15年03月26日号ノア奥底NJC広島決勝藤波WWE殿堂パンクラスKASSEN2安生洋二長瀬 2015-03-20 18:332020-08-26 14:25 週刊ファイト_毎週金曜日 ツイート 実況アナは「ノア最大の危機!」を叫んでいたが、プロレス文法上のことであり、実際の資金難、本物の危機的状況は昨年末に訪れていた。本誌3月12日号に明記したように、3・15ノア有明コロシアム大会は鈴木軍の猛威が顕著になり、GHC管轄のベルトが総流出。思い起こせば舞台裏がやばかった全日本プロレスでも、ベルト全部流出と一致団結の展開があったことを想起させている。いずれにせよ、キャプテン・ノアの采配によるシリーズのクライマックスは、新日の覇権主義の頂点として歴史に語り継がれることになる。一貫して内実と袖を報道してきた本誌がさらなる核心に迫る。 さらには、広島大会を受けての新日本プロレスの年間計画を紐解いた。 今年11月のラストマッチに向けて引退ロードを歩み始めた天龍源一郎。この引退興行(両国国技館が有力)に全日プロや新日プロの選手が祝儀的に参加するのはほぼ確実だが、事情通によると、かつて天龍と仲が良かったレスラー2人が招へいリストから外されているという。一体、誰なのか? また招へいされない理由は? 井上譲二のザ・プロファイル~46年に及ぶ藤波辰爾のプロレス人生で彼が最も輝いたのはWWFジュニア・ヘビー級王者として日米マットを席捲した1970年代終盤だった。今回、当時の功績が認められてWWE殿堂入りを果たしたわけだが、それをプッシュしたのはビンス・マクマホンJr代表と言われている。何よりも軽量級の選手でもニューヨーク・マットでブレークできることを証明したところが凄い! 現地時間3月17日に収録されたWWE「スマックダウン」において、藤波辰爾のWWE殿堂入りが発表された。但し、実際の放送では、他の受賞者にはナイスなビデオ・トリビュートが編集されて流されるのに、藤波のは画像が出るだけのお粗末な扱いで、期待したファンは大憤慨! 若いスタッフが昔の映像を探せなかったのだと推定されるが、リック・フレアーによる殿堂入りのスピーチに期待したい。次のRAWではケビン・ナッシュも追加される噂があるが、どうなるのだろうか? 本誌の先行スクープは確実なのだ。 さらに、1980年から35年寝かされたラリー・ズビスコのタブーをも公開。昭和プロレスマニアは仰天するに違いない 3月15日広島サンプラザホールで開催された「NEW JAPAN CUP 2015優勝決定戦」は、飯伏幸太の劇的な初出場・初優勝で締めくくられた。この日2試合目となった後藤と飯伏の決勝カード。想像を上回る内容の濃さに、満員の館内は大満足のひと時となった。 動員力は引き続き好調を維持しながらも、その変わらぬ陣容に停滞感が感じられる新日本にとって、名前で客を呼べるスターの、待望の誕生となった。 3月11日は、日本人にとって、忘れてはならない日、あの日から、早4年の月日が経過して、5年目に突入した。この特別な日を「東日本大震災を東京でも風化させない」を旗印に、今年もFight of The Ring~東日本大震災復興支援大会が行われた。メインは東北ゆかりの宮本和志、佐々木貴と館長がトリオを組み、対戦チームは1年前と全く同じ矢口壹琅、リッキー・フジ、ダークレンジャー組の悪のトリオと対戦。ベビーフェースvs.ヒールの分かりやすい対決、最後は正義の勝利は、復興支援にピッタリの内容であった。 注目のニンジャ・リー対決は2号がマスクを脱ぐ意外な展開に・・・今回は、正体不明、謎のマスクマンが多いのも特徴の一つ。第3試合にブラック・タイガー辺りが出場してくれれば、全試合にマスクマン登場というオチがつくというのは余談だが、ワクワクさせる仕掛けが随所に盛り込まれた興行であった。 3月13日、新宿Faceにて二夜連続のWRESTLE-1とZERO-1の対抗戦『KASSEN2』が終結。当日の大会開始時に行われた綱引きによって決められたカード、トリはWRESTLE-1のカズ・ハヤシがZERO1の日高郁人を下し『KASSEN3』大勝負をアピールした。安西伸一記者が痒いところに手の届くレポートを入稿! 旧UWFでデビューし、新日本、新生UWF、UWFインター、WAR、キングダム、ハッスルなど、様々な大会に出場してきた安生洋二の引退大会がおこなわれた。 ハッスルを最後にこの5年間、ほとんどセミリタイア状態だった安生。いっときは欧州のキックボクシング団体GLORYの、日本での受け入れ先となった会社の一員となったこともあったが、現在は都内世田谷区用賀の焼き鳥店「市屋苑」で、無遅刻無欠勤で焼き鳥を焼き続けている。 炭火で焼くため火加減が難しく、まるでリングの上で格闘しているのと同じようだと、安生は言っていた。さて、感動と涙の引退興行は期待に違わぬ大爆発の大会となった。この模様を緊急入稿する。 3月15日、ディファ有明にて『PANCRASE 265』が開催。メインイベントでワールドスラムトーナメント・ライト級決勝戦が行われ、北岡悟がテイクダウンでポイントを稼ぎ、五味隆典の弟子アキラを全く寄せ付けずに判定3-0で圧勝した。以下、全試合を豊富なグラフで網羅する。 同日の後楽園ホールでは、新日本キックボクシング協会・伊原道場主催の『MAGNUM 37』が開催された。WKBA世界バンタム級王者・江幡睦がムエタイの最高峰ラジャダムナンスタジアム認定タイトルへ3度目の挑戦を行った。王者のフォンペート・チューワッタナとは4度目の対戦で現在、睦が2勝1敗と勝ち越しているが肝心のラジャダムナンタイトル戦では惜敗、睦が勝利した2回は日本式の判定で今回はタイから招聘したレフェリー、ジャッジで裁かれ、お互い手の内を知った者同士の大一番はフォンペートの持つラジャダムナンタイトルと睦の持つWKBA世界バンタム級王座も賭けられるダブルタイトルマッチとなった。この大会をレポートした。 ▼ノア有明コロシアム奥底検証! 飯伏幸太プッシュ~新日プロの年間計画を斬る by タダシ☆タナカ ▼天龍が引退興行の招へいリストから外したレスラーは… by 井上 譲二 <WWE殿堂特集> (c)WWE, Inc. All rights reserved. ▼井上譲二のザ・プロファイル⑤藤波WWE殿堂入り 本音を言えば、あのままWWFに定着したかった! photo:Mike Lano ▼Bサンマルチノに続きラリー・ズビスコがWWE殿堂入り! WCW月曜生TV戦争の実況担当でも名声 裏エピソードを特別公開 元祖ドラゴン藤波辰爾WWE殿堂入り! by タダシ☆タナカ ▼3・15新日本広島NJC決勝は、飯伏幸太路線が大当たりの大熱狂! 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