4日、新日本プロレスが東京ドーム大会2連戦の初日を開催した。
飯伏幸太がキャリア16年半で初のIWGPヘビー級王座奪取となった。メインで飯伏は、内藤哲也の保持する2冠王座(IWGPヘビー級&IWGPインターコンチネンタル)に挑戦する。同世代である内藤にはトップ戦線で先を越されていたが、飯伏は2年連続G1クライマックス制覇によりイッテンヨンのメインに2年連続で立つ。それでも内藤の壁は厚く、コリエンド式デスティーノをはじめとする引き出しを開けられた飯伏は劣勢を強いられる。必殺のカミゴェを見舞っても3カウントに至らず、焦る飯伏に内藤はバレンティアを追撃。なおもデスティーノ狙いの内藤に対して、飯伏は盟友ケニー・オメガのVトリガーを想起させるショートレンジニーアタックを放つ。飯伏によるカミゴェ追撃によって続けざまに脳を揺らされた内藤は、3カウントを聞くしかなかった。
飯伏の生涯初の頂点奪取を認めた内藤は、自らの手で飯伏に2本のベルトを授与する。大会直後にはオメガが海の向こうから「ようやくですね。おめでとう」とツイートした。されど飯伏に休息はなく、5日のドーム大会2日目には難敵ジェイ・ホワイトの挑戦を受ける。
■ 新日本プロレス バルサン Presents WRESTLE KINGDOM 15 in 東京ドーム
日時:1月4日(月)17:00
会場:東京ドーム 観衆12,689人(主催者発表)
<第0試合/『KOPW 2021』進出権争奪ニュージャパンランボー>
チェーズ・オーエンズ、バッドラック・ファレ、BUSHI、矢野通の4人残り(34分40秒)
※この4選手が1・5東京ドーム大会『KOPW 2021』決定戦4WAYマッチ進出権を獲得
(退場順)
1:永田、鈴木、3:ヘナーレ、4:後藤、YOSHI-HASHI、6:真壁、7:DOUKI、8:裕二郎、9:石井、10:本間、11:天山、12:ロッキー、13:SHO、14:タイガー、15:ゲイブ、16:辻、17:上村
<開会宣言>
特別プロモーターに就任したとんねるずの木梨憲武さんことドン・キナシさんがリングイン。木梨さんがサプライズゲストを呼び込むと、『パワーホール』のテーマ曲に乗ってタキシード姿の長州力がお孫さんを抱いて入場。
▼すっかり人格が変わった長州力。冴え渡る?Twitterで人気再燃!
by 井上譲二
・高齢でのモテモテぶりはサプライズかつミラクルと言えるだろう
・現役引退後に“長州ブーム”が巻き起こった要因は何なのか
・その頃の長州に逞しさと賢明さを感じたものだった
・「長州が嫌いか?」と聞かれたら、ほとんどの人の答えはノー
<第1試合/「BEST OF THE SUPER Jr.27」優勝者vs.「SUPER J-CUP 2020」優勝者スペシャルシングルマッチ>
[SJC2020優勝者]
●エル・ファンタズモ
17分46秒 ウラカン・ラナ
〇高橋ヒロム
[BOSJ27優勝者]
※ヒロムが1・5東京ドーム大会でIWGPジュニアヘビー級王座に挑戦することに
<第2試合/IWGPタッグ選手権試合>
[挑戦者/WORLD TAG LEAGUE2020優勝チーム]
〇タンガ・ロア
タマ・トンガ
19分18秒 エイプシット⇒片エビ固め
ザック・セイバーJr.
●タイチ
[第87代王者]
※タイチ&ザックが3度目の防衛に失敗。タマ&タンガが第88代王者組となる
<第3試合/IWGP USヘビー級挑戦権利証争奪戦>
[挑戦者]
●小島聡
14分12秒 go 2 sleep⇒片エビ固め
〇KENTA
[権利証保持者]
※試合前にジョン・モクスリーが「ついにオマエたちの前に帰って来るぞ。東京ドームの後に挑戦権利証を持ってるヤツは覚悟しておけ。オレは準備できてるぜ」と映像メッセージ
※KENTAが権利証の防衛に成功
<第4試合/スペシャルシングルマッチ>
●グレート-O-カーン
17分13秒 ハイフライフロー⇒片エビ固め
〇棚橋弘至
<第5試合/スペシャルシングルマッチ>
●ウィル・オスプレイ
35分41秒 レインメーカー⇒片エビ固め
〇オカダ・カズチカ
<第6試合/IWGPヘビー級&IWGPインターコンチネンタルダブル選手権試合>
[挑戦者]
〇飯伏幸太
31分18秒 カミゴェ⇒片エビ固め
●内藤哲也
[第72代IWGPヘビー級&第26代IWGPインターコンチネンタル王者]
※内藤が両王座2度目の防衛に失敗。飯伏が第73代IWGPヘビー級&第27代IWGPインターコンチネンタル王者となる
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