SDシャーロットDQトニー・ストームLA回タッグRK-Bro出場NewDay

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■ WWE SmackDown
日時:12月10日(現地時間)
会場:カリフォルニア州ロサンゼルス ステイプルズ・センター

 今回はアカデミー賞授賞式など、かの有名なLAのダウンタウンにある大会場ステイプルズ・センターから。ただ、SmackDownの顔ローマン・レインズが休みなので、1回出るだけで超高額のブロック・レスナー投入のみならず、RAWからはタッグ王者のRK-Broまでブランド分けを無意味にしても参加させるなど、なんとか豪華な体制を取り繕ったのだが・・・。もっとも専門媒体的には注目だったトニー・ストームとシャーロットの一騎打ちも反則DQのうやむや決着に。まだどっちも負けさせる訳にはいかないのもわかるんだが、尺も貰えてないしユニバースには不満だったかも。予告通りザイア・リーが初登場ではあったが、試合ではなくナオミとソーニャ・デヴィルの抗争?なのか、そこのセグメントの言い訳に使われただけだった。
 J-sportsさんが年内で放送終了は大変残念なことなんだが、本日の中継、途中箇所なんだが信号をCM時間と勘違いしたのか、ブラックジャック・ランザ追悼ビデオの箇所をカットしてしまったのはミスであろう。

◆“ザ・ビースト” ブロック・レスナーが車椅子のサミ・ゼインをF5葬

 “ザ・ビースト” ブロック・レスナーが先週に続いて車椅子のサミ・ゼインをF5で沈めた。SDオープニングで車椅子に乗ったゼインが看護師2人と共に登場すると「これはローマン・レインズとレスナーの2人にやられたんだ。皆訴えてやる」と怒りを露わにした。

 するとそこにヘイマンとレスナーがそれぞれ現れるとレスナーは「先週のことは謝るよ。同じカナダ人だろ」と和解の雰囲気を醸し出したが、ヘイマンの指摘で本性を現すと看護師や車椅子を投げ飛ばし、最後は負傷しているゼインをF5で沈めた。その後、レスナーはインタビューで今回の目的を質問されると「代理人のヘイマンに聞いてくれ」と意味深に返答し、一方の元代理人のヘイマンはあとのセグメントの女性インタビュアーに詰問されても「俺に質問をしないでくれ」とかわして明言を避けた。

◆中邑真輔がキンシャサ一撃でロス・ロザリオスを撃破

 IC王者・中邑真輔がキンシャサ一撃で抗争するロス・ロザリオスとのタッグ戦を制した。入場のShinsukeはカッコ良かったんだが、中邑&リック・ブーグスがロス・ロザリオスとタッグ戦という名目ながら、実質はリックのシングル戦のような恰好に。コーナーで待機するだけの短い試合に。

 ブーグスがショルダータックルでウンベルトを吹き飛ばし、持ち上げたエンジェルを場外へ投げ飛ばして持前のパワーを見せつけた。続けてブーグスが背後からウンベルトの打撃を食らうと交代した中邑がいきなりウンベルトにキンシャサを炸裂させて3カウント。中邑が交代10秒でウンベルトを仕留めてタッグ戦を制するとIC王座ベルトを掲げて勝利をアピールした。ただ、試合の出番はその一発だけだった。


 定番カードになるがシェイマスvs.ドリュー・マッキンタイアでほっとさせてくれる。ただ、その前の試合よりは尺が長いが、激しくやり合ったあとはクレイモアキック一発だった。ケリは付けてくれているから不満はないんだが。


 事前告知の目玉の一つが、ついにWWE役員ソーニャ・デヴィルとナオミがシングル対決。ともに新調コスチュームで、久しぶりにソーニャが試合かと楽しみだったのだが・・・。別にソーニャがケガしてるとかはなにもないんだが、結局は役員の子分ということでシェイナ・ベイズラーだのナタリアが介入してきて、まともな試合には一向にならない。まだまだ引っ張りたいアングルだから、いきなり決着付けたくなかったのだろうが、ここでザイア・リー登場となる。

 結局は乱闘になるだけで、試合はうやむやのまま。まぁザイアとナオミがタッグになるというのがわかっただけだった。

◆“女王”シャーロット・フレアー、因縁のトニー・ストームを反則攻撃で撲殺

 “女王”ことスマックダウン女子王者シャーロット・フレアーが“パイ攻撃”合戦で遺恨が勃発したトニー・ストームとノンタイトル戦で激突すると、レフェリーの反則カウントを無視した攻撃でトニーを徹底的に痛めつけた。序盤、シャーロットはトニーのドロップキックやヒップアタック、クロスボディを食らうと得意のムーンサルトもかわされて劣勢の展開に。

 するとシャーロットは捕まえたトニーをポストに強打するとロープを掴んだストンプ連打で痛めつけたが、レフェリーのカウントを無視して反則裁定となってしまう。試合後、シャーロットは反則負けを気にする様子もなく、ビッグブーツでKOしたトニーを見下ろしながら王座ベルトを掲げた。


 番組トリが、RAWからBR-Bro(ランディ・オートン&リドル)を迎えての豪華な3wayタッグ戦なんだが、つい先日の『サバイバー・シリーズ』が、「年に一度だけ両ブランドの選手が闘う」を売りにしたばかりなのに、もうそれはなかったことにするのかというボヤキはあろう。まぁ尺はとってくれてはいたんだが。

 SmackDownの2チーム、ニューデイ(コフィ・キングストン&ゼイビア・ウッズ)と、ウーソズ(ジミー&ジェイ)が絡むとなれば、大人のファンなら始まった段階でケツは読めたと思うが、RAWのタッグ王者は勝敗に絡まず、バックブリーカーとダブルフットスタンプの合体技をジミーが喰らってニューデイの勝利だった。来週はローマン・レインズが戻るから、親分は「黙っちゃいない」と続きにするのだろう。


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