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2008年07月 アーカイブ

2008年07月01日

「ジュニアの体重に戻しますよ!」 新日本・初代タイガー囲み会見

 30日・新日本プロレス記者会見の続報。
 前述のオフィシャル会見に続き、初代タイガーマスクを一人残しての囲み会見が行われた。ヨソ行きモード(失礼)に終始したオフィシャル会見と打って変わったリラックスムードを、行間から感じ取っていただければ幸いである。


――古巣・新日本にタイガーマスクとしてカムバックすることで、感慨深さはありますか?
「思い入れはありますよね、やっぱり。でももう新日本には、わだかまりも抵抗もないですよ。僕はどこに行くにも抵抗はないですから。どこに行くにも『乗り込むぞ!』って気持ちでやってるし」
――タイガーマスクとして新日本のリングに上がるにあたって、コンディション作りは…
「そりゃもうね。タイガーマスクとして新日本に復帰するんだから、こりゃエラいことだぞと(笑)。いつもだったら試合終わったあとはゆったり過ごして、食事制限とかやらないんだけど、今回は試合終わったあともずっとダイエット続けてて」
――今、新日本で一番気になる選手はいますか?
「いや、プロレスも格闘技も今全然見てないから、誰が誰だかわかんないんですよね…。僕はもう、自分の好きなことだけやって生きてますから」
――8・26以降も新日本への参戦を考えてるんですか?
「いや、そこまで先のことは考えてないですね。とにかく今は8月26日の試合のことで精一杯で」
――初代と四代目のタイガーマスクがタッグ結成ということで、海外からも注目されると思いますけど…
「やめてよぉ、そんなこと言うの(笑)。緊張しちゃうから。だけど、前にエキシビションに出た時(注=94年5月1日・新日本福岡ドーム大会・獣神サンダー・ライガー戦)のようなコンディションで出ちゃいけないと思ってますから。自分のパフォーマンスをどこまで高められるか、そのためにトレーニングしてますんで」
――新日本在籍中で、最も印象深いエピソードがありましたら教えて欲しいんですけど…
「どうなんだろうなあ…。とにかく、何かを信じてまっすぐ進んでましたね。思い出す光景といったら、トレーニングであったり、満員のお客さんの厳しい目に自分自身を鍛えてもらったりだとか…。お客さんに鍛えてもらうっていうのは、イギリスでもメキシコでも一緒なんだけれど、でもどこに行っても新日本プロレスに教わったことをまっすぐに信じてた、というのはありましたね」
――リアルジャパンの3年間は、「ストロングスタイルの復権」がテーマでしたけど、今回の新日本復帰は、「ストロングスタイルの集大成」ということになるんですか?
「集大成…とまで大層なことは言えないんですけど、僕が新日本のリングに上がるということで注目度が上がり、新日本の会場にお客さんがたくさん来てくれれば嬉しいですよね。そしてそこで、どんな試合をやるかが一番重要ですね。ストロングスタイルを妥協することはできない。ということは言えますよね」
――体重は今、どのぐらいまで絞れてるんですか?
「ん〜とね、天龍戦(注=3月13日リアルジャパン後楽園大会)では112、3キロあったんですけど、この間の試合(注=19日リアルジャパン後楽園大会)は107キロで。今は103、4キロといったところですね。試合まであと1ヶ月以上あるし、このまま行けばジュニアのウェイトに戻せるんじゃないですかね、ええ」


 一部で「痩せる痩せる詐欺」とまで揶揄され、ファン・関係者の間でもすっかりお馴染みの、初代の「ジュニアまで体重落とす宣言」。しかし今度はタイガー・キングではない、正真正銘の「タイガーマスク」として新日本に凱旋するのである。初代自身の「今度こそ!」の思いは、かつてないほど強い。8月26日、後楽園ホールにあの逆三角形の虎は帰ってくるのか!? DVDで、YouTubeで、あの頃の初代タイガーマスクの名勝負を堪能しながら、当日を待とうではないか――。

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未だ貫禄たっぷりに見えるスーツ姿の初代。
残り2ヶ月弱でどこまで絞れるか!?

またも満員御礼FU☆CK!プロモーション6・29羽曳野埋蔵金伝説出た!

           好漢・内田祥一(左)岸和田(中)でっぷりロックとは俺様のことだ!(右)
08.6.29fuck2.jpg 前回に引き続き今大会も交通の便や、初期の頃を知る者にとって35人の有料入場者数は感嘆に値する。夕方に全日本プロレス、ドラゴンゲートの大会が大阪中心部で開催されることを思えば大健闘だ。

 平静は昼の14時過ぎに開始のFU☆CK!の常連客らは、全試合終了後のちゃんこの食べ放題の時間を更に超えても、まだいろいろ話に講じているのも特色で、当日においては、ほとんどの者が夕方からの他のプロレス興行には背を向けている形となる。これは、どインディープロレスの密かな勝利ではないだろうか。
                     

 なお今大会も盛りに盛り上がった中で数試合ピックアップさせていただくと…
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違いのわかる男、岸和田兄さん1試合目から大会をお祭り気分に盛り上げてくれる!

〇マグニチュード岸和田対ルチャマスター武丸×
 夕方にはドラゴンゲートの興行に出場するのが決まっているタフな岸和田兄やんの会場外バトルのヘルメットを頭に被った姿は、ドラゴンゲートやVKFのファン等にも映像や写真でも、ぜひ観ていただきたいものである。

〇クラウザー(VKF)対小仲ペールワン×
 FU☆CK!名物でもある場外の公園バトルになだれ込み観客はやんやの歓声で、富宅飛駈対死二神酋長と並ぶ公園バトルの屈指の名勝負とあいなった。レフェリーや公園まで追いかけていった客を含めた集団は傍から見ていた一般の人には新手のカルト的集団に映ってしまったかは定かではない。
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どぶ川につきおとされる小仲ペールワン(上左)、車が随時通る道路で突如寝そべる小仲、非常に迷惑極まりない。(上右)公園での怪人2人の異様な追いかけっこ(下左)、クラウザーとの激闘(下右)

 FU☆CK!認定世界AIR級選手権試合60分1本勝負として行われた〇富宅飛駈対キラー”トーア”マスター(以下キラマス)の一戦は果敢にもキラマスが富宅にレスリング勝負を挑んだが相手にならずで初期からのFU☆CK!の常連客はキラマスを支持、応援していたのだが……実力差はあまりにも歴然としていた。

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気分は少しロード・スティーブン・リーガル?(左)、試合後謙虚に反省していたキマラス(中)
石川敬士のスモーピオンデスロック復興委員会会長?ことキラマス(右)

 その他、次の面子も大会を彫った。
 おなじみのTheZack、むかでの錦三、マンモス半田、ビンビンビガロ、内田祥一、塩ちゃんこと塩田英樹、ユーエングサミー、グレートカイザー、吹本賢児、そして聞く者の耳をいたずらに熱くする、必殺マイクアピールの244が。さらには衝撃の乱入を果たした豹魔は強いインパクトを残した。

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  やられたときの表情がナイスな244(上)、奇天烈さもまた売りの244(下)
  マイクアピール1つで銭の取れる男?(中)、新たな登場人物「ついに来るべきところに来た!」絵になる男、豹魔(右)

 FU☆CK!羽曳野J2K道場伝説は忌中と銘うたれ7月21日で終焉となる。しめっぽい空気には、けっしてならず熱いプロレス愛がほとばしる打ち上げ花火のようなものになるであろう。

『「ワールドプロレスリング」を創った男・第4章』書評の頁

 『「ワールドプロレスリング」を創った男・第4章』書評の頁
  美城丈二・書評の頁“読み手研鑽”
 Act・4『プロレスファンを熱狂させた異種格闘技戦の真実』

 新日本プロレス黄金期の名物プロデューサー・栗山満男氏の著作を再び紐解く。

08.7.1kuriyama4.jpg 昭和54年8月2日。当時、日本武道館で繰り広げられた全米プロ空手世界ヘビー級王者と称したザ・モンスターマンと猪木との一戦を私はリアルタイムでTV観戦している。試合後に肩車され、大きく両手を広げ館内の歓声に応える、安堵の微笑みと共に涙した猪木の表情が未だに記憶の一断片として横たわっている。世界中から批難と冷笑を浴びたあのアリ戦の風評が為、閑散としていた各会場での熱気を一気に取り戻すかのような名勝負であった。

 緊迫感では、極真の“熊殺し”ウイリー・ウイリアムスとの一戦には遠く及ばないが、相手の力量を見切り、ラウンド後半、受けに終始し、最後はのちのパワーボムの原型ともいうべき荒技で持ち上げたモンスターマンを思いっきりよく叩きつけて、とどめのギロチン葬。裁くレフェリーの大きく振りかざす1カウントごとの仕草に、まさに息を呑むように成り行きを見守ったものである。

 この著作では、そんなザ・モンスターマンとの死闘のありよう、実現に至った背景や、幻に終わった猪木vsフォアマン戦の舞台裏、チャップ・ウエップナー戦、ランバージャック戦等のようそうが克明に綴られており、改めて勘考を起こさずにはおれなかった。

 のち“大邸の悲劇”として猪木信者の間で語られることとなる、当時、韓国の雄であったパク・ソンナンとの二度に渡るセメントまがいの闘い模様にも言及なされており、風聞でしかなかったその2戦の実態がTV中継プロデューサーとしての視点からあきらかにされている。

 それまでの断片的な、様々な関係者の証言を裏付ける意味でも貴重な資料的価値のある一文であろうと思う。TV生中継中にも関わらず約40分間にも渡り、リング上にメーンエベンターである、まさに主役であるはずの猪木とパクが現れないという異常事態。
 なんとか当地の王者として華を持たせて引き分けに持ち込みたいパク側の思惑と“世界の猪木”として八百長まがいの試合はしたくないとする猪木側との駆け引きが生々しい。

 記述はキム・クロケイド戦、そして筆者も思い出深いウイリー戦へと及び、舟橋慶一アナや劇作家・梶原一騎氏との一連のやりとりも稿になされており、記憶の断片をひとつひとつ紐解いていくには誠に愉しい作業、“読み手研鑽”でもあった。

 アントニオ猪木、一連の“異種格闘技戦”。
 好意の目で見やる識者は、あれこそがこんにちの総合格闘技隆盛を招いた原型、とまで論じる。
 そんな原型の裏舞台をTVプロデューサーという視点からまたうかがい知るのも一計であろうかと思う次第である。

 ⇒『栗山満男・ミルホンネット著作集』

ワールドプロレスリングが9月末で打ち切り!? ユークスが新日株を放出!?

08.7.1nj.jpg ここ最近ニュースでも取り上げられているが、ネットの普及でテレビの広告収入が頭打ちとなり、各テレビ局とも番組制作費の削減が進められているそうだ。そこで今秋番組改編の9月末で打ち切りとなる番組が、続々と報じられている。

 そしてテレビ朝日が秋の番組改編で打ち切りを検討している番組の中に、「ワールドプロレスリング」の名前もあがっているという。「ワールドプロレスリング」はこれまでも何度か打ち切りの噂が立ったが、何とか深夜の30分枠で生き残っている。しかし、決していい視聴率というわけではなく、特番が放送されることもほぼなくなった。
 「ワールドプロレスリング」は一応スポーツ中継ということで、カメラと中継車とアナウンサーを出し、時には地方にも行くことになる。30分の深夜番組の割には、そこそこ手間もお金もかかるわけだが、テレ朝としては旗揚げからずっと中継してきた“長寿番組”ということもあり、我慢強く放送を続けてきた。

 だが、近年の深刻化しているプロレス不況もあって、いよいよテレ朝はプロレスというコンテンツに限界を感じているようだ。さらに最近では政治家から地球温暖化対策のひとつとして、深夜放送を自粛すべきという声まであがっている。新日を“切る”タイミングとしては、絶好かもしれない。

 新日本プロレスもずいぶんと前からテレ朝だけでなく、サムライTVやPPVでの放送を開始しているが、もし地上波での中継がなくなるとなれば、大打撃なのは間違いない。なぜならサムライTVなどの放送権料はたかが知れている一方で、テレ朝から入る放送権料が深夜番組とはいえ、相当な額だからである。
 新日の親会社であるユークスも、莫大な赤字を出しながらも粘り強く新日を運営してきたのは、この放送権料が入ってくるからという部分が大きい。それに地上波中継があるかないかは、スポンサー獲得にも大きく影響する。さまざまな格闘技イベントが地上波中継を欲しがっている様子を見れば、その辺はよく分かるだろう。

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 ユークスは本来ゲームソフト会社である。新日との関わりを持ったのも、新日のゲームを制作したのがキッカケだ。だが、新日の独占ゲーム化権を取得したにも関わらず、ユークスは新日のゲームをほとんど作っていない。逆にNOAHからは、版権の使用を禁止されるというとばっちりを受けたくらいだ。
 ユークスはリング上で棚橋弘至や中邑真輔をエースに仕立て、そのほかの選手にも明確なキャラクター付けをし、一時期かなり落ち込んでいた新日マットを活性化させることには成功した。あとは、これをそのままゲームにして、ファンに売ればそれなりの利益が入ってくるはずだったのだが、かつてゲーム業界の中でも手堅く売れるジャンルだったプロレスも、いまやまったく売れないジャンルになってしまったのだ。

 ユークスはプロレスゲームに半ば見切りを付け、最近ではUFCのゲームを開発していることを発表した。WWEのゲームで培ったノウハウを、新日にではなく、UFCに使うことにしたわけだ。これでは新日の独占ゲーム化権を持っていてもまったくの無駄である。

 だから、これでテレ朝が「ワールドプロレスリング」の放送を打ち切り、放送権料が入ってこないような事態になれば、ユークスにとって新日は莫大な赤字を生み出すお荷物でしかない。せっかくユークス路線が軌道になってきた最近の新日マットだが、最悪ユークスが新日株を手放す可能性だってあるのだ。

2008年07月02日

UFC中継のWOWOW復活が正式決定!

 すでに一部では内定情報が出回っていたが、WOWOWのUFC中継再開が正式決定された。UFC70を最後に、UFC36の02年4月の放送開始から5年間に及んだ日本語版中継であったが、北米でのUFC人気の高騰があり、放送権料が折り合わなくなっていた。

 しかし、UFCのオーナーであるロレンゾ・フェティータ会長が、ステーション・カジノの経営から身を引いてまで、UFCの運営会社ズッファ社の陣頭指揮に乗り出したことで、最初の改革が中断していた日本での放送権回復だったことになる。

 8月から放送終了後のUFC71から現在までの大会を順次放送、10月か12月からは、いよいよ生中継、もしくはディレイで放送されることが正式決定した。総合格闘技マニアは、一安心といったところであろう。

2008年07月03日

7・5KUDO、ヤス・ウラノ、アントーニオ本多のサイン会ポスター完成

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 7月5日夕方4時から開催される、水道橋のチケット&トラベルT-1主催「KUDO、ヤス・ウラノ、アントーニオ本多のサイン会」ポスターが完成した。
 今回のサイン会で気になるのはDDT社長・高木三四郎との関係だ。かつて、二見ブログでは高木を断罪していたこともあるが、いつの間にか雪解けしてたのであろうか? 謎を知りたければ、水道橋に行くしかないのである。

イベント概要告知

 

美城丈二の“80’S・プロレス黄金狂時代”Act�院攸暗墜�明という名の“夢幻”】

 『美城丈二の“80’S・プロレス黄金狂時代 〜時代の風が男達を濡らしていた頃”』
  Act�院攸暗墜�明という名の“夢幻”】

08.7.3maeda.jpg 核心部分をずばり突く。他のレスラーたちが曖昧に濁す言説も、前田は時としてはっきりと言及し、ゆえに摩擦を生み、疎外を受け、またそれら虐げられた感覚を糧にして、新たなる現象を生み出そうと躍起になる。ファンはそんなまっすぐな前田日明が大好きで、時にたおやかに、時に情熱的に、氏を応援し続けた。

 こういった側面描写が果たしてまさしく的を得ているかは、私はもはや大上段に掲げたくは無い。だが、アントニオ猪木を頂点とする新日本プロレス帝国の、その礎にあって、日々修練に励み、時としてそんな猪木の付き人として寄り添い、プロレスという、そのものの定義に疑問を感じ、またそうであったがゆえに猪木の“負”の部分をも誰よりも見出してきたであろうという、若き日の前田日明という一己の青年の内面、葛藤なるものを鑑みた際、その後の氏の発言が真理としての重みを十二分に放っていたと察せられるのは私だけの推量ではあるまい。
 前田日明、氏の“苦悩”は好む、好まざるに関わらず、プロレス界の内にあって沸きいずるものであったが為に、ずばり核心部分を突き、プロレス村の住民にとってはまさにそれゆえに、眉をひそめる側面をも有していたということ。

 だからこそ、前田日明を指して“プロレス界の異端児”と、内に在所しながら糾弾するという精神を、かつて讃える人々の群れが現れたのである。良くも悪くも前田日明はプロレス界にとって敵であり、未来を繋がんとする味方、“革命者”だったのだと思う。

 「アントニオ猪木なら何をやってもいいのか?」
 1986年2月の「新日本vsUWF頂上決戦」猪木対藤原戦後における前田日明の叫び。あの叫びをいわゆる“プロレス内言語”と揶揄する向きは少ない。本心の叫びであったと多くの識者は口々に語ったものだった。栄えある第1回IWGP決勝リーグに欧州代表という、当時の新日本“苦肉の策”にてエントリーされるほど将来を渇望された男が何故に、その新日本に刃を向けなければならなかったのか?

 その最初の原因と指摘される事象がいわずもがなか、第1次UWF旗揚げ騒動にあることはもはや論を待たないと思われる。プロレス村の住人以外にも、それと判る形ではっきりと猪木の“負”の部分が露呈し始めた事象ともあいなった。
 あそこから、猪木と前田の“師弟”としての歯車はそれまでの前田の深奥、内だけにあった“苦悩”が一気にそれと判る形で噴出し、微妙な暗転として廻り始め、そのUWF団体なるものが後年、新日本にて立場を無くした猪木の受け皿的団体であったのだという側面が浮かび上がってしまった時、もはや猪木と前田ののちの対立劇は確約されてしまったのだとも思えるのだ。
 こうなると、猪木、氏の“負”の部分どころかプロレス界自体の“負”の部分をも一気に露呈して止めどが無くなってくる。猪木こそ、そう、『ミスター・プロレス』であったのだという、愕然・・・・・・。

 私も回顧的な物言い、まして随分な僭越なる言いようかとは思うのだが、前田日明には誠に多くの夢を見させていただいたなと、思考する識者のひとりである。リングの“華とも言うべき、ゴッチ仕込の幾種類ものスープレックスを引っさげ、凱旋帰国してきた若き日の、前田日明。
 “スパークリング・フラッシュ”・・・たっぱもありくそどきょうも満点。まさしく将来を約束されていたかのようなその“立ち居振る舞い”に新日本プロレスの揺ぎ無い未来が垣間見えた、あのまさしく今となっては幻影としか言いようの無い“煌き”は一体、果たしてなんだったのか?

 プロレスはまことに難しい。

 ひとの心の中に潜む“綾”なるものを抽出してリングで魅せるものが『プロレス』なるものであるとするならば、その“綾”がまた、かつての純朴なる青年、前田日明という男の“綾”をも苦しみ続けたのかとも感じる。

 夢幻である。
 夢幻であった。
 前田日明が新日本の頂点に位置するという、夢幻・・・。
 それはまさしくいっときの夢、幻に終わってしまったのであった。

  
  ⇒【筆者・美城丈二、ミルホンネット配信作】

渡辺大介を病院送りにした大堀竜二が近藤有己に挑戦8・27パンクラス

08.7.3pan2.jpg パンクラス8月27日(水)後楽園ホール大会に、近藤有己がミドル級として復帰する。

 対戦相手は、4月27日ディファ有明大会にて、渡辺大介の腕を破壊、逆転勝利を飾ったTRIALの大堀竜二。激しい流血戦をものにした大堀が、エース近藤の牙城をも崩すのか、それとも盟友・渡辺の仇打ちを制するのか、注目のカードがラインアップされた。 


【PANCRASE 2008 SHINING TOUR】
8 月27 日(水)後楽園ホール 開始:6時30分

★ライト級戦/5 分2 ラウンド
五十里祐一(パンクラスP’sLAB東京)
vs.
エリヤ(TEAM坂口道場)

★ウェルター級戦/5 分2 ラウンド
鳥生将大(パンクラスism)
vs.
岩見谷智義(高田道場)

★ネオブラッド・トーナメント バンタム級決勝戦/5 分2 ラウンド
江泉卓哉(総合格闘技道場 武門會)
vs.
廣瀬 勲(ストライプル)

★ネオブラッド・トーナメント フェザー級決勝戦/5 分2 ラウンド
田中康友(SKアブソリュート)
vs.
齊藤裕俊(和術慧舟會GODS)

★ネオブラッド・トーナメント ライト級決勝戦/5 分2 ラウンド
青木宏樹(和術慧舟會 駿河道場)
vs.
スティーブ・マグダレノ(TEAM坂口道場)

◆出場予定選手
大石幸史(パンクラスism/ライト級3 位)
アライケンジ(パンクラスism)
川原誠也(パンクラスP’sLAB横浜/バンタム級4 位)

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4月27日ディファ有明での渡辺大介対大堀竜二戦は記憶に残る名勝負だった!

2008年07月04日

書評 『真の実力者たち』第1回世界の”TK”�盧綛筺柄以圈�

高阪剛という格闘家と出会ったのは、WOWOWのリングス生中継でのことだった。現ハッスルの坂田亘との試合で、30分の間お互いに決めきれない試合を続けて引き分け、試合後は前田にひどく叱られたと言う。
そんな高阪が輝きはじめたのは、95年、トーナメント・オブ・Jで優勝した頃からだったと思う。試合後の雑誌のインタビューで
「最初から優勝する気で臨んだ。試合前は賞金をパーッと使ってしまうつもりだったが、試合中にけっこうきつかったので、賞金は車を買うことにした」
と語っているのを見て、私は高阪がいっぺんに好きになってしまった。
その後の活躍は皆様もご存じの通りで、今や「世界のTK」である。
本書はその高阪の打撃を指導した大地耕輝が、自分の目から見た高阪を描いた一冊である。
「ここ数年の間に総合格闘技のレベルは急激に上がり、スタンド・組み・寝技、そのどれか一つでも欠けていたら勝てない」
そう確信した高阪がヨネクラジムを訪れたことから二人は出会う。高阪の第一印象は「でかい人」。そして高阪の挨拶に見せた姿勢に好印象を持った大地は、高阪の打撃を指導することになる。
「自分は打撃しか知らない。それしかコーチできない。あとのこと(そこからのキックや寝技に入る攻防)は自分で応用して考えて欲しい」
と最初に告げた大地に、
「はい! もちろん打撃だけ教えてください。宜しくお願いします」
と答えた高阪。二人は次第に親しくなり、高阪の練習に賭ける熱い思いを大地は知ることになる。
そしていよいよ、マーク・ハント戦が決まり……というところで前編は終了。
後編の一日も早い出版が待たれる。

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『真の実力者たち』第1回世界の”TK”�盧綛筺柄以圈�

DENNY 山口敏太郎事務所

2008年07月06日

今週の「マット界舞台裏」はホーガン&安田のトラブルに迫る!

