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いぶし銀の男〜川田利明 初心者の一人語り

 皆さんは県民性というものをご存知でしょうか。最近、それをテーマにした某番組が始まり、有名になってきた県民性。読んで字の如く、県ごとに人の性格を分けていくという血液型占いのように曖昧なものである。が、微妙に当たっているから面白い。

 そこで、だ。プロレスラーや格闘家も日本の選手であれば、普通であるならどこかの県出身のはずである。ならば、その戦いぶりや言動に県民性が表れるのではないかと私は考えた。そして、それを検証するに、とっておきのじっけ・・・いや、お方が居られますので、まずは彼で検証してみようと思う。

 さて、取り出したりますは、あちらこちらで名を上げている川田利明。三沢や小橋、田上などと並び四天王と称された彼。寡黙で真面目な性格のイメージであったが、ハッスルに参加してからの川田のイメージががらりと変わったのは周知の通りである(変わったと言うよりも、素の自分を出してきただけなのであろうが)。

 実は彼の性格、県民性と面白いほど合致するのである。川田の出身地は栃木県であるのだが、栃木の県民性が
「一言で言うと「いぶし銀」タイプ。恥ずかしがり屋が多く話し下手だから、最初の印象は良くないが、つきあっていくと味わいの出る人が多い。正直で真面目、律儀で堅実だが、慎重すぎて積極さに欠けるきらいがある」
(県民性ワールドより引用)

 さらに、Yahoo!の県民性には、
栃木は、かつて小藩分立で、領主の入れ替わりが激しかったため、他の地域に比べはっきりとした特徴はありませんが、「攻めの群馬、守りの栃木、どっちつかずの茨城」といわれるように、保守的で変化を好まず、土地に対する執着心が強いのが特徴。南にいくほどに、洒落や冗談が好きなざっくばらんな人が多くなる傾向がある。(引用)とある。

 これを見たとき、私は驚くより先に爆笑してしまった。ここまでぴたりと当たる人も少ないであろう。一瞬、栃木の県民性はこの人を元に作られたのではないかと考えてしまったほどだ。試合に臨むときのまっすぐなに前だけを見る目、一文字にきつく結ぶ口、そして、渋く熱く試合を見せてくれる彼は、まさにいぶし銀。
 土地に対する執着心が強いというのも、最近のハッスルでのパフォーマンスを見てるとよく判ると思う。ただ、保守的であるというのには少し首を傾げてしまったのだが、全日本の試合スタイルに染まらず、どこまでも自分のスタイルを貫くと言うのは見方によっては、保守的と取れるかもしれない。

 そして、これは完全にお遊びに他ならないのだが、県別適職というものがあり、栃木県民の方々は「骨董屋かガードマン」がよいのだという。ガードマン。やることはまったくと言っていいほど異なるのだが、それをする人のイメージは、どこか似ていないだろうか。

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 プロレスラーといえば、どこか自分とは異なる地面に立っているような気がするものであるが、こういうものを知ると、彼等も身近な人に感じられてくる。やはり、やっていることが違えど、私達もプロレスラーも、どっかのシャッチョサンも同じ空の下に立っている人間なのだな。

 最初に検証したのが楽しすぎたのか、もう少しプロレスラーの県民性を調べてみたくなってきた。もうしばらくこのお遊びを続けてみようと思うので、よろしければお付き合いくださいませ。

 さて、次の標的は誰にしようか。

マット界舞台裏'07年6月1日号〜'05年7月のノア東京ドーム大会で三沢と対戦するも、継続参戦がない理由


山口敏太郎事務所 梅季 颯

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2008年07月27日 19:41に投稿されたエントリーのページです。

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