16年06月16日号アリ神新日W-1全日BレスナーUFCダンヘン最後キンボ死ラウェイ

 権力は時にどこかで必ず暴走してしまうもの。それを監視チェックするのがメディアの役割であり、ジャーナリズムの使命である。権威はまず疑ってかかって正解なのだ。アリ猪木にせよ、当時の「世紀の大凡戦!」の酷評をリアルタイムで目の当たりにした世代なら、今の美談で塗り固められたファンタジー伝説にはどうにも納得がいかない。比較的意識的な論客層でさえ、真実を求める姿勢が見られず情けない。また、文化人プロレスファンという厄介な、しかしなぜか権威だと思われている連中がさらに歪曲するものだから、歴史的試合の意義と本質が遠ざかる一方だ。ひとつに、アリが亡くなっても、日本だけが猪木戦を軸に故人を偲ぶから、余計に「猪木側からしか見てこなかった」問題が、アリへの正当な評価を阻んでいる。そこで・・・

 仙台での新日本プロレス決勝カードは田口隆祐vs.ウィル・オスプレイ、UFCはブロック・レスナーを担ぎ出し、見返りに来年のWWE『レッスルマニア』ではロンダ・ラウジーが顔見世だけでなく試合をする噂と、今週もオモテに出てない話題が満載だ。専門誌神格化の危険性にもメスを入れる、ダークサイド覚醒のシュート活字委員会が世界の話題を読み解き断言する!

 座談会~諏訪魔の戦線復帰でようやく戦力が整った全日プロだが、秋山準社長にとって一番気掛かりなことは、やはり曙率いる『王道』の団体化。曙を支援する馬場元子氏が3冠ヘビー級王座および道場の返還を求めてくる懸念が残っているからだ。だが、曙としてはハワイ進出を優先させたい考えだ。

 稲垣收のUFC情報~6月4日のUFC199に、元PRIDEミドル級&ウェルター級王者ダン・ヘンダーソンが出場し、"キューバの柔道王"ヘクター・ロンバードと大激闘の末、逆転KO勝ちした!かつてPRIDEで"ミドル級絶対王者"ヴァンダレイ・シウバを、ストライクフォースでは"皇帝"ヒョードルをKOしたダンヘンも、いまや45歳だが、その剛腕ぶりは健在だ。しかし試合後、本人から引退を示唆すると思われる発言も飛び出した…

 YouTubeで自分のストリート・ファイト映像を流して"世界一有名なケンカ屋"になった「キンボ・スライス」ことケヴィン・ファーガソン。米の総合格闘技団体エリートXCの試合は驚異的視聴率を集め、UFCにも出場した彼は、総合での実力はともかく、世界的に知られた格闘家の1人であることは間違いない。そのキンボが6月6日、42歳の若さで亡くなった。追悼の意も込めて「キンボ・スライス」とは何者だったのか振り返ってみたい。

 6月5日ミャンマー・ヤンゴンのラウェイ専用テンピュースタジアムでGreat Tiger Group主催のラウェイチャレンジファイトの第2弾『CLASH OF LETHWEI TIGERS (YANGON)』が開催された。今大会のメインカードは5月20日試合をやったばかりのスウェイ・シットアウンが2週間のインターバルで、5・1『ZONE 4』横浜文化体育館大会でタイ選手に豪快KO劇を演出したソーゴー・ムードと対戦。そして・・・

▼冬木薫逮捕!飯伏幸太WWEグローバル先行スクープNo.1
スマホ/アップルiOS全ディバイス対応DMM.com電子書籍配信開始


▼追悼特集:巨星墜つ!モハメド・アリ74歳で逝去
 by タダシ☆タナカ
・未知との遭遇「あんな怖い試合はなかった」アリの証言がすべてだ

▼炎熱のボクシング・ドキュメンタリー『フェイシング・アリ』2012


▼田口隆祐ウィル・オスプレイ『BEST OF THE SUPER Jr.』決勝関心度
 新企画:タダシ☆タナカ+シュート活字委員会編
・専門誌神格化の危険性~『UFC 200』~KAI選手絶対安静1週間会見
・新日フロントは大丈夫か? 権威の検証「絶望さえも光になる」?


▼座談会~曙『王道』の団体化よりハワイ進出を優先か


▼ダンヘンKO復活、しかし……
 Text by 稲垣 收
・ヒョードル、シウバをKOした"PRIDE二階級制覇"ダンヘンが
・柔道王ロンバードを逆転KO! しかし引退示唆発言も…
・ "完全決着連敗"を経験し、崖っぷちだったダンヘン
・打たれ弱くなった原因はショーグンとの2度の"死闘"のダメージ
・「ハーブ・ディーンが止めないでくれて助かった」
・「試合でハイを入れたのは初めて。あのエルボーも初めてだ」
・「これが最後の試合になるかもしれない」


▼追悼キンボ・スライス
 Text by 稲垣 收
・心臓発作で亡くなった"世界一有名なケンカ屋" 
・「キンボ・スライス」とは何だったのか?
・ハリケーンで家を壊され"窓なし車での避難生活"も経験
・用心棒をしつつ野試合「Mコンバット」映像で有名に
・ルッテンに弟子入りして総合でボクシング王者マーサーに勝利
・アボット、"ハイパー・パンク"トンプソンに秒殺KO勝利
・CBSで放送され450万人が視聴した大会で、代打ペトルゼリに
・秒殺KO負けし、"疑惑"で団体も崩壊!


▼ハイクラスのラウェイ大会を目指すGTG主催
 6.5『クラッシュ オブ ラウェイタイガース』
 Photo Myanmar Letwhay Association - M.L.A
 text 紅闘志也
・トップクラス同士のメイン2試合は早い回でのKO決着!
・5月ZONE日本大会でも豪快KOのソーゴー・ムードが豪快連勝!
・連戦のタ・ペイニョはローキックKO負け!
・10試合中7試合がKO決着!

▼タブー満載企画【海外情報局347】
 WWEジョン・シナとニュー・デイ合体!NXT中邑真輔キンシャサ!
・7・9『UFC 200』Bレスナー対Mハント正式発表
・テディ・ロングが番組に電撃復帰!WWEロウ大会
・SジョーFベイラー金網決着!ASUKA防衛!NXT新章開始
・ハーディ兄弟対決へ!TNAインパクト・レスリング
・アトランティス組が勝利!『CMLL 金曜日定期戦』
・LUが優勝!『AAA ルチャワールドカップ 2016』
・10年目の奇跡!MビスピンがKOで新王者『UFC199』
・加州『RFA38』生中継Tモイゼスがライト級王座防衛
・ブアカーオ完勝!自演乙敗退『Kunlun Fight 46』

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プロレス芸術とは?徹底検証! 猪木vsアリ戦の"裏"

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16年06月16日号アリ神新日W-1全日BレスナーUFCダンヘン最後キンボ死ラウェイ

商品コード weeklyfight039

価格 440 円

販売終了: 2020年12月31日 23時59分

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