08.07.10BUTAIURA.jpg 今週の「マット界舞台裏」は、かつては新日マットやWWF(現WWE)でトップレスラーとして一時代を築いた“超人”ハルク・ホーガンの話題から。ここ最近のホーガンといえば、昨年8月に長男ニックがカーアクシデンを起こしたり、娘の友人との不倫がバレてリンダ夫人と離婚とすることになったりと、なにかとトラブル続き。
 そんなハチャメチャな私生活を、リアリティショー「Hogan Knows Best」で赤裸々に放送させてしまうのだから、さすがは超人といったところだが、息子のカーアクシデントにより、助手席に座っていた友人が重傷を負ってしまう。そのため損害賠償に応じなければいけなし、リンダ前夫人からは莫大な慰謝料を請求されているというのだから、さすがの超人も大ピンチだ!
 これはもう超一流レスラーとして築いた、巨万の富を一気に失いかねないほど、切羽詰まった状況…と思いきや、井上譲二氏は「ホーガン自身はまったく動じていないし、今後もあくせく働くこともないという」という米マット関係者の証言をキャッチ! どこからそんな余裕が出てくるのかと思ったら、どうやらホーガンには、同じように金銭苦が報じられているマイケル・ジャクソン同様、“あの国”の人物がスポンサーに付いたという情報が…

 また、プロレス界はもちろん、世間も騒がせた“借金王”安田忠夫の最新情報も入手! 安田は自殺未遂から復帰後、IGFとZERO1・MAXで試合を行ったが、そのままプロレス界で完全復活するのではなく突然のフェードアウト。
 またもやなにかあったのかと、心配の声もあがっていたが、どうやら昨年暮れに大手パチンコチェーン店への“就職”が決まったという話。安田も「生まれ変わったつもりで頑張る」と語り、新たな人生を歩むことになった…と思っていたが、なんとすでにパチンコ店を辞めたという仰天情報が飛び込んできた!
 せっかく“あの人”との縁でパチンコ店への就職が決まったというのに、本当に退社するようなことになればプロレス界への復帰も困難だという。一体安田になにがあったのか?

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 さらに、あのWJ参戦時のギャラが一部未払いになっているにもかかわらず、長州力が大仁田厚にまたも“借り”を作ってしまったという。その借りのせいで天下の長州ともあろうものが、もはや大仁田には頭が上がらない状況で、大仁田もその借りを逆手にとって、長州に2度目の電流爆破マッチを要求してくるかもしれないというのだから驚きだ。
 井上氏が掴んだ長州が、大仁田に頭が上がらなくなったほどの“借り”とは一体なんなのか?

 そして井上氏が約1カ月前に「凡戦になる」と予想していた全日本6・28大阪府立体育館での、諏訪魔VS西村の三冠ヘビー級戦が、なんと予想に反して手に汗握る好勝負だったという。
 とくに完成されたクラシックスタイルを披露し、試合を組み立てた西村は、この試合で確実に株を上げ、井上氏も「これまで私が見た西村の試合の中で文句なしのベストマッチ!」と絶賛。だが、そんな名勝負がなんとも報われない状況にあったそうだが…

 大好評の新コーナー「マット界舞台裏アーカイブス2007」。今回はハッスル・エンターテインメントの山口日昇社長と、元DSE社長の榊原信行氏の関係について迫っています。IGFとハッスルの謎の電撃提携の背景にも深く切り込んでいるだけに、今週も読み応え十分! 是非ダウンロードしてお読みください。

週刊マット界舞台裏'08年7月10日号

2008年07月08日

8・27パンクラス後楽園、大石幸史対小路伸亮のライト級王者決定戦が追加

 8月27日のパンクラス後楽園ホール大会にて、ismの道場長・大石幸史対KRAZY BEEの小路伸亮による第2代ライト級王者決定戦のカードが決定した。
 昇侍選手のフェザー級転向により空位となったベルトの争奪戦。4月27日のディファ有明大会では、その昇侍を終始レスリングで圧倒して常にロープ際に追い込んでいた大石だが、なぜか判定は1-0しかつかずに王座奪取はならず。資格は十分であろう。

 一方の小路選手は、現在4 連勝中で“ismキラー”となっている。ライト級の頂上決戦にふさわしい注目の一戦となる。

 また、フェザー級に階級を落としたism道場のアライケンジが、U.W.F.スネークピットジャパンからパンクラスに上がり続けている井上学と対戦するカードも追加発表された。8月27日は注目のカードが目白押しである。


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攻撃は何も出せなかった昇侍と、テイクダウンを取りまくった大石。しかし判定は一票しか大石につかず


五十里祐一vs.エリヤ、ネオブラ決勝戦

鳥生将大vs.岩見谷智義

大堀竜二vs.近藤有己

40歳以上のキックボクシング『NICE MIDDLE』旗揚げ、出場者募集

 40歳以上の男たちが集い、日頃のトレー ニングの成果をキックボククシングルールにて競い合うイベント「NICE MIDDLE!」が9月21日(日)、新宿FACEにて開催されることが決定した。
 若き日に鍛錬を重ねた方も、仕事帰りにジムや道場で汗を流している「お父さん」も、この新たなリング上で、「昭和の男の輝き」を取り戻す舞台が提供されることになる。

 本大会は「アンチエイジング」をテーマにしているため従来のウエイト制ではなく、おそらく世界初となるウエストサイズで階級を分けるユニークな試みが導入されるとのこと。メタボのお父さんにも同等の悩みを持つ相手が見つかるかも知れない。

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 自分の強さを会社仲間やお得意先にアピールしたい!
嫁・子供を見返してやりたい! 何でもいいから目立ちたい!

 そんな中年男性は、今すぐ「NICE MIDDLE!」オフィシャルホームページから応募用紙をダウンロードして実行委員会までお申し込みを!

■トライアウト開催日時:2008年8月3日(日) 
9時30分集合 10;00開始 14;00終了予定

■トライアウト開催会場:ファイティングアカデミー千代田区三崎町3-6-13寺元ビル4F
(2Fはフィットネスショップ 1Fはルノアール) JR水道橋駅西口徒歩30秒

■トライアウト目的:試合出場にあたり最低限の体力チェックと体力面、技術面において同じレベルの選手をマッチメイクするために行います。

■トライアウト参加資格:心身ともに健康な40歳以上59歳までの男性 (ジム練習生、道場生)
■トライアウト参加費:3,000円(保険料込み)

■トライアウト内容:簡単な体力チェックおよびシャドー 、ミット打ちなどを行います。運動しやすい服装をご持参ください。また、個人面談にて、ご質問、ご相談を承ります。

■本戦開催日時:2008年9月21日(日)16時30分開場  17;00開始
■本戦開催会場:新宿FACE
 新宿区歌舞伎町1― 20?―1 ヒュー マックスパビリオン新宿歌舞伎町 7F
TEL 03-3200-1300

■本戦参加条件:トライアウトに合格し本戦出場が決定した場合、
(1)最寄りの医療機関でB型肝炎ウイルス抗原(H Bs抗原)とC型肝炎ウイルス抗体(H CV抗体)の検査を受け、検査結果の伝票を郵送またはFAXにて提出してください。
(2)本戦参加費としてチケット10枚を購入していただきます。
(定価4、500円のチケットを参加選手割引3.000円×10枚)
尚、参加選手追加チケットも下記金額にて販売いたします。

リングサイド席(1列目〜3列目)6,000円→ 参加選手割引4,000円 先着自由席(4列目〜 )   4,500円→参加選手割引3,000円
小学生以下無料
※ 傷害保険料は主催者が負担いたします 死亡・1,000万円、入院・1日3,000円
(打撲や捻挫等での通院は含みません)
※ 万一、入院等があった場合は試合終了後1週間以内に当実行委員会まで連絡すること
※試合終了後1週間以降の場合は受付致しません
※ 外国人の方はパスポー ト及び在留ビザのコピー を添えて提出してください。

■ クラス:本大会はアンチエイジングをテー マに行われるため、従来のウェイト別ではなく、
ウエストサイズによりクラスを分けます 
【階級】
★ウエストサイズ75cm未満     → スリム級
★ウエストサイズ75から85cm未満 → ヘルシー級
★ウエストサイズ85から95cm未満 → メタボ級
★ウエストサイズ95cm以上     → スーパーメタボ級

* ウエストサイズの測定方法は「ナイスミドル式ウエスト測定法」に基づき、試合当日に測定します。
* 「ナイスミドル式ウエスト測定法」
40歳以上の中年男性をモニターにして立位、軽呼吸時のへそ周りと、思いっきり引っ込め数秒止めた状態の時のへそ周りとの差を導きデー タをつくり、クラスごとの平均値を算出しました。
係数・・スリム級、ヘルシー 級4cm、メタボ級5cm、スー パー メタボ級6cm
お腹を思いっきり引っ込めた時のへそ周りサイズに、上記係数を足したものが本戦でのウエストクラスになります。

■マッチメイク:体重、年齢、経験、実績を考慮して行います
■試合ルール:1ラウンド2分 2ラウンドまたは3ラウンド制
インターバルは1分  採点は10点法
2ノックダウンシステム スタンディングダウン採用 ダウンは通常の試合に比べて、かなり早くとります。
引き分けの場合、ウエストサイズの数値が小さい方が勝者
  ウエストサイズも同じ場合、体脂肪率が低い方が勝者
ヒジ打ち・バックハンドブロー ・顔面へのヒザ蹴りは禁止 首相撲あり
グローブ14オンス使用 ヘッドギアは原則不可(例外あり)
スネパット着用(例外あり)ヒザパットは自由選択 ヒジパットは不可上半身は裸(タンクトップ、Tシャツ原則不可)トランクス着用
ウエスト計測は試合当日15時より試合会場にて行います
ウエストサイズオー バー  5cm未満は減点1
5cm以上は減点2で試合開始 セコンドは2名のみ(パス券発行)

■申し込み方法:「NICE MIDDLE!」オフィシャルホームページから[大会参加申込書]をダウンロードして、郵送またはFAXにて
申し込み
■申し込み締め切り日:2008年8月1日(金) ※ 必着
■お問合せ先・送付先:〒101-0061
東京都千代田区三崎町3-7-13田中ビルB1
ナイスミドル実行委員会宛
TEL:03-5212-7806(12;00-17;00)
FAX:03-3512-0522
e-mail:info@nicemiddle.jp

2008年07月09日

UFC86 新王者フォレスト・グリフィンの経歴とは?

2008年7月5日(土/現地時間)に行われた、総合格闘技メジャー大会UFC86。
そのメインは日本でも御馴染み、UFCライトヘビー級王者のクイントン・“ランペイジ”・ジャクソンに、フォレスト・グリフィンが挑んだ一戦だ。
勝敗は前半に攻め続けたグリフィンが3−0の判定で勝利し、見事にUFCライトヘビー級新王者に輝いた。

勝因はローキック、スタンドはボクシングベースのジャクソンの弱点と捉えたのか、グリフィンのローキック攻めが決まり、試合序盤からジャクソンは足を引きずる展開。
2Rにはほぼ一方的にグリフィンが攻め、ジャクソンは防戦一方。4Rにはジャクソンもパワーボムなどで見せ場を作るが試合のほとんどをグリフィンがリードし、48−46で判定勝ちを納めた。

遂にUFC躍進の原動力であったリアリティーショー『The Ultimate Fighter』上がりで初の王者となったのは、やはり一番の人気者、グリフィンであった。

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ところで、このフォレスト・グリフィン、この『The Ultimate Fighter』出身という事で人気者の反面、マニアなどからは不当に低い評価をされている。
マニアというのはどうしても地味な選手、世間的な一般層が注目しない選手を高く評価し、反面、一般層が好む人気者を低く見る傾向がある。

日本で言えば視聴率にもっとも貢献してるであろう魔裟斗よりも佐藤嘉洋を評価し、山本“KID”徳郁よりも青木真也、川尻達也を評価する。
これはアメリカでも同じで、アメリカのマニアは同じUFCでも人気者のチャック・リデルやこのフォレスト・グリフィンよりLyoto(リョート・マチダ)や岡見勇信の様な一般層には人気が無い地味な実力者を評価する。

その評価が日本に来てしまうので、どうしてもグリフィンはTVショーで抜擢されただけの人気先行型というイメージが日本のマニアにも持たれているだろう。

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しかし、『The Ultimate Fighter』に参加してる面子は、決してTV番組の為だけに素人が呼ばれたのでは無く、それなりにローカルMMA大会などで経験を積んだ選手たちである。
特にこのグリフォンは『The Ultimate Fighter』参加する以前から、非常に良い戦績を誇っている若手の注目株であった。
あの藤田和之に一本勝ちしたジェフ・モンソン、更に日本でも御馴染みのエベンゼール・フォンテス・ブラガ、トラヴィス・フルトンらかなり大物選手に勝利しており、その実績が買われて『The Ultimate Fighter』に出場した実力者なのである。

そして『The Ultimate Fighter』卒業後も奢る事無く、現在もランディー・クートゥアのジムに所属し練習を続けていた故に今回の戴冠となったのだろう。

ただ人気だけで王者になれるほど、UFCの王者は甘くない。グリフィンが王者になったのは必然であるし、もっと評価されるべき新チャンピオンの誕生だ。

K-1 MAX 地上波されなかった名勝負 ジダ対レミギウス

TVの放送時間の関係で名勝負なのに放送されない試合がある。
先日、7月7日に行われた『K-1 WORLD MAX 2008 World Championship Tournament FINAL8』でスーパーファイトとして行われたアンドレ・ジダvsレミギウス・モリカビュチスはその顕著な例だろう。

試合時間はわずが1分43秒。ジダがフィニッシュの右アッパーなどでレミギウスから3度のダウンを奪い快勝した。
このわずか2分弱の時間の中で3度のダウンを奪うのだからどれだけ激しい打撃戦になったか分かる。
本当に壮絶なKO劇だった。
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この試合、下馬評ではむしろ、経験に勝るレミギウス有利と思われていた。アンドレ・ジダは打撃に定評があるものの、MMAでの戦績が凄すぎてキックの選手という印象が薄かったからだ。
なにせジダはMMAでは高谷裕之、アルトゥール・ウマハノフをKOで葬り、あの宇野薫にすら判定勝ちを納めている。
しかし、キックとなると日本では2年前に宍戸大樹戦でスタミナ切れから判定負けを喫した悪いイメージがあったとも言えるだろう。


対するレミギウスはキックでも我龍真吾にKO勝ちをしていた。

しかし、結果はジダのほぼ一方的なものであった。
ただレミギウスも必死で打ち合いを挑み、この2人の選手をまったく知らない、思い入れの無い観客も、激しい殴り合いに興奮を覚えただろう。

この様ないい試合が地上波TVで放送されなかったのはなんとも惜しいものだ。


誰にも言わなかった新日退団の真実【解説・美城丈二】

b4-250x346.jpg そこにはうたがあった。プロレスラーという、選ばれし者だけが奏でることが出来る“人生哀歌”という詩、うたが。
 私達が、その赤裸々な告白体を目にしたとき、はからずもプロレスラーという、あまりに特殊な職業に従じた者の偽りの無い、正直な独白にこの心が揺り動かせられるのだ。

 つぶさに読了させていただいた。悪役レスラーという、世間の蔑視の目というやいばをかいくぐり辿ってきた、ひとりの男の真実。新日本プロレス入門から36年、それらはここに在る事実として一部始終、明かされることとなる。

 もはや、誰に非がある、といったレベルの世界ではないであろう。敢えて受けて魅せる、という奇特なジャンルをその背に負った者が、辿った数奇な真実。時を超え、いま、“懺悔”という形で彼はその思いを告白したのだ。

 これはもう、暴露だとか、そういった類いの冷笑本としての観念からは確かに逸脱している。
そのことをはっきりと見定めて読み解く時、私達はひとりのプロレスラーの歩んできた“人生哀歌”にこの心が揺り動かせられるのである。

 新日本プロレス誕生、草創期の隠れざる秘話・・・・・・。

“心無い、
一部の関係者及びプロレスファンから、後年、
俺様が新日本プロレスの練習がきつくて
逃げたとか色々言われたけど、
この場を借りて皆に伝えておきたい。

「それは違います!!」”
        (本文一部抜粋)

    
 昭和プロレス者たちにとってあまりに郷愁を起こさせる、カール・ゴッチ、アントニオ猪木、藤波辰爾、グラン浜田、豊登、そして山本小鉄・・・・・・往年の名選手たちへの言及。

 広大なる米国プロレスマーケットを今日は東に明日は西へと“憎っくき日本人悪役レスラー”として股にかけ、遠征して往く。功成し、メインエデンターとして登り詰めた漢の自負が、いま、彼方への回顧となって書き綴らせたのだという、筆者なりの推量。

 もうひとつの新日本プロレス草創期、その真実。のちのあらゆる風聞によっていかに真実は歪められてきたのか? そういう想いに至るとき、一悪役プロレスラーの胸底に潜む積年の恩讐(おんしゅう)が、私達の心根を強く震わせるのである。

 「事実は小説より奇なり」そんな凡庸なセンテンスが、だがここにはしっかりと介在し、偽らざる心根となって横たわってもいよう。 
 『誰にも言わなかった新日退団の真実』そう、そこには“人生哀歌”という詩が確かに存しているのである。

三代目タイガーマスク 金本浩二人身事故

7月6日〜8日の新日本プロレス、後楽園ホール3連戦は、最後は感動のテンコジ復活で大いに盛り上がった。
予期せぬサプライズに大喜びの観客、間違いなくハッピーエンドの中、ひっそり欠場していたのが兄貴こと金本浩二だ。
何故、欠場したのか、本日のニュースで明らかになった。

それは人身事故を起こしていたのだ。後楽園初日後、自宅に帰る途中、世田谷区野毛の路上で
原付バイクに乗っていた金本が自転車相手に人身事故を起こし、被害者は鎖骨を骨折した模様。

被害者は60歳の男性で、金本も首などに軽症を負った。
その為、翌日から金本は後楽園大会を欠場する事となったという。

このニュースはフジテレビ系の夕方のニュースで大きく報道された。
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2008年07月10日

ドス・カラスJR、WWEと契約か?

今月1日のオクラホマで行われたWWEのハウスショーに日本でも御馴染みのドスカラスJrを招聘し、査定したニュースが入ってきた。
WWE側もドス・カラスJRの獲得にはかなり乗り気らしい。

父はドス・カラス、あのミル・マスカラスと共にマスカラス兄弟で日本でも大ブームを巻き起こし一般人も知ってる有名プロレスラーだ。
そのドス・カラスの息子にして、シドニーオリンピックのレスリング、メキシコ代表になった実績、小柄なメキシカンの中では長身の197cmに100キロを越す大型のプロレスラーがドス・カラスJRだ。
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しかし、日本では、むしろ総合格闘技での知名度が高いだろう。DEEPで行われた謙吾戦で、『チリマ』と呼ぶスープレックスで謙吾をTKO、病院送りにして衝撃を与えた。

それまで、メキシコのプロレス、ルチャ・リブレはもっとも総合格闘技からかけ離れているものと捉えられており、総合で勝てる訳が無いという下馬評を覆して、ルチャ・リブレの名誉を守った一戦だった。

その後も日本では総合格闘技の試合がほとんどなのだが、地元メキシコでは『AAA』などでプロレスラーとして活躍している。メキシコ人の中では身体が大きいので日本の選手がメキシコに遠征すると絡む機会が多く、ルチャファンには御馴染みの選手だ。

勿論、『PRIDE』崩壊後、日本に呼ばれる事は無くなったが、海外のローカルMMA大会にも参戦し、連勝を続けプロレスと総合格闘技を両立している。

そうしたメキシコにとどまらない活躍をしていた為、英語もぺらぺらで、今回のWWEの接触はその点も大きく評価されたらしい。
ここ数年、WWEはヒスパニック系の新人選手を必要としていたのだが、プロレスの実力があってもスペイン語しか喋れない選手が多かった。

これは日本選手の多くがアメリカでなかなか成功出来ない理由のひとつでWWEの様に、ソープオペラと言われるストーリー路線では英語が話せないのは致命的。日常会話レベルで喋れるレベルでは難しく、ドラマの登場人物になって英語で演技をするのだから、相当な語学力が必要になる。
ケンゾー・スズキが一時期、WWEに参戦出来たのも、マネージャーとして英語ぺらぺらのヒロコも一緒という条件だったし、ケンゾーは解雇でもヒロコはそのままWWE残留を望まれたのだから英語力は重要視されてるのが分かるだろう。

現在のWWEのトップ選手で、英語がほとんど喋れないのはグレート・カリ(ジャイアント・シン)位だ。
カリは人間離れした巨人である故に英語が出来なくても、その弱点をカバーするだけの魅力があるからだろう。

そういう意味ではドス・カラスJRのWWE参戦が決まれば大化けする可能性も高い。
そうなれば当然、暫くは日本に来る機会も、総合格闘技に出場する機会も無くなるのは寂しいが、日本でも人気の高いドス・カラスJRがメジャー団体WWEで活躍するのは楽しみで大いに期待してしまう。

覆面と男の美学-日本で最古の覆面レスラーは誰だ?

 覆面には男の美学が凝縮されている。
 メキシコのルチャ・リブレに多くの覆面レスラーがいるが、彼らは昼は別の職業についていて夜だけプロレスラーになる。
やむを得ず正体を隠しながら、それでもリングに上がり戦う彼らに、我々は賞賛を讃えざるを得ない。
 かつて修道院の運営資金を稼ぐため覆面レスラーとなりルチャ・リブレで戦った神父がいた。
フライ・トルメンタという。「ナチョ・リブレ」や「グラン・マスクの男」といった映画は彼をモデルに作られた(といってもナチョ・リブレはジャック・ブラックカラー一色のコメディ映画なので感動を期待してはいけないが(笑)
 覆面で顔を隠さねばならぬ理由は「リングで目立つため」「キャラクター付けをするため」「既存レスラーのてこ入れをするため」と変化して日本に浸透していった。理由はどうであれマスクにはレスラーとしてのアイデンティティーが凝縮されている。顔を隠し、別の人格をつくることによって初めて”レスラー”として確立された者もいる。

08.7.10mask.jpg 話は突拍子もない方向に進むが、日本で最古の覆面レスラーは誰か?という話になり、「それは関ヶ原で石田三成に殉じた大谷吉継ではないか?」というトンデモ論に行き着いた。
 ”レスラー”というより”ファイター”、むしろ”コマンダー”だ!と突っ込みが入りそうだが(そもそもプロレスに関係がないではないか!)戦国時代マニアの戯言なのでそこはご愛嬌ということで(笑)
 大谷吉継は癩病に冒されており、崩れた顔を隠すために白い布で覆っていた。そのため頭脳明晰でありながら戦場の第一線に出ることはできなかった。しかし調略や奉行職といった縁の下の力持ち的な働きをし、君主秀吉から絶大の信頼を寄せられていた。
 派手に武功をあげることはなかったが、その覆面の下には石田三成に対する熱い友情と義の志が燃えていた。関ヶ原の戦いでは三成率いる西軍に加担、次々と東軍に寝返る西軍の中で一歩も退くことなく戦い、そして最期は唯一人自刃して果てたのである。

 病を隠すため覆面をし、その下に義の志を隠した大谷吉継。神父という正体を隠し覆面をつけリングにあがったフライ・トルメンタ。
 ハンディを隠しながらも誰かの為に戦う男の姿は、戦場であれリングの上であれ清々しい美しさを醸し出し、観る者に感動を与え続けるのだ。

山口敏太郎事務所 三瓶千詠

2008年07月11日

ここ、ホントにグレプロ!? まさかの超満員で選手も白熱 7・10グレプロ新木場大会

 10日夜、東京・新木場1st RINGにおいて、グレートプロレスリング第23回大会「グレッスルエキスポ」が行われた。
 会場に入りまず目を剥いたのは、「おい、今日はホントにグレプロなのか!?」と思わず叫びたくなるほどの、会場の大盛況ぶり。超満員、といってもいいほどの入りである。そしてミクシィがきっかけなのか、選手とはリアルお友達の関係と思われる、“プヲタ”らしき男性マニアと“オリキ”チックな女性ファンからの絶え間ない声援。これで選手たちのモチベーションが上がらないわけがない。グレプロ正規軍 VS BGP軍の軍団抗争が柱となった今興行、ベビーとヒールがリング内、そして場外でバチバチにやり合う“わかりやすいプロレス”の攻防が続き、観客を大いに魅了した。

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満員の観客を前にオープニング。挨拶はグレプロの新常連(?)・華名嬢。


 しかしこの熱気溢れる会場の雰囲気の中で、とんだトバッチリを喰らったのが、メインの軍団抗争6人タッグに出場したグレプロ正規軍の助っ人・三州つば九朗と、セミ前の画鋲デスマッチに出陣したグレプロの名物男・JOM太郎の二人。女性ファンも多く(?)、抜群の会場人気を誇る二人が特にやっかみを受けたのか、つば九朗はBGP軍に、JOM太郎はデスマッチの大・大先輩であるウィンガー&非道のW☆ING&大日魂コンビに、それぞれメッタ打ちを喰らい哀れにも大流血。あまりのハードコアなやられっぷりに、満員の観客がドン引きした。

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見るも無残なやられっぷりのJOM太郎.。お大事に!


