14年08月21日号絶賛G1決勝検証Metamoris谷川貞治パンクラス広島せらリボン独占

 日本の夏と言えば、プロレスファンにとっては『G1クライマックス』の熱戦ということになる。ましてテーマ曲のボストンが35年の時空を超えて日本への幻想飛行となれば、現在の新日のライブ客はここ数年でファンになった者が大半というデータがあろうが、初進出・西武ドーム大会のPPVを購入したというオールドファンも少なくなかったのではあるまいか(と信じたい!)
 もっとも3週間に引き伸ばされたシリーズ日程から始まり、強気の西武ドーム、横浜アリーナ集客失敗の悪夢が心配されたのは無理もない。まして台風という悪条件。しかし、テレビ画面に映し出された会場風景は、もちろん空席ブロックは目立つものの、正直、恰好はついたと思えるそこそこの埋まり具合。良い意味で予想は外れたことになろう。
 本稿の主旨はしかし、G1のブッキング(星取進行)を検証することは、日本の業界全体の問題指摘になり、ファンのあり方を考えることになる、というものだ。

 オカダ・カズチカの2度目の優勝で幕を閉じた今夏の『G1クライマックス』。舞台裏では成績とは関係なく笑った選手がいれば泣いた選手もいた。ま た、初進出となった8月10日の西武ドーム大会は興行的にも成功したのか? 今号の記者座談会は『G1』ネタが中心だが、蝶野正洋の動向など多岐に及んでいる。

 谷川貞治の『プチ格闘技通信』第10回~今、世界の格闘技はUFCの完全な独占状態で、他はGLORYにせよ、K-1グローバルにせよ、LEGENDにせよ、うまくいっているとは、とても言えない格闘技界。規模こそ違うものの、いろんな新興イベントが誕生していますが、3年後はどうなっているか分からないでしょう。
 僕が見ても「これは脅威だなぁ」とか、「この団体は侮れない」と思うものは、まずないのが正直なところです。だから、アンテナを張ってても、「見てみたい」という気持ちにはならず、現場にはかなり足が遠のいてしまっています。ところがジョシュ・バーネットがディーン・リスターに快勝した8月9日のメタモリスは・・・

 「空前絶後の夏の戦い」を謳い文句に『G1 CLIMAX24』決勝戦は台風が接近するさなか、西武ドームで開催された。大荒れを予兆するかのような悪天候、事件はセミファイナル終了直後に起こった。Jジャレットの横行、バレットクラブの参入は、今後、新日マットで台風の目となりそうだ。大荒れセミ後に行われたメイン決勝戦、オカダ・カズチカvs.中邑真輔は台風をも吹き飛ばす「レヴェルの違い」を納得させるような大熱戦となった。2台のカメラが日本の夏、G1クライマックスの夏を捉える。

 興行ラッシュの8月10日、総合格闘技ではパンクラスがディファ有明大会開催。第7代ウェルター級キング・オブ・パンクラス決定戦が行われ、レッツ豪太が4年間無敗の不沈艦 村山暁洋との拮抗した試合を判定3-0で勝利。佐藤豪則のUFCの参戦により返上されたタイトルを引き継いだ。また、ベテラン勢では近藤有己が三度目の石川英司を下すも、伊藤崇文は元修斗環太平洋王者・児山佳宏には苦杯を舐めている。

