KオメガJコブIWGP-USブライアン襲撃BCC アダム・コール復帰AEW

■　AEW Dynamite
日時：3月29日（現地時間）
会場：米ミズーリ州セントルイス　チャイフェッツ・アリーナ

　この日、現地米国で放送するTBS局では、2時間のDynamiteに続けて新番組『オール・アクセス』が始まり、新日本プロレスとの合同興行『Forbidden Door』の脳震盪以来、9ヶ月休んでいたことになるアダム・コールの試合復帰戦がトリ、続けてのリアリティー番組の第1回が復帰までの道程と、ブリット・ベイカーとのカップル世話話になるため、やや試合順番の構成に不満の残る編成だったが、とりあえずは”ジャングルボーイ”ジャック・ペリーがDeliteのおっさんマット・ハーディ w/イーサン・ペイジを後頭部エルボーで下すカードから。当然ながら途中でHOOKが出てきて、イーサンを排除する場面もありました。

　ダルトン・キャッスルと孔雀ボーイズはほとんど入場だけで、一応6人タッグらしいんだがBlackpool Combat Club(BCC)のジョン・モクスリー、クラウディオ・カスタニョーリ、ウィラー・ユウタが最初から奇襲して試合がいつから始まったのかと思っていたら、クラウディオのリコラボムが孔雀ボーイに決まって、あっと言う間のことでした。但し、BCCはまたあとで出てきます。

　日本からの視聴者には注目のIWGP US王座防衛戦。まぁケニー・オメガとジェフ・コブなんで、そりゃ安定の良い試合ではあったけど、前週のAAAからの刺客ヴィキンゴ戦、もの凄いウルトラC技攻防のインパクトが強すぎて、大きな印象にはならなかったかも。

　片翼の天使が決まって防衛なんだが、そこだけでは終わらずリングをBCCの3人が包囲する。そこに、ブライアン・ダニエルソンが救援するかのような素振りで手を差し伸べてケニーを立たせるのだが・・・。しかし、ブサイク・ニーにYESロックと、やはり敵というエンディングに。ちょっと、どっちなのかわからない時期もあったが、やはりブライアンはBCC軍なのであった。

　最初と、中盤のヤマ（今回のオメガとコブ）、最後が重要な2時間番組Dynamiteだけど、新番組のスタートもあり、残りはややダレてしまったかも。ジュース・ロビンソンの事前収録プロモは、目をひん剥いて怒鳴っていたので迫力ありましたけど。AEWインターナショナル王座戦として、オレンジ・キャシディがザ・ブッチャーをビーチブレイクで仕留めるカードは、当然ながらベストフレンズが相棒のブレイドを排除する場面のオマケ付き。

　続くルビーSOHO w/アウトキャスツ（サレヤ&トニー・ストーム）は、足をロープに乗せてのズル勝ちロールアップでウィロー・ナイチンゲールを下すんだが、善玉軍には里歩とスカイ・ブルーが救援にという、これはもう前にやっている単なる焼き直しでした。