アイスリボン697!オレハピの2人がフィナーレの円陣を締めた!

 2015年12月12日アイスリボン697試合結果が発表された。

■ アイスリボン697
日時:12月12日(土) 14時00分試合開始/13時半開場
会場:アイスリボン道場
観衆115人(超満員)

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<第1試合 タッグマッチ15分1本勝負>
△藤本つかさ、つくし
 15分00秒 時間切れ引き分け
△大畠美咲、水波綾
大晦日の後楽園ホール大会でリボンタッグ王座の初防衛戦を行う藤本&中島のベストフレンズ。その挑戦者として逆指名したのが、大畠&水波のAvid Rival。タイトル戦を前に行われたの前哨戦。藤本はつくしをパートナーにドロップキッカーズで、ベストの態勢で迎え撃った。お互いの手の内を知り尽くしている藤本と大畠の心理面を含む攻防に加え、一撃が破壊力充分の水波のパワーファイト、そして藤本をフォローしながらも、要所要所で意地をみせるつくしの動きの良さが、試合をよりスリリングなものとし前哨戦はあっという間の15分ドローに終わった。中でも目立っていたのは水波の動き。大畠という司令塔を得て、持ち味が十分に発揮されたように思えた。この攻防に中島が加わる大晦日のタイトル戦はより激しい展開になりそうだ。試合後、藤本は「Avid Rivalさん。23日WAVEのタッグベルト挑戦するそうですね。そこでチャンピオンになってください。大晦日、アイスリボンの後楽園ホールでチャンピオン同士でタイトルマッチをしましょう。楽しみにしています」と王者同士での試合を要求。これに対して水波が「オイ、藤本…藤本―っ!お前、12月さんじゅう…。」と言いかけたところで、マイクを奪った大畠が「藤本―っ!お前、いいこと言うじゃねえか。うちらは23日にベルトを獲るよ。だからお前らは27日、なんか挑戦(=JWPタッグ王座戦)するんでしょ?そこでお前らもベルト獲って、(タッグ)2冠vs1冠で勝負だよ!ただ、試合が終わる頃には(Avid Rivalが)2冠と(ベストフレンズが)1冠になっているけどな。うちらの世代にしかできない熱い試合!やってやろうぜ!なあ!」と気合十分のコメント。またREINA参戦のため、藤本が欠席した座談会で再度マイクを取った大畠は「私の中のイメージで、あの2人はレスラー人生は順風満帆だなと。タッグになってからも1度も負けたことがない。でも挫折を味わわないと人は成長できないと思うので。私と水波が初めての挫折を味わわせてやろうと思います」と語った。また中島からのメッセージとして「勝つのは当然のこと。しっかり違いを見せつけたいと思います。2016年をベストフレンズの年にする為にも31日は勝って2015年を最高の形で締めくくりたいと思います」との言葉を進行役のつくしが代読。さらにつくしは「つっかさんのいいところは、苦労を表に出さないことなんですよ…ってつくしがほめていたっていうのを、ツイッターに上げてください。」と藤本をフォロー!?

<第2試合 シングルマッチ10分1本勝負>
○雪妃真矢
 6分28秒 片エビ固め
●長浜浩江
※スノートーンボム
前回の道場マッチで自身にシングルでの勝ち星がないことを語った雪妃。同期でもある長浜を指名し、初勝利を目指してのシングル戦に臨んだ。試合は足への集中攻撃で試合をコントロールしようとする雪妃に対して、長浜がドロップキックの連打を軸とし反撃に出る展開となった。長浜がややリードする形で試合が進んでいったが、エビ固めの攻防から先に立ち上がった雪妃がカウンター気味にサイドキックをクリーンヒットし、そのダメージが残る長浜に、コーナーからのスノートンボムを決めての3カウント。これが雪妃にとってデビューから1年1ヵ月を経てのシングル初勝利となった。試合後、コーナーに駆け上がり喜びを爆発した雪妃は、試合後の座談会で「シングル初勝利です~!デビューしてから応援してくださった方々に勝つ姿をやっとお見せできたなと。時間がかかってしまって本当にお待たせしました。」と感謝の意を述べた。

<第3試合 シングルマッチ10分1本勝負>
○宮城もち
 7分03秒 ずんだ餅クラッチ
●藤田あかね
復帰後低迷が続くあかねに対して、パンテラと同じスタンスで怒りを露わにしたのがもち。前回の道場マッチではあかねとタッグを組んだが、あかねが後輩の雪妃にフォール負けを喫したことで、もちの怒りも頂点に達した。そして、もちが要求して実現したこの日のあかねとのシングル戦。序盤からもちが先手を取り、あかねの痛めている左肩を狙ってじわじわと攻撃を仕掛けていく。余裕の笑みさえ浮かべるもちに対して、あかねも意地をみせる。カウンターのスパインボムでもちを豪快にマットに叩きつけ、アバラッシュホールド、さらに腕取りキャメルクラッチで絞り上げる。しかしもちもカウンターのバディシザース、エビ固めと反撃。ここであかねはコーナーに置いていた手錠を手に突進する。1発目はレフェリーに誤爆するも、2発目をもちの顔面にヒットさせ、一気にみかんでポーンからフォール。しかしレフェリーが誤爆のダメージから立ち上がれずうずくまったまま。レフェリーにあかねの意識がいっているところを、もちが巧みに丸め込みフォール。左肩の痛みに耐え抜き、気迫をみせたあかねだったが、またも黒星となってしまった。11月8日の神栖リボンでの復帰戦から未だに勝ち星がないまま、次回道場マッチでは再びパンテラ相手の6人タッグに挑むあかねは「あれだけ凶器を使わないと言って、使ってしまいました。、凶器を使ってでも勝たなきゃっていう、そういう思いをパンテラは伝えたかったんじゃないかなと思ったので今日は使いました。これからは使いません。来週パンテラとらぶっちゃとの6人タッグ。そこで全てをぶつけたいと思います」と語った。もちは「まだまだ勢いが足りないよ。あかねが思うよりもレスラーの世界は厳しいと思う。だから大先輩でも進化することを止めないんだと思う。だから新しいことも挑戦したり、失敗して、それでも歯を食いしばって、このリングに立ち続ける。そういう信念をあかねに持ってリングに上がって欲しいと思います。来週6人タッグ、潰してあげるので全力でかかってきて下さい」とあかねに対してエールを送った。

