AJスタイルズNXT!RゴンザレスDカイ 紫雷イオEロペス イタ公Pダン

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■ WWE NXT 2.0
日時:12月21日(現地放送時間 WWEネットワーク日本木曜以降)
会場:米フロリダ州オーランド Capital Wrestling Center


 番組はトマソ・チャンパのモノローグから。絶対試合数がようやく10試合とか新人でしかないブロン・ブレイカーを揶揄すると同時に、驚異的とも誉め殺しにする。新年テーマの番組は2週間後になり、ここで王座戦が決まった。


 カメラはパフォーマンス・センターの倉庫で激しく乱闘してるラケル・ゴンザレスvs.ダコタ・カイを捕えるも、実況はゴングは鳴ってないと言うんだが・・・。「ようやくここから会場です」と言ったら、実際は会場の外でのボカスカになり、実況席、教えられてません(笑)。別に、正規の試合ゴング後なのか、その前の乱闘なのかはどうでもよくて、凶器使用ありのストリートファイトなのである。そしてこの因縁の二人であるから、滅茶滅茶面白いのだ。

 試合はゴンザレスが大きなトラッシュカンにカイを叩きつけての勝利だが、これで終わるハズもない。カワイ子ちゃんコーラ・ジェイドが出てきて、当然Toxic Attractioは黙っちゃいないとなりさらなる乱闘に。


 結局女子王座戦はマンディ・ローズ、ラケル・ゴンザレス、コーラ・ジェイドの三つ巴戦に。会社がコーラを売っていきたいのはわかるんだが、批判はすでに出ている。ついていけるのか? ただ、こう書いておけば予想に反して良かったら誉めるとは約束しておく。


 過小評価賞もいいところのリバプールの風GYVがキャリーして試合を成立させるアマレスのクリード兄弟、あんまり面白くないんですけど・・・。

◆KUSHIDA&イケメン二郎が勝手に日本語実況!ライバル3チームと大乱闘に

 “ジャケット・タイム”ことKUSHIDA&イケメン二郎が因縁のグリズルド・ヤング・ベテラン(GYV/ザック・ギブソン&ジェームス・ドレイク)とクリード・ブラザーズ(ジュリアス&ブルータス)の試合途中に勝手に日本語実況として現れると場外戦に巻き込まれて4チーム入り乱れの大乱闘となった。GYVとクリード・ブラザーズの試合途中に突如ジャケット・タイムが実況席を自分たちで運びながらリングサイドに現れるとイケメン二郎は「KUSHIDAさん、こないだ初めて一蘭食べたらしいですね」と会話を始めれば、KUSHIDAも「そういえばさ、F1観た?」とまさかのプライベートトークを展開。記者にはお笑いの「M-1見た?」と聞こえたんだが、いずれにせよエージェントは日本語実況やってくれと指示されて、実際はまるで関係ない話なのが笑える。

 クリード・ブラザーズのパワーボムで日本語実況席が破壊されそうになるとジャケット・タイムが「やめろやめろ! バカバカ!」と日本語で言いながらクリード・ブラザーズと睨み合って一触即発に。さらにGYVの攻撃で乱闘となると試合を観戦していたジョシュ・ブリッグス & ブルックス・ジェンセンも加わって4チーム入り乱れた大乱闘となった。


 デクスター・ルミスがトリック・ウィリアムズにサイレンスを決めるシングル戦も外野の介入が焦点。上からはダイヤモンド・マインのアイビー・ナイルが見下ろすし、場外ではロデリック・ストロングとカーメロ・ヘイズがやりあう。今回発表されたのは、やはりNXTクルーザー級と北米王座の統一戦でした。

 ここからジョニー・ガルガノのお別れ会でも悪に徹したグレイソン・ウォーラーが、AJスタイルズを老いぼれとコキ降ろし、フェノミナル・グレイソン・ウォーラーを自称するセグメントへ。

 そして事前の煽り通りAJスタイルズがNXTのリングに出てくるのであった。オモスとのシングル戦決まっているから、その次にグレイソン・ウォーラー戦だそうで、これは楽しみだ。お荷物オモスのお守りリード役なんか、大人のファンは誰も望んでなかったのである。


 スカウトのローバート・ストーンの眼が光るなか、ヴォン・ワグナーが無名のイドリス・イノフェにくるっと丸められてフォールが入り負ける試合も。ただ、実況の伝え方は「まだまだ経験が浅いから負けることもある」というものの、負けたのに相手をボコボコにしてまるで勝者のように引き上げるワグナーの絵にしていた。

◆紫雷イオが色恋沙汰のエレクトラ・ロペスをムーンサルト葬

 紫雷イオがレガード・デル・ファンタズマのエレクトラ・ロペスと対戦するとエレクトラの色恋沙汰の隙に掌底アッパーからのムーンサルトを叩き込んで勝利した。イオがバックステージで対峙したエレクトラに挑発されると「喧嘩売るなら買ってやるよ」と日本語で威嚇して2人は睨み合いを展開。

 さらに2人が試合で激突するとイオはスパインバスターを食らいながらもドロップキックや619、さらにミサイルキックやダブル・ニーと怒涛の連続攻撃をエレクトラに叩き込んだ。試合途中には突如エレクトラに好意を持つ新Sexy Boyザイオン・クインとサントス・エスコバーが乱闘に発展すると、その隙にイオが掌底アッパーからの豪快なムーンサルトをエレクトラに叩き込んで3カウント。イオは色恋沙汰の隙を付いてエレクトラを撃破した。


 番組トリは、前日RAWの事前CMでもフィーチャーされていたトニー・ディアンジェロの出番。シカゴのマフィアという設定で、forget about itと話すんだが、これでベビーフェイスというのが笑える。

 試合はビターエンドでピート・ダン勝利なんだが、この試合もまた終わってからトニーDが暴れてボコり出し、絵的にはまるでシカゴのイタ公が勝ったようにして番組を終えていた。あくまで新顔プッシュの2.0なのである。


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