(C)Venator FC
5月21日(現地時間)にイタリア・ミラノで『Venator FC 3: Palhares vs. Meek』が開催された。
この大会は2015年からイタリアでスタートした新興MMA団体だが、過去2回はイタリアを中心とした地元選手を中心としていたのだが、この第3回大会は元UFCファイター、世界的にメジャーな選手を集めた豪華な大会となった。メインは、ウェルター級王座決定戦で、地元欧州枠と言えるノルウェーのエミル・ウェーバー・ミークと対戦したのは、あのホウジマール・トキーニョだ。一本勝ちを量産し、絶大な強さを誇ったものの、レフェリーの制しを無視して技を外さないなど反則行為を繰り返し、UFCから追放され、移籍したWSOFでも反則を繰り返した為、王座剥奪、無期限の出場停止処分になっている問題児だ。実質、北米から追放された形になっているので、欧州で試合を行なっている。しかし、試合は下馬評を覆しミークが完勝。寝技に持ち込みたいトキーニョがすぐにタックルを仕掛けるが、それを潰し亀状態になったトキーニョにパンチを叩きこむミーク。レフェリーがストップし、ミークが衝撃のTKO勝利となった。
更に、あのソクジュとマット・ハミルという元UFC戦士同士の対戦も実現し、ソクジュが勝利。更に2012年に引退していたジェイソン・ミラーが電撃復帰し、マティア・シャヴォリンと対戦したが、シャヴォリンにバックマウントをとられ、チョークで一本負けしている。
■ Venator FC 3: Palhares vs. Meek
日時:2016年5月21日(現地時間)
場所:イタリア・ミラノ
<ウェルター級王座決定戦>
○エミル・ウェーバー・ミーク(ノルウェー)
1R 0分45秒 TKO
●ホウジマール・トキーニョ(ブラジル)
<ミドル級王座決定戦>
○ルーク・バーナット(英国)
2R 2分32秒 TKO
●ステファン・クロイトル(ドイツ)
<ライトヘビー級>
○ソクジュ(カメルーン)
1R 0分37秒 TKO
●マット・ハミル(米国)
<ライトヘビー級>
○マティア・シャヴォリン(イタリア)
2R 3分10秒 リアネイキドチョーク
●ジェイソン“メイヘム”ミラー(米国)
5月21日(現地時間)にカンザス州トピカで『Victory FC 50: Wagner vs. Gallemore』が開催された。
この大会はカンザス、アイオワ、ネバダなどアメリカ中西部を中心に大会を開催しているローカル団体だが、日本のパンクラスや修斗と同じくUFCファイトパスで生放送されている。それに伴いカードも充実し、今大会のメインではヘビー級王座決定戦が行なわれ、UFC、ベラトール、タイタンFCというメジャー団体を渡り歩いたアベ・ワグナーと、同じくベラトールでキャリアを積んだダニエル・ギャルモアが対戦した。特にギャルモアは地元カンザス出身でニックネームも“ビッグ・カンザス”だけに大声援を浴びている。それを受けてスタンドでの殴り合いでギャルモアの右フックが炸裂。ワグナーがダウンすると、ギャルモアはすぐにギロチンチョークを極めた。これががっちり極まってギャルモアの見事な一本勝ち。地元凱旋で見事に新王者に輝いた。
■ Victory FC 50: Wagner vs. Gallemore
日時:2016年5月21日(現地時間)
場所:アメリカ・カンザス州トピカ
<ヘビー級王座決定戦>
○ダニエル・ギャルモア(米国)
1R 1分37秒 ギロチンチョーク
●アベ・ワグナー(米国)
<ライト級>
○アレキサンドラ・ピメンテル(ブラジル)
4R 3分59秒 腕十字
●ジャレド・メレコード(米国)
電子書籍版は金曜27日発売『週刊ファイト6月2日号』に収録されました。
週刊ファイト6月2日号新日IGF迷走wwe日本戦術nxt昇華宮原健斗関本大介UFCマクレガー
クリックして最新刊/新商品順の販売ページへ移動する
【国際情勢詳報ダントツNo.1!海外情報局】
週刊ファイト3月24日号WWEマクマホン親子喧嘩じゃクリーンTNAハーディWSOF
週刊ファイト3月31日号YOKKAOクンルンWWEハンセンCMLLタイファイトUFC
週刊ファイト4月7日号クンルンWWEスヌープ・ドックCMLLシベルTNAギャロウェイ
週刊ファイト4月14日号WWEレッスルマニアTNAラシュリーCMLルーシュMAXムエタイ
週刊ファイト4月21日号WWEアンダーソンUFCサントスKunlunFightシルクロード
週刊ファイト4月28日号チャイナ追悼UFCマクレガーWWE英国
週刊ファイト5月5日号WWEアンダーソンUFCジョーンズDJWベラトールTNAミラクル
週刊ファイト5月12日号WWEペイバックRAWマクマホン兄妹TNAラシュリーTHAI FIGHT
週刊ファイト5月19日号WWEアンブローズCMLLカト・クン・リー追悼UFC和蘭オーフレイム
週刊ファイト5月26日号UFCブラジル熱狂WWEフレアーTNA混乱グローリー北米