[週刊ファイト1月13日合併号]収録 [ファイトクラブ]公開中
▼WWE社長発案恒例化目論む”元旦PPV”試合内容良もコロナ欠場ケガ
ローマンCovid19欠場5way戦Bレスナー新王者『Day1』Bリンチ防衛
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タダシ☆タナカ+シュート活字委員会編
・ユニバーサル戦予定がWWE王座戦に替わりビッグEが失う急遽変更
・リブ・モーガン戴冠ならずも17分!復帰後も凄いベッキー・リンチ貫録
・ミズとエッジに20分尺長いかも!べス・フェニックス登場で夫婦対決へ
・RK-Bro軸タッグ戦線Sプロフィッツに防衛もRAWはαアカデミー勝利
・首の調子悪いドリュー・マッキンタイアがケガする台本リドリック・モス戦
・本編最初SDタッグ王座戦ウーソズ定番ながらニューデイ戦見応え有り
・リコシェ落下先リッジ・ホランド鼻血まみれKickoffセザーロまた負け役
・J-sports終了によりYouTube版配信日時にSD-Raw解析合わせます
・元旦PPV総括!ベッキーはヒールでレスナーがベビーフェイスでした
■ WWE Day 1
日時:1月1日(現地時間)
会場:米ジョージア州アトランタ ステートファーム・アリーナ
観衆:22,200人(=主催者発表)
―― WWE社長ニック・カーンの発案で、元旦PPV『Day1』が今後は恒例化されるらしく、アメリカでも元旦は休日なので今回は現地の土曜夜でしたが、カレンダーによって平日になっても構わないと。
オフレコ 以前はWWEのPPVは日曜夜と決まっていたのに、ニック・カーンに変わってから土曜PPVもやるようになった。もうストリーミングのピーコック(海外はWWEネットワークのまま)にパッケージ売却しているから、個別PPVの件数が良かった、悪かったはそもそも問われてない。
―― 念のため、紛らわしい苗字なんですがニックさんはAEWのトニー・カーンとはまったく血縁関係ありません。テレビ放送権料が最大の収益源になった以上、テレビ畑の方です。
オフレコ さらに念のために言うなら、一時はビンスの後継者とされた娘婿のトリプルHは完全に失脚したのみならず、心臓の手術もして2021年は最悪の1年となった。AEWとNXTの戦争に負けたからな。
ユニバーサル戦予定がWWE王座戦に替わりビッグEが失う急遽変更
<第6試合 WWE王者フェイタル5WAY戦>
[王者]●ビッグE
8分25秒 F5
[挑戦者]〇ブロック・レスナー
※他はセス・ロリンズ、ケビン・オーエンズ、ボビー・ラシュリー
―― 当日に替わったメインなんですが、レスリングはしっかりしていて急遽のカードなのにうまくやれた点は誉めないといけません。一応ブロック・レスナーはSmackDownでポール・ヘイマンを挟んで抗争中なんですが、ここはRAWのビッグEがフォールガイの貧乏くじ引かされた。
オフレコ それは仕方ない。年が改まってどんどん王座交代が起きるPPVだと踏んでいたんだが、女子王座もベッキー・リンチの防衛に。もっとも、まだまだ続くの含みから、最後にまたロープに足かけてのフォールが予定フィニッシュだったのに、足が届かないミスはあったんだが、リブ・モーガンは生かされてはいる。
―― そこはシャーロット戦の機会与えられたのに、これもダメ、そんな展開も嫌だと女王様に睨まれてしまい、イイとこ出せないままの試合になってしまって、そのまま辞めちゃったトニー・ストームとは違います。実際、リブ・モーガンの試合内容は選手のよく使う「5割」の展開、つまり五分五分の攻防を与えられてましたから。
オフレコ とにかく先に3wayがボビー・ラシュリーの追加で4wayになり、当日にローマン・レインズのオミクロン株陽性判明でブロック・レスナー加えた5wayに話を絞ろう。
―― というか、元旦PPVで王座交代ばかりを予想してたのに、女子王座戦が防衛になった時点で、ああ、ブロック・レスナーにするんだなぁと。大人のファンはみんなわかったと思いますよ。
オフレコ 中身が良ければそれは問題じゃない。それにローマンとのユニバーサル王座戦でも、『レッスルマニア』をにらんで、まずはレスナー戴冠だったんじゃないか。
―― とすると、RAWの王座の方なんで、次はどうするかも考えて試合デザインしないといけません。その観点では間違いなくボビー・ラシュリーのプッシュでした。巨漢のレスナーに場外でスピアーやってバリケードをぶっ壊す(写真上右)場面が象徴的でした。
オフレコ それだけじゃない。スープレックス・シティ大会で、レスナーがセス・ロリンズ、ビッグE、ケビン・オーエンズには連続のF5で投げまくるんだが、ラシュリーだけは阻止する演出になっていた。
―― 逆に、ラシュリーのハートロッカー(フルネルソン)にはレスナーも危なかったというのがトップ画像です。