　9・2天龍プロジェクト最後の後楽園ホール大会。引退ロード第21戦、最後の自主興行は有終の美であった。控室コメントはタッグを組んだ柴田勝頼だ。昭和プロレスは公式にも直系継承されたことになろう。11・15両国国技館では、異次元王者オカダ・カズチカとの対決になる。
　83年5月11日早朝、WWWFのTV収録拠点ペンシルバニア州アレンタウンのハワード・ジョンソン・モーテルで、ジミー・スヌーカのガールフレンドだったナンシーさんが亡くなった。事故死として扱われたものの、当時から「スヌーカがぶん殴って殺した」という噂は流れていたものだ。
　現地時間2015年9月1日、そのスヌーカに32年後のコールドケースとして第3級殺人罪の審判が下った。告発のきっかけは2年以上前に発売されたこの事件の再審を訴える電子書籍『ジャスティス・デナイド（正義は拒絶）』の発売から。そしてついに審判の日を迎えたのだ。

　井上譲二の『昭和マット界　凄いヤツ・変なヤツ・おもろいヤツ』～ミスター・ヒト。1980年代初めから中盤にかけて新日プロの若手の修行地として注目されたカナダ・カルガリー。同地に定着しヒロ斎藤、高野俊二、平田淳二、橋本真也、馳浩らをサポートしたのがフリーの日本人レスラー、ミスター・ヒト（安達勝治）である。面倒見の良いことで人望はあったものの、乱れた私生活は悪い手本となっていた。

　8月29日（土）、ディファ有明にて『DEEP CAGE　IMPACT 2015』が開催。メインイベントに登場したDEEPフェザー級王者・横田一則は前蹴りでペースを掴み、高橋憲次郎に寄せ付けず判定3-0で圧勝。連勝記録を14に伸ばし5年間無敗となった。また、この日は女子JEWELSの大会も両方楽しめるサービス。オープニングファイトまで含めて全試合を超絶技巧のド迫力写真で完全再現。貴重なドキュメントの収録となっている。

　8月30日（日）東京・ディファ有明で開催された新日本キックボクシング協会『WINNERS 2015 3rd』今大会トリプルメインイベントのトリ、WKBA世界スーパーフェザー級王者・蘇我英樹（市原ジム）は、元ラジャダムナンスタジアム認定スーパーバンタム級王者ペッシーニ・ソーシリラック（タイ）と対戦、前に出るのは蘇我だがタイ選手のインサイドワークを崩せず有効打、蹴りの印象差で判定負け、5月大会での大月晴明戦に続き連敗となってしまった。この激闘を記事にした。

▼昭和プロレス伝承！柴田勝頼天龍プロジェクト最終章と天龍
　25周年G1クライマックスと裏MVPだったAJスタイルズの達成感！
　ジミー・スヌーカ32年後のコールドケース審判の日第三級殺人罪
　byタダシ☆タナカ

＜特別再録＞
▼30年後のコールドケース!?
　「ジミー・スヌーカのガールフレンド死亡は殺人事件！」と告発の電子書籍
　by タダシ☆タナカ

▼昭和マット界　凄いヤツ・変なヤツ・おもろいヤツby井上譲二
　
　第６回＝ミスター・ヒト（安達勝治）
　
　人生の学習をしないまま、この世を去ったおもろいオッサン

＜特別再録＞
▼追悼ミスター・ヒト　安達さんから聞かされた面白話を紹介
　by 井上　譲二

▼ミスターヒトさんがお亡くなりになられました～享年67 歳
▼10・4・24ミスターヒトお通夜、湿っぽいのが嫌いな故人には笑顔でお別れを
▼10・4・25快晴の日、プロレス界の巨星ミスターヒト告別式：グラフ特集
▼追悼！名伯楽ミスターヒト、（関西の１プロレスファンの想い出）

▼8.29DEEPディファ有明大会フェザー級王者・横田一則が14連勝
　Photo & 構成 by 永井鋭次
・高橋憲次郎を前蹴りで制圧！負けない37歳・横田一則5年間無敗
・第2代DEEPフライ級王者・和田竜光の蹴りが炸裂 1R KO勝利
・第2代DEEPフライ級王者・和田竜光の蹴りが炸裂 1R KO勝利
・今成正和がアキレス腱固めを極め1R21秒で韓国の刺客に勝利
・ライト級岩瀬茂俊が流血、奮闘するも下石康太に判定負け
・バンタム級五月女健が遠藤大翼との好勝負制し涙の判定勝利！
・田村ヒビキLUIZドロー江藤公洋3-0川崎泰裕
・オーロラ☆ユーキ3-0新居"コンバ王子"卓
・本戦一本勝ち続く安谷屋智弘-小田切勇新里佳彦-熊殺しの成田
・オープニングファイトフェザー級小川顕広TKO中野謙
・小池秀信引退式～今後はレフリー、指導者として再出発

▼8・29DEEP JEWELSディファ有明大会
・ストロー級王者・魅津希が藤野恵実下し防衛成功！
・バンタム級韓国からの挑戦者キム・ジヨンが端貴退け王座獲得！
・GRABAKAのMIYOKO引退エキシに関友紀子、V.V Mei、浜崎朱加
・富松恵美、代打抜擢された九州からの下牧瀬菜月に腕十字一本
・新鋭・向奈都美のMMA進出期待 2年ぶり復帰の杉本恵は不覚

▼8・30新日本キック協会『WINNERS 2015 3rd』ディファ有明大会
　Photo ＆text by 紅闘志也
・トリプルメイン蘇我敗退！瀧澤初防衛！麗也交流戦勝利！
・ムエタイ判定ならペッシーニ3-0の完勝
・TKO勝利で瀧澤博人が初防衛に成功した
・スピードに優る麗也が終始ペースを握り判定で圧勝

▼タブー満載企画【海外情報局307】
　WWEスティング効果視聴率アップ！TNA団体経営権賭け大一番
・RAWスティング&Jシナ共闘！Sロリンズ悪夢展開に
・JジャレットGFWと全面戦争開戦TNAインパクト・レスリング
・Zセイバー Jr.優勝PWG『バトル・オブ・ロサンゼルス2015』
・LAパーク、DワグナーJr.遂に復帰！CMLL金曜定期戦
・Mギラードが判定で敗れる波乱！『ベラトール141』
・アレックス・モロノが見事にTKO勝利『レガシーFC44』
・Aルング完勝！『RXF19コンバット・フィスト・ガラツ』

★一緒にカートに入れて合わせて読めばさらに楽しめる！

別冊109マット界金字塔25周年G1極みの夏2015新日本プロレス総括