安西信昌が川村亮下し新ミドル級王者もUFCウェルター級転出で王座返上、次は砂辺光久x江泉卓哉、あの窪田幸生KO勝利～PANCRASE 259

　29日、パンクラスのディファ有明大会が開催され、メインで川村亮が1R2分52秒、安西信昌の打撃猛攻に撃沈。但しベルトを巻いた安西は王座を直ちに返上、階級をウェルター級にしてUFCを目指すと宣言した。

　10角形のDECAGON第二弾大会となったが、初回と違ってKO決着も複数。しかも、判定までもつれ込むのが代名詞だったベテラン窪田幸生が、ほとんど前の記録が思い出せないほど超久しぶりのKO勝利をあげたほか、砂辺光久と江泉卓哉がとともに判定ながら勝利したことで、砂辺の次期王座防衛戦がアピールされた。

　また、当初発表されたブレント・シャーマーホーンが戦意喪失で欠場、代打出場のデビッド・マーシャルは開始早々から果敢に鈴木槙吾を攻め、眉尻をカットさせて流血に追い込むなどしたが、冷静にさばいていた鈴木が逆転。打撃の餌食になり試合が止められた。

■　PANCRASE 259
日時；6月29日(日)　OPEN 14：00／START 14：30 ※14:15からケージゲートを開始予定
会場：東京・ディファ有明

大勢の応援団声援を受けた安西は最初から突進。対する川村も打ち合いバックスピンキックも極まる（右上）が

幾度となく安西のフックがさく裂、これで終わったかと思われる場面も川村は魂で立ち上がる。

強烈無比な事実上のフィニッシュ瞬間（上）、ダメ押しのトドメ（下）
＜第11試合　メインイベント　ミドル級キング・オブ・パンクラス・タイトルマッチ　5分3R＞
○川村　亮（パンクラスism／王者）
　1R 2分52秒
●安西信昌（TEAM CLIMB／1位）
※川村が丸2年ぶり、2度目の防衛戦に失敗、安西が新王者になるも王座返上

＜第10試合　スーパーフライ級　3分3R＞
○砂辺光久（reversaL Gym OKINAWA CROSS×LINE／フライ級王者）
　判定3-0 (29-28/29-28/30-27)
●井島裕彰（GUTSMAN）

＜第9試合　フライ級　3分3R＞
○江泉卓哉（総合格闘技道場武門會／1位）
　判定3-0 (29-28/30-27/30-27)
●下川雄生（ドラゴンテイルジム／4位）

＜第8試合　バンタム級　3分3R＞
○佐藤将光（坂口道場一族／7位）
　判定3-0 (29-28/29-28/30-27)
●山内慎人（GUTSMAN）

金網トップからムーンサルトを舞った鈴木槙吾
＜第7試合　ウェルター級　3分3R＞
○鈴木槙吾（ALLIANCE／6位）
　2R 3分39秒レフェリーストップTKO　※マウントパンチ
●デビッド・マーシャル（Cesar Gracie Jiu-Jitsu Academy）

＜第6試合　ウェルター級　3分3R＞
●山崎昭博（SUBMIT静岡／9位）
　2R 1分02秒レフェリーストップTKO　※マウントパンチ
○窪田幸生（坂口道場一族）

＜第5試合　フェザー級　3分3R＞
○ハルク大城（ボスジム／2013年ネオブラッドトーナメント同級優勝）
　判定3-0 (30-27/30-27/30-27)
●齊藤正臣（高田道場）

＜第4試合　バンタム級　3分3R＞
●CORO（和術慧舟會TLIVE）
　判定1-2 (28-29/29-28/28-29)
○合島大樹（GUTSMAN）

＜第3試合　フェザー級　3分3R＞
○稲葉　聡（秋本道場jungle junction）
　判定3-0 (29-28/29-28/29-28)
●土肥　潤（総合格闘技道場 MIBURO）

＜第2試合　ウェルター級　3分3R＞
○草・MAX（TEAM CLIMB）
　判定2-1 (29-28/28-29/29-28)
●永木健二（WRESTLE-WIN）

＜第1試合　ライト級　3分3R＞
○クリスMAN（パラエストラ八王子）
　2R 1分54秒肩固めギブアップ
●ベン・ブッカン（総合格闘技津田沼道場）

＜本戦1部第1試合　63kg契約　3分3R＞
●若菜千明（RANGER品川GYM）
　判定1-2 (28-29/29-28/28-29)
○工藤修久（禅道会小金井道場）

大会の全容と詳細はマット界舞台裏7月10日号武藤30周年引退WNC最終ReinaZ1リアルJ鈴木BミラーGlory日本閉鎖Pan金網に掲載されました。