(C)Photo Courtesy of UFC
12月11日(現地時間)にネバダ州ラスベガスで『The Ultimate Fighter 22 Finale』が開催された。
「ジ・アルティメット・ファイター」最新シリーズの決勝戦だが、メインはコーチ対決でフランク・エドガーとチャド・メンデスの対戦となった。元ライト級王者にして、現在はフェザー級に転向しており4連勝中と衰えを知らないエドガーとフェザー級暫定王座決定戦でフェザー級ランキング3位のコナー・マクレガーを追い詰めたものの敗れたメンデス。共に王座獲りに挑むにも負けられない試合だ。実力拮抗と思われたが、試合は、エドガーが完勝。エドガーの強烈な左フックがメンデスに命中し、ダウンで、レフェリーが即ストップ。エドガーが強さを見せつけた。
ジ・アルティメット・ファイター・シーズン22の決勝戦はアルテム・ロボフとライアン・ホールで争われ、ホールが判定勝ちで見事に優勝を果たした。
日本の川尻達也も登場。川尻は、WOWOWのUFC中継実況解説者である稲垣收記者による独占インタビューがあるのでこちらもご覧ください。
週刊ファイト12月17日号曙王道ミスター高橋希月あおい大武道川尻達也鷹の爪大賞先行
試合は稲垣記者のインタビューの通りの判定勝ちをした。
■ The Ultimate Fighter 22 Finale
日時:2015年12月11日(現地時間)
場所:アメリカ・ネバダ州ラスベガス
<フェザー級>
○フランク・エドガー(米国)
1R 2分28秒 KO
●チャド・メンデス(米国)
<“TUF 22”ライト級トーナメント決勝戦>
○ライアン・ホール(米国)
判定 3-0
●アルテム・ロボフ(ロシア)
<ライト級>
○トニー・ファーガソン(米国)
2R 2分54秒ダースチョーク
●エジソン・バルボーザ(ブラジル)
<ライト級>
○エヴァン・ダナム(米国)
判定 3-0
●ジョー・ローゾン(米国)
<フェザー級>
○川尻 達也(日本)
判定 3-0
●ジェイソン・ナイト(米国)
<ライト級>
○ジュリアン・エロサ(米国)
判定 2-1
●マルチン・ジョセク(ポーランド)
12月11日(現地時間)にカリフォルニア州コスタメサで『RFA 33: Townsend vs. Chavez』が開催された。
RFAはAXSTVで全米に生放送されている為、北米中堅MMA団体でも注目度が高く、レガシーFCと共にこのRFAで王者になるとUFCやベラトールというメジャー団体との契約出来る事が多い。またUFCやベラトールといったメジャー団体からリリースされた選手も、ここで実績を積む事によって再契約される確率も高く、実際、今大会のメインに登場するアーネスト・チャベスも元UFCファイターだ。対するは現在8連勝中で勢いに乗るアダム・タウンゼントと興味深い対決になった。試合は、激戦の末、僅差の判定でアーネスト・チャベスが勝利。UFC帰りのチャベスがメジャー団体の壁の厚さを見せたという感じだ。
■ RFA 33: Townsend vs. Chavez
日時:2015年12月11日(現地時間)
場所:アメリカ・カリフォルニア州コスタメサ
<ライト級/5分3R>
○アーネスト・チャベス(米国)
判定 2-1
●アダム・タウンゼント(米国)
<ウェルター級/5分3R>
○フィリッピ・フォゴリン(ブラジル)
2R 0分50秒 リアネイキドチョーク
●ジョー・メリット(米国)
<バンタム級/5分3R>
○ボストン・サーモン(米国)
3R 0分21秒 TKO
●キース・カーソン(米国)
<ウェルター級/5分3R>
○ホゼ・ディアス(米国)
2R 1分12秒 ニーバー
●アンソニー・ヘルナンデス(米国)
<ライトヘビー級/5分3R>
○ジャスティン・ジョーンズ(米国)
3R 3分10秒 TKO
●ルーク・ボンドレ(コンゴ)
<ミドル級/5分3R>
○カリル・ラウントリー(米国)
1R 1分42秒 TKO
●ジャスティン・ポレンデイ(米国)
<ライト級/5分3R>
○クリス・パディヤ(米国)
1R 4分07秒 リアネイキドチョーク
●マイク・セグーラ(米国)
12月12日(現地時間)にイタリア・トリノで『SUPERKOMBAT SPECIAL EDITION』が開催された。
事実上、K-1が活動休止となっている為、コンスタントに大会を開催しているスーパーコンバットは、グローリーに次ぐ世界的にもメジャーなキック大会となっている。地元ルーマニアだけでなく欧州各国にも進出、テレビ中継も欧州を中心とした世界93カ国で放映、特にユーロスポーツでライブ生中継されている事からも世界的には日本の団体よりずっとメジャーと言っても良いだろう。
