最後はKAIが「1・2・3!自由だ!」で締めた!アイスリボン道場マッチ727

 5月21日(土)アイスリボン道場マッチ727試合結果&レポートが発表された。

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■ アイスリボン727
日時:5月21日(土) 18時00分試合開始/17時半開場
会場:アイスリボン道場
観衆109人(満員)

<第1試合 タッグマッチ15分1本勝負>
弓李、●宮城もち
 11分25秒 みやここクラッチ
○松本都、235
横浜文体で大日本の植木を含むトリオを結成し勝利した都と235がタッグを組み、もち&弓李と対戦。235が序盤からもち&弓李の標的となる。もちの重量級パワーと弓李の機動力で235を追い込んでいく。なんとか都につないだものの、今度は都が追い込まれてしまう。勝負所と見たもちがコーナーでのフットスタンプ、リバーススプラッシュでカバーに入るが、これを切り返した都は執念のみやここクラッチ。返されると再度みやここクラッチを仕掛け、これががっちりともちを捉えた都が逆転の3カウント。唖然とするもち、弓李を尻目に、跳ね回りながら勝利の喜びをアピールした都は「今日はパートナーがちょっと不安でしたが、私が危なげなく勝利しました。これで水曜日のニューヨークのベルトのタイトルマッチも勝ったも同然だと思っています。そしてKAI選手はインディ行脚とか言うわりに崖のふちプロレスに挨拶が無いのは引っかかりますけど」と語った。また試合に敗れた弓李が「今日でデビュー1000日目。勝利を収められるかなと思ったら、すごいごめんなさいって感じです。1000日目でKAIさんとお会いして、もっと自由さを学びたいと思います」と語ると、思わずKAIが「ダメです!ダメです!真っ直ぐ育ってください」慌てて止める場面も。

<第2試合 シングルマッチ10分1本勝負>
○ベーター・ノワール
 8分54秒 片エビ固め
●雪妃真矢
※スピーンボム
日本での試合が残り2試合となったベーター。この日の対戦相手はベーターの通訳係でもあった雪妃。序盤から試合を有利に進めたのは雪妃。ベーターの右腕に的を絞った執拗な攻撃を仕掛けていく。見た目は地味な仕掛けながら、1点集中攻撃はプロレスのセオリー。このベーシックな攻撃をきっちりと仕掛けていく。効果的な攻撃に苦悶の表情を浮かべるベーターだが、突破口を見出そうとパワーファイトを全開にして雪妃に対する。どうしても右腕のダメージからいつもの破壊力が望めないとみたベーターは腕に頼らず、全身でぶちかましていく。文字通りの肉弾攻撃に出た。パワー差のあるベーターに開き直られると雪妃は苦しい。なんとか流れを引き戻そうと、蹴りを仕掛けていくが、最後はベーターに豪快に担ぎ上げられ、スピーンボムでマットに叩きつけられてのカウント3。試合後、雪妃「ベーターと最初で最後のシングルマッチ出来て良かったです。ベーターとは道場とかでも良く話をしたり、一緒にお酒も飲んだし、来週ディズニーシーに一緒に行こうかなって話もしてるんです。でも今月末でベーターが帰ってしまうのがすごい寂しいです」と語り、ベーターも「もうすぐ家に帰ってしまうのが寂しい。雪妃とディズニーシーに行くのがすごい楽しみ。最後の道場マッチでは一つチャレンジしたい事があり、その前に雪妃と闘えて良かった。雪妃はタフでビックリした。来週のラストマッチ是非見に来てください」そして藤本から「次の28日がベーターの日本ラストマッチ。ベーターの希望でベーターの好きなハードコアをやりたいという事です。誰とやりたいと聞いて、もうメンバーが決まっています。6人タッグマッチ、ベーター・ノワール&松本都&藤本つかさvs藤田あかね&つくし&世羅りさ」と発表された。

<第3試合 タッグマッチ15分1本勝負>
藤本つかさ、○つくし
 11分10秒 ハルカゼ
●長崎まる子、テキーラ沙弥
前回(14日)の道場マッチで、目指すプロレスラー像を「猛スピード」と明言したまる子。その猛スピードの体現者として藤本、つくしの名前を挙げ、その2人との対戦を申し出た。ドロップキッカーズがまる子の要求を快諾。この日の対戦が実現した。開始早々、つくしを相手にスピーディな攻防をみせたまる子は、胸を張って「藤本、出て来い」とアピール。まる子の挑発にニヤリと不敵な笑みを浮かべてリングインした藤本は、リング上をぐるぐると走り回り、まる子を挑発。まる子も負けじと応戦。さらにエビ固めの応酬を展開するなど、自らが目標とする”猛スピード”プロレスを実戦してみせる。さらにまるコロリン、まる投げを決めていくなど、まる子の動きの良さが目立った。最後は丸め込みの応酬から、つくしがハルカゼを決め、まる子を沈めたが、ドロップキッカーズ相手に、堂々と渡り合った。試合後、まる子は「すごく楽しかったです。しかし、やってみて課題とか出て来たので、それをこれから練習して身につけて、いつかはこの2人(=藤本&つくし)から猛スピードの試合で勝ちを獲りたいと思います。」とアピールした。

