[ファイトクライブ]ギャン期絶好調のウナギ・サヤカに迫る! そもそもギャン期って何?

[週刊ファイト4月6日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

 昨年10月より、「ギャン期」が始まったウナギ・サヤカ。現在も女子・男子問わず多くの団体に上がり、神取しのぶ、タイガー・クイーン、ジャガー横田に諏訪魔・・・スターダムの枠で難しかった対戦を次々に実現。ギャン旋風を起こしている。そんな旬のウナギの横顔に改めて迫ってみた!

▼ギャン期絶好調! ウナギ・サヤカに迫る! そもそもギャン期って何?
 photo & text by 西尾智幸
・2019年1月、赤井沙希を相手に東女でデビュー
・スターダムに登場した翌月にいきなりベルト戴冠
・そもそも「ギャン」って意味は?
・短期間でこれほど多くの団体の出場した選手はいない?
・人気はウナギ登り!彼女が出ればチケットは売れる
・GLEATでは宮城倫子との因縁勃発!
・ウナギが長与千種に弟子入り?!
・絶好調のギャン期。次は鈴木みのると対決?


ギャン期絶好調! ウナギ・サヤカに迫る! そもそもギャン期って何?


 ウナギは2019年1月4日、東京女子で「うなぎひまわり」としてタッグながら赤井沙希を相手にデビューするも、2020年9月に退団し、11月にはウナギ・サヤカと名前を変えスターダムに登場。中野たむ、白川未奈と「COSMIC ANGELS」を結成し、翌月には早くもアーティスト・オブ・スターダム王座(6人タッグ王座)を奪取する。


 2021年2月には、「ウナギ・カブキ7番勝負」としてジュリア、岩谷麻優、朱里らトップ選手と対戦。全敗ながらインパクトは残した。
 3月3日に行われた「スターダム10周年記念」ではオールスター・ランブルに出場。24選手出場する中、最後に愛川ゆず季を破り優勝。
 7月には、フューチャー・オブ・スターダム王座を戴冠する。
 更に、5★STAR GPでは、中野たむ、AZM、上谷沙弥から勝利を挙げるなど、順調に実績を残して行った。
 2022年に入り、ディアナやガンバレ☆プロレスと他団体のリングに上がり出す。
 そして、この年も期待された5★STAR GPだったが、12戦中2勝しかできず。それを踏まえ、失った自分らしさを取り戻すため、10月より『ギャン期』に突入!!

▲2冠王者だった頃(2021年8月7日 林下詩美戦)

『ギャン』とは、アロハみたいに、おはようからおやすみ、めっちゃとか、何の意味でも使える言葉と、YouTubeで本人が語っている。
 以降、JUST TAP OUTのAoi戦を皮切りに、ディアナでは、8人タッグで神取しのぶ、W井上、タイガークイーンと激突。仙女ではなんと、橋本千紘・優宇の巨漢コンビに2vs.1のハンデ戦に臨むなど、いきなり活躍の場を広げる。
 結局、この後スターダムには2回だけスポット参戦し、12月29日両国大会では、白川の復帰戦にピンクカブキとして出場するが、試合後、白川は「ピンクカブキはもう終わりだよ! 見てる方向が違いすぎる。これが、私の覚悟だよ!」と言い放ち、コンビ解散宣言となった。
 ただ、ギャン期の勢いは女子団体だけにとどまらず、ZERO1、ストロングスタイル、そして全日本まで登場し諏訪魔とも対峙した。フリーの選手でも、この短期間でこれほど多くの団体の出場した選手は思い浮かばない。

 出身は大阪であり、見た目の派手さは将来の大阪のおばちゃん確定である。向後桃がスターダムのリングに上がった辺りから、「私が査定してやるよ」という台詞が始まり、以降大先輩であろうがタメ口で、この台詞をいうのがお約束となってきた。
 しかし、先輩に話す時は、そういいながらも、完全に“上からキャラ”になりきれないところが垣間見られ、それがまた愛されキャラとなるのか?

 団体側としても、“ひつま武士”と呼ばれるウナギファンが流れて来てくれるので、使い甲斐があるのだ。22年11月27日のマーベラス博多大会では、ウナギだけで100枚チケットを売るという偉業をやってのけた。まあ、今やギャラは破格だという噂だが、20人でも連れてきてくれるなら、団体としても全然OKだろう。 まさに、人気は“ウナギ登り”である。
 更に、GLEATにも登場。2月15日に細川ゆかりを倒し、3月21日では、青木いつ希と噛み合わないコンビを組み大阪に凱旋。この日も満員御礼であった。

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