週刊マット界舞台裏’11年5月26日号 Jewels ThaiF Reina2 闘聾門 WWS

【独占取材含む強力5大会検証特大号】
 ここ数年の出来事でノア5・8有明コロシアムで起きたKENTAの仲田龍GMに対する退陣要求ほど面白いものはない。会場に足を運んだあるファンは「あの日の事実上のメーンはGHCヘビー級戦(杉浦貴VS鈴木みのる)じゃなくてKENTAと仲田龍GMの番外バトル。ガチンコに見える」とまで言った。確かに最近のノアは杉浦がGHC王座を防衛したのかどうかよりも、KENTAが仲田GMに何を言って、仲田GMがどう返したのかのほうが気になる!
 一方、井上記者は「プロレス会場で起こることにガチンコなんかあり得ない」としながらも、「その後の2人のコメントを読んでも非常にガチか演出か見分けがつきにくい。それは本音の部分を採り入れているからだ」と解説した。では、本音の部分とはどこなのか? そして、なぜあのノアがそんなガチか、演出か、なんていうギリギリのことを容認しているのか・・・
 シュート活字委員会でも別冊ミルホンネットGW総括IGF謎 パンクラス 自演乙 新日 ノアのヤオ REINA旗揚げ 野崎渚にて検証している内容とかぶることになるが、井上記者独自の取材成果の箇所もあり合わせて読むと非常によくわかる。

 プロレス団体の最大手、新日本プロレスが5月14日(現地時間)に、かつてのWWEの本拠地がある米ニューヨークに乗り込み大人気を博したという。それは事実なのだが、現IWGPヘビー級王者の棚橋弘至をはじめ、中邑真輔や真壁刀義、小島聡など主力選手を大挙して連れて行き、元WWEのライノやMVPといった外国人選手も招へい(現地合流)するほど力を入れた本格的な米マット進出といっても、肝心の興行は会場からしてインディー規模。
 米マット事情に精通する井上記者は「果たして新日プロにどれだけのメリットがあったのか?」と首を傾げている。今回の米マット進出は新日プロがWWEに対抗するための第一歩となったのか? 他媒体では活字に出来ない深淵を検証する!

 井上譲二記者は昨年2月に『つくりごとの世界に生きて』(宝島社)という単行本を上梓したが、その第2弾として『隠しごとの世界に生きて』という本を書いてもらいたいほど、この業界にはシークレットが多い。それはファンの方も知っていると思うが、業界関係者が聞いても「別に本当のことを明かしても問題ないじゃないか」と言いたくなるようなことまで隠したがるのだ。
 今年、某団体で起きた“事件”の中から、その典型的なケースを紹介しよう。ぜひこの話をファンの方にも読んでもらって、この話を団体側が隠したがっていたのかを考えてほしい。

 2010年のバックナンバーを振り返る『マット界舞台裏アーカイブス2010』では、当時ノアファンを中心にプロレスファンの間でもかなり話題になった力皇猛&モハメドヨネVSビッグ村上&臼田勝美のタッグ対決がメインイベントだったにも関わらず、ノーコンテストに終わったことで暴動寸前の騒動になったノア3・20後楽園大会について書かれた記事を振り返っている。
 この不可解なノーコンテスト事件の裏側について、井上記者はしっかり取材をして記事にしているが、「初めにお断りしておくが、情報提供者である某選手の名前は明かせない。この『マット界舞台裏』を購読している“ノア関係者” が仲田龍GMに告げ口すれば、その選手は干されるくらいでは済まないからだ」となんともショッキングな文章で始まっている時点で、この記事の“リアリティ”が伝わるはずだ。

REINA2より、松本浩代が新鋭ミア・イムをいたぶる快感
(闘聾門からJWPプロへ)矢神葵が倉垣翼にハイキック(中央)
WWS黒犬と、もう1人の黒のマント姿の男が闘竜2号に火炎攻撃

