格好がついた。お約束でヘイズがテーブル葬されるんだが・・・。


 エレクトラ・ロペスの恋のさや当てで、新Sexy Boyザイオン・クインが「ファンタズマ軍とどっちを選ぶのか?」の問いかけスキットから、結局はサントス・エスコバと、ウーソズの実弟ソロ・シコアとのシングル戦になるのだが、記者が聞き逃したのかもだが、なんでそうなったのか、なんかバックステージで揉めてたんだがよくわからず。ただ、この試合がピカ一の内容になったので文句ありません。

 なにしろ本誌で再三、過小評価賞を指摘されているエスコバと、兄貴たちより期待の持てるサモアの実力派シコアである。フロッグ・スプラッシュが決まるが、エスコバの受け役は必見だ。エレクトラ・ロペスを巡る物語はまだ続く。


 売り出し中なんだが、まだ経験が浅いので負けることもあるというのが前週だったヴォン・ワグナーは、知らない選手に八つ当たりしての勝利をやってました。


 番組トリが明らかな代替カードに。当初の予定ではToxic Attractionの現タッグ王者組が出てくるハズだったのだが、これはもう仕方ない。ただ、闘うタッグの組み合わせといい、組んだコーラ・ジェイドとラケル・ゴンザレスの仲たがい含めて、イマイチの出来だったかも。

◆紫雷イオがタッグ戦で躍動も『New Year’s Evil』王座挑戦権奪取ならず

 紫雷イオ&ケイ・リー・レイがNXT女子王座挑戦権をかけたタッグ戦でラケル・ゴンザレス&コーラ・ジェイドを追い詰めるも、ケイ・リーがコーラ・ジェイドに丸め込まれて「NXT: New Year’s Evil」の王座挑戦権を逃した。NXT女子王者マンディ・ローズの独断により(実際はオミクロン隔離措置から)次週のNXT女子王座トリプルスレット戦の挑戦者を決めるタッグ戦が決定する。序盤、イオはコーラにフラップジャック、ラケルにはスプリングボード・ムーンサルトを決めて躍動した。

 さらにイオはドロップキックや619、ミサイルキックと怒涛の連続攻撃でコーラを追い詰めるも、ケイ・リーがラケルの連続攻撃を食らって形成逆転されてしまう。終盤にはケイ・リーがラケルと揉め出したコーラを背後から丸め込んだが、これに気づいたラケルに介入されると最後は逆にコーラに丸め込まれて無念の敗戦を喫した。

 試合後にもラケルとコーラの口論がリング上で続くと会場ビジョンに現れたNXT女子王者マンディに「私の王座を狙っていると破滅するわよ。2人とも私が消してあげる」と次週行われる「NXT: New Year’s Evil」のNXT女子王座トリプルスレット戦を前に挑発された。


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