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現地時間8月20日、ニューヨーク州ブルックリンでの4日連続興行、『NXT』、『サマースラム』に続いて『RAW』が開催された。前夜のおさら回ではあるが、大きなペイデイではある『サマースラム』には出番のなかったボビー・ラシュリーの登場、サーシャ・バンクスとベイリーが、ライオッド・スクワッドと対戦するなど、PPV大会に出なかった選手たちに機会が与えられていた。
また、ステファニー・マクマホンが出しゃばりをおっぱじめると、今夜は普通メイクの新RAW女子王座ロンダ・ラウジーがステフの腕をねじ上げる、お約束のセグメントも紹介された。
番組の目玉は、ローマン・レインズが「俺が王者になったら、毎週ちゃんと王座防衛戦をやる」と広言していた公約を守り、さっそくフィン・ベイラーと王座戦だ。両国国技館遠征などのハウスショーでは、レフェリーはベルトを四方にかざすお約束だが、TVショーであるRAWの場合はカメラ正面方向だけである。
全身ペイントのデーモン仕様ではないフィン・ベイラーに王座奪取のチャンスはないこともお約束だが、今宵のツイストはマネー・イン・ザ・バンク(MITB)のブリーフケースを持つブラウン・ストローマンの権利行使だ。しかし、番組序盤で長期のケガから復帰ディーン・アンブローズが、職人ドルフ・ジグラーに勝利している。ここでセス・ロリンズ、ローマン・レインズと「ザ・シールド」が再集結。ストローマンに立ちはだかった。
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◆レインズ、初防衛&シールド集結!権利行使目前のストローマンを撃退
昨日のPPV『サマースラム』でユニバーサル王座を初戴冠したローマン・レインズが登場すると「俺は勝ったぞ。約束通り今夜防衛戦をする!相手はフィン・ベイラーだ」と言って2日連続の王座戦に挑んだ。パワーに勝るレインズはベイラーを持ち上げてパワーボムを繰り出せば、ベイラーもファイナルカットで応戦して白熱の攻防を展開。しかし、レインズがスーパーマンパンチを2発決めて追撃を狙うと、そこに突然ブラウン・ストローマンが登場した。動揺したレインズにベイラーがクー・デ・グラを狙うも、かわしたレインズはスピアーを炸裂させて初防衛を果たした。
しかし、その直後にレインズはストローマンのビックブートで沈められると、さらにストローマンはマネー・イン・ザ・バンクの権利行使を合図。ピンチに陥ったレインズだったが、そこへシールドのセス・ロリンズとディーン・アンブローズが救出に現れると形勢逆転。3対1の状況で実況席へのトリプルパワーボムをストローマンに叩き込み、権利行使を示すゴングが鳴る前に“巨獣”ストローマンを撃退したhappy endingで締めた。
◆トリプルH、アンダーテイカーとの“最後の対決”に闘志
現地時間10月6日にオーストラリア・メルボルンにて開催されるPPV『スーパー・ショーダウン』にてジ・アンダーテイカーとの対戦が決定しているトリプルHが背広姿でリングに上がった。「ビンスからアンダーテイカーとの試合を提案された。思い起こせばアンダーテイカーとのヘル・イン・ア・セル戦は一時代の終わりと言っていいだろう。俺は再びスーツを脱いでザ・ゲームとしてリングに上がり、再びアンダーテイカーとの“最後の対決”をする」とコメントし、『レッスルマニア28』以来のアンダーテイカー戦に向けて闘志を燃やした。
『スーパー・ショーダウン』の出場予定にはジョン・シナ、ロンダ・ラウジー、シェイン・マクマホン、セス・ロリンズ、ローマン・レインズ、ショーン・マイケルズ、ランディ・オートン、ナイア・ジャックス、AJスタイルズ、シャーロット・フレアー、ダニエル・ブライアン、ザ・ミズ、サーシャ・バンクス、アレクサ・ブリス、ビッグ・ショー、ブレイ・ワイアット、アイコニックスが予定されている。
PPV『スーパー・ショーダウン』は日本時間10月7日にWWEネットワーク(日本語実況版有り)で生配信される。
◆新王者ロンダ、戴冠式でステファニーにアームバー
女子スーパースター達がリングサイドで見守る中、RAW女子王座戴冠式にRAWコミッショナーのステファニー・マクマホンが登場した。ステファニーは「ロンダ・ラウジーは史上初、UFCとRAW女子王座のタイトルを獲得した。これは私のビジネスプランのお蔭」と自画自賛しながらロンダをリングに呼び込んだ。ロンダは上から目線のステファニーに反発して女子スーパースター達をエプロンに上げると「女子革命はここにいるみんなが主役。それに私はブロック・レスナーじゃない。闘うチャンピオンよ」と女子革命への決意を伝えた。これに対してステファニーが「騙されちゃダメ。ロンダはみんなの腕を破壊して1人でスポットライトを浴びるつもりよ」と警告すると、ロンダは「腕を破壊するのはやられて当然の人だけよ」と告げるとステファニーを投げ飛ばしてアームバーで一蹴した。
■ WWE RAW
日時:2018年8月20日(現地時間)
会場:アメリカ・ニューヨーク州ニューヨーク市 ブルックリン バークレイズ・センター
<WWEユニバーサル王座タイトルマッチ>
○ロマン・レインズ(王者)
ピンフォール
●フィン・ベイラー(挑戦者)
<シングルマッチ>
○ダッシュ・ワイルダー
ピンフォール
●カーティス・アクセル
<シングルマッチ>
○スコット・ドーソン
ピンフォール
●ボー・ダラス
<タッグマッチ
○オーサーズ・オブ・ペイン
ピンフォール
●タイタス・ワールドワイド
<シングルマッチ>
○アライアス
ピンフォール
●カート・ホーキンス
<シングルマッチ>
○ディーン・アンブローズ
ピンフォール
●ドルフ・ジグラー
<6人タッグマッチ>
○ライオット・スクワッド
ピンフォール
●サシャ・バンクス&ベイリー&エンバー・ムーン
<シングルマッチ>
○ボビー・ラシュリー
ピンフォール
●バロン・コービン