ドクトル・ワグナーJr.極悪非道狂い咲き！CMLL金曜定期戦

(C)CMLL

　9月4日（現地時間）にメキシコ・アレナメヒコでCMLL アレナメヒコ金曜定期戦が開催された。
　遂にCMLL復帰となったドクトル・ワグナーJr.とLAパークというレジェンド2人。ワグナーJr.は、超党派ユニット、ロス・インゴベルナブレスと合流し、ラ・ソンブラと組み、LAパークはレジェンドであるアトランティスと組んでタッグマッチを行なった。アトランティスとラ・ソンブラはCMLL年間最大イベント『アニベルサリオ82』でマスカラ戦（敗者、マスク剥ぎマッチ）を行なう事になっており、そうした意味でも4選手とも凄い因縁を抱えている者同士となったのだった。

　試合は、壮絶なものとなった。アトランティス怒りのアトランティダでワグナーJr.を仕留めると、ワグナーJr.がローブローでLAパークからフォール勝ちで両チームが1-1。そしてLAパークも凶器を使って攻撃するものの、最後はワグナーJr.がアトランティスにローブローからマスク剥ぎ。顔を隠さないといけないアトランティスはこれで戦線離脱。続いてワグナーJr.はLAパークにもローブローからのマスク剥ぎ！そのまま丸めこむが、肩がリングについていたのはワグナーJr.の方でLAパークのフォール勝ちとなった。しかし、LAパーク、アトランティスのマスクを両手に持つワグナーJr.が顔を隠してうずくまるレジェンド2人の前で猛アピール。このワグナーJr.は、LAパーク、アトランティスと長年に渡って抗争しており、マスカラ戦を主張し続けている。このレジェンド3人がマスクを賭けて試合する時が来るのだろうか？そしてアトランティスは、『アニベルサリオ82』での最大のピンチとなるソンブラとのマスカラ戦が待っている。さらに2015年9月11日大会でも、新たな大物レジェンド、スペルパルカの参戦が発表された。やはりレジェンドが世界のマット界を動かしているのだろう。

　しかし、この大会で観客と喧嘩になり暴言を吐いたという事でLAパークは早速、CMLLから契約解除を言い渡されてしまった。復帰してすぐという事で、非常に残念だ。

■　CMLL アレナメヒコ金曜定期戦
日時：2015年9月4日（現地時間）
場所：メキシコ・アレナメヒコ

＜メインイベント　タッグマッチ＞
○LAパーク、アトランティス
　2-1
●ドクトル・ワグナーJr.、ラ・ソンブラ

＜セミファイナル　6人タッグマッチ＞
○ミスティコ、ボラドールJr.、バリエンテ
　2-1
●ニエブラ、ネグロ・カサス、カベルナリオ

＜6人タッグマッチ＞
○ポルキー、ラ・マスカラ、ブルー・パンテル
　2-1
●ショッカー、レイ・ブカネロ、ボビー・サバラ

電子書籍版は週刊ファイト9月17日号世界の華名REINAラスト巌流島フジ坂口征二長瀬館長に掲載されました。