現地時間11月5日、リングスで活躍したオランダの格闘家、ハンス・ナイマンが射殺された。55歳だった。稲垣收記者は、つい最近彼について10月23日号本誌に書いたばかりだ。このニュースを聞いたときは、誰もが驚きで声も出なかった。追悼特集はさらに、谷川貞治、海外情報局コーナーにも収録する。

　谷川貞治の『プチ格闘技通信』第22回～まず11・3代々木第2で行われた新生K-1初の興行について、触れる必要があるでしょうね。私はこのイベントを「GAORA」で観戦。当日、会場に行った関係者の何人かにも連絡をいただきましたが、その中での感想を述べたいと思います。私が聞いた関係者、もしくは当日のFacebookやツイッターを見ると、押し並べて評判がいいですね。私も久しぶりに日本人が行うキメの細かい、いいイベントを見た気がします。但し…。

　今週、RAWに久しぶりにビンス・マクマホンが番組出演を果たしたタイミングで、外国人スーパースター列伝はいよいよ悪のオーナー会長のお出ましだ。井上譲二氏はかつて全米各地で数多くのプロモーターと出会ったが、ビンス・マクマホンjr氏ほど無愛想かつ高慢な人間はいなかった。最初は日本人蔑視かと思ったが、時間が経つにつれて大半の人々に対してそういう態度を取る男だと分かってきた。ひと言でいえば嫌なヤツ。それが当時のマクマホンjr氏である。ここにとっておきのエピソードを紹介する。

　続いては、億万長者マクマホンのプロフィールを、オモテのネット検索にはない角度からタダシ☆タナカ記者が執筆。娘ステファニーへの血筋の継承にも触れられている。

　インディー界を牽引するプロフェッショナルレスリング・ワラビーの矢野啓太からは、メキシコ遠征の独自レポートが入稿された。一部は自身の個人ブログにも掲載されているが、こちらはまた別バージョンとなる。ファンのみならず、選手や関係者にも目を通して欲しい貴重なものであり、武者修行の実態が明らかになっている。ルチャリブレに関心がある方にも必携だろう。

　すでに10月23日号本誌に明記してあるたことだが、日本時間の11月5日午前1時にGFWからリリース配信があり、1・4東京ドーム’WRESTLE KINGDOM 9’大会の北米PPV放送がジェフ・ジャレットのGFWにより生中継（日本時間午後4時開始、東部時間午前2時）、並びに米国東部時間夜7時から再放送されることが正式発表された。
　WWEネットワークの英国での解禁11月3日の15分前になっての延期という大混乱は、現地でのPPV放送を扱うSkyとWWEの軋轢が頂点に達したためとも噂されるが、もちろんSky側は「我々は一切関知してない」との声明を出して、お互いに責任をなすりつけあいしている。問題の核心に迫る。

　11月1日、両国国技館にて『武藤敬司デビュー30周年記念大会　HOLD OUT』が開催。大トリでは武藤敬司が足四の字固めで河野真幸をギブアップさせ、ベルトを戴冠して蝶野正洋、小橋建太らを交えて記念撮影に収まった。プロレスは真っ白のキャンバスに描くアート(芸術)だ。林ドクターがエプロンサイドで心配する背景の構図、身体を切り刻んで最後の気力を振り絞る51歳の生き様。新進気鋭の野口卓也カメラマンもアートとして闘いのドラマを斬り撮っていく。他誌との違いを際立たせた豪華グラフ集は必見だ！

　11月2日、『PANCRACE 262』が開催。パンクラス バンタム級・第2代王者の石渡伸太郎(CAVE)が、対戦相手にUFC TUF12優勝、UFC 4試合の出場経験を持つジョナサン・ブルッキンズを対戦相手に迎えメインイベントに登場。石渡は1R、2Rをジョナサンにポイントで先行される展開に3Rに巻き返しをはかるも、判定０-３で敗戦した。また、セミファイナルでは、元修斗世界王者の田村彰敏がアンディ・メインに2R TKO負けを喫した。

　11月3日、東京・代々木競技場第二体育館にてK-1 WORLD GP 2014 ～-65kg初代王座決定トーナメント～が開催。ゲーオ・フェアテックスが山崎秀晃、久保優太、左右田泰臣を下し王座を戴冠。またKrushでお馴染みの武尊が、3Rにバックハンドブローを大雅に命中させKO、スーパーファイトの目論見通りで会場を沸かせた。

▼リングス出身ハンス・ナイマン射殺の報に…
　Photo & Text by 稲垣　收
・犯人は車2台で銃撃して走り去った後、車を焼いた
・途中から軌道変わるナイマン蹴り～ヴォルク・ハン引退試合志願

▼谷川貞治の『プチ格闘技通信』第22回
　インサイド分析　評判のいい新生K-1の船出の要因は？
　オランダから悲報届き茫然～ハンス・ナイマン撃ち殺される！

▼スーパー外国人列伝　第48回　ビンス・マクマホンjr
　WWF内部で権力者のように振舞っていた若き日のビンス
　by 井上譲二 photo by Mike Lano

▼悪のオーナー経営者ビンス・マクマホン☆億万長者と娘への血筋
　by タダシ☆タナカ

▼独占掲載　KEITA in THE House矢野啓太のメキシコ遠征記

▼GFW1・4東京ドームPPV配信とWWEネットワーク必死の懇願
　by タダシ☆タナカ(c)2014 WWE, Inc. All rights reserved.