 今号のファイト!ミルホンネット編集部担当ページは、5大会を特集したボリューム仕様になる。まずは日付順に女子格闘技ジュエルスをレポート。昼夜興行、ヴァルキリーとの対抗戦だが、その裏側を暴露する。単純な試合レポートは他のメディアに任せて、舞台裏を論ずるミルホンらしい記事となった。

 フランスのカンヌで行われた『ThaiFight フランスカンヌ大会』も独自の取材網で豊富な写真、関係者の証言を元に構成。試合だけでなく、その遠征道中の障壁にも言及してある。前年度の王者に衝撃的なKO勝ちをおさめた、サムライ、大和侑也の活躍と共に世界規模で行われている『ThaiFight』の熱を感じとってもらいたい。

 話題沸騰の女子プロレス新団体『Reina』の第二弾興行を、なんと33ページで紹介しているのも本誌ならではだろう。ビジュアル的な素晴らしさが際立つ団体だけに、写真の良し悪しが記事の全てになってしまう。そうした事を分かっているので、『Reina』にはミルホン敏腕カメラマンを派遣、豊富なグラフ集で『Reina』ファイター達のお色気溢れる、熱い戦いを完全網羅。国際色溢れる美女達が繰り広げる女子プロレスの魅力を、追体験してもらいたい。原点回帰した女子プロレス、いやプロレス界の未来が『Reina』には詰まっている。

 インディ・プロレスに強いミルホンネットでは、他のマスコミになかなか載らない貴重な大会のレポートも取りそろえている。まずは『闘聾門ジャパンJWP道場大会』が独占取材だ。世間ではどインディと称されるものだが、世間に知られていなくても熱い戦いが展開されている現実を見逃す手はない。最後のバーベキュー大会でお客さんと和気あいあいと食事するところまでを押さえて、インディの今に肉薄する渾身のレポートとなっている。

 とどめは、『5・15WWS プロレス』だ。大仁田厚、Mrポーゴ、金村キンタロー、グラン浜田 ジャガー横田 ダンプ松本と誰でも知っている超有名選手達が集まった豪華大会は、まさにあの時代に戻ったと錯覚させられ、感動を与えている。8人がリングインした瞬間は、もの凄い熱気で全盛期のFMW やW☆ING 時代に戻ったかと錯覚させたそうだ。前日の闘聾門大会に続き、戸井マサル、JWP二冠王者LEONらもお仕事をこなす。ここまで凄い大会が本誌以外では載らないのは本当に残念であると同時に、レアな独占ルポとなるので是非、楽しんでもらいたい。
 長年、プロレス界に携わっており、選手達との親交も深い、寺内1/2 兵衛記者だからこそ出来る、選手に肉薄した本音のコメントも興味深く、プロレス史研究の上でも貴重な資料になるだろう。

 御意見番、古吉進一郎は、日本格闘技界の新体制を提言! メジャー団体が完全に崩壊した現在の日本格闘界だからこそ、出来る事とは何か? 悲観してもしかたない、前向きに見れば何かが生まれる。

バックナンバーも売上急上昇! この機会に是非ダウンロードしてお読みください。

<今週の見出し>
▼“本音の部分”を採り入れていたKENTAと仲田GMの場外バトル
▼新日プロの米マット進出はどれだけのメリットがあったのか?
▼なぜそんなことまで隠したがるのか?これぞ『隠しごとの世界に生きて』

<アーカイブス2010>
▼某選手が明かす暴動寸前だったノア3・20後楽園の新事実!

<ファイト!ミルホンネット編集部>
▼5・14 ジュエルス昼夜興行大成功 
・ジュエルスが女子格界を天下統一?
・ヴァルキリー女王・辻結花参戦挨拶の意味するところ
・対抗戦の裏の裏を徹底解剖

▼5・14『ThaiFight フランスカンヌ大会』
・チーム・サムライ頑張りました!
・大金星 大和侑也が衝撃の大勝利
・時差・映画祭との兼ね合い。表に出ない選手の苦労
・ムエタイ離れを食い止めろ!ThaiFightの挑戦

