『UFC111 St-Pierre vs Hardy』リアルタイム速報

3月27日(現地時間)にニュージャージー州ニューアークのプレデンシャル・センターで開催される『UFC111 St-Pierre vs Hardy』。メインではウェルター級の絶対王者として君臨するジョルジュ・サンピエールにイギリスのダン・ハーディが挑戦する。
連勝を重ね、遂にタイトルマッチまでこじつけたハーディだが、円熟したサンピエールの牙城を崩すのは難しいというのが戦前の予想だ。しかし、同じ様な状況で、マット・セラがサンピエールをTKOで葬り、王座を奪取したという過去の事例もあるので、勝負に絶対はない。それに期待したい。
そしてメイン以上に注目なのが、セミファイナルで行われる、ヘビー級暫定王座決定戦、フランク・ミアvs.シェーン・カーウィンだ!11戦全勝、10戦前後無敗というのならそこまで、珍しくないが、全てを1Rで勝利しているという化け物、カーウィンを相手にベテランのミアがどう戦うのかが注目されている。
なお、前日計量でネイト・ディアスと対戦するローリー・マーカムが7ポンドオーバーの177ポンドだった。ディアスは対戦に同意した為、キャッチウェイト契約に変更、マーカムは罰金という事になっている。
※リアルタイムではリロードしてお楽しみください。
『UFC111 St-Pierre vs Hardy』
<UFC世界ウェルター級選手権試合 5分5R>
○ジョルジュ・サンピエール(王者・カナダ)
(5R 判定)
●ダン・ハーディ(挑戦者・イギリス)
絶対王者に挑むハーディはいつも通り、COCK SPARRERの『ENGLAND BELONGS TO ME』で入場。しかし、試合は開始早々にサンピエールがテイクダウンを奪い、グランドで上を制して攻撃、そのままバックマウントになり、チョーク狙い。一度は逃れるが再び同じ体勢になり、サンピエールが腕十字。極まったと思われたが、なんとか耐えるハーディ。
その後も攻めるサンピエールに耐えるハーディと戦前の予想通りの展開が続く。
チョーク、腕十字、アームロックなど極めそうになるも、ハーディが凌ぐので、サンピエール圧倒だが、試合は終わらないまま最終ラウンドまでもつれてしまう。そのままサンピエールが圧倒のまま、決着はつかず、判定になり、サンピエールの判定勝ち。試合は圧倒していたが、一本までいかなかったサンピエールの極めの甘さを責めるべきか、凌ぎ続けるハーディの根性を称えるべきか判断つきにくい試合だった。
<UFC世界ヘビー級暫定王座決定戦 5分5R>
○シェーン・カーウィン(アメリカ)
(1R 3分48秒 TKO)
●フランク・ミア(アメリカ)
裏メインといえるヘビー級暫定王者決定戦。ベテランと新人、テクニックとパワー、悪漢と正義と全て対極の2人、会場ではレスナーも観戦している。試合はボクシングの展開を嫌うカーウィンが組みついてケージに押し込んでスタート。一度はブレイクしたが、2度目のケージへ押し込みの体勢になったところ、カーウィンが強烈な左のアッパーを何度もミアの顔面に叩き込む!あまりに強烈なパンチにミアの腰が落ちると、そのままカーウィンがパウンドを連発。最後は亀の体勢になったミアを殴り続け、ミアが動かなくなったのでレフリーがストップ。カーウィンは1R勝利の記録を伸ばしたまま、ついに暫定王者に上り詰めた。
試合後、オクタゴンには正王者のレスナーも乱入。レスナーとカーウィンは握手を交わし、統一戦が決定した。
<ライト級 5分3R>
○カート・ペルグリーノ(アメリカ)
(2R 4分20秒 チョークスリーパー)
●ファブリシオ・モランゴ・カモエス(ブラジル)
