[ファイトクラブ]業界Game Changer好試合連続AEW新日Forbidden Doorシカゴ大熱狂

[週刊ファイト7月7日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼業界Game Changer好試合連続AEW新日Forbidden Doorシカゴ大熱狂
 禁扉MOX暫定AEW王者 FTRタッグ三冠 PAC大陸王者 旧セザーロ契約
 (c) AEW タダシ☆タナカ+シュート活字委員会編
・学プロ出身タナが”Go Ace”合唱呼ぶ6・26猪木アリの日メインに立つ
・腕壊セール三味線露呈クラウディオ・カスタニョーリ20回スイング終幕
・事前の怪我人続出から呪われた大会とも評されたのに蓋を開ければ
・Buy-In後藤洋央紀ヨシハシ憎まれ役のQTマーシャル&アーロン・ソロ
・ランス・アーチャーぶっ殺しニック・コモロトだが鈴木軍イチバンTシャツ
・デスぺ金丸こんな技選手なのか紹介は満点 合わせるSwerve上手い
・NJstrongアピール意図納得も印象残せず8人ガンクラブMキャスター
・♪風になれ大合唱みのるジェリコ絵になる本戦開始Eキングストン海野
・AEWのROH買収から鉄板観測だったFTR三冠までの経緯深層追及
・現地媒体予想Mブラックも4way元ドラゲー王者PACが初代大陸王者
・誰もがわかってた寝るクラーク・コナーズcomeback美味しい役得の妙
・Dアレン63歳Sting飛翔!鷹木信悟お披露目ファンタズモYバックス
・前半じっくりJoshi Puroresu披露サンダー・ロサ防衛トニー・ストーム戦
※part2に続く

 現地6月26日、シカゴで新日本プロレスとAEWの合同興行『Forbidden Door~禁断の扉』が開催され、最初から最後まで超ハイクオリティの試合が連続、会場は最初から湧きっぱなしとなる掛け値なしの年間最高大会が行われた。WWEと熾烈な戦争を続ける米マット界、いや世界業界地図のGame Changerとなったと早くも評されている。現体制の新日本プロレスとしては、ROHとの合同興行となった2019年、現地4月6日の『G1 SUPERCARD』MSG大会以来の大箱興行となるが、それとは規模の面でも内容の質からもまったく比較にならない大盛況、本物の大成功イベントとなった。

 どこまでも濃く、深く本誌はアメプロ通スタッフ総動員して全試合とその舞台裏、余波までを徹底的に紹介、分析検証を試みる。サイト版と電子書籍ジャーナル収録の完全版があるが、前者は[ファイトクラブ]記事として冒頭のみ公開となるため、トリとなった暫定AEW世界王者戦から。以降は試合順に従って500枚に及ぶ豊富なグラビアをも使い、各試合の肝を徹底的に紐解く。

■ AEW/新日本プロレス Forbidden Door
日時:6月26日(現地時間)
会場:米イリノイ州シカゴ ユナイテッド・センター(16,529主催者発表 満員15,323人)

学プロ出身タナが”Go Ace”合唱呼ぶ6・26猪木アリの日メインに立つ
<第9試合 暫定AEW世界王座決定戦>
○ジョン・モクスリー
 18分20秒 パラダイムシフト
●棚橋弘至

 オフレコ 学生プロレス出身、新日本プロレス1999年のデビューから23年、現在45歳になったタナが、この超大舞台のメインを務めるという運命の巡り合わせ。AEW最初の登場となったセントルイスでは、お客さんもどう声援していいのかわからず、ぎこちなく「タ・ナ・ハ・シ」と合唱してたんだが、今回は登場のスクリーンに”Go ACE”と出たこともあり、やがて試合途中には自然発生で”Go Ace”のコールが巻き起こる。涙なしには見れないメインだった。

―― 念のため。写真左上でお客さんがリングでない方向を向いているのは3階席でケンカが始まったから。それだけヒートアップしたからなんですが・・・。警備員に連れ出されたそうですけど。ただ、掟破りのテキサス・クローバーをMOXが繰り出したりと非常に練ってありました。

オフレコ MSG大会のメインはIWGP王者ジェイ・ホワイトにオカダ・カズチカが挑戦者の図式だったんで、タナがメイン、3年寝かしてきたジョン・モクスリー戦という図式がどれだけ感慨深いことか。そして実況でも6・26がMMAの原点である猪木アリの日であることが紹介される。

―― せっかく流血ナシで進んだ大会なんですが、最後の試合で流血。トニー・カーンは現地のシンパの媒体に「ハードウェイだった」と言ったんですけど、さぁどうだか。箇所からしてジュースだと思います。

オフレコ もっともよく考えてあって文句はない。タナはカミゴェまで繰り出す。

―― フィニッシュはパラダイスシフト、日本ではデスライダーが決まるんですが、期待に応えてイイ試合やってくれたと思います。最後まで凄い大会でした。

オフレコ ただ、その余韻で終われば上的過ぎるくらいだったんだけど、次回Dynamiteになる『Blood & Guts』の予告編というか、全員集合の乱闘になったのは功罪あったかもな。

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