 軍団抗争と画鋲デスマッチが一日の柱となったせいか、ハードヒットな試合が相次ぎ、ある意味“グレプロらしからぬ”クオリティを見せた今興行。とはいえ、セミの3Bと書いて“サンバカ”と読む3Bトリオ選手権では、立会人の“BK(バカと読む)”ことJOMが、額の流血も拭わずに噛み噛みで認定宣言を読み上げ、3Bトリオ王座のベルトはエロDVDにヒモを括りつけたシロモノというおバカ演出は、やっぱりグレプロの風景そのもの。ハードヒットとグダグダを絶妙にブレンドさせた価値観を提示して、団体として成長した(?)姿を見せたグレプロ。次回の8・27大会でも、新木場満員伝説を作れるか注目だ。

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ローカルインディのカルトスター・小仲=ペールワン。妖しげな世界観は相変わらずだ

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長瀬館長「9度目ぐらいの王座防衛」(何だそれ!)の瞬間と(左)、
対戦相手のパンツいじり以外はマトモなレスリングを見せた佐野“スタンリー”直(右)


■グレートプロレスリング第23戦「グレッスルエキスポ」
2008年7月10日(木)開始:19:20
会場:東京・新木場1st RING

<第8試合 グレプロ軍 vs BGP最終決着戦6人タッグマッチ>
(グレプロ正規軍)千葉 智紹、○三州つば九朗、華名
(16分36秒 反則)※千葉の裏切り、たけむらのチェーン攻撃、レフェリー暴行
(BGP)菅原伊織、●ドン・たけむらこういち、YUIGA、(with Mr.yb)

<第7試合 BK-JOM認定3Bトリオ選手権試合>
(暫定王者組)○“HOT STAFF”桂ヤスヒロJr.、ランチボックス星野、326
(11分38秒 デンジャラスドラゴンスリーパー)
(挑戦者組)ZIPANGU、●チャールズ今井、網飛鳥
※暫定王者組、改めて初代王者に

<第6試合 グレプロスタイル・画鋲デスマッチ+α>
Mr.マジック、●JOM太郎
(13分23秒 片エビ固め)※画鋲へのボディスラム
○BADBOY非道、ジ・ウインガー

<第5試合 ハイフライ6メンタッグマッチ>
怨霊、○小仲=ペールワン、ブラックバート
(7分5秒 片エビ固め)※ファイヤーバードスプラッシュ
●ジパング・ザ・グレート、ササメ、加藤茶太郎

<第4試合 WMWミドル級選手権試合>
○(王者)長瀬館長
(10分11秒 バックドロップホールド)
●(挑戦者)戸井克成
※王者、「9度目ぐらい」の王座防衛

<第3試合 ???マッチ>
○村岡真
(6分27秒 反則)※レフェリー暴行
●ピンクタイガーコング

<第2試合 チャレンジマッチ>
松崎和彦、○ガッツ石島
(5分39秒 羽根折り固め)
●グレート魔人、中見隆源

<第1試合 グレプロ&STYLE-E技術交流戦>
○佐野直
(5分37秒 片エビ固め)※垂直落下式ブレーンバスター
●翔太

革命戦士チェ・ゲバラとルチャ・リブレ

08.7.11cheG.jpg近年伝記映画が公開されるなど、キューバ革命の父、チェ・ゲバラがちょっとしたブームになっている。ゲリラ指導者としてキューバ革命を成功に導き、なおもコンゴやウルグアイで革命を試み、ついに銃火に散ったチェ・ゲバラ。そのゲバラとプロレスとの間に意外なつながりがあることをご存じだろうか?
と言っても、旧UWFのテーマ曲集のライナーノートで藤原喜明が「チェ・ゲバラ的存在」と称されていたことを言っているわけではない。ゲバラ本人とプロレスとの間に深いつながりがあったのだ。

時は1955年、キューバ革命が開始される一年前。フィデル・カストロと出会い、ともに革命の道を歩むことを決意したゲバラは、ゲリラ戦のエキスパートであるアルベルト・バーヨ中佐の訓練を受けていた。
ゲバラはバーヨ中佐から徒手格闘術の教官として紹介された人物を見て唖然とする。それはルチャドーラー 「インディオ」こと、アルサシオ・バネーガスだったのだ。

当時のゲバラのルチャ・リブレに対する理解は「ぴょんぴょん飛んだり撥ねたりする曲芸」程度のもの。馬鹿にされたと思って怒るゲバラを、バネーガスは黙ってリングへと誘った。
ゲバラがノックアウトされるのには、一分とかからなかった。一度納得するとさすがにゲバラは人物が大きく、一番真面目な生徒としてバネーガスから学んだという。
この師弟関係は翌年のゲバラらのキューバ入りによって終了したが、メキシコ滞在がもう少し長ければリングに立つゲバラやカストロの姿が見られたかもしれない。

ルチャ・リブレから「自由への戦い」の精神を学んだゲバラの活躍ぶりはご存じの通りである。

DENNY喜多川 山口敏太郎事務所

リングでバチバチ、会場はユルユルでクセになる!? 7・10グレプロ雑感

 10日のグレートプロレスリング新木場1st RING大会は、「ここ、ホントにグレプロ!?」な、まさかの大入り(主催者発表=130人)で選手も白熱、ある意味“グレプロらしからぬ”バチバチファイトの連続で盛況に終わったが、リングの外はというと、そこはやっぱり相変わらずのグレプロ。ミルホンネットでは初紹介となる、グレプロ会場のユル〜い世界観を少しだけ紹介させていただきたい。

 まず記者を驚かせたのが、リングサイド最前列に陣取る、顔に刻み込まれたシワが非常に印象的な、貫禄たっぷりのオバアちゃん。もしかしたらこの日の、陰のMVPかもしれない(言いすぎ?)。
 今興行で初めての本格的な場外乱闘が始まった第3試合・長瀬館長 VS 戸井克成のWMWタイトル戦での話。目の前で「バッキャーン!」という凄まじい音とともに繰り広げられる、戸井のハードなイス攻撃に、遂にこのおバアちゃんの義憤が大爆発!
「館長〜! お前男だろ!? 気合見せて闘え〜! 館長〜、立て〜!」
「コラ〜、お前反則ばっかりしてんじゃねえぞぉ〜! 男なら正々堂々、タ・タ・カ・エ〜!」
 時計の針を力道山 VS ブラッシーのWWA世界タイトル戦まで戻したかのような、おバアちゃんの正義の怒りに、新木場の狭いハコはどっと沸きに沸く。そしておバアちゃんの目にはブラッシー、はたまたディック・ザ・ブルーザー同等の大ヒールに見えているに違いない戸井の攻撃が、おバアちゃんの怒りを浴びてさらにヒートアップ! 弱りきった長瀬館長に、リング上からラダーまで投げつけるやりたい放題。以降の興行の流れを、ハードコア一色に染めあげた。ひょっとすると、この日の流れを決めたのは、あのおバアちゃんの檄だったのかも!?

 第3試合を上回る血生臭い攻防となった、第5試合の画鋲デスマッチのあとに休憩が入る。休憩に入った途端、試合出場レスラーであるジパング・ザ・グレートや長瀬館長が、せっせとリング上に散らばった画鋲を片付ける。会場隅では「ハマノ商店」のドリンク、ガッツワールドのちゃんこが出店され、場内弛緩しきった実にイイ空気。仕事で来てなけりゃ、ビール飲みたいんだけどなぁ。

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後片付けは、大切です!?

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大人気のガッツワールドちゃんこ。もう売り切れ寸前!


 セミの3Bと書いて“サンバカ”と読む3Bトリオ選手権は、まさに「正調グレプロ」(?)とでも言うべき、王道のグダグダ空間。休憩前にハードコアないじめられっぷりで観客を凍りつかせたJOM太郎が「立会人」として、額から血をタラタラ流しながら認定宣言を読みあげる。しかし案の定噛む。
 勝利した桂ヤスヒロJr.が勇ましいマイクアピールをするも、腰に巻かれたベルトはエロDVD。桂がマイクでガッツワールド勢を挑発するも、ガッツ勢は完全無視。会場は失笑と「え〜」の定番リアクションに包まれた。

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3バカ選手権立会人JOM太郎(左)に、由緒正しき(?)エロDVDベルト(右)。なんだかなぁ

 リング外は相変わらずの空気を醸しながらも、試合のクオリティは急上昇。生観戦したファンのブログでも、おおむね好評の今興行。ただ、記者の近くの席で観戦していたマニアからは、
「不思議だなぁ。なんかグレプロっぽさがなくなってきてる気がするなぁ…」
と、あくまでグダグダ継続を望む声も聞こえてきた。
 試合のクオリティを上げていきたいレスラー(やる側)のモチベーションと、グダグダを楽しみたいすれっからしマニア勢(見る側)のニーズを、次回以降どう折り合いをつけるのか? グレプロ首脳陣の手腕に注目だ。

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2008年07月12日

ドス・カラスJR WWE入団を断る。

先日、ニュースでお伝えしたドス・カラスJRをWWEが獲得は交渉決裂に終わった。

現在WWEの副社長のひとりでブッカーとして強い力をもつジョニー・エースが、正式にオファーを出したのだが、その契約がDevelopment Deal(育成契約)であった為、ドス・カラスJRが断ったと伝えられている。

育成契約というのはWWEが新人選手と契約する場合の契約で、まずWWEのファーム団体でトレーニング(単独のプロレス団体として活動してるので試合も含む)を積んでから一軍であるWWEに昇格するという契約である。

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2008年2月まではそのファーム団体としてOVW(オハイオ・バレー・レスリング)と契約しており、ジョン・シナ、ランディー・オートン、バティスタ、CMパンクと言った現在の若手スーパースターのほとんどがここでトレーニング、経験を積みWWEに昇格している。

現在はOVWと契約解消している為、代わりにファーム団体としてFCW(フロリダ・チャンピオンシップ・レスリング)をスティーブ・カーンに立ち上げさせている。


今回はドス・カラスJRもそこでトレーニング後、昇格させるという条件だったのだが、メキシコではすでにスーパースターであるドス・カラスJRはそれを拒否したらしい。

似たケースで、現在、WWEのスーパースターのカリートがいる。
カリートはプエルトリコの英雄カルロス・コロンの息子で、すでにプエルトリコでデビューし、スターになっていたが、WWEとの契約後、1年間OVWでトレーニングを積んでWWEに昇格、現在に至っている。

現在、FCWからもテッド・でビアスJR、コフィ・キングストンなどスターが育っており、ドス・カラスJRのの決断は惜しい感がある。

ドス・カラスJR、WWEと契約か?

2008年07月13日

今週の「マット界舞台裏」は新日G1vsIGF両国興行戦争の最新情報!

08.07.17BUTAIURA.jpg 新日本プロレスの真夏の祭典「G1クライマックス」が8月9日の愛知県体育館から開幕する。そしてクライマックスは16、17日の両国国技館2連戦。そのG1両国2連戦の前日である15日に、“あえて”両国国技館での大会をぶつけてきたのがIGFだ。

 だが、今年のG1はヒザのケガから復帰する棚橋、野人ワールドが大ブレイク中の中西、裏切られキャラが定着してきた天山をはじめとする新日の主要選手のほかに、ハッスルから川田、ドラディションから吉江、ZERO1・MAXから大谷、全日本から小島の参戦が決定。なかなか豪華な顔ぶれが揃った。

 現時点では小川直也、ジョシュ・バーネット、ネクロ・ブッチャー、モンターニャ・シウバのほか、タンク・アボットあたりの参戦しか決まっていないIGFとしては、この興行戦争は厳しいものになることが予想される。だが、約1年前にこの両国で行った旗揚げ戦には、カート・アングルやブロック・レスナーといった超大物が参戦したIGFだけに、なんと今回の両国大会にもデッカイ隠し玉を用意しているという情報が入ってきた!
 もし本当にこの隠し玉とされる超大物選手の参戦が決定すれば、十分新日本にも対抗できるだろう。井上譲二記者がキャッチしたこの大物の名前を、本紙の中ではズバリ明かしています! ぜひ、その目でご確認ください。

 その一方、新日本サイドもIGFを警戒し、両国2連戦にカート・アングルとAJスタイルズの参戦を発表した。TNAとも太いパイプを持つIGFだけに、新日本としては先手を取った形になったが、井上記者は現在のアングルに1試合5万ドル(約550万円)ものファイトマネーを支払ってまで招聘する価値があるのか、という点に疑問を抱く。それというのも、いまのアングルは…

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 さらに、いまファンや関係者のあいだで密かな話題になっている『ゴング』復刊の計画。以前も『週刊プロレス』元編集長のターザン山本を編集長にして復刊するというアイデアがあったが、今回の復刊話は、誰が編集スタッフとしてかかわっているのかということすら分からないという有様。だが、早ければ今月下旬にも、新生ゴングは書店に並ぶのではないかという情報もある。
 そこで『週刊ファイト』前編集長である井上譲二が、独自のルートを駆使して新生ゴングについて探りを入れたところ、様々な新情報が入ってきた。おぼろげながら見えてきた新生ゴング! 果たして新生ゴングにかかわる人物とは? そして本当にゴングは復刊するのか?

 このほかにも、西村がアングルらと対戦し、ヘビー級のベルトを奪取したことで話題になった新韓国プロレス(KNPWA)の次回大会に、世界各国から大物レスラーをブッキングしているという“ブッカーJ”ことジミー鈴木氏の情報や、大好評企画「マット界舞台裏アーカイブス2007」では、全日本プロレスが昨年の8月26日両国大会で、鈴木から健介に三冠王者を交代させた舞台裏に迫ります。今週も読み応え十分! 是非ダウンロードしてお読みください。

週刊マット界舞台裏'08年7月17日号

2008年07月14日

近藤有己が長岡市で一日交通安全大使に!

 パンクラスの近藤有己が交通安全の祈りをアピールする。出身地である新潟県長岡市の交通安全対策連絡協議会から一日交通安全大使に任命されたもの。

 日時は7 月22 日(火)の 午前11 時から正午までの1 時間。場所はJR 長岡駅前のキャノピィ広場からで、街頭指導所として長岡市城内町大手通りを進む。
 長岡市にお住まいのファンは、ぜひとも『夏の交通事故防止運動』に参加しよう!

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近藤が交通安全宣言文を読み上げる予定

2008年07月16日

『美城丈二の“80’S・プロレス黄金狂時代』Act�押敖構N呂箸いμ召痢番�立”】 

 『美城丈二の“80’S・プロレス黄金狂時代 〜時代の風が男達を濡らしていた頃”』
   Act�押敖構N呂箸いμ召痢番�立”】
 
  「屹立(きつりつ)」
   ・・・高くそびえ立つこと。堂々とそそり立つこと。
       三省堂・大辞林から。

 90年代、新日本プロレス。闘魂三銃士の時代。まさしく長州は、武藤、橋本、蝶野、彼らと相対して屹立していた。大いなる壁、頂(いただき)であった、ように思う。
 リング上があきらかに新時代を迎え、華やぐ中で、UWFインター闘争や青柳、斉藤といった面々、誠心会館との抗争劇は、確かに新日本プロレスのマットに何が起こるか判らないという「緊張感」を見る者に植えつける、アングル足りえた。
 そう、長州はリングの内、外にあって一レスラーとして現場の管理者として屹立し、新日本の新日本足らしめる柱がなんであるか、身を持って呈していた。

08.7.16choshu1.jpg もともとはレスリング・ミュンヘンオリンピック韓国代表の猛者でありながら、1974年8月、新日本マットデビュー後は地味な雰囲気と固いレスリング運びというイメージが災いしたか、なかなかメーンエベンターとしての風格は感じられぬものがあった。後年、本人が「迷いがあったのだと思う」と語っているように、それら心身の揺らめきは微妙に見る者に伝播するものだ。

 だが、タイガーマスク出現でプロレスブームがにわかに沸騰、世間の渦を味方に得た新日本マットは躍動し始める。メキシコ遠征後の1982年10月、帰国後の開幕初戦、あのあまりに有名な“噛ませ犬”発言を経て、長州を取り巻く様相は一変した。革命戦士として、一躍、人気者と化したのだ。

 藤波との一連の名勝負数え唄。まだまだ記憶に新しい。あまりにも鮮烈過ぎるがゆえに、ひとによってはあの時代を指して「未だ回顧の域では無い」と断言する識者だっておられるほどだ。のち、そんな多くの識者がまた指摘している通り、日本人vs外国人という旧態然としたプロレス史の流れを一気に変えてしまうほどの勢いを得た。
 何よりハイスパートレスリングと名付けられた、いわゆる“ラリアットプロレス”は、それまでの間(ま)を随所に織り込んだプロレスリングの試合運びを覆すもので、さながら目まぐるしく攻守が逆転していく闘い模様は当時の若いプロレスファンには受けに受け、長州時代は更に加速、「俺たちの時代」発言以後、強固な長州時代を築いていった。

 闘魂三銃士の出現は、見方によっては長州が現出させたドラマツルギーでもあったのだと思う。長州がまた猪木を超えんが為に、その大いなる頂、屹立する牙城に挑みかかったように、三銃士の壁となり、己を打ち破ることが彼らのプロレスラーとしてのステータスを高めんが為のまるで所作でもあるかのように高い高い頂であろうとした。
 あのG1にて連敗を喫し、「もはや長州もこれまでか?」と思わせておいての怒涛の復活劇、G1制覇・IWGPベルト戴冠。サクセスストーリーはいばらの道であればあるほど、その花が咲き誇るとき、大輪の輝きを得る。壁はその底辺から崩れたように見せての、実は未だ根底まではくず折れてはいなかったのだと思わせる、復活戴冠劇。

 だが、そんな長州も議員時代を経て、復権迫る猪木の毒牙に遂に辟易としたのか、プイと横を向いてしまった。新日本離脱。そしてWJ設立。マット引退後、あの“邪道”大仁田厚との2000年8月の電流爆破デスマッチを経ての復活、のちアントニオ猪木に異を唱えての脱退劇。まるで求められるマットに求められるがままに参戦し、紆余曲折を経て、ようやく自身の思いを晴らさんが為に自ら求めてWJを設立したかのようにも感じたが、いかがなものだったのだろうか?
 かつて己の前にすっくと屹立した猪木が再びその存在をあらわにしたように、長州もまた新日本マットへと帰ってきた。識者によっては「もう、既に完結している!!」と断を下されもする、長州力という男。

 果たして本人の意中はどこにあるのだろう!?このままくず折れたままであるかのように少しずつ日本マット界からフェードアウトしてしまうのか?
 あまりに鮮烈過ぎた、維新革命時代、そして俺たちの時代。往年のファンは今もその動向をうかがい知ろうとするのだろうか?あの往時の屹立然とした容姿を思い起こすたび、いま現在の長州力というレスラーの佇まいに釈然とせぬ者もきっと多いことであろう。

   ⇒【筆者・美城丈二、ミルホンネット配信作】


パンクラス佐藤光留、川村亮が7・27“アイドルボンバイエ!”に参戦!

 アイドルが己のプライドをかけて2分間のショータイムに挑戦する“アイドルボンバイエ!”。お客様による完全生判定で、合格すれば告知PRタイムが貰え、残念ながら不合格になってしまうとアイドル失格というシステムだ。ここでパンクラス佐藤光留選手と川村亮選手の手によりおしおきの強制退場になる!?
 本物のアイドルしか認められない過酷なアイドルゴングショーを、人気の両選手がさらに盛り上げる!

