[週刊ファイト1月13日合併号]収録 [ファイトクラブ]公開中
▼AEW局移行HペイジBダニエルソン30分Rフィニックス腕折れ重傷
(c) AEW 編集部編
■ AEW Dynamite on TBS
日時:1月5日(現地時間)
会場:米ニュージャーシー州ニューアーク プルデンシャル・センター
AEW新春第一弾は本誌にとっては勝手知ったるプルデンシャル・センターから。ジョージ・ナポリターノ記者を派遣しようかと相談はしていたのだが、なにしろニューヨーク/ニュージャージー地区のオミクロン株蔓延なんか、日本の第6派到来どころの騒ぎでない驚愕の桁違い数である。しかも、日本のマット界と違って皆さん大声張り上げて、クリス・ジェリコの入場には♪Judasを大合唱するのだから、クラスター発生に巻き込まれに行くようなものとなって自前取材は断念。なので写真は公式画像を使わせて貰う。
試合はワーグナーの♪ワルキューレの騎行が鳴り響きダニエル・ブライアンが登場。前回のハングマン・ペイジとの王座戦はテレビマッチで60分ドローという、AEWとしても画期的な冒険を試みた次第だが、ブライアンの言い分は「7割は俺が攻めていた、ジャッジがいたら俺の勝ちだ」というもの。なので今回は3名のジャッジ(ポール・ワイト、ジェリー・リン、マーク・ヘンリー)がいて、時間切れの場合はどちらかを勝者にするという形式に。ただ、そうくれば、実際にはそこまではいかないと踏んでいたが、かといって短い試合でも言い分が通らないので結局は約30分闘うことになる。
但し、同じ展開になってもいけないので、今回は両者が10回以上はまともに頭突きを打ち合ったり、モロにコーナーポストに顔ぶつけたりで、両者が流血する内容に。AEWは流血やり過ぎの懸念はあるのだが・・・。
ただ、今回も凄い試合だったことは強調して足りない。ブライアンも凄いが、やはりAEW発足当初から「いずれはチャンピオンに」と温存されてきたハングマン・ペイジも立派な世界王者である。鮮やかなバックショット・ラリアットが決まった。
今回の大会、現地の放送局では同じグループ内ながらTNTからTBSにチャンネル移行という大きなお題目があり、その宣伝からも3大王座戦を並べており、充実の内容かつ再び本丸のニュージャージー会場という気合が入った回だったのだが、メインで事故があることに。