土肥孝司の主張はWRESTLE-1の未来の“カギ”となる！？+KAZMA SAKAMOTOが契約満了に伴いフリーに！

　8月11日（木・祝）「プロレス LOVE in YOKOHAMA」神奈川・横浜文化体育館大会にて全日本プロレスとの対抗戦に臨み、結果として敗戦とはなったがどの選手よりものその存在感をみせた土肥孝司選手に、その試合への想いや今後の事について話を聞いた。

―全日本プロレスとの対抗戦を終えて、改めて今の心境を教えてください。

土肥孝司選手
「まぁやる前から言ってたんですけど、秋山さんをキレさせるのが第一関門。で、そこを経てボコボコにされて。でも向こうもノッてきたってのは、まぁ“認めた”じゃないですけどそういうのはあったのかな、とは思いますけど」

―では野村選手、青柳選手についてはどうでしょうか？

土肥孝司選手
「なんもないですね。まぁ基礎はあるのかな。それだけですね。野村、青柳、しゃべえよ」

―ではその文体での試合を経て、今までとの心境の変化はありますか？

土肥孝司選手
「うーん、でも試合の前からWRESTLE-1代表という事にかんしては凄い思い入れっていうのがあって。試合を終わってからもやっぱり、若い力でっていうのはみんなが言ってるんであんまり言いたくはないんですけど、いつまでも若手でいても自分も面白くないしっていうのはありますね」

―そういった思いがある中で今後どのようなことを目標にやっていこうなどはありますか？

土肥孝司選手
「正直、Jackets自然解散してて、ワイルドも事実上、熊と葛西しかいない。TriggeRも芦野が欠場してるし。まぁユニットに分かれている必要はないのかなと。ただやっぱりREAL DESPERADO、まぁDESPERADOから始まって何年ぐらい？2年近く？移籍してきてから半年もしないぐらいで入って。古いメンバーじゃないですか。KAZMA SAKAMOTOの次にずっといたメンバーだし。DESPERADOにいて得た部分はかなり大きい。まぁお客さんに伝わっていないだろうけど。俺はチーム力、チームが上がるために個人の主張をせずにDESPERADOとしてやってきたけど、やっぱりあれだけ世界のプロレスを観ている東京愚連隊、KAZMA SAKAMOTOがいて火野さんも入ってきて。ああいう凄いメンバーにもまれている中で得るものは、今のうちの若手の奴らよりかなりあると思うんですよ。それを今後は。個人の主張もしたいので。生かしていく自信もあります」

―では最後に8.11横浜文体でタッグを組んだ熊ゴロー選手についてどう感じたか教えてください。

土肥孝司選手
「…なんもないっすね」

今までの土肥はREAL DESPERADOの一員として、チームのために動く部分が大きくなっていた事は自他ともに認めるところ。だが今回の横浜文体の対抗戦に名乗り挙げた。これは今までにない土肥孝司個人の主張であり、結果としてその対抗戦に臨んだ全選手を差し置き一番の光を放った。また対抗戦という舞台も土肥のファイトスタイルや気性・性格に見事にハマった。あとはこれを普段のWRESTLE-1のリングにどう生かせるか。あの試合を見る限り土肥孝司の覚醒、その可能性を感じずにはいられない。土肥孝司の今後がWRESTLE-1飛躍の“カギ”になるといっても過言ではない。

　WRESTLE-1よりKAZMA SAKAMOTO選手が契約満了に伴いフリーになる事が発表された。以下はリリース文。

この度、弊社所属選手であるKAZMA SAKAMOTO選手より海外で試合をして行きたい旨の相談を受けました。
KAZMA SAMAMOTO選手と弊社で話し合いを重ねた結果、8月31日をもって契約満了とし9月よりフリー選手として試合をしていく事になりました旨をご報告させて頂きます。
KAZMA SAKAMOTO選手に関しては2013年旗揚げ当初よりWRESTLE-1を盛り上げて頂き多大な貢献をして頂きました。
KAZMA SAKAMOTO選手に感謝を申し上げるとともに今後のご活躍をお祈り申し上げます。
ファンの皆様におかれましては、KAZMA SAKAMOTO選手へ引き続き熱いご声援の程何卒宜しくお願い申し上げます。
なお、8月27日大阪・港区民センター大会が所属選手としては最後の大会となります事を併せてご報告させて頂きます。
ファンの皆様方、関係各位様にはご心配ご迷惑をお掛け致しますが、何卒宜しくお願い申し上げます。

週刊ファイト8月18日号内藤哲也G1昭和の新日W1稲葉大樹ノア限界RIZIN巌流島アリ猪木
▼8・11代打抜擢の稲葉大樹がKAI破りWRESTLE-1新王者！
　飯伏幸太、全日本プロレス勢登場！
　Photo & Text by 山下達也
　WRESTLE-1今年最大ビッグマッチ、『プロレスLOVE in YOKOHAMA』が開催された。分裂騒動から3年が経過し、秋山準率いる全日本プロレス勢が初めてWRESTLE-1に登場、武藤敬司、土肥孝司、熊ゴロー組との対抗戦を行った。試合は土肥孝司が秋山準に果敢に挑みこのカードの主役を奪う。最後は秋山準のエクスプロイダーでフォールを奪われるも終始闘志剥き出しのファイトに会場中の大歓声を浴びた。メインイベントは試合直前に肩関節の腱板損傷により欠場の決まった征矢学の代打として、近藤修司との挑戦者決定戦を制した稲葉大樹が王者ＫＡＩを卍固めで破りWRESTLE-1チャンピオンシップ初戴冠となった。