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【日時】
■7月27日(日) 1部19:15〜 / 2部21:15〜

【場所】
 ■新宿歌舞伎町エンターテイメントカフェ PINK BIG PIG
〒160-0021 新宿区歌舞伎町1-21-1 第二東亜会館6F

PINK BIG PIGホームページ

“アイドルボンバイエ!”イベント詳細

シャチ横内とミスター・セキが参戦した国際プロレス【ある極悪レスラーの懺悔・解説】

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 シャチ横内については、グレート東郷を別格とすれば、本当の意味での日本人ヒールの元祖ということになる。なにしろ上田馬之助がお手本にしたのが、なにを隠そう名古屋出身の横内信一であった。

 その波乱万丈の人生は前田光世や木村政彦にも劣らない。ブラジルに渡った横内は、アントニオ猪木の兄の勧めでプロレス入りを決意。アントニオ・ロッカの道場で基礎を学んだという。
1963年欧州に渡り、パリでは清美川と合流。この時の道場ではスパイロス・アリオンと同期だった。また、フランソワ・ニコレと当地で結婚してフランス国籍を得たことから、日本では日系フランス人というギミックで通した。
 
 1967年にアメリカに渡り、日本人ヒールの原型を完成させていく。日本プロレスを干されたグレート東郷が、ルー・テーズらと組んで対抗団体旗揚げに動いたことがあるが、この際にも横内が絡んでいた。
 記録では1968年にダニー・ホッジを破って、幻のNWA世界ジュニア王者になったこともあるというが、十字チョップを武器にドリー・ファンクjrのNWA世界王座に4度挑戦したことや、NWA世界タッグ王者になったプロフィールで知られている。上田馬之助との“ライジングサンズ”での活躍はつとに有名で、上田とは師弟コンビの関係にあった。松岡巌鉄と上田が袂を分かつのは、横内を信用するかしないかの口論が発端だという。


b6-250x346.jpg 国際プロレス参戦時の横内は、団体が斬新なアイデア導入の模範だったことを象徴するかのように、グレート草津と組んでいたはずが仲間割れを起こし、外人組について草津を袋叩きにするといったお客にとって驚きのアクションを披露していたようだ。
「お前はそれでも日本人か!?」は、上田もそう言われることを受け継いでいくことになるが、最初に日本のリングで言わしめたのは、ほかならぬシャチ横内だったのである。

 関川哲夫の懺悔によれば、横内は破廉恥な守銭奴ということになる。ただし、先駆者として海外に渡った日本人レスラーは、どうしてもそういうレッテルを張られる運命にあるわけで、数奇な人生をたどる横内への興味は尽きない。

 ミスター・セキが参戦した『ゴールデン・シリーズ』は、1976年 9月5日から10月2日までの全22戦。欧州からワイルド・アンガス、カルガリーのギル・ヘイズ、プエルトリコ出身のヘラクレス・アヤラ、ディック・チャーランドのザ・テンペスト、文中にあるアル・ブルジョーらが参加している。

 10月24日から12月4日まで全33戦の『勇猛シリーズ』の主役はジプシー・ジョーだ。ラッシャー木村との金網デスマッチは週刊ゴングのビデオも残っている。
 特筆すべきは、カナダのフランス語圏から、フレンチ・マーチン、マイク・マーテル、リッキー・マーテルが来襲していること。リッキーとは、のちのAWA世界王者リック・マーテルのグリーンボーイ時代である。なんでも寺西勇とのIWA世界ミッドヘビー級選手権は好勝負だったようだ。また、ブル・グレゴリーと故・サンダー杉山さんもこのシリーズに名を連ねている。

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 ミスター・セキ最後のシリーズは、翌1977年1月2日から22日の『新春パイオニア・シリーズ』全16戦。こちらには、上田の公私ともに渡るパートナーとして知られるリップ・タイラー、エディー・サリバン、のちにモンスター・ファクトリー校長として名を成すラリー・シャープ、リッパー・コリンズなどが参加していた。

 資料をひも解くだけでも、昭和のプロレスマニアは感慨もひとしおではなかろうか。国際プロレスは永遠に不滅なのである。
 なおシャチ横内は、パリで日本人相手の観光会社を経営していたが、45歳の若さで自動車事故にて他界している。ミスターポーゴと関わった者が次々に死んでいくめぐり合わせは、後編のハイライトとなるであろう。

    ⇒ミスターポーゴ、ミルホンネット配信作

「ある極悪レスラーの懺悔(ZAN-GE)」配信開始!1,2,3章解説

第4章「誰にも言わなかった新日退団の真実」解説

2008年07月17日

ミスター・セキが海を越えてやってきた時代【解説・美城丈二】

                  金網の帝王ラッシャー木村、カルガリーのギル・ヘイズ 08.7.17iwe1.jpg 

 「国際プロレス」
 今は無き、この団体名から多くの識者が連想するキーワードのひとつは、やはり“金網デスマッチ”ということになるのであろうか?
 
 1976・・・・・・、
この年、ラッシャー木村の持つIWAベルトに“金網デスマッチ”にて対戦した来日外国人を月別に列記してみれば、1月セーラー・ホワイト、2月キラー・トーア・カマタ、4月ジ・アンダーテイカー(のちのハンス・シュローダー)、5月上田馬之助(ベルト奪取後返上)、7月アサシン(のちのロジャー・スミス)、9月ワイルド・アンガス、10月から12月のシリーズにかけ ジプシー・ジョー、ギル・ヘイズということになる。

 のちに名の通ったレスラーといえば、キラー・トーア・カマタ、上田馬之助(外人側として)、 ジプシー・ジョー辺りであろうか? 上田はまさしく“まだら狼”としての凱旋帰国シリーズにてIWAに挑み、奪取し、負傷欠場という形でベルトを返上し、このシリーズ後にいよいよジャイアント馬場、その片や雄であったアントニオ猪木への対戦要望書を掌に新日本のリングへと登場している。
 この年の来日外国人をざっと望めば、そこには10月来日として、あのリック・マーテルがやって来ている。のちのAWAチャンプ、ジャンボ鶴田を破っての戴冠劇、あのマーテルだ。この年の4年後、全日本プロレスに来日、その時はまだ、Jrの枠でドス・カラス辺りとのタッグ編成が主だったが・・・。

マイティ井上は美声、キラー・トーア・カマタ戦                     
08.7.17iwe2.jpg またこの年は全日本との対抗戦が組まれた年でもあり、3月28日、所は蔵前国技館でその火蓋は切られている。メーンは木村vs鶴田であり、セミはIWA世界タッグ、アジアタッグのダブルタイトルマッチでグレート草津、マイティー井上組vsグレート小鹿、大熊元司組の一戦だった。

 このセミにしてもメーンに関しても結局、引き分けに終わっているが、果たして全日本の時代(とき)の御大・ジャイアント馬場が出場せず、“若大将”鶴田と引き分けるエース木村という図式や、世界王者のグレート草津、マイティー井上組がアジア王者のグレート小鹿、大熊元司組と同じく引き分けてしまっているという現実がなんとも背景的なかけひきを匂わせて、当時の識者たちはかんかんがくがく色めきあったものである。

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剛竜馬対ブラック・ロッキード
 7月のシリーズには八木宏(のちに一般公募で剛竜馬)がまた凱旋帰国しているが、
 では果たして、この自叙伝の著者であるミスター・セキ(のちのミスター・ポーゴ)はいかなる活躍を見せたのか?

 9月のシリーズに凱旋帰国したセキではあったが、残念ながら筆者の知りうる限りの資料においてはその活躍のほどは顕著に伝わってはいない。だが、著者の文章をつぶさに読み解くとき、この帰国がいかに著者にとって感慨深いものであったか、手に取るように伝わってくる。
「ひとの歴史に重み、有り」けっして大迎ではなく、そういう感覚が私の中で確かに支配したようであった。

 本国、政治の世界に目を転じれば、あの田中角栄元総理が世に名高いロッキード事件で7月に逮捕されるという、まさしく激動の時代でもあった。

08.7.17iwe4.jpg 簡略的に紐解いてみても、来日外国人の面子、5月の上田馬之助、7月の剛竜馬、そして9月のミスター・セキとなにかしら新日本、全日本という猪木、馬場というスーパースターを排した両団体の狭間で、両団体のそれこそ海外ルートをかいくぐるかのようなブッキング的配慮が感じられる。
当時の国際プロレスの社長であった吉原功氏の苦労が偲ばれよう。

 そんな国際プロレスの命運も1981年8月9日の北海道羅臼町大会で尽き、こんにちでは風化のときを経るばかりである。
 グレート草津さんが2008年6月21日、享年66歳で亡くなられた。昭和プロレスのあだ花、「国プロ」の記憶もノスタルジーとなるのであろうか。


覆面と男の美学-エル・サムライ編-

戦国時代に想いを馳せるつつ、今回注目するレスラーはエル・サムライです。
やはりそうきましたか、というツッコミの声が聞こえる…

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エル・サムライ、まず言葉の響きで興味がわいたわけですが、
これがまた、絶妙な雰囲気を醸し出したレスラーでございます。
というわけで覆面から試合の様子まで、戦国オタク的解釈で語っていきたい所存にございます。

まず今回は独特のマスクについて。
これはサムライが着用した兜を模したものでございます(特に鎌倉〜室町期の筋兜に近いです)。
古来より兜は着用するサムライの気性を表したもの。
戦国期のサムライなどは兜の前側につける「前立て」や、植物や動物などを模したデザイン兜などで個性を表しておりました。
さながらエル・サムライの兜は「変わり兜」といったところでしょうか?


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そう、変わり兜。わざわざこんなものつけて重くて大変だろう!?と思う重厚なデザイン。それは、サムライ独自の美学なのでございます。
わざわざこんなものつけて目立って狙われるだろう!?と思う奇抜なデザイン。それも、サムライ独自の美学なのでございます。
つまり、なんだかんだ言って結局は目立ちたがりなのね皆さん、ということなのです(笑)
そもそもプロレスの覆面自体が地味なレスラーを目立たせる役割がございます。
まさに兜型のマスクは理にかなっていると言えるのです!

そしてマスクからはみ出る後ろ髪が大変すばらしいです。
後ろ髪魅ひかれ隊です(若い人にはわからないネタで恐縮)。
これならばいつでもちょんまげを結べます。実にサムライらしいですね(惚れ惚れ)

覆面に惹かれ興味を持ったレスラーですが、戦の様子もなかなかのますらおぶりであります。
次回はファイティングスタイルについて、語る所存にございます。
ご笑覧くださいませ。

山口敏太郎事務所 三瓶千詠

7・31T-1第12回目の “フタ・ミ塾”ゲストは超大物Xと佐伯繁氏

 第12回“フタ・ミ塾”トークライブのゲストが、当日参加しない限りは名前を明かせないという超大物Xと、DEEP代表であると発表された。
 超大物Xとは誰なのか? そしてなぜに名前を明かせないのか。プロモーター佐伯繁氏と近い人脈であろうことは容易に想像がつくが、そこから先はトークライブで歴史の証人となるしかない。

 女子プロレス復興のために私財をなげうった大バカ者のT-1二見社長と、DEEPを2001年から継続開催してきた佐伯代表。興行はやった者にしか分からないというが、それでも興行の“魔力”ハマってしまった両雄。いかなる秘話が飛び出すのか?
 さらには当日、T-1二見社長よりDREAMやDEEPなどの格闘技界の底辺拡大を目的とした大会の構想が発表されるという。盛りだくさんの特典満載回は、先着40名限定のシークレット・ギグとなる。

 T-1二見社長は、秋口には、トークバージョン版の「T-1グランプリ」を復活開催する方向で動いている。その伏線となる今回のトークライブでどんな化学反応が起こるのか?
 格闘技ファン、女子プロレスファン、そしてすべてのT-1二見信者は、参加するしか体験できないのだ。

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06年2月23日の二見社長(C)T-1、佐伯繁代表(C)DEEP

【イベント概要】

ガチトーク“フタ・ミ塾”vol.12 
T-1二見社長×DEEP佐伯繁代表&超大物X〜化学反応の夜〜

【日時】 7月31日(木)開場/19:00 開始/19:23〜22:00まで
※盛り上り次第では22:23まで延長戦あり

【場所】 喫茶フラミンゴ(JR水道橋駅西口&東口下車徒歩2分30秒)
東京都千代田区三崎町2−6−6(T-1の隣のビルの1階)
入場料金(予約も承ります)
会員:1500円※随時会員を募集中!第1回&第2回「T-1GP」のDVD購入者の方に会員証を発行
一般:2000円
別途、ソフトドリンク代が必要(350円〜450円まで)。
他のメニューは、スパゲティ、焼き鳥。なお、アルコールやおつまみ等の持ち込みが可能。

主催&チケット販売所:チケット&トラベルT−1(東京・水道橋) 
住所:東京都千代田区三崎町2-6-7グリーンビル202号
問い合わせ:03−5275−2778
T−1公式ホームページ

2008年07月18日

大丈夫か佐伯ジャパン!?  オランダに1勝4敗の完敗 7・17 M-1チャレンジ

 17日夜、東京・後楽園ホールにおいて、「M-1チャレンジ5」が開催された。
 「M-1チャレンジ」とは、世界8ヶ国の10チームがA・Bの2グループに分かれ、7ヶ国にわたって開催されるリーグ戦にてMMAのナンバーワン大国を決するという、M-1 GLOBAL主催の、総合格闘技の国別対抗戦。すでにオランダ、ロシア、スペインで開催されており、日本での興行は今回が初めてとなる。
 DEEP・佐伯繁代表を監督に迎える日本チームは4月のロシア大会で、地元のロシア・レギオン相手に1勝を収めており、今回のオランダ戦が第2戦となる。

 日本チームの先鋒として登場したのは、去る5月11日のDREAM.3(さいたまスーパーアリーナ)において、韓国の強豪チョン・ブギョンに大金星のKO勝利を飾ったU-FILE CAMPの秘蔵っ子・中村大介。入場曲「西部警察2のテーマ」が館内に鳴り響くと、この日一番の歓声が沸きあがり、その人気急上昇ぶりを印象づけた。この日も、お得意のバックを取らせてからのアームロックに腕十字、足関節と、Uイズム溢れる回転体ムーブで観客を大いに魅了。惜しくも一本は奪えずも、判定フルマークの完勝。日本に幸先の良い1勝をもたらした。

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魅せも魅せたり回転体! この日もサク烈“中村劇場”


 しかしこのあと、ナチュラルパワーに勝るオランダ勢が問答無用の力ワザを連発。中堅戦ではジェイソン・ジョーンズが渡辺悠太にチョークを極められながらも身体を反転し、一瞬の鉄槌連打で大逆転KO。副将戦ではカミール・ウユグンが掣圏会館の人気者・桜木裕司を大流血ショーに追い込み、大将戦では藤井克久が巨漢ジェシー・ギブスの重いヒザに沈み、次峰・濱村健の判定負けから数えて4連敗。1勝4敗と、オランダ勢に力の差をまざまざと見せつけられる結果になった。

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まさに明暗…どうした!? ニッポン!


 メインでは、DREAM.1(3月15日・さいたまスーパーアリーナ)にてミルコ・クロコップの相手に大抜擢されて知名度を上げた水野竜也が、同じ重量級のホープ・中西良行の右フックでグラつき一瞬ヒヤリとさせるも、上背で勝る圧力を利して逆転KO。「ミルコに玉砕した男」がメインの重責を果たした。

 なお前半戦で行われたアメリカvsフランスの対抗戦は、3勝2敗でフランスが勝利している。

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今後の闘いにも大いに期待の持てる日本重量級ホープ・水野


■DEEP「M-1チャレンジ5」
2008年7月17日(木)開始:18:30

会場:東京・後楽園ホール

<第13試合 スペシャルワンマッチ 93kg以下クラス>
○水野竜也(U-FILE CAMP)
(1R 4分13秒 KO)
●中西良行(PRB)

<第12試合 国別対抗戦 日本vs.オランダ 93kg以上クラス>
●藤井克久(日本/CORE)
(1R 1分34秒 KO)
○ジェシー・ギブス(オランダ)

<第11試合 国別対抗戦 日本vs.オランダ 93kg以下クラス>
●桜木裕司(日本/掣圏会館)
(1R TKO)
○カミール・ウユグン(オランダ)

<第10試合 国別対抗戦 日本vs.オランダ 84kg以下クラス>
●渡辺悠太(日本/ALLIANCE)
(2R 2分3秒 TKO)
○ジェイソン・ジョーンズ(オランダ)

<第9試合 国別対抗戦 日本vs.オランダ 76kg以下クラス>
●濱村 健(日本/CMA京都成蹊館)
(2R判定 0-2)
○ロマーノ・デロス・レイエス(オランダ)

<第8試合 国別対抗戦 日本vs.オランダ 70kg以下クラス>
○中村大介(日本/U-FILE CAMP)
(2R判定 3-0)
●ボグダン・クリステア(オランダ)

<第7試合 スペシャルワンマッチ 70kg以下クラス>
○伊藤有起(ALLIANCE)
(2R判定 2-0)
●青木隆明(禅道会)

<第6試合 スペシャルワンマッチ 70kg以下クラス>
○井上誠午(和術慧舟會GODS)
(2R判定 2-0)
●MIKE(BLUEDOG GYM)

<第5試合 国別対抗戦 米国vs.フランス 93kg以下クラス>
●ジェームズ・ジャック(米国)
(1R 3分54秒 アームロック)
○マリック・ンディアエ(フランス)

<第4試合 国別対抗戦 米国vs.フランス 93kg以下クラス>
●バリー・ゲーリー(米国)
(1R 0分32秒 TKO)
○クリスチャン・ムプンボ(フランス)

<第3試合 国別対抗戦 米国vs.フランス 84kg以下クラス>
●マイク・ドルシェ(米国)
(2R 0分41秒 TKO)
○カール“サイコ”アモーゾ(フランス)

<第2試合 国別対抗戦 米国vs.フランス 76kg以下クラス>
○ジェイク・エレンバーガー(米国)
(2R判定 2-0)
●ファルーク“パコ”レイクビア(フランス)

<第1試合 国別対抗戦 米国vs.フランス 70kg以下クラス>
○デビッド・ガードナー(米国)
(1R 3分16秒 TKO)
●サミュエル・ジュード(フランス)

「夢は大晦日!」に向けてやれんのか!? 手探りだらけのM-1チャレンジ

 17日の後楽園ホール大会において、日本のファンに初お目見えを果たしたM-1チャレンジ。世界7ヶ国にわたって開催されるワールドワイドなリーグ戦、優勝チームには世界ナンバーワンのMMA大国の栄誉が与えられる…と、何かとゴージャスな煽りがついて回った今大会だったが、記者がリング上に見たものは、いかにもな“佐伯テイスト”溢れる牧歌的なインディー空間だった。

 会場に入ってまず目についたのは、ホール北側に設置された「M」の字のゲート。…ワールドワイドを謳う大会の割には、高校の文化祭のような手作り感が漂っているが…。国別対抗戦開始前には、M字ゲートの後に構えるスクリーンから数分間煽りVが流れるのだが、ナレーションもテロップもない“イメージ映像”のため、館内には「???」と不思議な空気が流れる。V自体の作りは手の込んでいるものだったが、そのVが流れるそばに手作りM字ゲートが構えているだけに、ますます不思議感が漂うのであった。

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スタイリッシュなVと、手作り感溢れるゲートのギャップが、なんともいえない味を…

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この日一番グローバルだったのはラウンドガールでした。ハラショー!


 試合の方でも日本チームがまさかの惨敗。「日本代表が決勝戦に勝ち上がれば、決勝は大晦日の日本で開催」を目論む佐伯代表だけに、「メンバーの入れ替えも検討しなきゃいけないかも」と、今大会の敗戦には相当頭を痛めているご様子である。
 オランダ勢にパワーの差で惨敗した日本チームの巻き返しなるか、日本が勝ち残った際の晴れの大晦日決戦でも、入場ゲートはあの手作りM字なのか…等々、始まったばかりゆえに先の展開がまったく読めないM-1グローバル。夢の大晦日に向けて「やれんのか!」と、今後も大いに注目である。

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「次は韓国で開催します!」と景気よく宣言した佐伯代表。日本チームの強化も頼みますよ

2008年07月19日

BJ、土壇場のフロントチョーク葬で背水マモルを返り討ち! 7・18 プロフェッショナル修斗

 18日夜、プロフェッショナル修斗・後楽園ホール大会「“修斗伝承02”ROAD TO 20th ANNIVERSARY」のメインイベントにて、BJがマモル相手に最終ラウンドで底力を見せ一本勝ち、世界バンタム級王座2度目の防衛に成功した。

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渾身の一本勝ちで喜び爆発のBJ。この男、やっぱり強い!


 BJとマモルの対決は、これで通産3度目。過去の戦績はBJの1勝1分となっている。前回の対戦(06年10月14日・パシフィコ横浜大会)も同じタイトル戦だったが、当時はマモルが王者で、BJが挑戦者。1RでBJがスリーパーでマモルを秒殺、衝撃の王座交代劇を見せている。背水の陣でリマッチに臨むマモルが世界王座を獲り返すか、はたまたBJの返り討ちか。3度目のバンタム級頂上決戦に、修斗ファンの期待が高まった。

 試合展開は、後のない挑戦者・マモルがペースを握り、進行する。テイクダウンを狙うBJの組み付きを重い腰で凌ぎ、ヒザを当てていく。得意の打撃も冴えて、マモルやや優勢で1、2R終了。
 しかし最終の第3R、気力抜群の王者が底力を見せた。ラウンド中盤、グラウンドの攻防から、下のポジションのマモルが放った渾身の腕十字を凌いだBJが逆襲。マモルがハーフガードを嫌い、下から跳ね上げようと立ち上がったタイミングに乗じて、BJ渾身のフロントチョーク! 必死にこらえ続けたマモルだったが、最後は締め落とされて万事休す。レフェリーがストップを告げ、BJが返り討ちに成功。声にならない叫びをリング上から四方に向けて発し、BJが喜びを爆発させた。

 セミの環太平洋ウェルター級王者決定戦では、世界ランク1位の遠藤雄介が、冨樫健一郎得意の長い脚を活かした寝技を凌ぎ切り、ハーフガードから有効なパウンドを散らし判定勝利。環太平洋新王者に輝き、世界タイトル戦へ狼煙をあげた。

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冨樫の寝技を封じ込めて勝利した環太平洋新王者・遠藤


 また、会場で個展を開く“天才アーティスト”ウィッキー聡生はバックから強烈なパウンド連打でKO、昨年のフェザー級新人王MVP・扇久保博正は鉄槌で秒殺KO、全身に掘り込まれたタトゥーと極めの強さで異彩を放つ佐々木信治は、ベテラン風田陣にきっちりチョーク葬と、新たなるスター候補生たちがそれぞれインパクト大の勝利を見せ、来年で20周年を迎えるプロフェッショナル修斗のリングに新風を吹き込んだ。

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佐々木(左)、扇久保(中央)、ウィッキー(右)…来る修斗20周年で飛び出すのは誰だ!?