しかも、今大会からは初のMMAマッチを開催し、キックとMMAの混合イベントとなった。これは、現グローリーヘビー級王者リコ・ヴァーホーベン、元K-1 MAX王者アンディ・サワーなど王者クラスのキックボクサーが相次いでMMAデビューした事でもわかる通り、UFCの世界的な成功からキックよりMMAの方が金になると二足のわらじを履こうとする選手が増えてきた事から、どうせなら、そうした場を普段、参戦している選手に用意しようという事だろう。今大会でも、ヘビー級エースであるラウル・カティナスがMMAデビュー戦を行う事になった。対戦相手はヤヌス・ダイレウスキーで欧州のローカル大会で負けが多い選手だけに、デビュー戦の相手としてはマッチしているだろう。試合は、カティナス相手にスタンド打撃勝負は避けたいダイレウスキーはすぐにタックルにいくが、これえおカティナスはギロチンで捕える。完全に極まらなかったものの、グランドで得意のパンチ連打で痛めつけ、再度、ギロチンを極めるカティナス。レフェリーがストップし、カティナスはMMAデビューで見事な一本勝ちとなった。
また、メインイベントでは通常のキックルールで、同じくエースであるカタリン・モロサヌが登場。相手は、グローリーにも参戦経験のある大型ファイター、モーリス・ジャクソンだ。いつも通り、試合開始と同時に前に出てジャクソンをコーナーに追い詰め左一発でダウンを奪うモロサヌ。追撃が後頭部に当たったと頭を抱えてアピールするジャクソンだが、試合続行。すぐにモロサヌはコーナーに追い詰め、頭を抱えてガードするジャクソンを滅多打ち。同じ様にジャクソンが頭を抱えてダウンしてしまい、モロサヌのTKO勝利(ジャクソンの失格)となった。頭を抱えて逃げ回るだけのジャクソンにお灸を据えたという感じでモロサヌが完勝した。試合後、モロサヌはマイクで「群衆の中のすべての女性でもモーリス・ジャクソンに勝つことができたでしょう。メリークリスマス!」と戦う姿勢が見えなかったジャクソンを揶揄して締めくくった。
スーパーコンバット中量級エースのボクダン・ストイカもダミアン・ガルシアの顎を右フックで打ち抜き、見事なKO勝利。ガルシアは大の字にぶっ倒れ、衝撃的な勝利だった。
■ SUPERKOMBAT SPECIAL EDITION
日時:2015年12月12日(現地時間)
場所:イタリア・トリノ
<メインイベント K-1ルール ヘビー級>
○カタリン・モロサヌ(ルーマニア)
1R TKO※ジャクソンの戦意喪失で失格
●モーリス・ジャクソン(米国)
<MMAルール ウェルター級>
△クリスチナ・ストイカ(ルーマニア)
ドロー
△マヤ・ブレテック(クロアチア)
<MMAルール ヘビー級>
○ラウル・カティナス(ルーマニア)
1R ギロチンチョーク
●ヤヌス・ダイレウスキー(ポーランド)
<K-1ルール クルーザー級>
○ボクダン・ストイカ(ルーマニア)
3R TKO
●ダミアン・ガルシア(スペイン)
<MMAルール ライトヘビー級>
○イオン・パスク(ルーマニア)
1R TKO
●イワン・ブリグファン(クロアチア)
<MMAルール ライトヘビー級>
○ロバート・ブリチェック(ポーランド)
1R TKO
●アレキサンダー・バーグマン(スウェーデン)
<K-1ルール ライトヘビー級>
○アレクサンドル・ネグレア(ルーマニア)
判定
●イマノル・ロドリゲス(スペイン)
<K-1ルール ライトヘビー級>
○ボクダン・ナスタセ(ルーマニア)
1R TKO
●チューダ・ツルカン(モルドバ)
<K-1ルール スーパークルーザー級>
○ルシアン・ダニレンク(ルーマニア)
1R TKO
●ビラル・メサウーディ(フランス)
<K-1ルール ミドル級>
○アマンシオ・パラスチフ(ルーマニア)
1R TKO
●アルキド・ファルコ(モロッコ)
<K-1ルール ライトヘビー級>
○アドリアン・ミツ(ルーマニア)
1R TKO
●スティリアノス・パラチラキス(ギリシア)
12月12日(現地時間)にロシア・ハバロフスクで『MFP: Cup of the Western Borders』が開催された。
ロシアで精力的に大会を開催しているMFPだが、今大会はエースであるエフゲニー・エロヒンが、世界的なファイター、タイタンの大巨人、リアル・アメリカン・ヒーローことジミー・アンブリッツと対戦した。MFPのエースとして、ジェフ・モンソン、ブレット・ロジャース、ヴァレンタイン・オーフレイム、マイク・カイルという世界的な大物を倒してきたロシアのエフゲニー・エロヒンだが、先日、中国で行われた『WSOF: Global Championship China 1』では、ヘビー級王座決定戦でジェレミー・メイと対戦したものの、エロヒンのアイポークで試合続行不可能となり、ノーコンテストで終わっている。エロヒンとしては本拠地に戻り、超大物であるアンブリッツに勝利したいところだ。アンブリッツは日本でも大活躍しており、こちらもロシアで勝利して、またメジャー団体に乗り込みたい。試合は、エロヒンが圧倒。タックルにくるアンブリッツをかわして打撃を当て、最後はボディへのパンチでアンブリッツは悶絶してダウン。エロヒンが1Rで見事にTKO勝ちした。