 今週号は、オモテがG1クライマックス決勝大会なら、過去最大級のボリュームでアイスリボン取材決定版と言うべき、2本立て記事がウラの大本命・目玉である。世羅リサの地元広島県世羅町において8月9日・10日の2日間に渡って開催された『せらリボン』とそのプレ・イベントの模様を、完全本誌独占取材としてお届けする。
 過去に例を見ない正真正銘の地域密着興行として大成功を収めたアイスリボンの記念すべき大会について、なぜこの成功が生まれたのか、世羅りさの魅力満載のショット多数とともにお届けする。世羅りさファンならずとも必読必見の渾身レポートなのだ。
 世羅りさをめぐって、世羅町でトラブルが生じているというニュースを地元新聞記事で目にしたのは、昨年末から年始にかけてのことだった。リングコスチュームに世羅町の町章を使用していた世羅りさに対し、地元から「ふさわしくない」の理由で使用禁止を求める声が上がり、町議会で断を下した奥田正和町長(世羅りさの実父)が世羅りさに対し、コスチュームでの町章使用禁止を通達した、というものだった。そして・・・。
 8月10日(日)開催のアイスリボン「せらリボン」は、その名の通り世羅りさの地元、広島県世羅町での凱旋興行となった。これに先駆けて前日の9日(土)地元世羅町の各所において、イベントプロレスが開催された。
 当日は台風11号接近の余波で大荒れの天候となったが、3か所で行われたイベントはいずれも奇跡的に少雨に留まり、地元ファン中心に会場に集まった多くの人達を楽しませ、本番を前にした最高のプレ・イベントとなった。
 海外在住の邦人にも定期購読者が少なくない地域バリアフリー媒体として、業界随一の質とボリュームを誇る本誌の面目躍如となる、完全独占レポートはまさにここでしか読むことも見ることもできない超貴重なものとなる。世羅りさファンのみならず見応えある多数の写真は必見だ。同時掲載の「せらリボン」大会レポートと併せてしっかり読み込んでいただきたい。
 新日本の西武ドームとはまた別次元での一大イベント「せらリボン」には地元テレビ局のRCC中国放送、TSSテレビ新広島も取材、多数のプロレス初観戦者をHappyにさせた歴史的な2日間の究極密着ドキュメント!ページ数制限のない電子書籍ならではの怒涛の全50ページついに発売。(またも地球の裏側から○○さんの感謝メールが届くのか?)

<今週の見出し>
▼空前絶後の夏『G1クライマックス』徹底深淵検証
 絶賛評とマーク、シュマーク、スマート分類の再考
 by タダシ☆タナカ

▼座談会~来年の『G1』優勝戦は両国2連戦に逆戻り?
 蝶野正洋が9月16日に重大発表?


▼谷川貞治の『プチ格闘技通信』第10回
 今、来てるな〜と思う格闘イベント『メタモリス』
 8・9ジョシュ、ディーン・リスターに快勝!

<イベント/会見取材+コラム/資料+連載/海外情報局>

▼8・10新日本プロレスG1決勝戦西武ドーム18000人(主催者発表)
 オカダ・カズチカG1制覇!レインメーカー3連発~中邑真輔を撃破
 1・4東京ドームでIWGP奪還宣言 AJスタイルズとJジャレット結託
 Photo:斉藤雅治&野口卓也 Text by斉藤雅治
・眠れる獅子目覚める!敏腕仕事人カズチカ時代到来の序章
・妙技!レインメーカー返し!中邑真輔のお仕事讃えよ!
 フィニッシュへのカウントダウン!レインメーカー3連発!
・土壇場大逆転!棚橋弘至がAJスタイルズ破るもバッドエンド
・友情と意地の共存~同窓生夏の闘い~柴田勝頼x後藤洋央紀
 5連発!変化をつけたバックドロップ&ジャーマン応酬~
・上半期立役者・石井智宏失速Kアンダーソン&バレットクラブ大躍進
・昨年覇者・内藤哲也にブーイング~迷走のスターダストx本間朋晃
・ツープラトン攻撃競演 王者組KUSHIDA&アレックス・シェリー防衛
 reDragonカイル・オライリー&ボビー・フィッシュ新日加入の証
・悩殺!マリア・ケネリスお尻~キャプテン・ニュージャパン墓穴
 獣神ROHアダム・コール&マイケル・ベネット白星で次ケツ読める
・顔見せタッグは決着持ち越し!鈴木みのる×桜庭和志YOSHI-HASHI
 反則決着+客演シェルトン・Xベンジャミン&飯塚高史変なおじさん
・中西&永田競演も真壁代役BUSHI散る!バレットクラブが存在誇示
 ドク・ギャローズ&バッド・ラックファレ高橋裕二郎マイアミ輝き
・オープニング豪華8人タッグ~テンコジ差置き締めたのは田口隆祐
 デスぺラードTAKAみちのくデイビーボーイJr.ランス・アーチャー
・総括 GWF-新日本業務提携~台風接近のさなか1万8千人は善戦か?