■サステイン・プロフェッショナル修斗公式戦「“修斗伝承02”ROAD TO 20th ANNIVERSARY」
2008年7月18日(金)開始18:00
会場:東京・後楽園ホール

<メインイベント(第11試合) 世界バンタム級チャンピオンシップ 5分3R>
○BJ(勝村道場/同級王者)
(3R 3分40秒 一本)※フロントスリーパー
●マモル(シューティングジム横浜/同級1位)
※BJが2度目の防衛に成功。

<セミファイナル(第10試合) 環太平洋ウェルター級チャンピオン決定戦 5分3R>
○遠藤雄介(GOKITA GYM/同級1位)
(3R判定 3−0)※30−27、30−27、30−27
●冨樫健一郎(パラエストラ広島/同級5位)
※遠藤が第4代王座に就く。

<第9試合 ライト級 5分3R>
○ウィッキー聡生(シューティングジム横浜/環太平洋ウェルター級9位)
(3R 2分17秒 TKO)※レフェリーストップ
●マテウス・ラーデスマキ(フィンランド/欧州修斗ライト級1位)

<第8試合 フェザー級 5分3R>
○扇久保博正(パラエストラ松戸)
(1R 1分35秒 TKO)※レフェリーストップ
●田中ヒロユキ(直心会格闘技道場)

<第7試合 ウェルター級 5分3R>
○佐々木信治(総合格闘技道場BURST)
(1R 2分42秒 一本)※スリーパーホールド
●風田陣(ピロクテテス新潟)

<第6試合 フライ級5分3R>
○室伏シンヤ(SUBMIT静岡)
(3R判定 3−0)※30−27、30−28、30−28
●春崎武裕(直心会修斗GYMS)

<第5試合 ミドル級 5分2R>
○山崎昭博(SUBMIT静岡)
(2R判定 2−0)※20−19、20−18、19−19
●平山尚樹(アカデミア・アーザ水道橋)

<第4試合 62kg契約 5分2R>
○細井鷹飛呂(パラエストラ松戸)
(2R 1分31秒 一本)※三角絞め
●マイク・ハヤカワ(シューティングジム大阪)

<第3試合 2008年度新人王決定トーナメント2回戦 フェザー級5分2R>
○越智晴雄(パラエストラ愛媛)
(1R 3分42秒 一本)※スリーパーホールド
●根津優太(和術慧舟會東京本部)

<第2試合 2008年度新人王決定トーナメント2回戦 ライト級5分2R>
○直撃我聞(PUREBRED大宮)
(2R判定 2−0)※20−19、20−19、19−19
●土屋大喜(roots)

<第1試合 2008年度新人王決定トーナメント1回戦 ウェルター級 5分2R>
○臼田育男(総合格闘技木口道場)
(2R 3分41秒 一本)※スリーパーホールド
●近野淳平(ロデオスタイル)

咆哮、そして破顔一笑! 7・18修斗 BJ会見

「ウォ〜ッ! シャァ〜ッ!」
 控室の奥から、試合後しばらく経った後も興奮さめやらぬBJの彷徨が響き渡る。叫びに叫んでアドレナリンを放出し切ってから、修斗世界バンタム級王者は、満面の笑みをたずさえてコメントブースに現れた。

――まずは、勝利の感想をお願いします。
「自分を信じることができたのが、よかったですね。フェザー級で連敗して、自分に対する自信を失いかけてたこともあったし。それにマモルさんの目つきが、今までにないぐらいに鋭かったんで、自分を信じながらも『こりゃヤバいな』というのは、正直ありました。でも最後まで自分を信じて、悔いのないように闘って結果を出せたんで、とにかく嬉しいです。逆転で勝てたのも嬉しいですね」
――途中までマモル選手が打撃でリードする展開でしたが…
「やっぱり巧いですね。マモルさんはバンタム級の中でも、本物の部類の人なんで、肌合わせて本当に強いと、改めて思いました」
――フィニッシュのフロントチョークは、決め技として用意してたんですか?
「そうですね、締め技はもともと得意なんで。ガッチリ入った瞬間マモルさんが『ウゲッ』って言うのがわかったんで、イケると思いました」
――マモル選手とは3度目の対戦ですが、試合前に対策は…
「今まで僕は試合前に対戦相手のビデオを見るということは、あまりやらなかったんです。それがフェザー級で連敗してから、やっぱり対戦相手の研究はきっちりやらなきゃダメだなと思うようになって。『マモルさんはこう来るな』という自分の認識と照らし合わせながら、対策を立てました。でもやっぱり、マモルさんは本当に強いです。マモルさんが尊敬する選手であることは、僕の中では死ぬまで変わらないです」
――フェザー級で苦戦した経験は、今回活きましたか?
「活きましたねぇ! 『調子こいちゃダメだよ』って、(膝に置いたベルトに目をやりながら)このベルトが教えてくれたんだと思います」
――次に、是非とも闘ってみたいチャレンジャーを指名していただきたいんですが…
「できることなら、この間引退された井口摂さんと闘ってみたいと思ってたんですけどね。無敗で修斗を勝ち上がってた頃の、万全の状態の井口さんとはやってみたかったです。でも、強い選手となら誰とでも闘いますよ。僕は無茶をしたいタイプなんで、対戦相手を選ぶなんてことはしません。僕なんかが全然歯が立たないような、ムッチャクチャに強い奴とやってみたいんですよ。キックボクシングだったら、タイのチャンピオンのような。世界のどっかにいると思うんですよ、そんなトンデモない奴が」
――防衛回数は、どこまで増やしていきたいですか?
「(ベルトに目をやり)コイツが、僕から離れたくないと思っている限りは防衛し続けたいですね。今日の試合中も、コイツの声が聴こえてきたんですよ。『アナタ、ワタシと離れるの?』って(笑)。結局コイツがまだ僕から離れたくないから、今回も勝利を収めることができたと思うんです。コイツに見放されることのないよう、僕自身がいつまでも『魅力のある男』でい続けたいと思いますね」

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日本最初のプロレス シュライナース・クラブ慰問団

プロレスは力道山が日本に持ち込んだものと考えられている。
大筋でその理解は間違っていないが、力道山以前にも日本にプロレスは持ち込まれている。
記録によると、日本で最初のプロレスの興行は、1951年9月30日。GHQのW.マーカット少将が会長を務める在日慈善団体『トリイ・オアシス・シュライナース・クラブ』が、進駐軍の慰問と日本の身体障害児救済チャリティのため、両国のメモリアル・ホール(旧国技館)でアンドレ・アドレー対レイン・ホールの試合を行ったのが最初である。
会場には日本人はほとんどいなかったそうだが、そんな中でこの興行を見ていた数少ない日本人の一人が、かの力道山。最前列で見ていたそうだ。
この興行でプロレスに可能性を見出した力道山は単身渡米、プロレスを学んで日本に帰り、日本プロレス協会を設立する。
草創期のプロレスには色々と面白いエピソードがあるのだが、それはまた別の機会に。


w1.jpg 力道山が大相撲を廃業、工事現場で働きだして一年後、朝鮮戦争国連軍のために編成されたボクシング前ヘビー王者ジョー・ルイスと7名のプロレスラーからなる慰問団が、フリーメーソンの在日宗教団体シュライナーズクラブの招きで西洋相撲を展覧した。
 両国メモリアルホールにおいてリングを使ったこの格闘芸術に魅せられた力道山は、未知のプロレスリング挑戦を決意する。

『マット界の黙示録☆真正文化史』��54年力道山〜沢村忠キックの誕生より

クレジットカードが使えない場合、銀行振込みで購入閲覧ができます

2008年07月22日

今週の「マット界舞台裏」は藤波VS新日本法廷闘争の謎&新生ゴングの最新情報!

08.07.24BUTAIURA.jpg 6月のPREMIUMにも出場した藤波辰爾が、突然古巣の新日本プロレスと、その親会社であるユークスに対して、退職功労金など約5000万円の損害賠償を求め東京地裁八王子支部に提訴したという話が飛び込んできたが、プロレス関係者にとってもメディアにとってもまさに寝耳に水だった。

 すでに今月15日には第1回口頭弁論が開かれたが、この先長い法廷闘争に入る両団体が交流を継続するのはおかしな話。なぜなら、すでに藤波が主宰するドラディションの所属選手である吉江豊が、新日の真夏の祭典G1クライマックスに出場することが決まっていたからだ。吉江としてもこんなことをされては、G1に出にくいのではないか?
 様々な謎が残る今回の出来事だが、井上譲二がある新日OBから聞いた話や独自の見解で、この問題をバッサリ斬ります!

 さらに藤波にかんする話として、昨年一部のマスコミが報じた、藤波の『ハッスル』初参戦の話が再燃する可能性があるという。その話の出所を辿っていくと、『週刊プロレス』元編集長で、現『週刊ベースボール』編集長の佐藤正行氏の名が…

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 前号でお伝えした『ゴング』復刊についてだが、今週さらなる情報をキャッチ! ついに判明した編集スタッフ。さらに『ゴング』ファンの方なら気になるであろう、元ゴング編集長やターザン山本らも参加するのかどうかについて。なかなか情報が明らかにならない新生『ゴング』だが、そこは『週刊ファイト』元編集長だけに独自ルートを駆使し、どこにも出ていない情報を独占入手!
 新生『ゴング』の編集スタッフは、かつて“あの雑誌”で活躍し、ファンにもお馴染みの人物だった! そして新生『ゴング』に参加する元ゴング編集長とは…あなたのその目で確認してください。

 このほかにも、長州力のあとに新日本プロレスのマッチマイカーを担当している“ある人物”が、武藤敬司の早期IWGPヘビー級王座陥落を願っているという話題や、大好評企画「マット界舞台裏アーカイブス2007」では、いまだくすぶるWJの負債問題に関して振り返ります。未だに長州が老体に鞭打ってリングに上がり、考え方に隔たりのある大仁田を使わざるをえない理由は、そこにあったのです!
 今週も読み応え十分! 是非ダウンロードしてお読みください。

週刊マット界舞台裏'08年7月24日号

近藤有己の一日交通安全大使に100名超が参加!

 真夏でぐったりの日本列島なのに、近藤有己の一日交通安全大使を一目見ようと新潟県長岡市の長岡駅前には熱心なファンを中心に100名超のギャラリーが出現した。
 いつもは長岡駅周辺は人が少ないというのに、11時過ぎにエンヤの「Book of Days」が流れると近藤有己が『交通安全大使』のたすきをかけて登場。拍手で迎えられた。

 「私は、1日交通安全大使として、本日、夏の交通事故防止運動の啓発行事に参加したことを機に、自身の安全運転はもちろんのこと、故郷新潟のために、あらゆる機会を通じて交通安全を訴え、飲酒運転の根絶をはじめ、悲惨な交通事故がなくなるよう尽力することを誓います。

    平成20年7月22日
        1日交通安全大使 パンクラス 近藤有己」

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 続いて街頭指導を行なう為に「交通事故の殲滅に出陣せよ!!」と近藤選手が宣言すると、警察官全員が「オー!!」と応え、一斉に指導スポットに移動。炎天下の中、大通りで車一台一台に交通安全を呼びかけた。

 大好きな地元・長岡の街で無事に大任を果たした近藤選手は、「1日交通安全大使に任命して頂いて、とても光栄です。毎週防止運動を行ないたいくらいですね(笑)。自分は格闘技を一生懸命頑張っていますので、皆さんも事故には十分気をつけて夢を追って頑張って下さい。一人一人がちょっとでも気をつければ必ず事故は減っていくので、長岡市交通事故“ゼロ”を目指して一丸となって頑張っていきましょう!」と、精一杯交通安全を祈願していた。

渡辺大介を病院送りにした大堀竜二が近藤有己に挑戦8・27パンクラス

2008年07月23日

WWEサマースラム大会が品川でパブリックビューイング!

 WWEの『真夏の祭典』といえば今年は8月17日(現地時間)、インディアナ州インディアナポリスにあるコンセコフィールドハウスにて開催される年間4大PPV大会のビッグイベント「SummerSlam(サマースラム)」である。

 WWE Japanでは、前回300席をまたたくまに完売させた「WRESTLEMANIA 24」に続いて、この大会も高音質・大画面で楽しめるパブリックビューイングを実施する。3時間ノーカット一挙上映だけでなく、超レアグッズを入手できる抽選会なども用意しているので、マニアは全員集合だ!

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DIVAのマリア、映画風ポスター(C)WWE

【パブリックビューイングパーティ概要】
■名称:WWE SummerSlam Tokyo Viewing Party
■日時:9月7日(日) 開場13:00/開始14:00
■会場:品川・ステラボール(品川プリンスホテル内)
  (東京都港区高輪4-10-30  03-3440-1111)
■主催:WWE JAPAN
■入場料金:\3,500-(税込) 
■ゲスト:マリア(WWEディーバ)
  ※ その他スペシャルゲストも参加予定!    
■入場者:500名限定

■チケット発売場所:
 WWEモバイル
 WWE日本語公式WEBサイト
 イープラスWWEページ
■チケット発売日:
 7月25日(金)〜28日(月) WWEモバイル先行予約
 7月27日(日)〜30日(水) イープラスプレオーダー受付
 8月 3日(日)        一斉発売
※一斉発売初日のみ特別電話受付
【特電番号】0570-06-9999(8/3 10:00 〜8/3 23:00)
■お問い合わせ:
WWE JAPAN パブリックビューイングパーティ係
  03−5456−6050(平日10:00~17:00)

パンクラス8・27後楽園に川原誠也vs今泉堅太郎戦追加+9・7アゼリア大会カード第一弾

08.7.23pan1.jpg パンクラス8月27日(水)後楽園ホール大会に、またまた注目のカードが追加された。1月30日に山澤勇紀、6月1日には柳澤雅樹から秒殺勝利を挙げ担架で運ばれる病院送りにして勢いに乗るP’sLABの超新星・川原誠也。3 戦目に指名されたのは、元・修斗のトップランカーである今泉堅太郎だ。ストライカー対サンビスト、最後にリングに立っているのはどちらだ!?

パンクラス8・27後楽園大会カード

08.7.23pan2.jpg また、9月7日(日)大阪アゼリア大正ホール大会のカード第一弾が発表された。パンクラス稲垣組の藤原大地が、総合格闘技道場コブラ会のパンチィー山内とバンタム級で激突する。4月5日と6月22日のケージフォースで大会屈指の名勝負を演じた藤原が、約一年振りにパンクラス参戦!
 一方、奇怪なコスチュームとは裏腹に、安定したグラウンドテクニックで試合を進めるパンチィー。稲垣組の特攻隊長・藤原がケージフォースでの鬱憤を晴らし、地元大阪大会を勝利で飾れるのか!?

 さらには、フェザー級のグラップラー対決として、パンクラス稲垣組のベテラン武重賢司が、コブラ会の期待の新星・手塚基伸と対戦。また、バンタム級では6月29日の沖縄大会で16 秒勝利を挙げたパンクラスREALの合田隆宏が、稲垣組の元気印・長谷川孝司に挑む。

 他には平安孝行が、和術慧舟會兵庫支部からの刺客・龍野真一郎とつぶし合うフライ級戦、錬志塾の田辺宗右が、空手道禅道会長野県支部からDEEPで9戦している松井英夫に挑むフェザー級戦もラインアップされている。

2008年07月24日

FU☆CK!プロモーションJ2K道場ファイナルトピックス

写真:fuck 忌中 20日通夜、21日告別式のTシャツ
08.7.20fuck2.jpg 関西インディーマニアの聖地、J2K道場での興行は20、21日に忌中・通夜、告別式と銘打たれ終焉を迎えた。FU☆CK!名物の公園バトルが毎度のバカバカしさながらも、特に目に留まったので取り上げてみることにしたい。
 恒例の公園へ向かうレスラーにレフェリー、それを映像記録する白鳥オーナーにと、観客達の姿は知らない一般歩行者から見ると、映画の撮影なのか何なのか!? ウルトラマンのようないでたちの全身コスチューム男に、体の相当ごつい覆面男を囲む得体の知れぬ異様な集団と映ってしまうのであろうか。地元の〇〇町の町内会の糾弾議題にあがることがないか心配である。

 「プロレスはセンスが8割の競技」という、知る人ぞ知る名言を残した岸和田兄やんは笑いのセンスにも充分過ぎるほど長けているのだ。インディー出身のレスラーでは最も振り幅の広い御仁である。
08.7.20fuck1.jpg 公園バトルでのウルトラマンロビン対マグニチュード岸和田の知らぬ間柄ではない両雄のバトルは、お祭り感覚のばかばかしくも面白い展開となり、この場限りではなく今後も”迷勝負数え歌”として昇華させていただきたいものだった。
 公園より出た後の両雄の国道〇〇線の歩道バトルの内容は、何らかのクレームを呼び込みかねないことから記すのはためらわれるので自主規制とさせていただくとする。

 岸和田が購入?したペットボトルのお茶をロビンにぶっかけたが、「メカマミーのようにはメカではないので、さすがショートすることはなかった。」とだけ伝えておこう。とにかく絵図が傑作なのである。後に発売されるDVDを購入するしかない。当日来場した参列者たちは不謹慎ながら!?拍手喝采で笑いころげていたものだ。

 なお女性ファンから見ても有難がられる事はない勇気ある?男性のあられもない姿もお目見えされており、タブーに果敢にも挑戦する??FU☆CK!プロレス。そして優良興行師・白鳥翼恐るべしである。
 
 その後さらなる驚愕のシーンを、ごくわずか数名の者だけが目のあたりにした。
 それは・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。公園に、歩道バトルを終えてJ2K道場に戻ろうとするロビンの姿を、近所の家の放し飼いされた可愛い犬が見とめた瞬間「ビク!」と過剰反応を示してきびすをかえしてすかさず逃げ去ってしまった。ちなみにその時デスティニーポーズを犬に決めていたとしたらどう反応していたのであろうか?

 さすがの(名古屋の)英雄も犬の視点ではおっそろしい悪者に映ってしまったのであろうか、もしかするとダダやメフィラス星人やゼットンなら逆に擦り寄ってきたのであろうか、ある種、社会勉強!?となる1シーンであった。
 こんな場面満載であるから、FU☆CK!プロレスは映画か叙事詩のようなのだ。

 写真は、可愛いワンちゃんの瞳にウルトラマンロビンの姿が映ったであろう瞬間をキャッチ! 着ぐるみショープロレスの第1人者ロビンは、小さい体ながら存在感は『別格』である。彼への声援の高さはFU☆CK!のマットではひときわ高い。今後の南国沖縄でのハ〇ンチ英雄活動もおおいに注目されるところだ。

キラー’トーア’マスター(通称キラマス)今日も健在です。
08.7.20fuck3.jpg 
 FU☆CK!プロレスはプロレスラーも関係者もファンも三味一体で楽しめる独特の味のあるプロレスを提供している。そしてパンクラスミッションの富宅飛駈やマグニチュード岸和田のような大物レスラーの違った1面を体感できる稀有(けう)なプロレス空間なのだ。

 地元関西での開催はしばし待たれよ!

覆面と男の美学-エル・サムライ編2-

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戦国時代に思いを馳せて、エル・サムライその2でございます。

さて、前回はマスクにのみ焦点を当てましたが、
今回はさらに深く掘り下げていこうと思います
(といいつつ結局戦国に絡める気満々なわけですが…)

パッと見の印象…どこか懐かしい…

そうだ、親父だ!親父の腹だ!

などと言っては失礼かもしないけれど、大変親しみやすい体型をしております。

だからと言って侮ってはいけない!
エル・サムライの最大の特徴は受け身の美しさでございます。
普通のレスラーが食らったら首の骨が折れそうな技を、
ジュニア級の中では比較的長身な体でしっかりと受け止めてしまうのでございます。

「小柄なレスラーが柔軟で素早くて受け身がうまい」というなら、
失礼ながらありがちという印象を受けまする。
そう、まさに羽柴秀吉のような…。

ですが、エル・サムライの体型からすると、まさに、

本多平八郎忠勝クラスの武将がしなやかな受け身をする!

ということなのです!
(いえ、本多忠勝がぷよぷよの身体であったというわけではございませんが…)

いやはや、素晴らしきギャップ!!

といいつつ、さりとて、攻撃が弱いわけではございません。
エル・サムライの得意技、垂直落下式リバースDDTはただ技を出すだけでなく、
そのタイミングも絶妙!
それまでの試合の流れを総括する、ここぞというタイミングで繰り出してきます。
しかもあのぷよっとした体型からは想像できない素早さで!

総じて、エル・サムライは受け身・攻撃ともにも
「絶妙な間」を心得たファイティングスタイルであると言えるでしょう。
それは「時勢を読む」力に長けているとも言えるのではないでしょうか。

そんなわけで、エル・サムライを戦国武将に置き換えたら誰でしょうか?
先ほど挙げた本多忠勝はどちらかと言うとヘヴィー級の選手だと思うので、
ここは
藤堂高虎
を推して参る某でございます。

藤堂高虎は何度も君主を変え、卑怯者などと言われてますが、
将来出世しそうな上司を選んだだけのこと。まさに時勢を読む力に長けた武将でした。
また、大男で数多くの武功を挙げたにも関わらず、
第一線というよりは縁の下の力持ちなところも、
エル・サムライっぽさを感じるわけでございます。

さて、そんなエル・サムライですが、2008年2月、新日を退団してしまいました。
フリーになったそうで…って、あれ?それじゃむしろ前田慶次??(迷走中)

武士たるもの七度主君を変えねば武士とは言えぬと藤堂高虎も言っております。
エル・サムライには、藤堂高虎の様にしぶとく生き残ってくれることを
願わずにはいられないのでございます。

山口敏太郎事務所 三瓶千詠

五味隆典はDEEP王者ハン・スーファンと対戦 8・24戦極カード発表

08.7.24sg1.jpg 8月24日、さいたまスーパーアリーナで開催される『戦極〜第四陣』のカード発表が都内ホテルにて行われた。
 注目の五味隆典は、『DEEP35』(5月19日)に今回のトーナメントに出場するGRABAKAの横田一則を1RにKO勝利して新ライト級王者となった韓国のハン・スーファンと対決。「20台最後の試合がメインイベントで嬉しい」と意気込みを述べた。
 一方のハン・スーファンは、「有名な選手と闘えてとても嬉しい」、「心臓がドキドキして気持ちがいい」、「五味はレスリングもうまいしし、打撃も強い」と優等生の決意表明。

 五味への挑戦権をかけたライト級トーナメントは、噂通りに日本人対外国人の4カードが並ぶ。旗揚げ戦で五味に流血ストップとなったドゥエイン・ラドウィック選手は、トーナメント中に地元での試合契約があることから、残念ながら参加を見送ったことが國保尊弘広報より発表されている。

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 対戦カードと会見コメントは以下の通り

【ライト級グランプリシリーズ2008】

北岡 悟(パンクラスism)
「僕が出たくても間に合わなかったPRIDEに出ている選手なので、しっかり一本取りたい」
「自分を貫き通す。グラップラーだが青木戦と同じく打撃で来るだろう」
vs.
クレイ・フレンチ(米国H.I.T.Squad KOTCライト級王者)
届いたメッセージによると「(北岡選手は)まだあまり知りません」

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フロント・チョークTシャツ姿の北岡と抜擢された廣田

廣田瑞人(GUTSMAN修斗道場)
「ガッツマン修斗道場の廣田です、アグレッシブな相手だと聞いています」
(戦極について)「大きい舞台で勝ってこそ本物です」
vs.
ライアン・シュルツ(米国チーム・クエスト)
「私もサムライスピリットを持っています」

08.7.24sg028.jpg光岡映二(和術慧舟會RJW)
「運で勝ちます。実力はあとからついてくる。あれ?逆かな」
(DREAMで宇野のセコンドだったが)「宇野さんが前に出なかったのはショック」
「ハンセンに勝ったといっても半年前の話だし、自分の評価は上がらない」
vs.
ホドリゴ・ダム(ブラジル アライアンスBJJ)
「あのハンセン選手にも勝っているので、敬意を持って戦いたい」


横田一則(GRABAKA)
「前回(DEEPで)不甲斐なかったので・・・」と言葉少な。
vs.
ボーヤン・コセドナー(スロベニアWFC コンバットリーグ王者)
「学生時代から、ずっと日本で試合することが夢でした」


【決定済みカード】

ミドル級
瀧本 誠(吉田道場)
vs.
フランク・トリッグ(米国RAW Team)

ヘビー級
ピーター・グラハム(オーストラリアA・Eファクトリー)
vs.
モイス・リンボン(フランス ヨーロッパトップチーム)

 國保広報は「リアルでしか生まれない熱を伝えたい」と締めくくった。

ハン・スーファン「小学校の頃から才能があるんじゃないかと」五味戦囲み会見

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 戦極のカード発表では、五味隆典とハン・スーファンの囲み会見も行われた。
 五味はハンのことを「修斗の時代の自分のよう」と持ち上げる一方で、「相手はは身長もあって、若いなぁという印象」だとポロリ。
 修斗の時のようだと話した意味を聞かれると、「いい選手で、あきらめないところ」と答えたが、「弱点は寝技じゃないか」と記者陣を笑わせる余裕も。
 「でも、お客さんが望んでいるのは打撃戦。決めるときは極める。倒すときは倒す。十分スパーリングと走り込みでしっかり勝てるようコンディションは作る」と決意表明。

08.7.24gomi.jpg 「修斗の東日本大会が終わったので、これからは自分のためだけに時間を使う。打撃中心にトレーニングしている」と、現在の状況を語った五味。しかし、よっこらしょという仕草を見せたり、相手を青二才であるかのようにとらえているところをみると、ベテランの風格を感じると同時に、修斗時代のような野性味が薄れている懸念も感じられた。

 「せっかくの会場なんで、客に届く試合をする」と魅せる試合を宣言していたが、ライバル団体のDREAMに関しては言葉少ない。「素晴らしいものを見せてもらった。ハンセンが取ったのは、そういう星に生まれてきたから」と分析してみせている。

 ハン・スーファンは、新DEEPフェザー級王者の三島☆ド根性ノ助や、初代DEEPウェルター級王者の中尾受太郎をいずれも打撃で葬っている。そして横田一則をもKOして第4代DEEPライト級王者となった。さすがにまぐれ勝利ではないだろう。総合戦績9勝1敗。五味が沈んでもおかしくはない。


08.7.24han.jpg 「小学校の頃から才能があるんじゃないかと思った」というハンは、「テコンドー2年、ボクシングは5年、レスリングに柔道は1年、韓国相撲のシムルは一年続けている」という。
 総合に目覚めたのは、韓国の有線で放送されている『サムライTV』で修斗のマッハ桜井速人らの試合を見たことから。「今から5年前にチョンジン・ジムに入門して始めた」というが、当時は試合がなく、22歳になって『ギミ―5』というカフェでの格闘技試合に出るようになった。

 「まだまだ韓国民に自分のことは知られてない」と謙遜し、ラッキーボーイだと言うが、「自分の拳を信じるしかない」とも。
 もっとも会見がおわってから、通訳のおばさんに「なんで柔道は2年なのに1年だと言ったんだ」とか、「相手に悟られるから、言わないほうが良かった」と毒づき、CMAの諸岡会長になだめられていた本当に青いハン・スーファン君なのであった。

2008年07月25日

8・27 DEEP後楽園メインは今成vs梅村のバンタム級初代王者決定戦

 25日昼、東京・DEEPオフィシャルジムIMPACTにて、8月17日後楽園ホール大会「DEEP 37 IMPACT」の対戦カード発表会見が行われた。
 メインでは元フェザー級王者の今成正和と、東海地区の総合格闘技界を長年牽引してきた36歳ベテラン・梅村寛が激突。同時に、新設されるバンタム級王座決定戦となることも発表された。なお、DEEPバンタム級の体重規定は、「DREAMフェザー級を意識して」(佐伯繁代表)、62.0キロ以下となる。

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ベルトを挟み、両雄がポーズ…だが、よ〜く見ると十段の手が、放送禁止系のアノ形に…!