アウベス欠場により急遽、メインカードに繰り上がった一戦。ペルグリーノは日本でも試合した事のあるヘンゾ門下で、カモエスは反則減点が無ければ宇野に勝利してた実力者。
カモエスがバックを制しチョーク狙い、ペルグリーノは絶体絶命と思われたが、なんとか逃れるとグランドで上になってパウンドで反撃に出る。
そして息を吹き返したペリグリーノがグランドでの上になって試合を有利に進め、最後は見事にバックを制しチョークスリーパーで一本勝ち。会場を沸かせてくれた。
<ウェルター級 5分3R>
○ジョン・フィッチ(アメリカ)
(3R 判定)
●ベン・サンダース(アメリカ)
アウベス欠場により急遽、対戦が変更になった実力者同士の対決。フィッチが例によってケージに押し込み差しあいからテイクダウン、そのまま、塩漬けに抑え込むという展開が続く。あまりに同じ展開なのでレフリーがブレイクするも、再び同じ展開になり、観客からもブーイングが。その後もフィッチがケージに押し込みひざ蹴り、そしてテイクダウン、抑え込みという展開が続きフィッチが判定勝ち。判定にまったく問題はないが、動きのない攻防に観客からはブーイングが起こっていた。
<ライト級 5分3R>
○ジム・ミラー(アメリカ)
(3R 判定)
●マーク・ボセック(カナダ)
ライト級中堅選手同士の一戦で放送が始まった。ケージに押し込んでテイクダウンを奪うボセックだが、グランドになるとミラーの方が上手く、下から腕を取ってポジションを入れ替えて優位な展開にもっていく。一進一退の攻防だが、テイクダウンを奪うのがボセック、グランドで仕掛けるのがミラーという展開で、僅差の判定ながら、積極性が評価されたのかミラーが勝利した。
UFC111.jpg
<ウェルター級 5分3R>
○ネイト・ディアズ(アメリカ)
(1R 2分47秒 TKO)
●ローリー・マルカム(アメリカ)
<ウェルター級 5分3R>
○ヒカルド・アルメイダ(ブラジル)
(2R 3分30秒 チョークスリーパー)
●マット・ブラウン(アメリカ)
<ミドル級 5分3R>
○ホウジマール・トキーニョ(ブラジル)
(1R 0分45秒 ヒールホールド)
●トーマツ・デューエル(ポーランド)
<ライトヘビー級 5分3R>
○ジャレッド・ハマン(アメリカ)
(判定)
●ロドニー・ワレス(アメリカ)
<ウェルター級 5分3R>
○マット・リデル(アメリカ)
(3R 1分30秒 反則)
●グレッグ・ソト(アメリカ)
別冊ミルホンネット SRC12両国 UFC地上波放送
他専門誌を完全に圧倒! 表の記者会見にない裏事情詳細+SRC12両国大会ドキュメント
他専門誌では拾えないUFC情報が掲載されているのはミルホンネットだけ!
週刊マット界舞台裏’10年4月01日号 vol.30 UFC WWE TNA ビッグマッチ目白押し バダ・ハリ逮捕か?

週刊マット界舞台裏’10年3月25日号 vol.29 UFC on Versus ペドロシアン勝利 月曜TV戦争再び
週刊マット界舞台裏’10年2月11日号 vol.23 UFC109直前生中継事情 善玉エッジ復帰勝利WWEランブル評 Aサワー勝利
週刊マット界舞台裏’10年2月18日号 vol.24 コールマン、ティトと因縁勃発も解雇 SF騒動ウォーカー、カンセコと対戦?
週刊マット界舞台裏’10年2月25日号 vol.25 UFC110直前情報、五味、アブダビ大会 バダ・ハリ復帰戦 ビテッチ・コンバット6直前情報 TNA PPV
週刊マット界舞台裏’10年3月04日号 vol.26 UFN110総括、Bitetti Combat、WWE新番組
週刊マット界舞台裏’10年3月11日号 vol.27 Bitetti Combat6 Strikeforce WEC 47強力対決目白押し