▼11・1Happy End武藤敬司デビュー30周年記念両国大会HOLD OUT
　Photo by 野口卓也 構成：編集部
・51歳武藤敬司、5年以上無冠から河野真幸倒しW-1第2代王座戴冠
・後世に語り継がれる偉大なるレスラー武藤敬司の神業とは？
・船木誠勝xアルベルト“失踪騒動”は何故起きたのかby矢野啓太
・真田聖也TAJIRI「あの野郎、青二才」マット・ハーディー3WAY戦
・メリハリの付け方 カズ・ハヤシ近藤修司田中稔TNAブローマンズ
・大会屈指の濃厚勝負☆田中将斗KAI「もう一丁！」第5試合

▼11・2 PANCRACE 262ディファ有明～金網路線の曲がり角
　KING石渡伸太郎、田村彰敏が外国人選手に敗戦、世界の壁に屈す
　Photo & 構成 by 永井鋭次
・バンタム級王者石渡伸太郎３R反撃もJ・ブルッキンズに判定負け
・元修斗世界ライト級王者（65kg）田村彰敏
　マウントからの猛攻をまともに受けアンディ・メインにTKO負け
・2013ネオブラ優勝ハルク大城、フェザー級に落とした中村晃司完封
・佐藤洋一郎が草・MAXからチョークでタップを奪う！
・安永有希, 加藤直之にポイント圧勝するも観客の賛否は割れる
・稲葉聡、42歳のDEEP戦士梅田恒介に判定で圧勝して今年3連勝
・辰巳豪人が岡見勇信の指示受けグラウンド制圧外国人に判定勝ち
・クリスMAN破廉恥な雰囲気で会場を湧かせるも山崎悠輝に判定負け
・闘うブロガー佐野哲也、ベテラン長岡弘樹の壁は高かった
・全試合網羅の豪華グラフ集収録
・最新ランキング

▼11・3K-1 WORLD GP 2014代々木競技場第二体育館満員御礼
　Photo & 構成 by 永井鋭次
・ゲーオ-65kg初代王座レインメーカー左右田泰臣下し獲得
・対日本人無敗ムエタイ最強伝説！ゲーオ・フェアテックス
・生残りK-1戦士山本優弥、英国ケリス・ベラと70kg級セミ試合
・衝撃の3Rバックハンドブロー炸裂！武尊が大雅に逆転KO勝利！
・佐藤嘉洋1月18日（日）国立代々木競技場第二体育館出陣表明
・プレリミナリー・ファイトまで完全網羅の豪華グラフ集

▼タブー満載企画【海外情報局266】
　英国WWEネットワーク開始大混乱！CMLL死者の日サプライズ！
・【訃報】Hナイマンがマシンガンで撃たれ死亡！蹴りは永遠に
・VマクマホンRAW久々の登場！Sロリンズ、Rオートンに勝利
・TNA　ボビー・ルード王座防衛！MVP黒人軍団内部分裂悪夢
・リコシェ、ロウ・キーを破る！11・1House of Glory
・Dグリーン豪快KO勝利！10・31『Titan FC 31: Torres vs. Green』
・ロシア3選手、見事に勝利を重ねる！！10・31『New Stream』
・Dホールマン敗れる11・1『ProFC Special: Baltic Challenge 6』
・LAパークCMLL電撃復帰10・31アレナメヒコ金曜日定期戦
・ドクトル・ワグナーJr、Uゲレーロを下し王座防衛10・26IWL

★一緒にカートに入れて合わせて読めばさらに楽しめる！
11/06新日90年代木村浩一郎REAL有明DEEPしなしさとこ朱里まつり

10/31ヘラクレス狂牛Ox馬場元子ボックZ1崔ホーストアーツ長瀬館長

10/23新日両国1.4tna後楽園深淵K1タイ発覚gfc稲垣收サムイYokkao

10/16ゴング復刊展望Deep大晦日Z1失神W-1初代王者Reina新章VTJ

10/9天龍船木柴田KH噂の真相K-1BLADE桜庭ヘンゾ佐野魂Reina修斗

10/2電通UFC安西伸一谷川貞治稲垣収GガニアMハント5王座ZERO1

9/25榊原UFC前田ニールセン全日王道IceRibbon長瀬館長新日キック

販売告知
許可なくの無断転載は厳禁であり引用可能なのはサイト宣伝文までが原則です。情報商材で知り得たいかなる記述も転用は堅くお断りします。公式Facebookシェア奨励のみならず宣伝文を超えて紹介したい場合は事前にご相談下さい。表紙画像等を送付させていただきます。