 今成の印象として、
「強い相手だし、リスペクトしています。自分のグラップリング技術を試したい」
と殊勝に語った梅村とは対照的に、
「…減量がんばります…。バンタム級に階級落とすのは『やれ』って言われたから…」
と相変わらずの脱力ぶりの今成。
「…もっと喋ってくれよ。DREAMの会見じゃこうはいかないだろ?」
と、隣の佐伯代表が困惑気味に囁くと、
「そうっスね…。DREAMじゃ態度変えますね…」
とニヤニヤしながら小声で返答。梅村とのキャラの違いを印象づけた。

 同大会ではさらに、DEEPと和術慧舟會の3 vs 3の全面対抗戦も実現。慧舟會側の代表としてGCMコミュニケーションの伊東征二氏が、
「ウチが全勝したら、ここのジムは慧舟會の新宿支部にさせてもらいますからね(笑)」
と強烈なジャブ。「それは困るよぉ〜」と、佐伯代表を大いに弱らせた。

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対抗戦出場の両軍5選手。左よりLUIZ、北崎、福田、九十九、三浦(尾崎は欠席)


 なお同大会では、フェザー級の秘めたる強豪として、かつてパンクラスで前田吉朗をKOした実績を誇るDJ taikiがDEEP初参戦。会見でも、
「ワンマッチには興味ありません。欲しいのはベルトだけ。以上!」
と、サングラスを外さずに、ふてぶてしく野望を語った。

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自信満々のDJ taiki。
フェザー級タイトル戦線に今後絡めるか注目だ


■DEEP 37 IMPACT
8月17日(日)東京・後楽園ホール 開始:18:00

【追加対戦カード】

<DEEP初代バンタム級王者決定戦>
今成正和(Team-ROKEN)
vs
梅村寛(NEX)

DJ taiki(フリー)
vs
キム・ジョンマン(CMAコリア)

桜井隆多(R-BLOOD)
vs
大類宗次朗(SKアブソリュート)

石川英司(GRABAKA)
vs
窪田幸生(坂口道場)

<DEEP対和術慧舟會全面対抗戦(3)>
福田力(GRABAKA)
vs
尾崎広紀(和術慧舟會東京本部)

<DEEP対和術慧舟會全面対抗戦(2)>
北崎 鎮(禅道会)
vs
九十九優作(和術慧舟會TIGER PLACE)

<DEEP対和術慧舟會全面対抗戦(1)>
LUIZ(禅道会)
vs
三浦忍(和術慧舟會TIGER PLACE)

【決定対戦カード】

<DEEP女子ライト級タイトルマッチ>
[王者]MIKU(クラブバーバリアン)
vs
[挑戦者]瀧本美咲(禅道会)

Barubaro44(クラブバーバリアン)
vs
菊野克紀(ALLIANCE)

【出場予定選手】

滑川康人(TeamM.A.D)、松本晃市郎(今田道場)、ハマー(ロシア)他

2008年07月26日

初参戦吉江の怪物性サク裂! WXとアブ小は8・10大阪にてファイヤーデスマッチでタイトル戦! 7・25大日本後楽園大会

 アブドーラ小林が8・10大阪大会にて、シャドウWXのBJWデスマッチヘビー級王座にファイヤーデスマッチで挑戦、吉江豊は関本大介と9・21ドラディション後楽園大会でシングル対決――。25日夜、大日本プロレス後楽園ホール大会の試合後、実に楽しみな二つのシングルマッチが決定した。

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ラダー上からデスマッチ王座への挑戦を高らかに宣言するアブドーラ小林
 

 メインでは、シャドウWX・伊東竜二・アブドーラ小林組と.葛西純・“黒天使”沼澤邪鬼・MASADA組の6人が「ノーロープ有刺鉄線エニウェアフォールボブワイヤーボードデスマッチ」で激突。王者WXからの「蛍光灯は使用禁止」という要望により、「後楽園なのに蛍光灯ナシ」のメインとなり、盛り上がりの程が懸念されたが、そこはデスマッチ歴戦の猛者6人。エニウェアの名の通り、各自館内の四方八方に飛び散り、ラダーによじ登って暴れ、観客席を破壊しまくり、観る者すべてのド肝を抜いた。

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ラダー!

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有刺鉄線!

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場外! 蛍光灯ナシでも、ここまでやるんです!

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場外に投げる、投げ捨てる! アナーキーな暴れっぷりのMASADA、ある意味この試合のMVPか


 そして17分にわたる大乱戦を締めたのはアブ小。ラダーに登った伊東を場外に叩き落とすなど、規格外の狂乱ぶりを見せたMASADA目がけて、場外に立てかけたラダーからのダイビングバカチンガーエルボーで乱戦を終結させた。試合後は、すぐさまデスマッチ王者・WXに対して、8・10大阪大会でのファイヤーマッチでの挑戦を宣言。WXも「豚の丸焼きにしてやるよ! 覚悟しとけ」とマイクで応戦し、これを受諾。約9年ぶりとなる、ファイヤーマッチによるデスマッチ王座戦が決定した。

 セミでは大日本初参戦となるドラディション・吉江豊が、滝澤大志を引き連れ、関本大介・マンモス佐々木組のBJWタッグ王座に挑戦。ヘビー級の関本&マンモス相手にも、150キロの巨体を活かした怪物性を全開、リング波打つ大肉弾戦を展開した。試合は関本が滝澤をぶっこぬきジャーマンで抑え、王座防衛に成功したが、試合後吉江が、
「なぁ関本よ、タッグなんて面倒臭ぇだろ? 俺とシングルでやろうや」
と、9・21ドラディション後楽園大会でのシングル対決を要求。関本は無言で引き揚げたが、この豪力無双対決も、実現本決まりと考えて間違いなさそうだ。

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やるコトなすコト、すべて規格外! 150キロのモンスター・吉江豊

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後楽園に花が咲く? 鮮やかな大空中戦になった第3試合


■大日本プロレス 後楽園ホール大会
2008年7月25日(金)開始:19:00

<メインイベント ノーロープ有刺鉄線エニウェアフォールボブワイヤーボードデスマッチ 30分1本勝負>
シャドウWX、伊東竜二、○アブドーラ小林
(17分15秒 ラダーからのダイビングバカチンガーエルボー→体固め)
葛西純、“黒天使”沼澤邪鬼、●MASADA

<セミファイナル BJWタッグ選手権試合 30分1本勝負>
(王者組)○関本大介、マンモス佐々木
(23分8秒 ぶっこ抜きジャーマンスープレックスホールド)
(挑戦者組)吉江豊、●滝澤大志
※王者組が初防衛に成功

<第4試合 ハードコアマッチ 30分1本勝負>
○佐々木貴、宮本裕向
(18分5秒 右脚with有刺鉄線バット→片エビ固め)
●木高イサミ(iisami改め)、星野勘九郎

<第3試合 メンズワールド 30分1本勝負>
MEN’Sテイオー、怨霊、●佐藤悠己
(11分18秒 S.E.X.→エビ固め)
○忍、ヘラクレス千賀、ツトム・オースギ(ミラニート・コレクションa.t.改め)

<第2試合 タッグマッチ 30分1本勝負>
大黒坊弁慶、●大橋篤
(12分30秒 ファイナルカット→エビ固め)
谷口裕一、○末吉利啓

<第1試合 タッグマッチ>
井上勝正、●岡林裕二
(10分0秒 逆片エビ固め)
竹田誠志、○石川晋也

7・27DEEP大阪決戦に向けて、脱力の中に闘志アリ!? 長谷川秀彦の公開練習&囲み会見

 25日のDEEP会見では、27日にZepp Osakaで開催される「DEEP 36 IMPACT」において、池本誠知の挑戦を受けて立つウェルター級王者・長谷川秀彦の公開練習と囲み会見も行われた。以前判定で敗れた池本が相手だけに、さぞや気を引き締めているに違いないと思いきや…!?

「僕は明日計量で、あさって試合ですから。もうキツいことはやりたくないですからね」
とうそぶきながら、後輩2人を引き連れてサンボの審判服で登場の長谷川。
「今日の公開練習は、僕のスーパーレフェリーぶりを見てください」
と、自身はまったく汗を流さず、後輩2人の激しいスパーリングを笛を吹きながら見守るという脱力演出。取材陣を苦笑の渦に巻き込んだ。以下は囲み会見。

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前代未聞(?)の汗を流さない公開練習。と言うより長谷川、笛吹いてるだけだし…


「今、これまでにないぐらい調子がいいんですよ。練習方法も調整方法も、何も変えてないんですけど、とにかく調子いいんですよねぇ」
――ところで、今日審判服で出てきた意味というのは…(笑)
「まぁ一歩引いた目線で他の人の試合を見るのも、格闘技の場合大事かなと。…って今咄嗟に考えたんですけど(笑)」
――池本選手の印象はいかがですか?
「思い切りがいい選手ですよね。それとレスリング力が強いかな。それに会場は“どアウェー”になるでしょうね。向こうは300人の応援団が来るらしいですけど、こっちの味方は家族だけですから(笑)」

 と、会見の序盤はノラクラとした受け答えに終始した長谷川だが、ベルトに懸ける思いを語りだしてから、その口調は熱を帯びるようになった。決戦前に、モチベーションは十分に高まっているようだ。

「長南(亮)選手、中尾(受太郎)選手、三島(☆ド根性ノ助)選手と、歴代のDEEP王者といったら錚々たるメンバーですよね。でも2回防衛した人は今までいないから、是非やりたいですよね。防衛できたらこれからは、『ミスターDEEP』『俺がDEEPだ』と名乗らせてもらいますから(笑)」
――勝負の展開は、どうなりそうですか?
「寝技の勝負になると思います。色々やってきたけど、僕にはやっぱり寝技しかないんで(笑)。この間の名古屋の大会で久々に一本勝ちしたら気持ちよかったんで、今回も関節技にこだわりたいですね。“ビッグシゲ”(佐伯代表)が『どうせまたドロー防衛だろ』と僕をからかってるみたいですけど、そうはいきませんよ」
――DREAMのことは意識しますか?
「先のことを考えすぎるのはよくないんですけど、意識したくなくても意識しちゃいますよね。もちろん、ゆくゆくは上がりたいリングです」

 憧れの夢舞台のステップとして、サンボマスターがワザ師・池本相手にスカ勝ちなるか!?

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「合コン? 最近行ってないっスね〜。誰か誘ってください!」
長谷川さん、まずはベルト防衛してからですよ!


■DEEP事務局「DEEP 36 IMPACT」
2008年7月27日(日)開始14:00
会場:大阪・Zepp Osaka

【全対戦カード】
<メインイベント DEEPウェルター級タイトルマッチ>
長谷川秀彦(SKアブソリュート/王者)
vs
池本誠知(格闘技スタジオSTYLE/挑戦者)
<セミファイナル>
RYO(ランズエンドZERO-ONE MAX)
vs
佐藤豪則(Laughter7)

<第6試合 DEEP 対 正道会館>
誠悟(フリー/DEEP)※水口清吾から改名
vs
高原信好(正道会館)

<第5試合 DEEP 対 正道会館>
YABU(フリー/DEEP)
vs
外岡真徳(正道会館)

<第4試合 DEEP 対 正道会館>
河村嘉展(NEX/DEEP)
vs
徳永純三(正道会館)

<第3試合>
寺田 功(ALLIANCE)
vs
原井 徹(毛利道場)

<第2試合>
吉武伸洋(パンクラス稲垣組)
vs
広斗(S.F.K)

<第1試合>
浜田福子(総合格闘技コブラ会)
vs
玉田育子(AACC)

<NEXT LEVEL提供試合 キックルール 3分2R>
ジェームス・ロウ(S.F.K)
vs
カリム・“シュガーベア”・バイロン(J-NETワークMファクトリー)

<NEXT LEVEL提供試合 3分2R>
竹野 蓮(MA多田ジム山口道場)
vs
村上隆史(NJKF健心塾門真ジム)

<NEXT LEVEL提供試合 3分2R>
山口裕人(MA多田ジム山口道場)
vs
福上晃貴(国際チャクリキ協会顕修塾)

<NEXT LEVEL提供試合 3分2R>
藤田将平(NJKF健心塾)
vs
中川Ω自演乙Ω幸樹(魁塾)

<NEXT LEVEL提供試合 3分2R>
中村すずな(NJKF二刃会)
vs
難波久美子(MA契明ジム)

<オープニングファイト 5分2R>
柴 博(PUREBRED京都)
vs
金原泰義(チーム・クラウド)

<オープニングファイト 5分2R>
釜谷 真(CMA京都成蹊館)
vs
上嶋祐紀(和術慧舟會 兵庫支部)

<オープニングファイト 5分2R>
相川祐哉(毛利道場)
vs
宮モン太(SFK)

<オープニングファイト 5分2R>
岸本泰昭(総合格闘技コブラ会)
vs
正田玲尚(総合格闘技闇愚羅)

※深見智之VS松本晃市郎は深見の負傷により中止

【チケット料金】
VIP席12,000円 RS席8,000円
※当日500円増し
※当日券5,000円(立ち見)を12:30より販売

【チケット販売所】
チケットぴあ
参加各ジム

【お問い合わせ】
TEL:03-5348-6977(DEEP道場)

「DREAMのグランプリに、DEEP勢送り込むのが夢」 佐伯代表囲み会見

 25日DEEP会見の締め括りは、佐伯代表の囲み会見。先日TBS系で放送された『バース・デイ』の青木真也特集の話題を皮切りに、今後のDEEPの展望、現在の総合格闘技界への要望まで話が及んだ。

――ところで、何で慧舟會と仲が悪いんですか?(笑)。
「知らないよ! 俺が聞きたいよ(笑)。でもまぁ、ん〜…、多分ね、ウチが初期にやってきたルチャ路線とかね、慧舟會はきっと理解できないと思うんですよ。慧舟會っていうのは、格闘技に対して、ホントに真面目に取り組んでいるから。それがウチときたら、マスクマン連れてきたらそいつが試合で金的やったりだとか、そんなんばっかりだったから(笑)。そういう部分での方向性の違い、っていうのはありますよね。…って、また電話かよ、忙しいのに(苦笑)」
(電話に出る佐伯代表。一瞬だけ会見中断)
「今の、写真撮らなくていいからね(笑)。しかし僕がこの間のDREAM見て思ったのは、ファイナルに残った3人が皆修斗、修斗、修斗! 修斗勢ばっかりですよ。それに関してはジェラシーを感じますね。ウチは今年で8年目、真面目な路線に転向してから4年目で、修斗と比べりゃまだまだ歴史が浅いんですけど、5年後の総合格闘技の中心に、ウチ出身の選手がいるといいな、とは思いますね。ただ、ウチと修斗は、多少方向性は違うとは思うんですよ。修斗はあくまで競技性を重視しているし、僕は単純にお客さんに面白いモノを見せたいし」

 話題はやがて、佐伯代表が求める「プロ論」に集中。やはり、昨今の現役選手たちに、色々と物申したいことが多いようだ。

「ただ、プロフェッショナリズムを含めたあらゆる意味で、DREAMで通用する選手を育てるには、ルールは多少変えなくちゃいかないとは思いますね。ウチの後楽園大会に来るお客さんっていうのは、格闘技を見る目が本当に肥えた人たちだけれど、DREAMの場合そういうお客さんばかりではないこともある。
 こないだの弘中(邦佳)選手も試合後、『アメリカでは自分の試合は沸くのに、日本では沸かなかった』と言ってたけど、あの試合をアメリカでやってお客さんが沸いたかというと、僕はそうじゃないと思う。DREAMのお客さんは初めて見る選手にはあまり優しくないところがあるけれど、いい試合をすればちゃんと評価するんです。エディ(・アルバレス)がいい例でしょ。ほんの数試合だけで、あれだけの支持を集めてるんだから。本当のスターってそういうモンでしょ?」
――具体的に、ルールを変えるというのは…?
「ブレイクを遅くすることと、ドントムーブを導入すること。ウチは今、多分ZSTよりブレイク早いですよね。この間の修斗の遠藤(雄介)選手と冨樫(健一郎)選手の試合とかね、僕だったら10回ぐらいブレイク入れてますよ(笑)。ブレイクに関しては、各団体まちまちですけど、それは個性だからいいと思うんです。
 でもブレイクが早かろうが遅かろうが、極めて勝つことができるヤツは、どんなルールでも極められるんです。そういう意味では、この間の修斗のメインで勝ったBJ選手なんかは、絶対にウチ向きだと思うなぁ。それにウチの桜井隆多なんて、1Rからガーッといくから、どの試合も面白いでしょ? この間のM-1チャレンジだって、ボコボコのKOで決着する試合が多かったから面白かったじゃないですか? だから、プロモーターの意図を汲んでくれる選手がもっと増えてくれると、こっちも嬉しいんですけどねぇ」

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2時間にわたる会見を終え、ひと安心ついてリラックスの佐伯代表

「15キロ増量でWX押し潰す!」 大日本アブ小、8・10大阪大会ファイヤーデスマッチに怪気炎

「試合途中にデスバレーボム喰らった時にコンタクトが取れて、目が見えなくなって(笑)。だからハシゴ登っても、全然怖くなかったんですよね。高いとこ苦手なのに」
「実は去年の夏に宮本(裕向)相手にファイヤーマッチは経験してて。その点熱いのは慣れてますからね」
 
 25日・大日本プロレス後楽園ホール大会の全試合終了後のコメントブース。この日の主役・アブドーラ小林の会見は、終始和やかなムードで進んでいた。
 しかしそこにBJWデスマッチ王者・シャドウWXが乱入。「豚の丸焼きにするぞ、この野郎!」と散々挑発した末、WXがアッという間に去っていったので乱闘とはならなかったが、アブ小も「ブヒブヒ!」と言わんばかりの勢いで(?)ヒートアップ。この男、また俄然やる気になっている――。

「(怒りを鎮めるように冷静を装って)…アイツのやることは皆、わかってるから。ラリアットとブレーンバスターしかないからさ。
 …よ〜し、こうなったらなぁ、ウチの居酒屋の残りモノ毎日喰って腹回り増やしてやるよ! 大増量作戦だ! 見たか、あの今日の吉江の胴回り!? 重さっていうのは、レスリングにおいて重要だからな! 俺が200キロあったらブレーンバスターもラリアットも効かねぇよ」
――今、何キロあるんですか?
「130キロ! だから、あと少しだね。居酒屋の残飯が1日1キロ出るから、1日1キロ増やしてくよ。だから大阪まではあと15日か…。だから俺、8月10日までに15キロ増量します! そして俺のエルボードロップで勝ちます! 15キロ増量した俺のエルボードロップは効くよ。体重が増えれば皮だって厚くなるから、火だって熱くないよ。余裕だよ」

 増量がファイヤーデスマッチに本当に有効なのかは定かではないが(笑)、増量アブ小が宣言通りWXを押し潰すか、それともWXに文字通りの焼豚にされてしまうのか、大日本のデスマッチ大阪夏の陣が猛烈に熱くなりそうだ!

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大好きなモナカを頬張りながら増量宣言のアブドーラ小林

「今一番駄目なのはイサミ!」 大日本登坂氏、木高イサミを名指しでダメ出し!

 25日の大日本プロレス後楽園ホール大会終了後、元統括部長の登坂栄児氏が大会を総括。開口一番飛び出したのは、悩める若手への、愛のムチと呼ぶにはあまりに強烈すぎる、猛烈な大ダメ出しであった。

「今日一番駄目だったのは(木高)イサミね。非常に覇気がない。今の佐々木(貴)、宮本(裕向)に当てるのはもったいない、そう思いました。ウチがK-DOJO、DDTとやる『天下三分の計』ね、この両団体はイサミが歩んできた道でもありますんで、そこで彼の師匠たちに今のイサミの状況を見てもらうしかないな、そう思ってます。『天下三分の計』まであと2ヶ月ありますが、それまでにイサミがどこまで挽回できるか。今のイサミは、本当に物足りなさすぎます」

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あまりに悲惨なやられっぷりだったこの日のイサミ。挽回のチャンスはあるのか!?


「逆に、宮本・佐々木は非常に素晴らしいと思いましたね。僕の目から見て今一番勢いのあるのは宮本、そこから少し遅れてMASADA、葛西、佐々木。残念ながら純血で追いつける者はいないなと、僕個人は見ています」
――大阪のファイヤーデスマッチは、もう決定ということでいいんですか?
「ええ、僕らも早く決めたかったぐらいなんで。試合形式も火力も、彼らの望む通りに、いかようにでもね。ウチはファイヤーマッチに関してはノウハウも持ってますけども、慢心しないようにやっていきたいですね。小林もWXも、『身内同士の対決』と言われないよう、結果を求めて厳しい試合をやってもらいたいです。ファイヤーデスマッチというと、インパクトは物凄く大きいけど、名勝負は少ないですよね? その分彼らには期待してます」

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痛烈にダメ出ししつつも、「天下三分の計」までは
イサミにチャンスを与えると明言した登坂氏。
これで奮起しなきゃ男じゃないぞ!