<第4試合 新田猫子引退ロード ハードコアリボン 時間無制限1本勝負>
●新田猫子
 12分40秒 エビ固め
○世羅りさ
※ダイビングダブルニードロップonアルミホイール&チェアー
大晦日の引退試合まで残り5大会。今回の引退ロードマッチでの世羅とのシングルは、両者がハードコアマッチでの対戦を希望。試合は凶器持ち込み自由のハードコアリボンルール、時間無制限1本勝負で行われることになった。序盤から得意の紙やすりで攻撃を仕掛ける猫子。直に肌をこすられた世羅は、その痛みに絶叫。剣道3段の世羅は竹刀を持ち出し猫子に応戦。さらにラダーを持ち込み、猫子を縛り固定しての串刺し攻撃に出る。しかし、これを逃れた猫子は世羅をキャメルクラッチに決めると、針金ハンガーを世羅の鼻の穴、耳の穴に引っかけて引っ張るというマニアックな責め技で応戦。竹ぼうきと竹刀の攻防、さらにラダーから天井の梁に移動した猫子が脳天チョップを決めるも、そのラダーを猫子の上に乗せた世羅がダブルニーを決め、さらに猫子の上に車のアルミホイール、そしてイス3脚を乗せてのダイビングダブルニーでフィニッシュ。自身の膝にも十分にダメージを受け苦悶の表情で世羅がカウント3を奪った。試合後、猫子と笑顔で健闘をたたえ合った世羅は「猫子さんのハードコア、その痛みをこの身にしっかり焼きつけておきました。12月31日までケガなく頑張ってください」と猫子にメッセージ。また猫子は最後のトライアングルリボン防衛戦の挑戦者として、手を挙げてくれたまる子と弓李の2人から「横浜のときはまる子を選んだので今回は弓李」と、19日に既にパンテラ・ロサとの6人タッグのカードが決まっている弓李を選出。これにより12月19日に行われるトライアングルのタイトルマッチは王者・新田猫子vs挑戦者・藤本つかさvs挑戦者・弓李となり、弓李が1大会2試合行う事に決定した。
また、新田猫子自信がプロデュースする引退前最後の26日道場マッチのカードを発表した。

<第5試合 ラストオレハピ タッグマッチ20分1本勝負>
希月あおい、○春山香代子
 17分41秒 片エビ固め
優華、●長崎まる子
※ダイビングギロチンドロップ
春山にとって最後のアイスリボン参戦。あおいとのオレンジハッピーズでラストマッチを迎えた。対角線コーナーにはアイスリボンで春山と未遭遇の若手2人、優華とまる子が立った。2人にとってはこれが春山との最初で最後の試合。オレハピのラストマッチに、メインとしての重責がのしかかる優華&まる子にとっては試練の一番となった。試合はオレハピらしいドタバタあり、連係あり、合体技あり、オレハピの集大成といえる展開。その中で必死に耐え、正面からの玉砕覚悟の攻撃を仕掛けていく優華とまる子の頑張りも大いに光った。特に試合前の代表挨拶で、前日にカニを食べ、カニアレルギーで顔が腫れ、涙目というまる子が、春山をまる投げに決め、春山のラリアットの連続ヒットにも何度も立ち上がる姿が印象に残った。試合はそのまる子があおいのダイビングセントーン、春山のダイビングギロチンドロップを浴びフォール負けを喫したが、メインの試合、そして春山のラストマッチを飾るにふさわしい熱戦を生み出した。
試合後「最初で最後の対戦でした。春山さんの蹴りは一生忘れません。ありがとうございました!でも自分とまる子はまだまだすごく弱いのですが、いつかこの2人で上に上がっていきたいと思います」と語る優華に、春山は「私のわがままでオリハピラスト、ありがとうございました。そして最後の最後にまる子と優華と当たって、アイスリボンにもいい新人がいるな、成長が楽しみだと思いました。悔しいっていう気持ちがあれば絶対に上に行けるんで、私も(2人の)成長した姿を観に来ようと思いました。」と語り、あおいは「自分も悔しい思いがあれば上にいけると、会うたびに香代子から教えてもらった事なので、私は今、チャンピオンですけど、その気持ちを忘れずに、これからもやっていこうと思いました。香代子、本当にありがとうございました」と春山への思いを語った。そして、座談会終了後、最後にあおいが春山に手紙で「自分の節目には必ず香代子がいました」と感謝の気持ちを伝え、アイス全選手からの花束が代表してまる子から贈られると、春山の目にも思わず涙が浮かんだ。春山から「本当にありがとうございました!あおいがいたから、私もアイスにこんなに出れたと思います。私のプロレス人生の中にあおいは必要な選手でした。今後はあおいがそういう選手を育てていくように頑張ってください」と最後の挨拶。これに対してあおいも「いつも、いつも私をハッピーにしてくれるのは香代子でした。香代子が私のハッピーメーカーだ」と応え、オレハピの2人がフィナーレの円陣を締めた。

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