▼レッツ豪太拮抗戦制しウェルター級王座獲得 8・10PANCRASE260
 Photo by 永井鋭次 構成:編集部
・不沈艦村山暁洋4年ぶり敗戦 「今までの人生で一番嬉しい」豪太
・安西信昌王座返上後のミドル級戦線、一慶が2RKO大山峻護撃破
・GRABAKAキラー近藤有己、三度目石川英司も右フック合わせTKO
・手数終始優勢アキラ、太田駿平下しラスカルジム五味隆典も祝福
・ガイ・デルモ復活、レスリング力で♪まつりの鹿又智成封じ込める
・北岡悟「悔しかったら俺の首を獲ってみろ!」才賀紀左衛門MMA戦
・ベテラン伊藤崇文、元修斗環太平洋王者・児山佳宏には歯が立たず
・琉球マシンガン曹竜也3R反撃も28-29で北郷祐介に痛恨の敗戦

▼タブー満載企画【海外情報局254】
WWE『サマースラム』直前抗争激化TNAブリー・レイ悲願達成治
・RAWハルク・ホーガン誕生日ナッシュ&ホール登場nWo再結成?
・WWE ドスカラスJRことアルベルト・デル・リオの契約を解除
・TNA ECW祭り!女社長Dカーター 遂にテーブル葬に
・Jジョーンズが負傷、UFC 178のメインイベントを欠場
・Aシウバvs.Nディアススーパーボウル・ウィークエンド7実現
・Lパロミノ豪快KO勝利!8・9『World Series of Fighting 12』

別枠ミルホンネット「せらリボン」

▼8・9アイスリボン広島「イベントプロレス」は、
 世羅りさで始まり世羅りさで終わる!
 Photo & Text by 森 浩樹
・11:00~ 四季園にしおおた
・トラブル転じて福となる!世羅りさ単独トークイベント実現
・13:00~ 甲山いきいき村・・・世羅りさ天然の魅力炸裂!
・1日店長、魚すくい、スイカ割り、かき氷早食い
・15:00~ せらワイナリー&夢高原市場
・暴風雨の合間の奇跡!イベント最後の部でマットプロレス実現!
・藤本つかさ 世羅りさ 成宮真希タイトルホルダー勢揃いのメイン
 敷地全体で観客全員を巻き込んだお祭り騒ぎ!235も負けじと絶叫
・星ハム子はどこに行っても星ハム子 男児も虜にするその魅力!
・ワイナリー女子高生対決シュールさに観客ビックリ!弓李つくし
・翌日の本番"せらリボン"無事開催を祈念して充実のイベント終了

▼世羅りさ号泣!8・10アイスリボン世羅りさ地元凱旋興行
 「せらリボン」は至極の町興しイベントに!(アイスリボン580)
 Photo & Text by 森 浩樹
・セレモニー後、急遽タイトルマッチ世羅のサプライズに大拍手!
・星ハム子くるみMVP級活躍 予想外の大苦戦となった成宮真希&世羅
・想像絶するプレッシャーをクリアしたりさの涙と感動のフィナーレ
・試合後、世羅りさが語ったこととは?そのコメントからの所感
・高校1年生レスラー優華はスター性十分!藤本つかさ後継者候補?
・16歳つくし対"妖艶"宮城もちのマニアック対決に観客の反応は?
・神話の国にも地元プロレス団体が存在した!松江鳥取から堂々参上
 鳥取だらず木谷康祐&山口謙吾xMヤマト松江だんだんスサノオKID
・235、弓李までファンに鞍替え!世羅町に響いたカープ愛
 40歳のカープ女子内藤メアリと新田猫子~♪それ行けカープ合唱
・待望のせらリボンオープニングは希月あおいと藤田あかねから!

★一緒にカートに入れて合わせて読めばさらに楽しめる!
別冊107アメプロ聖典2014 TNA WWEシナ 超人KENTA3連戦

別冊106Zero1W1抗争第1回アーカイブ広島ダブproWNC後楽園Reina

8月14日号全日白石伸生PanDEEP安田忠夫M井上火祭葛西純

8月5日号TNA崩壊wweゴングJスヌーカJドーリンク大仁田Z1芝

7月31日号PアーツwweEギルバート猪木ブラジルdeep

7月24日号全日W1広島Z1火祭wwe達人RiseBlade BattleAid大仁田

7月17日号秋山全日W1両国USTREAM新日不安カナダTJS華名広島

7月10日号W1武藤WNC最終ReinaZ1リアルJ鈴木Bミラー安西

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14年08月21日号絶賛G1決勝検証Metamoris谷川貞治パンクラス広島せらリボン独占

商品コード wkbutaiura059

価格 440 円

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