<第4試合 タッグマッチ20分1本勝負>
世羅りさ、○KAI
 14分11秒 本家公認雁之助クラッチ
藤田あかね、●三富政行
WRESTLE-1のKAIの参戦表明を受けて、アイスリボンが用意したカードはミックスドタッグ戦。KAIのパートナーに名乗りを挙げた世羅は、KAIと2人でシングル王者タッグとしての出陣を宣言すれば、三富のパートナーとなったあかねは愛媛プロレス旗揚げを共に経験したタッグ結束力をアピール。いきなり場外戦を仕掛けたのはチャンピオンタッグ。雄たけびを挙げながら、KAIが三富を引きずり回す。リング上に戻ってもKAIの熱い暴走ぶりは変わらず。KAIの暴走ファイトに合わせ、世羅もまた思いっきりのいい攻撃でアシストする。三富をエアーズロックで叩きつけるなど、パワーも見せる。三富はどんな攻撃を世羅に仕掛けても会場のブーイングを浴びペースが掴めない。KAIもあかねを攻める際はブーイングを受けるものの、そこで勢いを止めない。初めてのアイスリボンの道場マッチのリングで、試合前にちゃんこを食べ逃したという不満こそあったものの、試合を堪能していた。途中、あかねが口の中を切りながらも気迫のファイトをみせ、三富がセコンドのアイスの選手をリングに上げ、コーナーのKAIへの串刺し攻撃の連射を仕掛けるなど、KAIのペースを乱しにかかるが、最後はKAIがラリアットからの本家公認雁之助クラッチで三富に勝利し乱戦を制した。試合後、4選手は「自由って何や?なんやようわからんし、めった痛かったけど、嫌いじゃないです。三富!お前、負けとるし。女子に顔(への攻撃)はいかんと思う」(あかね)「まず初めにアイスリボンのチャンピオンの世羅さんの顔を、すいませんでした。そしてもう1個、KAIさんが(道場外に出ようとして)近隣住民に迷惑を掛けるところだったんですけど阻止する事が出来ました。自由とはある種の制約のなかで生まれるものだと、私は思っているのですが、そんなKAIさんの自由をこれからもサポートしていきたいと思います。あと個人的なことなんですけど、僕はここの会場をですね、学生プロレスの潮吹豪時代からもう数えること何十回と使わせていただいて、今日実は初めてアイスリボンの本興行というか本体に参戦させていただいたのでとても感慨深いです。ありがとうございました」(三富)「KAIさんとのチャンピオンタッグ、極道タッグ、すごい楽しかったです。ありがとうございました」(世羅)「昨日めでたく33歳を迎えることができました!33歳の第1戦目がここのアイスリボンで、大変嬉しく思います。ありがとうございました!(同い年と知った藤本が激しく動揺する中)まさかこのアイスリボンっていう女子の団体に上がれるとは思わなかったので、本当に光栄です。また機会がありましたら、上がらせてもらってもよろしいですか!(好意的な声を受け)ということで、佐藤社長、よろしくお願いします」(KAI)と語った。藤本から前回の道場マッチに続き、「自分との防衛戦の後に戦いたい相手は誰か?」との質問を受けた世羅は「いいでしょう。今日はこの中にいますよ。松本都だ~っ」と絶叫。「はぁ?なんで私の先に松本都がいるの?なんなら私の前にやりなよ。どうせ世羅が勝つよ」と苛立ち気味の藤本に「いいでしょう。そのまま、気になっておいてください。信じるか、信じないかはあなた次第です。続く」と世羅。世羅の謎かけはさらに藤本を苦しめる。
また、座談会後の円陣でKAIへのサプライズバースデーケーキがアイスリボンから贈られた。「マジで嬉しい!ありがとうございます!マジで涙がこぼれそうです」と笑顔を見せるKAI。最後はKAIが「いくぞ!いくぞ!いくぞ!1・2・3!自由だ!」で道場マッチを締めた。

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