2008年07月27日

目前に迫った関西名物、FU☆CK!プロモーションの東海・関東進出興行

 8月2日(土)「SUMMER・NIGHT・FEVERIn静岡」ローカル弱小団体がメジャー選手を呼べるのか!?
17時より FU☆CK!焼津道場(静岡県焼津市策牛54−2)にて開催。

 会場アクセスはJR焼津駅南口から路線バス朝比奈線で三輪神社停留所下車焼津精神病院方向に向かって徒歩10分ほど。静岡鉄工西側になる。車では東名高速道路焼津インターチェンジより5分ほど。入場料特別RS4000円、自由席3000円、小中学生2000円。なお当日はそれぞれ500円アップ。

ウルトラマンロビン対キラー’トーア’マスター(スペースバトル=30万光年1本勝負)
死二神酋長対244(熱帯雨林スタイル・エニウェア・フォールカウントマッチ30分1本勝負)
川口佳宏対ルチャマスター武丸(30分1本勝負)
内田祥一対吹本賢児(45分1本勝負)
王者・富宅飛駈対挑戦者・X(メジャー選手交渉中) (FU☆CK!認定世界AIR級選手権試合60分1本勝負)
スタンガン高村対XX(メジャー選手交渉中) (狂虎猟・時間無制限1本勝負)

真夏の夜の悪夢なのか?それとも・・・

 8月3日(日)「NK・CLIMAX」15時より DDT道場(東京都足立区入谷7−10−7) 3000円(当日のみ)
 出場予定選手・・・キラー’トーア’マスター、マンボ慎太郎、244、死二神酋長、矢野啓太(バトラーツ)、ウルトラマンロビン、内田祥一他
 2003年6月7日初興行の「FU☆CK無頼怒!1」はいまや懐かしき竹ノ塚バトルスフィアで開催されインディープロレスの裏のまた裏歴史に刻まれるであろう、これぞハチャメチャなFU☆CK!の原点といえるとんでもないことが続出した。

 メイン終了後の加藤拳のキラースへのガチマイク発言、キラースのとんでも行動に訳わからない発言、ウルトラマンロビンのバックステージでの、のほほん発言や最初で最後?のFU☆CK!マット出場の黒田’最高’哲広の困った発言などが飛び交う等、数々の事象が勃発した。
 そして観戦に来ていた高木三四郎への「お車移動願い」会場アナウンスや、同じく観戦に来ていたGENTAROがリングにあがってキラースのパンチを腹に食らった際のオーバーなリアクションもネタ的に面白いものであった。
 東京には約5年ぶりのお目見えであるこの機会に『別格』ウルトラマンロビンとデスティ二ーのポーズを一緒に決めてみよう!

大会に関する問い合わせ先 FU☆CK!事務局  TEL090(3674)8790

8・2 club DEEP TOKYOにて、話題のメガトンGP完結――サイズもメガトン級の新ベルトは誰が巻く!?

 8月2日のclub DEEP TOKYO新宿FACE大会にて、観る者すべてを和ます“佐伯イズム”全開の新・名物イベント「メガトンGP2008」がいよいよファイナルを迎える。優勝者にはメガトン級初代王者としてベルトが贈呈されるが、このベルトもまた、メガトンプロモーター・佐伯繁代表の腰にもフィットするメガトンザイズ。どのメガトン戦士の腰に、メガトンベルトが巻かれるのか、目を細めつつ見守りたい。
 また同大会では、グラップリング1DAYトーナメントも開催される。各地のジムから、腕に覚えアリのグラップラーが多数参戦する模様で、こちらも楽しみだ。

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初代メガトン級王座のベルトを腰に巻き、ご満悦の佐伯代表。
結局一番このベルトが似合うのは、この人なのかも…


■club DEEP TOKYO 〜メガトンGP 2008 FINAL〜
8月2日(土)東京・新宿FACE 開始:(一部)14:00 (二部)18:00

【一部】グラップリングタッグ1DAYトーナメント

<出場資格・募集内容>

・タッグを組む選手二人の合計体重が140キロ以下であること(当日計量)。
・健康で感染症のない16歳以上の男子。
・スポーツ安全保険、またはそれ相当の保険に加入していること。
(加入していない場合はDEEP事務局にて加入しますが、加入料1500を頂きます)。
・プロ・アマ問いません。
(出場選手の募集が定員を超えた場合は実績、経験などで選出いたします)。
・出場チームは最大16チームといたします。
・試合は10分3本勝負のDEEPグラップリングタッグ1DAYトーナメントルールとします。
・優勝者は金一封を贈呈いたします(ファイトマネー、出場費はありません)。

【二部】〜メガトンGP2008 FINAL〜

川口雄介(BLUE DOG GYM)
折橋謙(CORE)
井上俊介(吉田道場)
小阪俊二(ファイテングマスター)
※当日抽選で準決勝・決勝の組み合わせが決定。

<メガトンGPリザーブマッチ>
中村護(ALLIANCE)
vs
和歌嵐(手塚道場)

<ワンマッチ対戦カード>
山田崇太郎(パラエストラ千葉)
vs
鈴木亮司(ALLIANCE)

美花(RANGER品川ジム)
vs
HARI(フリー)

<おやじグラップリングマッチ レフリー対カレー屋>
木村参味夫(CMA戦ジム)
vs
江口信一郎(DOBUITA)

【チケット料金】
VIP(最前列)8,000円
S(カウンター席)8,000円
RS5,000円
自由席(満席の場合は立見)4,000円 ※当日500円UP

※ドリンク代別途500円が必要です。ただし、100キロ以上の方は主催者が負担いたします。
※一部、二部通し券です。

【チケット販売所】
DEEP事務局(052-339-0303/http://www.deep2001.com)
チケットぴあ(0570-02-9999Pコード:594-750)
e+(http://eplus.jp/battle/)、
DEEP道場(03-5348-6977)

【協賛】
(株)イーストアンドウエスト

【主催・お問い合わせ】
メガトンGP実行委員会(DEEP事務局) 052-339-0303

好評・大日本プロレス「初観戦シート」、次回は8・18後楽園大会で実施

 25日の後楽園ホール大会でも好評を博した、2,000円で開放の大日本プロレス「初観戦シート」が、夏休み特別企画と題して、8・18後楽園ホール大会でも再度実施される。8・18大会では「初観戦シート」の対象条件を、「大日本プロレス初観戦」「後楽園ホール初観戦」まで広げ、より多くの方にプロレスの魅力を知っていただくことがねらいとなっている。プロレスバージンの貴女も、真夏の夜のデスマッチ初体験はいかが!?

【チケット販売所】
チケットぴあ
ローソンチケット
イープラス

※会場最後方座席でのご案内になります。
※対象条件以外の方のご利用はご遠慮下さい。
※チケット取り扱いは上記3社のみとなります。

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最後方の席といえど、まったくの安全地帯ではないのが大日本。
初観戦が真夏の夜のトラウマになったりして…(笑)

“ダメ出され男”イサミ、バカガイジンMASADAの猛攻から生還なるか!? 7・27大日本名古屋大会

 27日の大日本プロレス名古屋大会(中村スポーツセンター)のセミで、去る25日後楽園大会において元統括部長・登坂栄児氏より「覇気がない。今ウチで一番ダメな選手」とバッサリ切り捨てられた木高イサミが、波に乗りまくるバカガイジンMASADAとシングルで激突する。25日の両者を見る限りでは、アブドーラ小林を場外デスバレーボムで投げ捨てて観客のド肝を抜いたMASADAが、無軌道ハードコアファイトでイサミを撲殺する光景しか想像できないのだが…、果たしてどんな試合になることか。

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27日が、イサミの命日にならなければいいが…


 メインでは、25日後楽園大会でも、会場を破壊せんばかりの勢いで暴れ回った4人が再度激突。大日本の新たなるハードコア風景を、名古屋のファンにも見せつけることを期待したい。

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「大日本をキ××イ色に染めてやんよ」と改めて宣言した葛西&沼澤。
名古屋でどんな暴れっぷりを見せるか?


■大日本プロレス 名古屋大会
2008年7月27日(日)開始:17:00
会場:名古屋・中村スポーツセンター

<メインイベント BJWクレイジーハードコアマッチ>
シャドウWX、伊東竜二
vs
葛西純、“黒天使”沼澤邪鬼

<セミファイナル "殴るか蹴るか" ストリートファイトスタイルハードコアマッチ>
MASADA
vs
木高イサミ

<タッグマッチ マッスル&ファットですvs熱血義兄弟タッグ サバイバルハードコアマッチ>
関本大介、アブドーラ小林
vs
佐々木貴、宮本裕向

<デラメンズクラブ旗揚げ第2戦>
【参加選手】
MEN’Sテイオー、怨霊、、清水基嗣、ヘラクレス千賀、ツトムオースギ、佐藤悠己、忍

<タッグマッチ>
大黒坊弁慶、星野勘九郎
vs
谷口裕一、大橋篤

<タッグマッチ>
井上勝正、石川晋也
vs
末吉利啓、岡林裕二

【チケット料金】
特別リングサイド 当日6,500円
自由席 当日4,500円
ペアシート 当日6,500円

今週の「マット界舞台裏」は新日本IWGP奪回作戦変更の可能性について

08.07.31BUTAIURA.jpg まずは“野人”中西学を下し、IWGPヘビー級王座初防衛に成功した武藤敬司。全日本プロレスの社長でありながら、古巣・新日本のチャンピオンに輝いたことで、「新日本の社員を潤してやる」とまで豪語する武藤。秋にはG1覇者との激突が実現すると思われるが、そこをクリアすると、ベルトを持ったまま年越しする可能性も十分ある。

 もしそうなった場合、新日本としては年明け4日の東京ドーム大会で、前王者の中邑真輔に至宝を奪回させるという作戦を考えていた。カート・アングルを破り、三代目IWGPベルトを取り戻した中邑だけに、新日本からの刺客を撃破した“天才スターレスラー”武藤にリベンジできれば、自他共に認める真のエースとなるわけだ。

 だが、中邑本人はベルト奪回よりも、大みそかの格闘技イベント出場に気持ちが固まりつつあるという。中邑が大みそかの総合マッチに出場し、もし負けてしまった場合、1・4ドーム大会で武藤に挑戦させるわけにはいかない。つまり大みそかの試合が終わるまで、ドーム大会のメインカードが発表できないのだ。
 そこで新日本サイドは当初の作戦を変更し、中邑に代わって別の選手を“至宝奪回の最終兵器”に据える計画を立てているという情報をキャッチ! 果たして、その選手とは?

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★IWGPヘビー級ベルトの行方はバックナンバーをご購入下さい。専門誌では読むことのできない一連の流れがズバリ解明されています!
中邑真輔vs武藤敬司戦。「何かが起きる大阪大会に注目せよ!」4月17日号
タイトルマッチ結果漏洩5月1日号
なぜ"禁断"の対抗戦に踏み切ったのか?5月8日号
9月新日本・神戸ワールド記念ホール大会でもIWGP防衛戦6月12日号

 CIMAという絶対的エースをケガで欠いているドラゴンゲート。現在CIMAに代わる新世代エースの座を鷹木信悟と争っているのが、イケメン人気レスラーのB×Bハルクだ。ハルクのイケメンぶりはプロレス界では有名な話だが、そんなハルクに対し、自ら積極的に食事に誘った女性タレントがいたことが判明!

 小池栄子からのアプローチを受けて、恋愛・結婚に発展したことで一躍知名度がアップした坂田亘の如く、ハルクもこの女性タレントと交際するようなことになれば、一気に知名度が全国区になったはずだが、なんとハルクはその誘いを断ってしまったという。
 果たして、ハルクにアプローチしたにもかかわらず、残念ながらフラれてしまった女性タレントとは? ぜひダウンロードしてご確認ください。

 8・15両国国技館大会で旗揚げ一周年大会を控えているIGF。そのIGFが去る6・23月寒アルファコートドーム大会に出場したRIKISHIのパートナーとして、TNAにサモア・ジョーを打診していたという情報をキャッチ。だが、結局サモア・ジョーがIGFのリングに上がることはなかった。なぜTNAはIGFからのオファーを断ったのか? その原因をズバリ言及!

 このほかにも、ミルコ・クロコップや山本“KID”徳郁の負傷欠場で客入りが心配された7・21『DREAM.5』だったが、フタをあけてみれば超満員。だが、井上記者が一番驚いたのは、会場周辺に“ダフ屋”が1人も現れなかったことだった。果たしてその背景やいかに・・・。

 大好評企画「マット界舞台裏アーカイブス2007」では、ミルホンネットで大好評いただいている、『ある極悪レスラーの懺悔』の著者、ミスターポーゴが1年前に周囲から引退を勧められていたことについて。
 今週も読み応え十分! 是非ダウンロードしてお読みください。

週刊マット界舞台裏'08年7月31日号

いぶし銀の男〜川田利明 初心者の一人語り

 皆さんは県民性というものをご存知でしょうか。最近、それをテーマにした某番組が始まり、有名になってきた県民性。読んで字の如く、県ごとに人の性格を分けていくという血液型占いのように曖昧なものである。が、微妙に当たっているから面白い。

 そこで、だ。プロレスラーや格闘家も日本の選手であれば、普通であるならどこかの県出身のはずである。ならば、その戦いぶりや言動に県民性が表れるのではないかと私は考えた。そして、それを検証するに、とっておきのじっけ・・・いや、お方が居られますので、まずは彼で検証してみようと思う。

 さて、取り出したりますは、あちらこちらで名を上げている川田利明。三沢や小橋、田上などと並び四天王と称された彼。寡黙で真面目な性格のイメージであったが、ハッスルに参加してからの川田のイメージががらりと変わったのは周知の通りである(変わったと言うよりも、素の自分を出してきただけなのであろうが)。

 実は彼の性格、県民性と面白いほど合致するのである。川田の出身地は栃木県であるのだが、栃木の県民性が
「一言で言うと「いぶし銀」タイプ。恥ずかしがり屋が多く話し下手だから、最初の印象は良くないが、つきあっていくと味わいの出る人が多い。正直で真面目、律儀で堅実だが、慎重すぎて積極さに欠けるきらいがある」
(県民性ワールドより引用)

 さらに、Yahoo!の県民性には、
栃木は、かつて小藩分立で、領主の入れ替わりが激しかったため、他の地域に比べはっきりとした特徴はありませんが、「攻めの群馬、守りの栃木、どっちつかずの茨城」といわれるように、保守的で変化を好まず、土地に対する執着心が強いのが特徴。南にいくほどに、洒落や冗談が好きなざっくばらんな人が多くなる傾向がある。(引用)とある。

 これを見たとき、私は驚くより先に爆笑してしまった。ここまでぴたりと当たる人も少ないであろう。一瞬、栃木の県民性はこの人を元に作られたのではないかと考えてしまったほどだ。試合に臨むときのまっすぐなに前だけを見る目、一文字にきつく結ぶ口、そして、渋く熱く試合を見せてくれる彼は、まさにいぶし銀。
 土地に対する執着心が強いというのも、最近のハッスルでのパフォーマンスを見てるとよく判ると思う。ただ、保守的であるというのには少し首を傾げてしまったのだが、全日本の試合スタイルに染まらず、どこまでも自分のスタイルを貫くと言うのは見方によっては、保守的と取れるかもしれない。

 そして、これは完全にお遊びに他ならないのだが、県別適職というものがあり、栃木県民の方々は「骨董屋かガードマン」がよいのだという。ガードマン。やることはまったくと言っていいほど異なるのだが、それをする人のイメージは、どこか似ていないだろうか。

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 プロレスラーといえば、どこか自分とは異なる地面に立っているような気がするものであるが、こういうものを知ると、彼等も身近な人に感じられてくる。やはり、やっていることが違えど、私達もプロレスラーも、どっかのシャッチョサンも同じ空の下に立っている人間なのだな。

 最初に検証したのが楽しすぎたのか、もう少しプロレスラーの県民性を調べてみたくなってきた。もうしばらくこのお遊びを続けてみようと思うので、よろしければお付き合いくださいませ。

 さて、次の標的は誰にしようか。

マット界舞台裏'07年6月1日号〜'05年7月のノア東京ドーム大会で三沢と対戦するも、継続参戦がない理由


山口敏太郎事務所 梅季 颯

ZERO1-MAX火祭り、今年も開幕! 2連覇田中は野人中西と30分フルタイム燃焼、血ダルマ大谷は真壁に苦杯

 27日昼、ZERO1-MAX後楽園ホール大会にて、プロレス界一の熱い男を決める「火祭り」が今年も開幕した。今年の火祭りはZERO1-MAXと抗争中の新日本から“野人”中西学とGBH・真壁刀義、大日本からは関本大介がそれぞれ参戦し、8・3後楽園ホール大会の決勝戦までの1週間で全6戦、暑い夏に熱い男の熱い闘いが繰り広げられる。

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今年も始まる真夏の決戦。しかしこの後、一人カヤの外の真壁が大暴れ


 3連覇を狙う田中将斗は、開幕戦で野人中西と対戦。4・6JCBホール大会のリベンジに燃える中西は、開始早々自ら場外に飛び出し、田中のお株を奪うハードコアファイトを展開。客席でアルゼンチン・バックブリーカーを決めて観客を喜ばせたが、やはりハードコアは田中の専門分野。イス、机で反撃する田中が徐々に試合のペースを取り戻し、以降は一進一退の相打つ肉弾戦が展開される。

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張り切って場外に繰り出したが…(左)、場外戦は田中の庭!(右)


 20分過ぎに勝負を懸ける中西が、再度田中をアルゼンチンに抱え上げる! …が、担ぎ上げられた田中の脚がレフェリーを誤爆し、リング上は一瞬、審判不在の状況に。中西は千載一遇のチャンスを逃してしまう。なおも諦めぬ中西はジャーマンを連発して田中を追い詰めるも、意地がある前覇者もエルボーとスライディングDを乱れ打ち。両雄譲らず、ついに30分タイムアップのゴングが鳴り響いた。

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“弾丸”と“野人”の大肉弾戦は両雄譲らず、時間切れドローに


 試合後は、ファンからの鳴り止まぬ田中コールを遮り、「田中コールは、8月3日に優勝した時にしてください」と、ストイックに優勝宣言。恒例の「う〜、MAX!」コールで大会を締めた。

 セミでは、開幕前の記者会見で口喧嘩を繰り広げ、因縁深い大谷晋二郎と真壁刀義が激突。この日の入場式でも真壁に急襲され怒り心頭の大谷は、リングインと同時に真壁に仕返し。ゴング後いきなりの顔面ウォッシュで観客を狂喜させるが、真壁はGBHの盟友・本間朋晃を乱入させ反撃。イスで大谷の額を叩き割り、大流血に追い込んだ。手負いの大谷を散々いたぶった挙句、真壁はチェーンを腕に巻きつけラリアット一閃。追い討ちのダイビング・キンコングニードロップで大谷を沈め、勝ち点2を強奪した。

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正義の顔面ウォッシュで幸先よいスタートの大谷だったが…

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セコンド本間も交えた真壁の狂乱ファイトで、哀れ血まみれに


 その他公式リーグ戦では、火祭り初出場KAMIKAZEが、04年覇者の佐藤耕平から逆転のピンフォールを奪いファンの喝采を浴び、関本大介は崔領二の喧嘩ファイトに怪力で真っ向から対峙、最後はぶっこ抜きジャーマンで崔をねじ伏せた。

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火祭りでも健在! 関本の怪力ジャーマン


■ZERO1-MAX「熱-1GP 火祭り’08 ―勇王邁進―」
2008年7月27日(日)開始:12:00
会場:東京・後楽園ホール

<第7試合 火祭り公式戦Bブロック>
△田中将斗(1点)
(30分時間切れドロー)
△中西学(1点)

<第6試合 火祭り公式戦Aブロック>
●大谷晋二郎(0点)
(12分29秒 ダイビング・キングコング・ニードロップ→片エビ固め)
○真壁刀義(2点)

<第5試合 火祭り公式戦Aブロック>
●佐藤耕平0点)
(11分55秒 渡良瀬橋)
○KAMIKAZE(2点)

<第4試合 火祭り公式戦Bブロック>
●崔領二(0点)
(16分40秒 ジャーマンスープレックスホールド)
○関本大介(2点)

<第3試合 タッグマッチ>
●日高郁人、高岩竜一
(10分53秒 プラセンタ)
藤田ミノル、○菅原拓也

<第2試合 シングルマッチ>
○大森隆男
(2分46秒 アックスボンバー→片エビ固め)
●植田使徒

<第1試合 シングルマッチ>
●小幡優作
(10分53秒 逆エビ固め)
○斎藤謙

2008年07月28日

IGF「小川はクビ」でもバス・ルッテン参戦8・15両国国技館

ルッテンと言えば、船木誠勝をKOした97年の名勝負が記憶に残る(VHSジャケットより)08.7.28-96.9.7NKfunaki.jpg 

 アントニオ猪木が恒例の成田会見で「外人選手だけでやろうか、小川直也はクビだ」と口をすべらしたお騒がせのIGF(イノキ・ゲノム・フェデレーション)。
 井上譲二による『マット界舞台裏』7月17日号でも、新日本『G-1 クライマックス』( 8 ・16&17両国) を相手に苦しい興行戦争を強いられそうなIGF の8 ・15両国大会が報告されている。

 現時点でジョシュ・バーネット、モンターニャ・シウバ、ネクロ・ブッチャー、タンク・アボット、エリック・ハマー、プレデター、ジョン・アンダーセン、ロブ・ヴァン・ダムらの出場が内定しているが、最初の『イノキボンバイエ2000』の出場者でもあったバス・ルッテンの参戦が決定した。また、総合転向を表明した元WWEのボビー・ラシュリーも来襲するという。

 この大会、なんとか新日に一泡吹かせようと、97年12月21日の『UFC Japan』トーナメントでキングダムの安生洋二に判定勝ちして以来のタンク・アボットを契約したまでは良かったが、プロレス流異種格闘技戦のカードを揃えることに難航しているという。
 エリートXCの地上波CBS放送でメガスターになった"ストリートファイター”キンボ・スライスにも目をつけ、「プロレス試合なんだから貸してくれないか」と持ちかけ、対戦相手の負け役には193センチ、127キロのルーベン”ウォーパス”ビシャレアル(07年6月2日『Dynamite!!USA』でマイティー・モーに玉砕、IGF6月の北海道シリーズ1勝1敗)を用意したが、「キンボにプロレスはさせない」とあっさり断られている。

 そのウォーパスだが、バス・ルッテンには06年7月22日のWFA旗揚げ戦でルッテンにKO負け。一方のルッテンは、キンボとトレーニングしているし、先日の『DREAM.5』では米国版の実況解説で大阪に来ていた。人脈が複雑に交錯しているから、結局はIGFでプロレス復帰することになった模様。

 それにしても、立会人としてスタン・ハンセンや、藤原喜明も来場するというし、格闘技トーナメント企画といい、アナクロ趣向で「最強を決めるG1に勝つ」という発想が猪木らしい。

◆ カート・アングルとTNAで「異種格闘技戦」をしたサモア・ジョーにIGFが参戦打診も却下された理由は・・・ 
週刊マット界舞台裏7月31日号

7・31T-1“フタ・ミ塾”で三つの重大発表 水道橋フラミンゴ

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 7月31日のガチトークが目前に迫ってきた!
 T-1二見社長は「いま業界全体に足りないのは、真摯なる蜂起プラス本音の発言ではないかと考えている。そのためには、自分の立ち位置を考えた上で、7月31日から格闘技界の発展に向けて尽力する覚悟を佐伯代表と超大物Xに主張できれば、より一層盛り上がるのではないかと考えている」とコメントを寄せている。
 あらたなゲストを迎えて、いかなる化学反応が起こるのか?――当日の参加者だけが体験できる特典なのである。

トークライブ概要


2008年07月29日

9・7WWEパブリック・ビューイングにビクトリアが追加参加!

