UFC145速報 超人ジョン・ジョーンズ 無敵の証明 因縁ラシャド・エヴァンスと決着

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(C)Photo Courtesy of UFC
 オクタゴンと呼ばれる金網に囲まれた八角形のフィールドで行なわれる、世界最高峰の総合格闘技大会 UFC。全米を中心に世界各国で月に1~2回開催され、世界中の格闘家たちが”最強”を目指しリアルファイトを繰り広げる!
 UFC JAPANから約2ヵ月ぶりに開催されるナンバリング大会UFC145。ライトヘビー級無敵の怪物、ジョン・ジョーンズが、ついに最強の挑戦者、元王者のラシャド・エヴァンスと対戦する。
チームメイトだった2人。2009年に王座を失ったエヴァンスは、2011年に王座挑戦権を得るも、ケガ等の原因で実現せず。その後エヴァンスはチームを移籍するが、王者となったジョーンズが「エヴァンス戦を受け入れる」と発言をしたのが移籍のきっかけとも言われ”因縁”が生じた。2人の対決は、2011年に行われるとも噂されたが実現せず、今回ついに実現することになった。
 UFCで最も長いリーチと驚異的な運動能力を持ち、過去2度の防衛戦を完勝した24歳の”怪物”ジョーンズ。対して、32歳のエヴァンスは1月のUFC on Foxでフィル・デイビスに完勝。実績・実力ともにジョーンズに対抗し得る一番手だ。互いをよく知る元チームメイト同士がどう闘うか、注目の対戦が迫る!
 UFC145は、4月21日(日)11時からWOWOW UFC-究極格闘技-で生放送だ。

(C)Photo Courtesy of UFC
※リアルタイム中はリロードしてお楽しみください
■ UFC 145: Jones vs. Evans
日時:2012年4月21日
場所:アメリカ ジョージア州アトランタ
<ライトヘビー級タイトルマッチ 5分5R>
○ジョン・ジョーンズ(王者)
 判定 3-0
●ラシャド・エヴァンス(挑戦者)
かつての同門、仲違いして因縁マッチとなるこの一戦。絶対王者の呼び声も高いジョーンズに対し、元王者の実績のあるエヴァンスがどう戦うのか注目されている。
ハイキック、ローキック、前蹴りとキックを多用して攻めたてるジョーンズ、手数は圧倒的だが、エヴァンスも決定打はもらわず、1R終盤にはエヴァンスがハイキックを決めて一矢報いる。しかし2R以降、ジョーンズがスタンドでの肘打ちを多用し、エヴァンスを追い詰める。その後もジョーンズ優勢だが、深追いしない展開が続く。お互いに手の内を知りつくしているからか、両者決定打を与える事は出来ず、試合を有利に進めていたジョーンズが判定勝ちで王座防衛した。
<ウェルター級 5分3R>
○ローリー・マクドナルド
 2R 2分20秒 TKO
●チェ・ミルズ
ジョルジュ・サンピエール同門で、次のカナダ選手のホープであるマクドナルドと、現在5連勝中、イギリス人ファイター、チェ・ミルズの一戦。
スタンド打撃ではミルズ優勢だが、マクドナルドが強引にテイクダウンするとパウンド、マット・ヒューズポジション、マウントポジション、マウントパンチと攻めまくる。2Rも同じく、すぐにテイクダウンしてマウント、更にバックマウントで殴り続けるマクドナルド、動けなくなったミルズを見てレフリーがストップ。マクドナルドがTKO勝利で、次代の王者候補の実力を発揮した。
<ヘビー級 5分3R>
○ベン・ロズウェル
 1R 1分10秒 TKO
●ブレンダン・シャウブ
ヘビー級トップ戦線に次ぐ第二グループに位置する両雄。ミルコ・クロコップに勝利しているブレンダン・シャウブ、ギルバート・アイブル、リコ・ロドリゲスに勝利しているベン・ロズウェルと共にメジャー選手に勝利した実績もあり、勝者はタイトル戦線へ浮上出来るだけに共に負けられない。
ヘビー級らしく迫力あるぶつかり合い、シャウブのバックブローでロズウェルがひるんだのを見てラッシュをかけるシャウブだが、逆にロズウェルの左フックがさく裂し、シャウブがダウン。追撃のパウンドをレフリーがストップし、ロズウェルが逆転KO勝利となった。
<バンタム級 5分3R>
○マイケル・マクドナルド
 1R 3分18秒 KO
●ミゲール・トーレス
軽量級の実力者だが、ツイッターでの失言で一度は解雇されている(再契約してもらえた)ミゲール・トーレスと21歳という若さで売り出し中のマイケル・マクドナルド。
スピーディな打撃の展開で試合がスタート、打ち合いの中、アッパーでマクドナルドがトーレスをKO、追撃のパウンドをレフリーがストップしてマクドナルドが最高の形でKO勝ちした。
<フェザー級 5分3R>
○エディ・ヤギン
 判定 2-1
●マーク・ホーミニック
カナダ出身、タイトル挑戦経験もあるマーク・ホーミニックに、ハワイ出身のフィリピン系アメリカ人であるエディ・ヤギン。
1Rにヤギンがアッパーでホーミニックからダウンを奪う、絶体絶命だったがなんとかホーミニックがガードを固めて凌ぐものの、2Rにもヤギンがワンツー、右フックで再びダウンを奪う。これもガードを固めて凌ぎ体勢を立て直すホーミニックは、その後、スタンド打撃で逆にヤギンを追い詰め激しく出血させたものの、ダウンを2度奪われている事もあり、判定でヤギンは判定勝ちした。
<ライト級 5分3R>
○マーク・ボーチェック
 判定 3-0
●ジョン・アレッシオ
カナダ人同士の対決、49戦のMMA戦績を誇り2000年以前より世界中のメジャー団体で試合を行っているカナダの鉄人ジョン・アレッシオと、柔術猛者として売り出し中のマーク・ボーチェックの一戦。
テイクダウン、グランドで上を制しバックマウントと柔術的にポジションをとって攻めるボーチェックが優勢な展開で試合を進める。試合のほとんどが同じ様な展開で続き、ボーチェックが判定勝ちしたが、会場の盛り上がりはいまいちだった。
アンダーカード
<ヘビー級 5分3R>
○トラヴィス・ブラウン
 1R 2分29秒 肩固め
●チャド・グリッグス
<ウェルター級 5分3R>
○マット・ブラウン
 判定 3-0
●スティーブン・トンプソン
<ライト級 5分3R>
○アンソニー・ンジョクアーニ
 判定 3-0
●ジョン・マクデッシ
<ライト級 5分3R>
○マック・ダンジグ
 判定 3-0
●エフレイン・エクスデロ
<ウェルター級 5分3R>
○クリス・クレメンツ
 判定 2-1
●キース・ウィスニエウスキー
<フェザー級 5分3R>
○マーカス・ブリメージ
 判定 2-1
●真騎士
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