■ MFP: Cup of the Western Borders
日時:2015年12月12日(現地時間)
場所:ロシア・ハバロフスク
<ヘビー級>
○エフゲニー・エロヒン
1R TKO
●ジミー・アンブリッツ
<ウェルター級>
○タハール・ハッドビー
1R 2分22秒 TKO
●ルスタム・ボガティレフ
<ウェルター級>
佐藤洋一郎
判定 2-1
カルロス・アンドレス・モヤーノ・エレーラ
12月10日(現地時間)にフランス・パリで『Paris Fight』が開催された。
今大会のメインはフランス(※アフリカ系移民)の悪童、パトリス・カルテロンがメルヴィン・マヌーフ、ダニエル・ギタなどにも勝利している実力者、ジャバット・ポーツラックと対戦した。
かつてボブ・サップにもKO勝ちをしており、剛腕ぶりで有名なカルテロンは、フランスの旗を振り、フランス国歌で入場。試合はカルテロンが首相撲から膝蹴り、そして肘打ち連打であっという間にポーツラックを戦慄のKOで下した。カルテロンはバダ・ハリともお互いに殺してやると舌戦を繰り広げ、キャラが立っているので、もっとメジャーでも見たい選手だ。
■ Paris Fight
日時:2015年12月10日(現地時間)
場所:フランス・パリ
<ヘビー級>
○パトリス・カルテロン(フランス)
1R TKO
●ジャバット・ポーツラック(ボスニア・ヘルツェゴビナ)
12月11日(現地時間)(現地時間)にメキシコ・アレナメヒコで『CMLL 金曜日定期戦』が開催された。
メインではウルティモ・ゲレーロ率いるルード(悪役)軍が見事に勝利した。ゲレーロは現在、抗争中のサンダーと遂に最終決着戦、カベジェラ・コントラ・マスカラ(敗者、髪切りor覆面剥ぎマッチ)が2016年元旦に決定しており、それに向けて弾みをつけたようだ。
セミファイナルでは、因縁が生まれているマキシモとカマイタチがタッグで激突した。試合はカマイタチの反則暴走で反則負けするも、カマイタチがマキシモにカベジェラ・コントラ・カベジェラ(敗者、髪切りマッチ)を要求。マキシモも受けたので、近くに実現するという事だ。
更に、こちらも抗争中のベテラン同士、スペル・パルカとネグロ・カサスのシングルマッチも、カサスの反則負け。パルカは遂に最終決着戦カベジェラ・コントラ・カベジェラを要求。カサスは答えを出さなかったものの、実現すれば、これまた大物同士の髪切りマッチとなる。
更に2015年12月18日のアレナメヒコには、遂に初代ミスティコことカリスティコの参戦が発表された。CMLL離脱し、WWEでシン・カラとなり、WWE離脱後、AAAでミステシスとなったカリスティコだが、遂にCMLLに復帰する事になりそうだ。
■ CMLL 金曜日定期戦
日時:2015年12月11日(現地時間)
場所:メキシコ・アレナメヒコ
<6人タッグマッチ>
○ウルティモ・ゲレーロ、ショッカー、テリブレ
2-1
●リッパー、クラネオ、ミステル・ニエブラ
<6人タッグマッチ>
○ミスティコ、ルーシュ、マキシモ
2-1
●カマイタチ、エウフォリア、エフェスト
<シングルマッチ>
○スペル・パルカ
2-1
●ネグロ・カサス
電子書籍版は金曜18日発売『週刊ファイト12月24日号』に収録されました。
週刊ファイト12月24日号シング心RIZIN-IGF-UFC-WWE馬場元子曙パンクラス特大新日キック

クリックして最新刊/新商品順の販売ページへ移動する
【他媒体と圧倒的な差異~国際情勢詳報ダントツNo.1!海外情報局】
週刊ファイト10月22日号RAWケインTNAルードCMLLアトランティスYOKKAOセンチャイ
週刊ファイト10月29日号RAWレジェンドTNAイーサンTOPKINGシッソーンピーノーンKTMMA
週刊ファイト11月05日号WWEピンクリボンRAWヘルインアセルROHクンルンファイトTHAI FIGHT
週刊ファイト11月12日号週刊ファイト11月12日号WWEウーソーズTNAヤングCMLLクンルンファイト
週刊ファイト11月19日号週刊ファイト11月19日号ミルコ引退WWEロリンズ返上RIZIN榊原信行氏ベラトール
週刊ファイト11月26日号UFCロンダ敗北RAWフランステロ追悼TNAルードROHエルガン挑戦権
週刊ファイト12月10日号WWEシェイマスTNA決勝トーナメントCMLLスペル・パルカKSW