(C)2008 World Wrestling Entertainment, Inc. All Rights Reserved.
08.7.29victoria.jpg 9月7日(日)、品川ステラホールで行われる『WWE SummerSlam Tokyo Viewing Party 2008』に、すでに発表されているDIVAのマリアに続いて、ビクトリアの来日参加が決定。公演以外の日本でのイベントにゴージャスなDIVAが2人も参加するのは初のことだ。

 また、抽選会では豪華賞品がふるまわれる。前回同様PPV特製特別リングサイド専用の折畳みイスはもちろんのこと、何と来年4月開催の『レッスルマニア25』の観戦ツアーに1名様をモニターとしてご招待!! 500名限定イベントなので、確率は非常に高いと言えよう。

 イベントのチケットは、現在イープラスにてプレオーダーを受付中![7/30(水)18時00分まで]
・チケット代金全席指定\3.500(税込・1ドリンク付)
8月3日(日)より一斉発売開始!
・WWE日本語公式モバイルサイト
・WWE日本語公式WEBサイト
・イープラス
※ 発売初日のみ、以下のお電話番号でも受け付けます。
【特電番号】0570-06-9999(8月3日10:00 〜 23:00)

パブリックビューイングパーティ概要

「優勝したらミルコ、ジョシュと対戦あるかも!?」DEEP佐伯代表、カレー喰って怪気炎 8・2メガトンGP会見

 29日昼、東京・DEEPオフィシャルジムIMPACTにて、8月2日club DEEP TOKYO新宿FACE大会「〜メガトンGP2008 FINAL〜」に関する会見が行われた。
 勝ち抜いたファイナリスト4選手と、佐伯代表、実行委員の格闘技ライター・橋本宗洋氏、TBS系「サンデージャポン」レポーター・一宮章一氏の総計7人のメガトン集団が横一列に並ぶと、さすがのド迫力。記念撮影では、「フレームに収まらないので、もっと寄ってください」というリクエストが、報道陣のあちこちから発せられた。

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左から順に、小阪、折橋、一宮実行委員、佐伯代表、橋本実行委員、井上、川口。
これだけ巨漢が揃うとカメラのフレームに収めるのが大変!


佐伯代表「最初は冗談みたいな大会だったけど、最終的には技術的にもしっかり選手が揃ったので、総合格闘技的にも楽しめるファイナルになると思います。期待してください」
実行委員・橋本宗洋氏「8月といえば、デブには苦しい季節だけど、選手には体重100キロを割らないよう、コンディション調整(?)に努めてもらいたいですね」

 と、実行委員から一通りの挨拶が終わった後、「デブといえばカレー、夏といえばカレー」(佐伯代表)ということで、選手4人と実行委員3人にカレーが振る舞われる。以降カレーをハフハフと頬張りながら、暑苦しさ満点の会見となった。以下は出場4選手の抱負。

小阪俊二(ファイティングマスター)「4人の中で、自分が一番経験が浅いですが、胸を借りるつもりで、練習の成果を全部出し切っていきます。絶対にベルトを獲ります」

折橋謙(CORE)「毎日暑くて食欲も落ちてたんですけど、毎日カレーを食べて乗り切ってきました。カレーのお陰でスタミナもついて、練習も頑張れたんで、優勝に向かって突っ走ります」

川口雄介(BLUE DOG GYM)「頑張って優勝して、試合後においしいカレーを食べたいと思います。あと、髪型とスパッツを決勝用に新調したので、そこにも注目してください(笑)」

井上俊介(吉田道場)「たくさんスパーリングして、ディフェンスを磨いてきました。練習でやってきたことと、自分自身を信じて頑張ります」

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それにしても、揃いも揃って、ものの見事な喰いっぷり…


 なお優勝者には、ブランド肉数キロ、ステーキ店の食事券など、メガトンの名にふさわしい副賞が多数用意される。ただし、このベルトについて回るボーナスは、何も副賞だけではない。

佐伯代表「日本では100キロ超の重量級の選手は少ないから、優勝者には大きくチャンスが広がる。DREAMでミルコと対戦するチャンスも出てくるかもしれないでしょ? パンクラス無差別級王者のジョシュ・バーネットも、このベルトに挑戦してもらいたいですよ(笑)」

 このメガトンGPを足ががりに、メジャーな舞台へ羽ばたきたいという野心は、ファイナリスト4人に共通した思い。GPを勝ち抜き、夢への切符をつかむのは誰になるか。

 なお同日に行われるグラップリングタッグ1DAYトーナメントでは、国内屈指のグラップラー・植松直哉の参戦が決定。こちらの闘いにも大いに注目したい。


■club DEEP TOKYO 〜メガトンGP 2008 FINAL〜
8月2日(土)東京・新宿FACE 開始:(一部)14:00 (二部)18:00

【一部】グラップリングタッグ1DAYトーナメント

<グラップリング1DAYトーナメント出場選手>
植松直哉(クロスポイント吉祥寺)&八隅孝平(パラエストラ東京)
杉内 勇(Team ROKEN)&今成長男(ヒロBJJ)
藤原大地(パンクラス稲垣組)&長谷川孝(パンクラス稲垣組)
長岡弘樹(DOBUITA)&土田達也(DOBUITA)
水洗裕一郎(X-TREME柔術アカデミー)&奥田照幸(X-TREME柔術アカデミー)
渡邊政樹(GRABAKAジム)&鈴木一史(GRABAKAジム)
坂原康弘(バルボーザ・ジャパン東京)&宗形泰夫(バルボーザ・ジャパン東京)
小畑公史(U-FILE CAMP)&中村裕司(U-FILE CAMP)
西林浩平(GRABAKAジム)&中村将光(GRABAKAジム)

【二部】〜メガトンGP2008 FINAL〜

川口雄介(BLUE DOG GYM)
折橋謙(CORE)
井上俊介(吉田道場)
小阪俊二(ファイテングマスター)
※当日抽選で準決勝・決勝の組み合わせが決定。

<第8試合>
※メガトンGP決勝
1R5分 2R4分 DEEPメガトンルール

<第7試合>
無差別契約 5分2R DEEPルール
美花(RANGER品川ジム)
Vs
HARI(フリー)

<第6試合>
77.1キロ以下契約 5分2R DEEPルール
山田崇太郎(パラエストラ千葉)
vs
鈴木亮司(ALLIANCE)

<第5試合>
※おやじグラップリングマッチ レフリー対カレー屋
83.9キロ以下契約 5分2R DEEPルール
木村参味夫(CMA戦ジム)
vs
江口信一郎(DOBUITA))

<第4試合>
※メガトンGPリザーブマッチ
1R5分 2R4分 DEEPメガトンルール
中村護(ALLIANCE)
vs
和歌嵐(手塚道場)

<第3試合>
※メガトンGP準決勝
1R5分 2R4分 DEEPメガトンルール

<第2試合>
※メガトンGP準決勝
1R5分 2R4分 DEEPメガトンルール

<第1試合>
※DEEPグラップリングタッグ1DAYトーナメント決勝

【チケット料金】
VIP(最前列)8,000円
S(カウンター席)8,000円
RS5,000円
自由席(満席の場合は立見)4,000円 ※当日500円UP

※ドリンク代別途500円が必要です。ただし、100キロ以上の方は主催者が負担いたします。
※一部、二部通し券です。

【チケット販売所】
DEEP事務局(052-339-0303/http://www.deep2001.com)
チケットぴあ(0570-02-9999Pコード:594-750)
e+(http://eplus.jp/battle/)、
DEEP道場(03-5348-6977)

【協賛:(株)イーストアンドウエスト】

【主催・お問い合わせ】
メガトンGP実行委員会(DEEP事務局) 052-339-0303

2008年07月30日

「デブは繊細なんだよ!」 DEEPメガトン実行委員プレゼンツ、頭の煮えるデブトーーク!

佐伯代表(以下「佐伯」)「これで600グラム? もう一杯で1200グラムも余裕でイケるなぁ!」
実行委員・一宮氏「まぁ、カレーは飲み物ですからね(笑)」
佐伯「これからこのベルトに挑戦する選手には、条件つけたいね。前日軽量の前に1300グラムのカレーを必ず食べなきゃいけないとか(笑)」
実行委員・橋本氏(以下「橋本」)「挑戦者決定戦は早食いにするとかね(笑)」

 25日のDEEPメガトンGP記者会見で、ファイナリスト4選手よりも早くカレーを平らげた、“リアル・メガトン”の実行委員3人衆。気心知れた“デブ仲間”がそばにいる安心感からか、会見中も彼らは、我々凡人には理解不能な、独自の価値観による「デブ論」を展開。見守る報道陣は、ただただ困惑の苦笑を浮かべるしかなかった。

佐伯「しかし暑いから食べるのやめようとか、デブにはそういうの一切ないからね!」
橋本「夏だからサッパリしたもの食べようってのもないですよね」
佐伯「あえてサッパリしたもの食べるんなら、やっと4食目とかだよね(笑)。あのねぇ、デブっていうのは内面がすごく繊細なんです! ストレスが溜まるから食べちゃう、それで太っちゃう。わかって欲しいなぁ」
橋本「…世間ではそれを不摂生っていうんですよ(笑)」
佐伯「い〜や違う! 『ストレスで痩せる』っていうのは、そんなのまだ全然ストレスに入らないから! 忙しければ忙しいほど太るんですよ! (報道陣に向かって)だからね、あなた達はまだまだ甘い!」

 佐伯代表のあまりの自信満々ぶりに、「もしかしたらその通りなのかも?」と思い始めた一部報道陣。会見後、遅めの昼食を摂った記者が、思わず「大盛り」をオーダーしたのは言うまでもない(いいのか、それで?)。

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現役MMAファイターを上回る食欲をお持ちのお三方。一宮さんの顔が抜群です!

戦極育成選手のマキシモ・ブランコが8・27パンクラス後楽園参戦

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 元レスリング・ベネズエラ代表のマキシモ・ブランコが、8月27日(水)パンクラス後楽園ホール大会で総合初試合に挑む。迎え撃つのは、同じくレスリング出身で寝技を得意とするP'sLABの八島勇気だ。同世代でともにレスリングをバックボーンに持つ両者が、どのような試合をリング上で繰り広げてくれるのか楽しみである。

 なお、これで全カードが出そろった。

【PANCRASE 2008 SHINING TOUR】
8 月27 日(水)後楽園ホール 開始:6時30分

★メインイベント 第2 代ライト級キング・オブ・パンクラス決定戦/5 分3 ラウンド
大石 幸史(パンクラスism)
vs.
小路 伸亮 (フリー)

ライト級王者決定戦

★セミファイナル ミドル級戦/5 分3ラウンド★
近藤 有己(パンクラスism)
vs.
大堀 竜二 (TRIAL)

大堀竜二とは?

★第八試合 フェザー級戦/5 分3 ラウンド
井上 学(U.W.F.スネークピットジャパン)
vs.
アライケンジ (パンクラスism)

★第七試合 バンタム級戦/5 分2 ラウンド★
川原 誠也(パンクラスP’sLAB横浜)
vs.
今泉 堅太郎 (SKアブソリュート)

超新星・川原誠也

★ライト級戦/5 分2 ラウンド
五十里祐一(パンクラスP’sLAB東京)
vs.
エリヤ(TEAM坂口道場)

★ウェルター級戦/5 分2 ラウンド
鳥生将大(パンクラスism)
vs.
岩見谷智義(高田道場)

追加カードは鳥生vs岩見谷

★ライト級戦/5 分2 ラウンド★
八島 勇気
vs.
マキシモ・ブランコ/初参戦

★ネオブラッド・トーナメント ライト級決勝戦/5 分2 ラウンド
青木宏樹(和術慧舟會 駿河道場)
vs.
スティーブ・マグダレノ(TEAM坂口道場)

★ネオブラッド・トーナメント フェザー級決勝戦/5 分2 ラウンド
田中康友(SKアブソリュート)
vs.
齊藤裕俊(和術慧舟會GODS)

★ネオブラッド・トーナメント バンタム級決勝戦/5 分2 ラウンド
江泉卓哉(総合格闘技道場 武門會)
vs.
廣瀬 勲(ストライプル)

ネオブラ決勝戦

2008年07月31日

美城丈二の“80’S・プロレス黄金狂時代”Act�魁攤筝�征二の“堂々”】

『美城丈二の“80’S・プロレス黄金狂時代 〜時代の風が男達を濡らしていた頃”』
 Act�魁擶�時の新日本・黄金コンビの一翼、坂口征二の“堂々”】
 
 筆者には、ウイリアム・ルスカとの“柔道ジャケットマッチ”があまりに懐かしい。

  ☆1978(昭和53)年3月20日
  アメリカ・ニューヨーク州MSG
  柔道ジャケットマッチ・時間無制限1本勝負
  坂口征二vsウイリアム・ルスカ

 時代背景的には、猪木がルスカと日本武道館で「異種格闘技世界一決定戦」を行なったのが1976年の2月6日であるから、その2年後ということになる。ルスカとの度重なる死闘の果てに、商品価値の落ちたルスカをもう一度、際立たせる闘いなのだと揶揄する向きもあったが、プロレスブームがにわかに沸騰してくる、80年代初頭以前の闘い模様として筆者には忘れがたい一戦のひとつである(この一戦は坂口の10分45秒・反則勝ちに終わったのだが・・・)。

 当時、リアルタイムで見定めたTVのブラウン管、その向こう側から伝わってきた大男の掴み合い、殴りあい。坂口には、あの故・大木金太郎とのワールドリーグ戦での死闘も生々しく、ただの喧嘩乱闘を超えた趣きが感じられた。
 どうしても“プロレスする”にはドタバタした、不器用とまでは思わないが、けっして上手とは思えぬプロレス試合を見せていた坂口征二という男が、そういった喧嘩マッチの類いとなってくると本領を発揮してくるというか、凄みを内包した殴り合いを見せてくる。やはり「只者では無い」といった按配の気配が感じられて、少なくとも私はそういった坂口の試合には強く惹かれるものがあった。

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 もともとが真剣勝負の世界で「名を成した」ひとだから、作り物とは一概に断を下さぬも、予め勝敗の決したプロレスリングの世界ではやはりどこか遠慮があったのかも知れない。いや、こう書けば恐れ多いこと。ご本人は納得づくでリングに上がられておられただろうから、けっして卑下した見方でもなんでもなく、ただ、当時、識者間でよく囁かれていた、坂口を称し「どんくさい」と揶揄する向きにはやはりどこか、「それは違うんじゃないか?」と私は弁明してみたりしていた。
 「どんくさい」のでは無く、「ただ、不向きなだけだろう?」と。

 故・大木戦の如く、読者諸兄がよくご存知の日プロ‐新日プロ間のいざこざに伴う、リアルを思わせる抗争劇等においてはまさにギラリと光る闘い模様を見せる坂口がまことに猛々しく思われ、新日プロ�癸欧虜造呂笋呂蟶筝�しか有り得ないとさえ、私はよく頷きつつ、試合を見上げていたものだ。憤怒の形相で対戦者に挑みかかるとき、時として猪木のそれを凌駕する迫力を醸し出していた。
 あの迫力が普通のプロレス試合でも出せれば・・・?それはまた別次元のことなのかな?と当時、私は考えあぐねてもいたものだ。
 
 だからか、あの前田日明を代表とするUWF勢が新日本にUターンしてきたとき、今度こそ本来の実力を発揮するのは坂口だろうという、私なりの推量がものの見事に当たった時、爽快な気分にさえ至った。もとより、UWF勢を私はよほど好きな一群と見なしてはいても、やはりああいった闘い模様にもっとも映えるのは新日プロでは坂口征二なのではないのか?UWF軍vs世界のビッグ・サカ・・・この構図はけだし注目の的であった。

 藤原喜明が、坂口の左足をアキレス腱固めに捕らえる。すっくと仁王立ちし、強引とも言える逃げ方で捕らえられた左足を引っこ抜き、上からバシバシッと藤原の頬を張っていく。どよめく館内。ロープ際、もつれた坂口と前田。
 利き腕を捕らえたかと思うや否や、一気に払い腰を見せ、前田をリングに転がす坂口。また歓声がやんやと上がる。高田、山崎をも怖れず怯まず突進していく坂口。負けん気の強い前田が、高田が、山崎が、そして藤原が頬を張り返してきたり、ローキックを連発してきたり。そのたびに、苦痛に顔を歪ませる坂口。それでも前へ前へと更に出ようとする。
 こういった何気ない攻防の中で、坂口は藤波の台頭によって一歩も二歩も下がっているかのようであった、自身の格闘家としてのプライドをやおら復元させ、前田たちに咬みついていったようにも見えた。

 坂口征二とウイリアム・ルスカ、真剣勝負の世界に生きてきた者同士が見せたプロレスリングの試合における殴り合いと、「俺達のやっている闘いこそ、プロレスなのだ!!」とする、前田日明たちが主張したプロレスの只中で戦い抜いてみせた坂口もまったく同一の人物、戦い模様なのであり、こういう闘いこそが本来のプロレスリングの醍醐味なのかも知れぬと喜び勇んだ、日々。

 当時、何がしか、そういうものが折り重なってふつふつと沸いた感情を抑えることが出来ずにわくわくしながら、UWF軍vs世界のビッグ・サカ、その一戦一戦を見据えていたものである。上手に技を見せる必要も無い。プロレスリングとはただがむしゃらに目の前の敵を殴り、蹴り上げるのみでも成立する。殊更に真剣勝負だから、真剣じゃないからと区別したがる、かつての私に対する諌(いさ)めとの意味合いも含めて・・・・・・当時の坂口征二、氏の姿勢がその一言を雄弁に物語っていたのだなと今更ながらに思う次第である。
 世界のビッグ・サカ、やはり昭和のプロレスを語るうえにおいても欠かすことが出来ぬ人物と申せよう。
 
  ☆1986(昭和61)年5月1日
  東京・両国国技館
  新日本vsUWF5vs5シングル勝ち抜き戦
  山田恵一vs高田伸彦 <先鋒戦>
  坂口征二vs高田伸彦 <次鋒vs先鋒戦>
  坂口征二vs山崎一夫 <次鋒戦>
  坂口征二vs木戸修  <次鋒vs中堅戦>
  越中詩郎vs木戸修  <中堅戦>
  木村健吾vs木戸修  <副将vs中堅戦>
  木村健吾vs藤原喜明 <副将戦>
  藤波辰巳vs藤原喜明 <大将vs副将戦>
  藤波辰巳vs前田日明 <大将戦>
      (筆者観戦録から思い出の一戦を、抜粋)


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中川ともか、大畠美咲サイン会&撮影会 8月10日T-1にて開催

 「息吹」で活躍する中川ともか選手と大畠美咲選手のサイン会&撮影会が水道橋のチケット&トラベルT-1にて8月10日の昼3時半から開催されることが決定した。
 当日は近隣の後楽園ホールで12時から「Ozアカデミー」、板橋グリーンホールで17時から「NEO女子プロレス」がある。サイン会では、T−1オリジナル、サイン会限定のポートレートを発売するというから女子プロファンは行ってみよう!

【イベント詳細】
日時:8月10日(日)15:30〜16:30まで(中川は16:15まで)
会場:チケット&トラベルT-1(水道橋西口&東口下車徒歩2分30秒)
住所:東京都千代田区三崎町2ー6−7 グリーンビル202号 
TEL:03−5275−2778
参加選手:中川ともか、大畠美咲With二見社長

【サイン会&撮影会の参加資格】
(購入の商品によって異なります)
� 屮船吋奪函�トラベルT-1」で、8月31日(日)「吉田万里子20周年記念大会」新宿FACE大会、9月28日(日)「息吹」新木場1st RING大会、11月9日(日)「息吹」新木場1st RING大会、いずれかのチケットをお買い上げの方。
「T-1」で上記のチケットを購入した方に限り、お客様持参のグッズにサインが可能。
さらに、チケット1枚に付き1枚、中川または大畠とのツーショット撮影が可能。
��二見社長&中川ともかサイン会限定のポートレートをお買い上げの方(1000円/サイン可)。
ポートレート1枚に付き1枚、二見&中川とのスリーショット撮影が可能。
�F鷂�社長&大畠美咲サイン会限定のポートレートをお買い上げの方(1000円/サイン可)。
ポートレート1枚に付き1枚、二見&大畠とのスリーショット撮影が可能。
�ぞ綉�以外の中川ともかのグッズをお買い上げの方。グッズにサインが可能。
グッズ1点に付き1枚、中川ピンでの撮影が可能。
�ゾ綉�以外の大畠美咲のグッズをお買い上げの方。グッズにサインが可能。
グッズ1点に付き1枚、大畠ピンでの撮影が可能。

※カメラは各自持参して下さい。

歴史オタク的プロレス史1 〜リングは戦場なり〜

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こんにちわ。歴史オタク、三瓶千詠です。

さて、先日、プロレスコラムのネタを収集すべく、
「プロレス『暗黒』の10年」を読んだのですが、読み終わってふっと頭によぎった言葉が、これでした。

「プロレス史ってなんだか日本史みたい!」

…いや、それもこれも歴史オタクの曲解によって導きだされた言葉なのですが…

そんなわけで、歴史オタク的プロレス史、いってみませう!


■源平時代の一騎討ちスタイル■

まず、プロレスを源平時代のファイティングスタイルに置き換えてみましょう。
基本は1対1の戦い、つまり源平時代の「一騎討ち」に置き換えられるわけです。

源平時代の武士の主従関係は「御恩と奉公」によって成り立ってます。
部下が武功をあげれば、上司から所領支配を保証されます。
だからこそ、武将たちは自分の手柄をアピールしなければならないのです!

「やあやあ、遠からん者は音にも聞け、近くば寄って目にも見よ、
我こそは、○○なり、見事この首とって手柄にせよ」

これは源平時代の一騎討ち前の名乗りでございます。
大勢の前でお互いに名乗りをあげ、自分の手柄の証人を立てたのでございます。

この名乗り、プロレスにおけるリング入場とレスラーを紹介するアナウンサーのかけ声に置き換えられるのではないでしょうか?
テーマ曲を流し、派手に、そして大げさに紹介する!
演出によりレスラーとしての自分を鮮烈に印象付け、戦いの”証人”である観客に猛烈にアピールしているわけでざいます!

そんな源平時代の「一騎討ち」ファイティングスタイルを覆す天才が時代に躍り出ます。

それは…
日本人なら誰もが大好き!源九郎義経でございます!!

源義経は「名乗り」「一騎討ち」といった従来の戦闘スタイルを悉く無視し、
敵の背後の崖を馬で逆落としして不意打ちをつくというトンでもない戦法を用いた、時代の風雲児でございました。

この源義経こそ、アントニオ猪木だと思うのでございます!

猪木が提唱した「ストロングスタイル」、これは強さによる実力主義でございます。
以後、新日本プロレスで継承されていくこのスタイルは、義経が旧世代の王道戦法を払拭し、新たな戦法で平氏を滅ぼすが如き快進撃を繰り広げたのでございます。

しかし!アントニオ猪木(源義経)の時代が終わることにより、
プロレス(日本)を揺るがす大事件が起きるのです!!!!


その大事件とは!?次回へ続きます!


山口敏太郎事務所 三瓶千詠(みかめゆきよみ)

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