12月12日RISE年内最終戦となる後楽園大会前日計量後、会見の場でフェザー級王者・工藤政英の現役引退会見が行われた。
鼻の骨が粉々に砕け散ってしまい、その上を粘膜が覆う状況で鼻呼吸が出来ない状態で試合を続けていて、2年前から口呼吸で凌ぎながらなんとかやってきてはいたが、医師からは引退を勧められていた。
手術をすると華に負担がかかるスポーツが出来なくなるため、引退を勧められながらも初防衛戦をしなければ引退できないという思いがあり、初防衛戦を果たすことが出来たので、今回引退と言う決断に至ったという。
初防衛戦でやりたかった試合が出来たので、心残りはないと語った。
会見の場に同席した伊藤代表は、昭和の匂いのする根性と気迫で勝っていくような選手と評し、引退を惜しみつつもねぎらいの言葉を贈った。
引退後のことを聞かれて、ずっと殴り合いの生活を続けていたので地元の群馬県に帰って農業がやりたい、自然に癒されたいとと語っていて、記者が一点だけ気になっているのが、RISE公式の工藤選手のプロフィールに苦手なものが虫とある。
記者も昨年末山里に移住し普段畑をやっているのだが、畑はもとより家屋の中でも昆虫との共存を余儀なくされている。
工藤選手の故郷に帰ってからまず最初の課題は、虫嫌いの克服かもしれない。
工藤政英 Masahide Kudo
出身地 群馬県
構え オーソドックス
得意技 ボディブロー
戦績 33戦19勝11敗3分（13KO）
タイトル 第3代RISEフェザー級王者 第2代REBELS55㎏級王者
バックボーン キックボクシング
苦手なもの 虫
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