▼5・15女子プロレス『REINA 2』新木場1stリング大会完全グラフ集
・国際色豊かな選手たち集結〜新興Reina第二弾ルチャの香り充満
・次世代スター誕生シルエタはめちゃ可愛い!おっぱいポロリも御愛嬌
・堀田祐美子と中川ともかの攻防は流れるようにスムーズだ。
・ついにセウシスの必殺技カバジェット(画架)がシルエタに極まる!
・ミア・イム食い込む悩殺ショ―ツ 松本浩代リードで大善戦お披露目戦
・ヘイリー・ヘイトレッド格段進歩!石橋葵&上林愛貴組は価値ある玉砕
・Joshi マニアならよくご存じ、現役組の真のエースは26 歳の松本浩代
・【ロキシ―・コットンx 藪下めぐみ】掴み十分 【黒木千里x 川野夏実】

▼5・14闘聾門ジャパンJWP道場大会
・100名超集った聴覚障害者によるBBQプロレス&親睦会ルポ
・矢神葵が二冠王者Leonと組むも春山香代子&倉垣翼組に玉砕!
・マグナムTAKASAGO暴走 牛神ライガー騙し撃ち 戸井克成お仕事道
・BBQで楽しそうに食べながら選手とお客様が交流を深めていった!

▼5・15ポーゴ率いるWWSプロレス伊勢崎・境町体育館大会 盛況
 Text & Photos by 寺内1/2 兵衛
・地方インディの原風景とは?
・グラン浜田 ジャガー横田 ダンプ松本〜豪華「昭和プロレス」健在!
・肩の調子も戻り、大仁田厚聖水劇場全開
・「この時代、熱く生きようぜ!いつまで経ってもプロレスは聖域だ!」
・全盛期のFMW やW☆ING 時代に戻ったかと錯覚したほどだ
・燃えるイスがポーゴの脳天に直撃
・松本がブッチャーばりのフォーク攻撃で因縁のHERO友龍ピンチに
・島田宏復帰、職人ケン・片谷、戸井マサルの仕事人稼業が冴える
・黒田哲広から悲報を聞き、やけに涙が目に染みる5月15日でした

▼SRC休止を受け修斗・パンクラス・DEEPの三団体同盟成立しえるか
 Text by 古吉進一郎
・GW興行は日本MMAの未来像を示すものとなった
・日本は自力で格闘技人気を復興しなければならない

タブー満載企画「海外情報局.89」スーパーワイド版特大収録
TNAチャイナ復活 Jシナ好発進WWE UFCソネン絶望TUF白紙波紋
・PPV『TNA Sacrifice』スティング絶対王者?チャイナがペディグリー
・TNA(Total Non Stop Action)名義が消える? Impact Wrestlingに
・『TNA iMPACT!』ミック・フォーリー復活 TNAが"レスリング"独占?
・WWE『Over the Limit』PPV直前 抗争激化Raw舌戦の屈辱条件
・『ベラトール 44』H・ロンバートKO M・チャンドラー、ライト級T優勝
・非ズッファの星ベラトールが「MTV2」ケーブルCHで驚愕の成功
・チェール・ソネン州当局からライセンス発行見送りの厳しい処分に
・UFC躍進に陰り?2011年度のベスト・スポーツ・リーグはNHL戴冠
・ズッファ社買収後のストライク・フォースに新社長派遣 大改革の嵐
・スコット・ホール前妻ドナ衝撃報告 親友ナッシュ「勝手にしやがれ」

★合わせて読めばさらに楽しめる!
容易に勝敗予想が出来てしまうビッグマッチのメーンに警鐘を鳴らす!
『ALL TOGETHER』というタイトルとは裏腹にすべてが一緒にならないマット界
GW特別企画特大号
新日プロの菅林社長が断固交流を拒否するIGFが崩壊の危機?
なぜC・カーニバルは永田優勝だったのかウラ読みする

【全115ページ超特大号】販売告知
KENTAと仲田GMの場外バトルはガチなのか?パフォーマンスなのか?その裏側に迫る!
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週刊マット界舞台裏'11年5月26日号 Jewels ThaiF Reina2 闘聾門 WWS

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