11・27THAI FIGHT トーナメント準決勝 ブアカーオ苦戦するも逆転勝利 翔センチャイジム無念

11月27日、洪水の影響で延期を繰り返していたタイファイトトーナメント準決勝がバンコクで開催された。結果は以下の通り。
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■ THAI FIGHT トーナメント準決勝
日時:2011年11月27日
場所:タイ王国 バンコク
<70kg級トーナメント準決勝>
○ブアカーオ・ポー.プラムック(タイ)
(3R KO)
●ミケール・ピスチッテロ(フランス)
1Rは最初から互いに攻撃のしあいになり、1分ほどでミカエルの右ひじがブアカーオの左目にヒットし、ブアカーオの左まぶたが腫れた。その後も攻め続け、ブアカーオは左ミドルで相手の攻撃を止めていく形となっていった。
インターバル中から、ブアカーオの左まぶたは完全に腫れ、左目は見えない状態で2Rが始まり、ブアカーオは左ミドル、パンチ、首相撲で勝負し、ミカエルは肘で狙いながらパンチをだし、互いに勝負が続き、2Rは終了した。
3Rは、ブアカーオの左目のダメージが大きくなっていき、ブアカーオは首からパンチ、パンチからキックで攻めていました。ミカエルは左右のコンビネーション、左ミドルをよくだし、ブアカーオはミカエルの技を交わして首を組み、肘、膝のコンビネーションを出し続け、ブアカーオの肘が当たり、ミカエルの額が切れる。1回ダウンを取り、8カウントで試合再開され、さらにパンチの打ち合いが続き、ブアカーオは肘で2回目のダウンをとった。ミカエルは倒れ、立ち上がれず、ブアカーオのTKO勝利となった。
<70kg級トーナメント準決勝>
○フランク・ジョージ(オーストラリア)
(判定)
●アブラハム・ロクエニ(スペイン)
<67kg級トーナメント準決勝>
○ファビオ・ピンカ(フランス)
(判定)
●モサブ・アムラーニ(オランダ)
1Rはモザブが主に攻撃をして、ピンカはガードしてパンチやミドルを返すという形で、モサブの得意なボディーなどのクリーンヒットが目立った。1Rはモザブのペースで試合は終了。
2Rは、ピンカはムエタイリズムでモサブの攻撃をかわし、パンチからのけりの連打からの首相撲、首相撲からの膝のコンビネーションで、試合はすぐにピンカのペースになった。中盤から、打ち合いになりながらもモザブはダメージが出てきてスタミナが減ってしまう。ピンカの方は非常に調子よく、ムエタイ技の首相撲からの肘、膝、首相撲からの転がし、カウンターで左ミドルなどで、ピンカのペースで2Rが終了した。
3Rは、初めからピンカのペースでの打ち合いになり、パンチ、膝、肘、首相撲などムエタイ技がたくさん見られた。
特にピンカのムエタイテクニックで、モザブの技をかわし、2Rよりも、クリーンヒットして終了し、会場が湧いた。判定により、ピンカの勝利となった。
<67kg級トーナメント準決勝>
○ケム・シッソーンピーノーン(タイ)
(判定)
●キム・ドンス(韓国)
1Rが始まり、キムがよく攻撃をだし、ケムは攻撃をかわしつつ攻撃をするちう打ち合いになった。キムは攻撃から逃げず、パンチやキックで手数の多い攻撃をしていた。2Rも1Rと同じ形の試合でしたが、キムのスタミナが少しきれてしまい、ケムのペースでの試合になっていった。ケムはパンチ、顔面前蹴り、ミドルやころがしなどで会場へのパフォーマンスを交えつつ、点数をとっていき、特に顔面前蹴りがよく目立ち、会場が湧いていた。
3Rも、会場は賑わっており、キムは強いファイトでケムの攻撃から逃げずに戦っていた。ケムは、パンチ、ミドル、ミドルからの前蹴り、膝などコンビネーションで攻め続け、3Rは終了し、判定でケムの勝ちとなった。
<ムエタイワンマッチ>
○ヌアキリ・シッサモートーン(タイ)
(2R KO)
●翔センチャイジム(日本)
この試合はサウスポー同士の試合で、1Rはパンチとキックで互いに攻めあいが続く展開だった。
翔センチャイジムは、シッサモートーンの攻撃を前蹴りで止め、パンチやキックを合わせており、シッサモートーンは、翔センチャイジムの攻撃をかわしてパンチやキックで攻撃を返していて、このラウンドは、互いに差は無かった。
2Rに入り、翔センチャイジムはパンチ、キックのコンビネーションから得意の首相撲にもっていき、シッサモートーンからも首を組まれ、何度か互いに首を組む展開になった。首相撲では互いに大差はなく、翔センチャイジムは組んでから肘での攻撃をだし、シッサモートーンも、肘、膝のコンビネーションにもっていき、パンチのクリーンヒットが何発か目だった。
翔センチャイジムの左ストレートとシッサモートーンの右パンチが同時に出て、翔センチャイジムはカウンターでパンチを当てられダウン。すぐに立ち上がったが、すでにレフリーがカウントを始めており、翔センチャイジムは、ムエタイルールを把握しきれていなかった為、レフリーのファイティングポーズの要求を待ってしまい、ファイティングポーズを取らなかったため10カウントでKO負けとなってしまった。翔センチャイジムはダメージは無かったと関係者の証言があった。
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