[ファイトクラブ] Stand&Deliver同期CヘイズNXT戴冠Bブレイカー卒 JガルガノGウォーラー

[週刊ファイト4月13日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼Stand&Deliver同期CヘイズNXT戴冠Bブレイカー卒 JガルガノGウォーラー
 photo by George Napolitano タダシ☆タナカ編
・ナポリターノ記者快挙Pメイビア Rジョンソン ロック エヴァ4世代撮影
・エヴァ初試合ダイアド退団?様々な裏事情絡むKickoffでの8人タッグ
・インディ・ハートウェル夫デクスター・ルミス肩車ハシゴ6way女子王者
・タッグ王座ジョーC合流のガラス防衛トニーD&スタックス、クリード兄弟
・ドラゴン・リー初ウェス・リー防衛IドラゴノフJDマクダナ高速アクシアム
・ジョニー・レスリング(ガルガノ)子守Cレラエ帰還グレイソン・ウォーラー
・英国アルバ・ファイア&アイラ・ドーン旧新交代Kジェームス&Fヘンリー
・2021年2月同期カーメロ・ヘイズとブロン・ブレイカーがトリなのがミソ


■ WWE NXT Stand & Deliver
日時:4月1日(現地時間)
会場:米カリフォルニア州 ロサンジェルス Crypto.comアリーナ


 なにしろ『レッスルマニア』が2日間開催になって以来、近年はもうずっとレスリングの質では一番の内容だったと評されるNXTのPPV大会なのだが、東海海岸の時間に合わせるため今回は朝の10時(東部時間では午後1時)から『NXT Stand & Deliver』が中継されることに。現地客は夜の『レッスルマニア初日』にもハシゴ観戦が間に合います、ということだ。
 だからといって、業界関係者の注目もあれば、なにしろ便乗商法で凄い数のインディー大会が週の初めから競合で開催される。それらと比べて中身はダントツだったとの評価を得らなければ面子が潰れることになり、良いカードや面白そうなマッチメイクを揃えてきた。こういう大会は毎週見ているフォロワーと、初めて試して見る客の両方を満足させないといけない。


 さらに本誌にはジョージ・ナポリターノ記者のアジェンダもあった。なにしろロック様ことドウェイン・ジョンソンの新作映画『ブラックアダム』のレッドカーペットにおいて、わざわざ話しかけられて長年の業界への貢献を感謝された場面が全国ニュースで報じられたからだ。これでナポリターノにとっては、ピーター・メイビア、ロッキー・ジョンソン、ロック、そして実娘エヴァのデビュー戦と、4世代の写真を撮ったことになり、世界の誰にも破ることのできない歴史記録を塗り替えることになったからだ。

 ジョージ・ナポリターノ記者とは親子で懇意にしていた。日本側本誌もロッキー・ジョンソンのMSG定期戦試合やサンフランシスコ参戦を撮ってきている。


 そしてジョー・ゲイシー率いるスキズム軍としてテレビ番組には何度も登場していたが、チェイス大学との全面戦争8人タッグで、やはり『レッスルマニア』週間に試合デビューとなったのだから押さえないわけにはいかない。
 もっとも、東京で写真入稿を舞っている記者としては、毎週見ている番組のキックオフ・ショーなんか、おさらいなんだから見なくてイイと飛ばして本編から視聴を始め、また、ネット断ちというか、他が先にどう書いているかなん絶対に見ない、プライドが許さないため、結局最後の試合が終わって、「あれ? チェイス大学との試合はどうなったんだ?」とボケたことになり、あとからキックオフ・ショーだったと納得することになる。いつも思うが、キックオフ・ショーは、どこにあるのか探すのに苦労するんです。完全リアルタイムで見るならともかく、「今週はWM優先なんで入稿はあとで良い」と打ち合わせしていた手前、余計にわからなくなって困りました。

エヴァ初試合ダイアド退団?様々な裏事情絡むKickoffでの8人タッグ
<KICKOFFショー 8人タッグ戦>
[スキズム]ジョー・ゲイシー ダイアド(リップ・ファウラー&●ジャガー・リード) エヴァ・レイン
 11分09秒 合体フラットライナー
[チェイス大学]アンドレ・チェイス ○デューク・ハドソン ティア・ヘイル タイラー・ベイト


 あらためて探して見たKickoffの軍団全面戦争、スキズム内のリバプールの風であるダイアドが退団を申し出たとか、あとから思えば「だからこうなったのか」もあるのだが・・・。
 エヴァに絞るなら、スキズム軍で出てくる分には目立たなかったのが、チェイス大学の紅一点ティア・ヘイルと対峙すると身長だけでなく、サモアの血というか横幅も大きいことが明瞭に。


 試合はデューク・ハドソンがスキズムに勧誘されていったんはTシャツまで着るんだが、それはブラフでという展開に。注目のエヴァは、女子のティアとちょこっと段取り通りにやりあってはいたけど、お世辞にも「凄いデビューだった」とは記せません。
 スキズム勝利ならチェイス大学の運営権を盗られる権利が賭けられた全面戦争、デューク・ハドソンが目立ってました。

 エヴァ、まぁ長い目で見てやって下さい。

インディ・ハートウェル夫デクスター・ルミス肩車ハシゴ6way女子王者
<第1試合 NXT女子王座6wayラダー戦>
[王者]ロクサーヌ・ペレス
 17分02秒 ハシゴの上に吊るされたベルト獲得
[挑戦者]○インディ・ハートウェル w/デクスター・ルミス
※他にティファニー・ストラットン、ライラ・ヴァルキュリア、ゾーイ・スターク、ジージー・ドリン

 なにしろ本編から視聴して、あとからKickoffショーを探して見た順序になってしまった。なので本編から見た場合、ティファニー・ストラットンの入場からで、「ほらね」だったのが正直なところ。続いてライラ・ヴァルキュリアであり、すでに3人はリング上という放送開始なのであった。
 ところがKickoffショーを見ると、ちゃんとゾーイからの入場をやっている。本編をティファニーからにしたのは完全に意図的ではあるんだが、こっちが期待したのは無理もないだろう。

 最後に王者ロクサーヌ・ペレス入場なのは当然のこと。但し、里村明衣子戦後に倒れて救急車送りになり、ショーン・マイケルズ監督への直訴から無理やり復帰という物語進行になっている。つまり、ファールされずに王座を手放すということであり、まだ21歳なんだしこれはある種のプロテクト策でもあるのだ。
 ちなみにミュージカル映画『シラノ』が洋画チャンネルに降りてきている。もう何度もテレビ、舞台、映画になっている古典題材なんだが、今回のは小人俳優ピーター・ディンクレイジがシラノ役で、滅茶滅茶良いのである。嗚呼、愛しのロクサーヌ・・・。

あと、ロックの母親アタ・ジョンソンさんも孫娘のデビューを見に来てました。

 試合は、ジージーがハシゴを登ろうとすれば、5人の選抜には入ってない宿敵のジェシー・ジェインが出てきて突き落とすspotを挟み、最後はもう気力が尽きていたインディを、肩車で持ち上げた夫デクスター・ルミスのおかげでHappy Endingという、予想してなかった結末に。
 まぁ、繋ぎの短命王者になるとは思うが、『レッスルマニア』に出番のなかったデクスターをここに使う手があったのか。

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