15年02月26日号Wルスカ追悼オランダ格闘技界DDT飯伏幸太UFC-WWE天龍ReinaSM戦

 黄金時代の新日本プロレスに熱狂した世代には、ついに来るべきものが来たという感慨であろうか。赤鬼ウィリアム・ルスカさんが現地時間14日未明、74歳で永眠された。
 72年ミュンヘン五輪柔道重量級、無差別級の両方で金メダルというのは空前絶後の不滅の記録だ。オランダ歓楽街のマダムだった奥さんが病気になり、長年ヒモ人生だった赤鬼は、その手術代を稼ぐためプロレスに転向。すでにモハメド・アリとの世紀の一戦が決まったからとはいえ、いわゆる「異種格闘技戦」の初陣をアントニオ猪木と76年2月6日に闘ったのがルスカである。あのバックドロップ三連発の衝撃がなければ、「格闘技世界一決定戦」というお題目がその後ずっと日本マット界の金看板になることはなかった。

 海外情報ネットワークは世界中のあらゆる専門誌紙で圧倒的な最強陣容を自他ともに認める本誌だけに、オランダ現地からの各種訃報報道までも一挙に入手。これだけ資料を揃えて本物の追悼特集をやれるのは他媒体には不可能だろう。電子書籍ならではの永久保存版をお届けする。

 谷川貞治の『プチ格闘技通信』第36回~今週、驚いたニュースは、ミュンヘン五輪金メダリストの赤鬼ウィリアム・ルスカが74歳で亡くなったことです。猪木さんの異種格闘技戦シリーズの最初の相手で、後の格闘技ブームのきっかけを作ったルスカ。また、ルスカと全日本プロレスに入団した東京五輪金メダリストのアントン・ヘーシンクが、のちの格闘技王国オランダを作ったと言っても過言ではありません。
 特にヘーシンクが後にIOC委員となるエリートならば、ルスカは飾り窓の繁華街を牛耳るマダムを奥さんに持ち、親友のクリス・ドールマン、キックのトム・ハーリック、ヤン・プラスらは、この飾り窓の用心棒をしながら、格闘技の試合に出場するというアウトロー。しかし、彼らの作ったジムが後に、ロブ・カーマンやピーター・アーツ、アーネスト・ホースト、ラモン・デッカーといった世界を代表するスターを作り出したのです。
 しかも、そういった強豪を製造したのは、オランダの格闘技ジムでしたが、彼らの強さを証明し、世界的に有名にしたのは、日本の格闘技市場でした。そういった関係からも、パイオニアであるルスカの死は、一つの時代が終わったことを感じさせられます。さて…

 昔も今も柔道や大相撲からプロレス転向を果たす者の大半はプロレスをやりたかったのではなく、やむを得ない事情があって入って来た。柔道で頂点を極めたウィリアム・ルスカさんも例外ではなかったが、やはりプロレスに対する憧れがなければファンのハートをつかむレスラーにはなれない。ハッキリ言って、彼のプロレス転向は大失敗だった。
 井上譲二の「ザ・プロファイル」第3回は、ウィリアム・ルスカに迫る!

 現在進行形の話題ということで、2月15日、DDTがさいたまスーパーアリーナ大会を成功させたこと。また、グローバルにマット界を見渡すなら、UFCが薬物検査の強化と罰則の厳罰化を明言、WWEでは『ロイヤルランブル』のお客様リアクションの読み違えから、ブロック・レスナー、ロマン・レインズ、ダニエル・ブライアンの三つ巴戦を『レッスルマニア』に向けての軸に据えてきたことであろうか。しかしこの3つは、すべて相関しているというのがタダシ☆タナカの「真相の経緯を問う!」記事の主旨である。

 今年11月のラストマッチ(東京・両国国技館?)をもって39年間続けたプロレス生活に終止符を打つ天龍源一郎。周知の通り、プロレスラー天龍にとってこの10年間は“余生”にすぎなかったが、選手としてピークにあった80年代終盤~90年代中盤にはリング上のみならず場外でも壮絶な闘いを繰り広げた。
 その中で最も強烈だったのはターザン山本編集長時代の『週刊プロレス』との場外バトルで、さんざん足を引っ張られた天龍サイドは闘志ではなく憎悪をムキ出した。そこで当時の舞台裏を知る記者、関係者に集まって頂き、これまで報道されなかった仰天エピソードを披露してもらった。

 2月15日新木場1stリングにてREINA女子プロレス「STRAIGHT AND STRONG」が開催。最近のREINA人気を反映して会場は満員。またバレンタイン・デーにちなみ、チョコレートのプレゼントもあり、誰からも貰えなかった組には嬉しかったかも。
 試合はユニークなカードがずらりと勢ぞろい。SMハードコアマッチでは、宮本裕向が器用にも2名の巨乳美女を縛りあげ、日向小陽は「食い込む~!」と叫ぶ始末。母親からSの素養があるとか、試合前の煽りVでも紹介された加藤遥は、Mのほうに目覚めるというオチのある、絵的にもインパクト絶大のカードとなった。


▼もう一つのウィリアム・ルスカ外伝!
 格闘家にとってのヒモ人生を斬る
 by タダシ☆タナカ

▼日本正武館の故鈴木正文館長がレフェリーの異種格闘技戦とは?
 撮影:猪俣謙次

▼訃報に際してのデスク判断の経緯とオランダ現地媒体報道の真実


▼谷川貞治の『プチ格闘技通信』第36回 
 崩壊し始めたオランダ格闘技界!その理由とは何か?
 禁断のタブーを紐解くWルスカとロン・ニキュエスト追悼


▼井上譲二のザ・プロファイル③ウィリアム・ルスカ
 A・ヘーシングさんほどじゃなかったが、W・ルスカさんもプロレスが下手だった!!

▼当時のいい加減さを物語るイワン・ゴメス戦3つの日付の錯綜


週刊マット界舞台裏’14年3月20日号を再録
▼猪木 39年前にプロレスをガチに変える意思はあった!?
▼柔術基本がプロレス団体の公開練習で披露されていた証拠写真
 イワン・ゴメスとは?


▼DDT飯伏幸太の戴冠 UFC薬物撲滅宣言 WWEレッスルマニアの行方
 ~真相の経緯を問う!© 2015 WWE. All Rights Reserved.
 by タダシ☆タナカ


▼座談会~天龍 仰天エピソード
 SWSを解散に追い込んだ?ターザン山本氏に憎悪ムキ出し!

▼1979年2月、AWAミネアポリスでの天龍源一郎とマサ斉藤


▼ダンス朱里&志田光組、桜花由美&飯田美花組に快勝!2・15REINA
 Photo by タダシ☆タナカ Text by A-rex & 編集部
・宮本裕向に縛られ加藤遥Mの目覚め~SMハードコアマッチ再現

▼タブー満載企画【海外情報局280】
 WWEフレアー登場叱責UFC第三者機関検査MMA新展開へ
・UFC薬物検査強化と罰則の厳罰化を発表!衝撃の重大発表
・RAWローマン・レインズ×Dブライアン完全仲たがい
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15年02月26日号Wルスカ追悼オランダ格闘技界DDT飯伏幸太UFC-WWE天龍ReinaSM戦

商品コード wkbutaiura085

価格 440 円

販売終了: 2020年12月31日 23時59分

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